★ 2月20日
到着
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ほとんど眠れないまま朝。もう音楽は止めてくれー。腹痛が始まる。インドで
は、やはり下痢は避けては通れないらしい。早くヴァラナーシに着いてくれー。
バスの激しい揺れがぼくを襲う。
8時20分、ようやくヴァラナシに着いた。15時間の戦いだった。
ヴァラナシ(ベナレス)はヒンドゥー教の聖地。聖地と言うことで静かーな所
というイメージを持っていたが、とんでもない。インドの喧噪はそのままここに
も存在した。
宿探し、値段交渉、つきまとうインド人などでバタバタする。
宿で寝て休養した後、ヴァラナシの街へ。インドの街には独特の匂いがある。
道は牛の糞と、赤い唾で埋め尽くされており、いちいち避けて歩いていたら、キ
リがない。インド人は赤い唾を吐く。最初、血を吐いているのかとびっくりした
が、あとで噛みタバコというを知った。しかし、インド人は唾を吐くのがうまい
。
歩いていると、すぐにインド人から声をかけられる。ナンパされる女性の気持
ちが少し分かる気がする。
聖なる川、ガンジス川(ガンガー)へ。
灰色がかった青色。川のすぐそばに火葬場(ガート)があり、死体が焼かれている。何体もの人の形が目の前で焼かれて
いく。いまだ、お目にかかったことのない光景だ。ぼくは今、生きているけど、
「死」とはこんなに身近なものなのかと妙な気分に浸る。身体が火照ってきた。
側にいた牛に角で突かれかける。インド人に気をつけろと言われた。確かに死は
身近に存在する。死体焼き場の横では、少年たちが楽しくクリケットをやってい
た。やっぱり凄い国だよ。
ボーっとガンジス川の岸に座っていると、物売りの子供たちが次々とやってく
る。みんな日本語が話せる。日本語でかけ算が出来る。彼らは英語も話せる。現
地語も含めると、3カ国語を使い分けるのだ。まだ10歳そこそこなのに。彼ら
にとって、他言語を駆使することは才能ではなくて、生きていくための手段なの
だ。「学校には行ってないの?」のぼくたちの問いに「身分が・・・」と答える
彼ら。いくら能力があってもこの国では身分が先に立つのだ。・・・。
レストランでマトンカレーなど腹一杯に食べる。それでも一人300円。長米
はインドカレーに良く合う。インドの食べ物は衛生面以外は良好。衛生面はとて
も疑わしい。明らかに洗ってないと思われる食器。
インド人の良く用いる言葉
@アロー アロー
挨拶や、人を呼び止めるときに使う。「Hello」と言っているのだろうが、
どうしても「アロー」と聞こえる。
Aちょと 待てよー
値段交渉でこっちが去る振りをすると、日本語で呼び止めてくる。
Bグッ プライス
「いい値段だよ。買っていきなよ。」
CNO 高いねー
合わせ技。
Dジャパーニー
「あっ日本人だ、日本人だ」
Eアチャー
「very good」の意味。応用範囲広し。
Fノー プロブレム
文句なしのインド語大賞。こう言われても、問題は多発する。気休めの言葉
。
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