これまでほんの少数の人に「落書き帖」なるものを送付してきたのですが、今回、ホームページを作って一般の人にも読んでもらおうと思いました。不特定多数の人に読んでもらうのには、若干の抵抗もあったのですが、中には興味を持っていただける人もいるのではないかと期待しています。私の関心の赴くままに書いていきますので、興味を持たれた方は、是非メールをください。
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商業算術は、ギリシアで知られるようになる以前に、近隣の諸国ではかなり発達しており、フェニキアではバビロニアの影響のもと特に発達し、エジプトにおいて教師の役割を果たしたそうです。また、クレタ島にも伝わっていたことが、クノッソスの宮殿の発掘などで明らかになっています。
その当時、ギリシア本土はまだ森林に覆われていて、遊牧民たちがわずかに住んでいたにすぎない地でありました。ギリシア人にとって、物々交換するのに用いる小さな数を数えることだけが、生活に必要な算術でありました。
このギリシア人が算術に興味を持つようになったのは、ほかの民族と密接に関わるようになってからのことです。ふつう考えられているのとは逆に、ギリシア人の数学は、常に広く外部との接触による影響から生まれたと言うことです。これは、考えさせられますね。
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『 While they were sailing up to the west coast of Africa they ran out of food, and had to land to collect more supplies. This delayed them, and it was only after another fifteen months that they reached a country they knew - Morocco. From there they went on to Gibraltar and then sailed east to Egypt. When they eventually arrived home, they had been away for over two years, and had travelled ,25,000km.』
『 The New Cambridge English Course 4』から続きです。この話も、今回で最終回です。いろんな試練を乗り越えて、無事エジプトへ帰ってくるわけですが、少し単語をいきましょうか。『run out of』「不足する、欠乏する」『delay』「遅らせる」『eventually』「結局、ついに」です。訳です。
「アフリカの西海岸を北に向かって航海している間、彼らは食料に不足し、上陸して食料を集めなければならなかった。これがために遅れることになった。彼らが知っている国ーモロッコに到達したのは、それから15ヶ月も後のことだった。そこからジブラルタル海峡に進み、さらに東に向きを変えてエジプトへと航海した。やっと故国にたどり着いた時、二年以上がすぎ、25000kmを航海していた。」
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「八咫の鏡(ヤタノカガミ)」「讖緯説(シンイセツ)」です。
今回も今井淳・小澤富夫編「日本思想論争史」(ぺりかん社)からです。
「『正統記』の史論に認められる能動的、現状打開的な歴史意識、すなわち歴史を鑑戒とする倫理的実践によって、天照大神と「天」の支配する歴史的世界に理想を追求し、かつ実現しようとする歴史意識は、上述のような思想的基盤に裏付けられていたのである。」
「なおここにいう「正統」の語は先学の指摘するとおり、血統上の嫡流の意味と、「正理」つまり聖徳の天皇はその子孫が栄えるが、不徳の天皇はその後が絶えるか、あるいは自から皇位を失うことになり、また皇胤の絶えた時には賢明ある皇族が選ばれ皇位を嗣ぐという皇位継承の道徳的原理の意味を併せ持っている。」
「つまり本書[梅松論]の神孫為君主義=血統主義は『正統記』のそれと異なり、最終的には「天」の思想に依拠する有徳者為君主義=撫民仁政主義に掣肘されるものであった。」
から「鑑戒」「嫡流」「皇胤」「掣肘」を取り上げます。
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