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 「第19回 笑福かんなみ猫おどり」 (2006年) 

去年見に行った「かんなみ猫おどり」がとても楽しかったので、今年も行って来ました。
日程が18きっぷ利用期間内に変更されたのも、好都合です。(2006.07.30.Sun.)

(※他の年のレポート: 2005年2007年2008年2009年2010年2011年


せっかく18きっぷを使うのだからと、国府津から御殿場線経由の遠回りで沼津に抜け、三島から伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り、伊豆仁田駅へ14:04着。
会場への無料シャトルバスはここから利用します。既に観光タイプのバスが停まっており、 23人の客を乗せて14:25に駅を出発、14:37に会場着でした。
   


まだあまり人の多くない会場(肥田簡易グラウンド)、祭りの“装飾品”はほぼ去年と同じです。
屋台(というかテント)の営業は始まっており、舞台の上では大人のしゃぎりクラブが演奏中。舞台正面の向きが去年と異なり、今年は南側を向いています。
   
   

化粧品メーカー(シャンソン,メナード,資生堂)による無料猫化粧コーナーは、15:00から18:30まで。
既に化粧を終えた人を囲んで、にわか撮影会があちこちで行われています。小さい子どもから車椅子のお年寄りまで、み〜んな猫メイク。 ん? メイド服?!
  
  


15:00から開会式。挨拶の中で、去年に引き続き、この簡易グラウンドの整備の陳情が。
その後、軽トラに乗った大きな招き猫の後ろを子どもたちが追いかけて、会場を一周。
  

引き続き、子どもシャギリが15:50頃まで。
何曲か演奏していたのですが、私にはどれも同じようにしか聞こえませんでした、ごめんなさい(苦笑)。
 


本部では、扮装用の猫耳100円,しっぽ500円の他、去年は無かった記念グッズが売られていました。これは嬉しい!
うちわ100円,絵はがき4枚組200円、そして猫おどりオリジナルサントラCDが500円です。グッズは3種とも買いました。
   


15:00頃から縁日もスタートしており、徐々に人が増えてきました。雲行きが怪しい感じでちょっと心配。
   

16:15〜16:45は、かんなみサンバ。 FM三島函南「ボイスキュー」のパーソナリティによる生歌に合わせて踊ります。
テンポが遅めで、ちっともサンバっぽくなくても、去年からずっと耳に残っていたこの曲は、結構好きですね。
一般参加OKですが、去年より早い時間帯だからか、参加者は少なめだったようで。
  

続いて、「ぬまづ熱風舞人(ねっぷうまいと)」というグループによる、よさこい踊り。(16:55〜17:15)
迫力のある曲と演技が見事で、素晴らしいです。最後に、一般の子どもたちを交えて簡単な踊りを披露。
  

17:30から17:50頃まで、猫化粧コンテスト。スタッフが事前に会場内から候補者10人を選び、一般審査員100人の投票で優勝を決めるというもの。
スタッフがピンポン玉を1つずつ100人に配り、それを受け取った人が審査員ということで、私もその中の1人に。
優勝者は、来年の函南町カレンダー7月モデルに抜てきされます。

エントリーナンバー1番で登場したのは、あ〜さっきのメイド服。ステージに10人並んでも、やっぱり目立つわ〜。
で、各候補者の前にカゴが置かれ、審査員がいずれかにピンポン玉を入れていく形式で、投票スタート。
優勝は、やっぱり強かったメイド服。函南町カレンダーの来年7月は、メイド猫に決定〜。いやはや、それでいいのか函南町。
尚、2位は小さな男の子、3位は浴衣の女の子でした。大人は不利ですな。
   


18:00頃から、いよいよ猫おどりがスタート。
まず、松明に先導されて猫みこしが舞台を一周。舞台に上がった松明は、その後みこしの両脇で灯されました。
  

続いて、恒例の民話朗読。ここでは、公式サイトに載っている「猫おどりのいわれ・・・」の後日談まで語られます。
(注:「絶対少年」の中で語られていた後日談とは別物です。)
この後日談部分が公式サイトに載っていないのは、猫おどりを見に来ないと聞けない、という付加価値の為だったりして?!
 

これより全体踊りに突入。
テンポの良い「青い月2006」という新曲に乗せたデモンストレーションの後、より緩やかな「青い月」に合わせて一般参加者が踊ります。
司会者も、踊り方を熱心に指導。
     

18:35頃から、猫じゃ2コンテスト開始。まずは前半戦5チーム。
のっけから体の柔軟性を最大限に生かしたすごい演技を見せられ、観客からどよめきが起こります。それに続く他のチームも、ダイナミックな動きを取り入れたものが主体で、レベルが高いです。一輪車のチームは去年に引き続いての参加。5番目の日体大「The ニッタイ」は、得意の大技で観客を魅了。
※写真は手ブレだらけですが、暗がりの中を手持ちのコンパクトデジカメでキレイに撮れるわけないので、その点はご容赦の程。
         

だいぶ暗くなってきました。19:00に前半戦が終わると、一旦全体踊りが入ります。
曲目は、リズミカルなアレンジが好きな「ネコふんじゃった」、ゆったりとした「青い月」、力強い「青い月2006」。
  

19:20からコンテスト後半戦。エントリー4チームの内、1つは棄権で、計3チーム。
一輪車使用は2チーム目。「ぬまづ熱風舞人」は、やはりダイナミックです。ラストのチームは、胸に付けたハートマークを外して踊るというアイデアに拍手。
     

審査が終わるまで、全体踊り。参加者も増えて、盛り上がります。(19:35〜19:50頃)
 

表彰式は、初めに一般参加者のパフォーマンス賞3名の発表。今年は3人とも子どもが選ばれました。
続いて猫じゃ2コンテストの発表。3位は前半の一輪車チーム「スマイリー」、2位は「The ニッタイ」。そして1位は、体の柔らかさを生かした女の子5人組「スマイルエンジェル」に決定。残る5チームには、特別賞が贈られました。
   


20:15頃から、餅・菓子まき。知ってる人は、司会者の声を待たずに舞台周辺へ集結し、奪い合いスタート。5分程で終了。
 

カウントダウンをして花火の開始。まだ猫おどりの余韻に浸っていて、そこへ花火の音圧が加わるのは、とても気持ちの良いものです。(20:20〜20:40)
   

花火の後、再度「青い月2006」で全体踊り。そして20:45の閉会式で、お祭り終了。
来年は20回記念で何か考えたいという事だし、是非また来られたらいいな思っています。お疲れ様でした。


さて、帰りは急がないと東京まで辿り着けなくなってしまいます。
花火の終盤から、シャトルバス乗り場へ移動を開始、しかし既に函南町役場・函南駅方面はバス待ちの長い行列になっていて断念、丁度やって来た伊豆仁田駅行きのバスは空いており、そちらに乗車。周辺道路の駐車禁止策が功を奏し、20:53に発車したバスは伊豆仁田駅に21:02着。

三島からは、同日開催の沼津夏まつり・熱海海上花火大会の為に運転される時刻表に載っていない臨時列車(9382M)に丁度接続。熱海で東京行最終列車へ乗り継ぎ、23:47東京着。
しかしもう自宅には帰れない時間なので、都内で一泊しました。


ここからは、チョイと苦言を呈してみようかと。

実は、伊豆仁田駅へ行く前、函南駅にも寄ったのですが、無料シャトルバス運行は14時半頃からだというのに、その1時間前には既に5人くらい待っていました。駅員や駅売店の店員も詳しい案内を受けていないらしく、客にバスの時間を聞かれても、あやふやな答えをするばかり。店員さんは、駅に何の連絡も無いことにご立腹です。間違えてダイヤランド行きの貸切バスに乗ろうとする人や、しびれを切らしてタクシーに乗る人もいました。
  
今回、無料シャトルバスの事前案内は、不親切極まりないものでした。公式サイトでは、2日前の夜になって、ようやく『函南町役場・函南駅・伊豆仁田駅・韮山駅より』と載せただけ。一部のイベント案内サイトでは、『14:30以降は随時運行』と時間まで記載されていたものの、これでは運行開始時間が分からず、函南駅での例のように、早く来過ぎて待ちぼうけを食らう人も出てきます。屋台村は昼からのスタートだし、バスもその頃から運行されると考えても不思議ではありません。

私も心配になって事前に電話で聞いたところ、下記の内容を確認出来ました。これをそのまま公式サイトの案内に載せておくだけでも、利用客の不安はかなり払拭されるのではないでしょうか。駐車場を廃してシャトルバスへ誘導するなら、事前案内をきちんとするべきです。来年は改善されることを望みます。

 【無料シャトルバス(猫おどり2006)】
  ・JR 函南駅〜会場 …… バス2台で往復
  ・伊豆箱根鉄道 伊豆仁田駅〜会場 …… バス3台で往復
  ・伊豆箱根鉄道 韮山駅〜会場 …… バス1台で往復
  ・函南町役場〜会場 …… バス1台で往復
   ※それぞれ14:30頃から祭り終了後(21:30頃)まで随時運行。所要時間約15分。時刻設定は無く、乗客が集まり次第、出発。


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( by KASHIWA )