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恒例のリズマジ・イヴェント第5弾はなんと2Days開催! リズマジは2日連続の出演ということで別々のメニューを用意しました。初日9日はドラムレス、アコースティック・セットのaco rhythmagic、そして10日はいつものバンド編成でのrhythmagicであります。Sweet Spiceでも新たな活動を展開しはじめたひろぽんをベーシストに迎えた最新型リズマジならではのユニークな内容になったと思います。
9日のaco rhythmagicはひろぽんが最近入手したコントラバスを導入しての完全なるアコースティック・セットとなりました。以前四谷天窓コンフォートにてアコースティック・ライヴは試みているんですが、その第2弾というわけですね。あのときはアリアのアップライト・ベースを弾いていたひろぽんですが、今回は念願のコントラバスであります。でかい! しかも直前練習で魂柱が外れていることが判明し、リハーサル前に修理に持っていったという。こんなでかい楽器が乗用車に積めるものか?と半信半疑なんですが、ヘッド側を助手席の足元に突っ込む形にすると積めるんですね(^^;)。この運搬中の姿はなかなか圧巻です。写真撮ろう、次の機会に(笑)。
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前回の天窓コンフォート・ライヴでもそうですが、アコースティック・セットでいちばん怖いのはモニターです。オンステージでは練習時と違ってアイ・コンタクトが取りづらかったりするわけで、モニターが聴こえづらかったりすると恐怖ですね。リズムの音があると心強いわけですがこの日は智也君は欠席。しかも前回は「カプリッチオ」でオケを使ったりはしましたが、今回はまったくの生で1ステージこなすことが目標でありました。でもやっぱり聴こえづらかったなぁ(^^;)。怖くてまだライヴ音源聴き返していませんが結構演奏はミスっていたはずです。
コントラバスはシュアのSM57でフツーに音を拾っていましたね。その時点で結構不安だったんですけれど、案の条音がうまく拾えていない気がしていました。アコギなんかと違って極端に低音成分多い楽器なので音量も稼ぎづらいし、ちょっと考えどころではある気がします。案外普段バスドラムの録音で使っているAKG D212辺り試してみるといいのかもね。それをTUBE MP通してみるとか? リハ〜本番はピアノの音量を抑えてもらって挑んだわけですが、それでもモニター的に必要と思える6〜7割しか聴こえてきません。ピアノの左手とかちあってしまう部分もあると思いますが。演奏して気づいたのは、多分コントラバスの音が聴こえなくてちょうどいいのであろう、と。それは合っているということだから。つまりずれたり、出す音間違えたりすると聴こえてくるわけですね(^^;)。でもそれくらいの気持ちでやらないと駄目なんじゃないかっていうのはこのライヴやってわかりました。ライヴが実験になっちゃうのはよくないけれど、でもオンステージで経験できないとわからないことばかりです。その意味でも凄く勉強になるライヴでした。
ライヴ内容としては直前にぢゅんちゃんから2日でかぶる曲を極力抑えて、違う曲をプレイしたいということで、ひろぽんには「桜並木」や「パンジー」辺りを結構ギリギリにおぼえてもらいましたね。ちなみに練習はすべてひろぽん宅でやったんですよ。真夜中にひろぽんのエレピ、コントラバス〜アップライト・ベースを鳴らしてぢゅんちゃんに歌ってもらうという。今回V.A.盤に収められた「Capsule」の歌録りなんかもやったんですけれど、ひろぽんstを使うと安上がりで助かりますね(^^;)。ま、経済的なことは冗談ですが、アットホームに気楽に“遊び感覚”でプレイする良さっていうのがあるなって。とはいえ、現状では演奏レベル的にまだまだだと思うので、今後もプレイする機会を作って精進していきたい次第です。
そんなコンセプトとは裏腹に非常に緊張感たっぷりのライヴでしたが(^^;)、久々に「雪音」「パンジー」辺りがプレイできて嬉しかったかな。あと特筆すべきはぢゅんちゃんの可愛い衣装!! お友達に借りたようで随分と着るのに照れていたようですがもうめちゃくちゃ僕の好みです(笑)。写真も凄く良いのが多い辺り、みんなも萌えながら観ていたのではないかと(^^;)。多少ちぐはぐなバッキングで申し訳なかったんだけれど、ぢゅんちゃんのセンシティヴで透き通った歌声の魅力は出ていた気がします。
そして翌日10日はいつもながらの生バンド・セッティングであります。僕の大ミスがあってリハーサルで大変みんなに迷惑をかけてしまい、僕自身精神的にズタズタで個人的には悔いがありまくりのライヴでした。全力は尽くしたけれど、やはり結構ミスが多かったですね。スタジオでの半分も弾けなかったんじゃないかというくらいに。この日はアロハシャツの衣装で揃えるということになりました。智也君がよく好んで着ているからっていうんだったと思うけれど、前日のリハ後にぢゅんちゃんとひろぽんが原宿まで出かけて買い込んできたようです。僕はイヴェントの準備でめいいっぱいになっていて、本番で着るまで柄すら確認していなかった(^^;)。ビジュアル的にもきちんとこだわるところがひろぽんらしいですね。さすがex Lip gloss & 美南&竹薮であります。余談ですが、先日伊藤聖一さんから電話いただきまして何年か振りに長電話したんですけれど、「なんか竹薮とリズマジのベーシストがいつのまにか入れ替わっていないか?」だってさ(^^;)。そういや気がつけばそういう図になっていますね。狙ったわけではないんだけれどさ。
セット・リスト的には前回の六本木Y2Kライヴがイマイチだったので、そのリヴェンジ的な意味合いがありました。新曲も用意していたんですけれど、あえて今回それに取り組むのはやめたんですね。その代わり久々に「ジェシカ」をプレイしました。rhythmagicのひとつの節目となるライヴっていう気もしていたので、ある意味元祖の意味合いの強い曲を持ってきたっていうのもあるかな? 結構スタジオの悪ノリでやったら意外にできたからそのままやっちゃったんですけれど。ひろぽんは途中で頭が真っ白になって一瞬いなくなったみたいですけれどね(笑)。POP IND'S Series5のV.A.盤に収録された「Capsule」で幕を上げるっていうのは以前からやってみたかったんですね。ここんところはじまりとなると「愛はいそがしい」っていうのが定番だったから。
今回僕はアリアプロのストラト・タイプのギターを購入しました。僕自身はハコもののギターが好きなんですけれど、智也君辺りはテレキャスターとかストラトを弾かせたがるんですよね。それに応えたい気持ちもあったし、気分的にリフレッシュしたいところもあったしという。キャメルスタジオの委託販売品を譲ってもらったんですけれど、凄い弾きやすかったんですね。まだ慣れていないので、カッティング中にP.U.セレクターにぶつかって音が変わっちゃったりとか(^^;)、そういう操作面でタジタジになっていました。「秋風」とか超お気に入りの曲で、今回はパーフェクトな演奏したかったんだけれどねぇ。どうもその辺で躓いたねぇ。悔しかったなぁ。
あとライヴ後にひろぽんと話題になったのは、「ジェシカ」で以前は定番だった手拍子がまったく起きなかったこと。いわゆるALPINE BLUE MOTOR BIKE〜Engine Smile時代の看板曲のひとつなんですが、もう今となっては知らないひとがほとんどなんだなぁっていう。人間関係が気づけば全然違うものになっているんだなぁっていう、それは痛感しましたね。やっぱりEngine Smileの曲とかをプレイするのには僕なんかは抵抗があるわけです。2年くらい前はやっていたけれど、今はレパートリーも入れ替わりましたし、過去の曲をやらなくても1ステージ分ありますからね。あんまり過去の曲にこだわりはないです。が、知らないひとがほとんどってことになると、逆にもう何でもありなのかなって気もしてきます。「停留所」やらないために「バスストップ」作ったりとか、ムキになっていた部分はあるからね、少なからず。そういうのからここにきて開放されたのかなっていう、そういう気はしました。
演奏隊のほうはいろいろと難ありましたけれど、昨日とうってかわってアクティヴなぢゅんちゃんは絶好調。伸び伸びと彼女ならではのステージングが展開されていた気がします。ひろぽんもSweet Spiceとは違った人格のようにプレイしていたのも面白かったですね。現に同一人物とは思っていないひとも多いようだったから(笑)。やはりバンド内のムードっていう意味でも、もちろん彼のベース・プレイが巻き込んでくれる新風って意味でも、ひろぽんが参加してくれたのはでかかったなぁ。智也君とのリズム・セクションもまだまだ化けるはずだしこれからが楽しみですね。聖一さん、加藤さんと紡がれてきたrhythmagicの“リズム”が、また新たな段階に入っていくんだなぁという気はしています。
またラストの「カプリッチオ」ではMarvelous Noonの清野裕司さんも登場! 遂にレコーディング・メンバーが一同に介してのライヴ演奏が実現しました。写真がないのがなんとも残念なんだけれどね。清野さんのギターが入るとピシッとするなぁ、rhythmagic。僕のギターだけじゃ駄目なのかと落胆もするけれど、清野さんに入っていただいてプレイするのはとっても楽しいですね。この日の「カプリッチオ」はなかなか良い演奏だったんじゃないかな?