VORTAC

　VORとTACANを併設した無線標識です
　民間航空機はVORにより標識からみた現在位置の方位をえるとともに、TACANを DMEとして利用し標識から現在位置までの距離を決めます。VOR/DMEの場合にはVORのアンテナの中心にDMEのアンテナが設置されますので、VORとDMEの位置は正確に一致しますが、VORTACではVORのアンテナから少し離れたところ(100～200m)にTACANのアンテナが設置される場合が多いようで、必ずしもその位置は一致しませんが実際に問題となることはないようです。（下の大子の例を見て下さい。）
　どのVOR局の電波かを容易に識別できるように、AM（振幅変調）により３文字の識別符号をモールス信号で変調し送信しています。

短距離航法システムの国際標準の一つです。（ICAO）

例
DAIGO (茨城県久慈郡大子町）　識別符号 GOC