これまでほんの少数の人に「落書き帖」なるものを送付してきたのですが、今回、ホームページを作って一般の人にも読んでもらおうと思いました。不特定多数の人に読んでもらうのには、若干の抵抗もあったのですが、中には興味を持っていただける人もいるのではないかと期待しています。私の関心の赴くままに書いていきますので、興味を持たれた方は、是非メールをください。
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この時期、ギリシアには数の学問、算術そのものはまだ発明されていませんでした。計算技術だけが重宝されていたのですが、これは logistic(λογιστικοs)と呼ばれていました。ギリシアの伝承では、フェニキアから伝わったとされ、これが基盤になったと考えられています。とは言っても、ギリシアに全くなかったわけではなく、それ以前にも、神官階級の間では、数の神秘主義的知識は知られていました。logisticはミレトスや後のコリントの商人には大切なものであったでしょうが、交易・商業に必要な技術と見なされていたでしょう。
少し後になると、プラトンが「1,2,3と数を数えたり、奇数と偶数の区別ができない人は、聖なる人とはとてもいえないだろう。・・・すべての自由な人はこの知識を学ばなければならない。」といっているように、一層好まれるようになりました。
ギリシアの計算法は、正確にはほとんど知られていませんが、数の理論については、哲学者たちが取り上げ、著述したものが今日まで伝わっています。初期の時代のオリジナルなものとは少し変えられているでしょうが。
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” A few months ago, this town was a smoking ruin. In the volcanic of June 17, most of the houses were badly damaged. The Town Hall, the railway station and a number of other public building were completely destroyed. The central library was burnt down, with the loss of all the books. Electricity, gas and water supplies were cut off, and the railway line was buried under tons of rock and earth. Roads and open spaces were covered under 20cm of volcanic ash.”
「The New Cambridge English Course 4」からです。世界のどこでも自然の災害はあるものですね。今回は火山の噴火です。
単語を見ておきましょう。「volcanic=火山の」「eruption=噴火、爆発」「supplies=供給」です。
一応訳を付けておきましょう。
「数ヶ月前、この町は煙の立ちこめる廃墟となった。6月17日の火山の噴火で、ほとんどの家屋が重大な被害を被った。町役場、鉄道の駅、その他多くの公共の建物が完全に破壊された。中央図書館はすべての蔵書とともに焼け落ちた。電気ガス水道の供給は断たれ、鉄道線路は、何トンもの岩石や土で埋め尽くされた。道路や広場野原は20センチもの火山灰で覆われた。」
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「貴賤都鄙(キセントヒ)」「魂魄の沙汰(コンパクノサタ)」「素戔鳴尊(スサノウノミコト)」「浅近(センキン)」「円模の地図(エンモノチズ)」です。
ここに書かれているハビアンは後に棄教して、鋭いキリスト教批判をすることになります。
さて、今回も今井淳・小澤富夫編「日本思想論争史」からです。
「さらに人間の祖とされる「阿檀」と「慧和」の失楽園の説に関して、「マサンノ菓子」すなわちりんごのような「アマボシ」を食べるべからずという神の戒めは「誠ニ笑具ノ第一」で、「老婆ヲ誑シ、小児ノ泣ヲスカスルニハ似合」った説にすぎぬと嘲笑する。」
から「阿檀」「慧和」「笑具」「誑シ」を取り上げます。この時代の論争は結構おもしろいものですよ。
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