SUS4 - Backgrounds & other related information

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内容的に偏りがあるかもしれませんけど,Page Ownerの趣味ですのでご容赦を!


東京少年少女合唱隊

指揮者:長谷川冴子

SUS4にとって,聖歌は自作の音楽やpopularな音楽と共に重要な位置をしめるています。SUS4は当初,この合唱隊のメンバー4人で活動をはじめました。

この合唱団は,長谷川新一氏の「ルネサンスの楽曲を日本の子供にも」との願いによって,1951年結成され,以来,現在まで継続的に活動を行い,年2回定期演奏会をおこなっています。内外の交響楽団との協演、オペラ出演などの活動をおこない,海外公演は24回を数えています。グレゴリオ聖歌から現代作品まで幅広い曲目をレパートリーとしています。

近く(1999年2月)FaureのRequiemを日本フィルと共に原典版で録音したCDがカメラータ・トウキョウから出版されます。

CDの中に,ラモーの「La Nuit」,「赤とんぼ」が収録されている点に注目してもよいと思います。「La nuit」は,SUS4のライブでしばしば取り上げられる曲目,そして「赤とんぼ」はSUS4が4人でデビューをしたコンクールでの演目でした。


近年の上演演目

グレゴリオ聖歌

「Pange Lingua」

グレゴリオ聖歌

「Requiem」

J.デ・プレ

「Missa Pange Lingua」

C.グラッシ

「Litaniae lauretanae」

J.オケゲム

「Requiem」

O.ラッスス

「愛らしきキリスト」

G.P.パレストリーナ

「今日キリストはお生まれになった」

J.S.バッハ

「マタイ受難曲」

ベートーヴェン

「メトロノームのカノン」

プッチーニ 

歌劇「トスカ」

ヤナーチェック

歌劇「利口な女狐の物語」

デュルフレ

「レクイエム 作品9」

HONEGGER

オラトリオ「JEANNE D'ARC AU BUCHER」

マーラー 

「交響曲第3番 ニ短調」

G.デュファイ

「ミサ・レヴェイエ」

ブリテン

「春の交響曲」

ラッソ

「エコー」

トマジ

「ペスカトール」

フェルミ

「プリマヴェッラ」

オケゲム

ミサ「ロム・アルメ」

ブリテン

「春の交響曲」

ショスタコーヴィチ

オラトリオ「森の歌」

バーンスタイン

「カディッシュ」

オルフ 

「カルミナ・ブラーナ」

シェーンベルグ

「混声合唱のための3つの民謡」

松平頼暁

「五つのフォルクロールス」

細川俊夫

「ヒロシマレクイエム」

細川俊夫

「Singing trees 歌う木」〜武満徹にささぐレクイエム〜

武満 徹

「弦楽のためのレクイエム」

CD


「野ばら」 ウィーン国立歌劇場少年少女合唱団
32CM-173 カメラータ 1991/07/21 ¥2,920

(2)野ばら(ウェルナー) (14)浜辺の歌
収録:89.8,90.3

「ヨーロッパの響きをたずねて」東京少年少女合唱隊
32CM-45 カメラータ 1987/10/25 ¥2,920

I.サン・ロレンツォ祝日のミサ〜
(1)8月10日用入祭唱(グレゴリオ聖歌)
(2)バード:3声のミサ〜サンクトゥス
(3)ファンファーレ〜鐘
U.サン・マルコ大聖堂における合唱コンサート〜
(4)ラッスス:目いまだ見ず,耳いまだ聞かず
(5)アルカデルト:アヴェ・マリア
(6)イタリア民謡(寺島尚彦編):サンタ・ルチア
V.ブダペスト,マチャシュ教会における合唱コンサート〜
(7)アレルヤ(グレゴリオ聖歌)
(8)バルトーク:あなたに会わなければよかった
(9)バルトーク:悲しみ
(10)コダーイ:夕べの歌
W.ショプロン,ルーテル教会における合唱コンサート〜
(11)コダーイ:天使と羊飼い
(12)バルトーク:戯れ歌
X.ウエストミンスター寺院におけるミサ〜
(13)バード:三声のミサ〜キリエ/グローリア/アニュス・デイ
Y.ノートルダム大聖堂におけるミサ〜
(14)パレストリーナ:十字架
(15)オケゲム:アニュス・デイ
(16)プーランク:アヴェ・ヴェルム・コルプス
Z.サンジェルマン教会における合唱コンサート〜
(17)アヴェ・マリア(グレゴリオ聖歌)
(18)デュファイ:豊かな恵みの創始者よ
(19)パレストリーナ:めでたし天の女王
[.ノートルダム教会における合唱コンサート〜
(20)プーランク:子供のための合唱曲
\.シャルトル大聖堂における合唱コンサート〜
(21)ヴィクトリア:おお聖なる宴よ
(22)ジョスカン=デプレ:ベネディクトゥス
(23)カプレ:3声のミサ〜グローリア
(24)ラモー:ラ・ニュイ
収録: (1)〜(13)84.8 (14)〜(24)87.4

「ヨーロッパの響きをたずねて2」 東京少年少女合唱隊
32CM-187 カメラータ 1991/04/21 ¥2,920

(1)オルガヌム〜主のお創りになったこの日(ペロティヌス)
(2)クレド(オケゲム)
(3)大いに聖なるマリア(ゲレロ)
(4)天使は羊飼いに言った(モンテヴェルディ)
(5)主をたたえよ(サン=サーンス)
(6)「27の合唱曲」〜パン焼き/教えてよ,きみが行く道/カノン/枕の踊り歌(バルトーク)
(7)謝肉祭の2つの合唱曲(イベール)
(8)「12のコルシカの歌」〜政治の歌/波間の漁夫/定期市の商人(トマジ)
(9)ロルカの詩による組曲(ラウタヴァーラ)
(10)
(11)児童合唱のための無窮動(松平頼暁)
(12)児童合唱のための「満月の夜の会話」〜おたまじゃくし4,5匹(一柳慧)
(13)越天楽
(14)一匁の市助さん(小倉朗)
(15)ねにゃもにゃ(同)
(16)ほたる(同)
(17)お手玉うた(間宮芳生)
(18)箱根八里(丹波明)
(19)こきりこ(小林秀雄)
(20)かすみか雲か
(21)誰も知らない私の悩み
(22)赤とんぼ(山田耕筰)
収録: 90.2,90.8

「ヨーロッパの響きをたずねて3」 東京少年少女合唱隊
32CM-188 カメラータ 1991/04/21 ¥2,920

(1)ミサ・シネ・ノミネ(パレストリーナ)
(2)第8旋法のマニフィカト(デュファイ)
(3)年間第21日曜歌ミサ(ビンゲン,オケゲム,ヴィクトリア,プーランク,デュルフレ,グレゴリオ聖歌)
(4)詩篇150篇(コダーイ)
収録: 89.?,90.?


「ヨーロッパの響きをたずねて4」 東京少年少女合唱隊
32CM-283 カメラータ 1993/04/21 \2,920

(1)アレルヤ 乙女マリアのほまれあるお誕生(作者不詳)
(2)第2旋法のマニフィカト(ダンスタブル)
(3)3声のミサ(バード)
(4)知っているかい(モーリー)
(5)かくてフィロメラは愛を失い(同)
(6)もう手遅れさ(ウィールクス)
(7)ジャックの旦那よ こっちへおいで(同)
(8)満月の夜の会話(一柳慧)
(9)「8つのカノン」〜歌が好きなら/美しいヴィーナスよ/悲しみの野をこえ/ヨナタンを悼むダヴィデの唄/心強き者よ(ホルスト)
(10)5つのフォルクロールス(松平頼暁)
(11)マジカル・ミステリー・ツアー(若林千春編)
(12)ダニー・ボーイ(同)
収録: 91.9,92.3


このほか,アニメ主題歌など

「アンドロメダ・ストーリーズ」 バップ 10052-07
  B面収録 「エバー・グリーン・ラブ」  東京少年少女合唱隊
「南の島のハメハメハ大王」        ステイ&東京少年少女合唱隊
「わんぱくフリッパー主題歌」        東京少年少女合唱隊
「パンのマーチ」(みんなのうた)      ペギー葉山,東京少年少女合唱隊



Virginia Astley

 イギリスの女性ミュージシャン。初期は環境音楽(アンビエント)を中心に活動していたが,Vocalとしてもアルバムを発表しています。僅かにハスキーで,それでいてナチュラルでクリアな声の質はSUS4のMioの声にとても似ていると思うのは私だけでしょうか?
 アストレイの音楽の内容については,ある酷評が思い出されます。
 「毒にも薬にもならない」と...
しかし,私にはアストレイの曲には,激しい毒と,その裏にあるどうにもならない優しさが見え,そのためにいくつかの作品を見事な佳作にしているように思えてなりません。おすすめアルバムは「Had I the Haeven」。 ただしすべてが良い曲とはいえないとおもいます。

国内では次のアルバムがいずれも日本コロムビアから出版されています。

ハド・アイ・ザ・ヘヴン

 COCY-80070 ハッピーバレー 1996/03/01 \2,718


(1)イッツ・オーヴァー・ナウ
(2)オーヴァー・ザ・エッジ・オブ・ザ・ワールド
(3)ナッシング・イズ・アズ・イット・シームス
(4)ブロークン
(5)ホェア・アイ・ビロング
(6)アイ・キャント・セイ・グッドバイ
(7)ハッド・アイ・ザ・ヘヴン
(8)アナザー・ロード
(9)ハウ・キャン・アイ・ドゥ・ディス・トゥ・ユー
(10)アイ・ノウ・ア・チューン・ウィ・クッド・シング
(11)ア・ロング・ロング・イヤー

プロミス・ナッシング

COCY-75332 コロムビア 1993/02/21 \2,427
(1)ウィ・ウィル・ミート・ゼム・アゲイン
(2)アークテイック・デス
(3)エンジェル・クライング
(4)サンクタス
(5)ラヴス・ア・ロンリー・プレイス・トゥ・ビー
(6)ソアリング
(7)フューテリティ
(8)ア・サマー・ロング・シンス・パッシード
(9)イッツ・トゥー・ホット・トゥ・スリープ


サム・スモール・ホープ

WMC5-567 wea 1992/11/28 \2,330
(1)サム・スモール・ホープ
(2)ア・ファザー
(3)ソー・ライク・ドーリアン
(4)アイム・ソーリー
(5)トゥリー・トップ・クラブ
(6)チャーム
(7)ロンリー・プレイス
(8)ア・サマー
(9)ダークネス・ハズ・リーチド・イッツ・エンド
(10)ル・ソング



サンクタス

CY-4457 ハッピーバレー 1989/12/21 \2,524
(1)まどろみ
(2)風薫る初夏
(3)やすらぎの庭から
(4)HA−HA
(5)芝生のベッド
(6)クジャクにはまぶしすぎる
(7)夏の夢
(8)野焼き
(9)トゥ・ホット・トゥ・スリープ
(10)サンクタス
(11)メルト・ザ・スノウ




Anonymous 4

Member: Ruth Cunningham, Marsha Genensky, Susan Hellauer, Johanna Rose

1986年に結成した女性ボーカルカルテット。埋もれた中世音楽の紹介と演奏で定評があり,現在はニューヨークにある聖ミカエル教会の常任アンサンブルとして活動しています。
13世紀,14世紀の聖歌と多声楽曲を収録したデビューアルバム "An English Ladymass"は1992年9月に出版され高い評価を得ています。主要なアルバムはHarmonia Mundiレーベルで出版されている。

発足当時のSUS4の音楽活動をしる録音は,僅かにKENJIRO "MIND"に収録された Alleluiaだけですが,この演奏を聴くと当時の演奏はAnonymous 4の影響があったのではないかと,思えてきます。(この想像は、外れであることが判明しました。 : -) )SUS4がライブなどでしばしば演奏をするHodieは,出典を調べてみるとグレゴリオ聖歌の内でも多くが収載されているGraduale (Romanum, Triplex等)に収載されているHodie scientisではなく,Antiphonale monastricumに収録されているHodie christus natus estです。この曲は,Anonymous 4の主要レパートリーの一つで名前も偶然とはいえ類似しているように思います。


主要CD

Anonymous 4, "An English Ladymass - Medieval chant and polyphony"

Harmonia Mundi, HMU907080


Anonymous 4, "On Yoolis Night - medieval carols & motets"

Harmonia Mundi ,HMU 907099



と,輸入版しかないのかと思っていたところ,実は国内版でも出ていることを知りました。たとえば,後者は,「降誕祭の夜に〜中世のクリスマス・キャロルとモテトゥス」として販売されています。

以下国内版で入手できるCDを掲げてみます。

ヴォイス・オブ・ライト

SRCR-1618 ソニー  1996/05/22 \2,233
(1)エクスクラマヴィット
(2)ヴィクトリー・アット・オルレアン
(3)審問
(4)牢屋番
(5)パテル・ノステル
(6)トーチャー〜拷問
(7)病〜ジャンヌ・ダルクからの手紙
(8)サクラメント〜秘蹟
(9)異端放棄
(10)リラプス〜再び異端へ
(11)カリタス
(12)アニマ〜生命
(13)最後の歩み
(14)バーニング
(15)ファイア・オブ・ザ・ダヴ〜エピローグ


百合と子羊〜中世イングランドの聖歌と多声楽曲

KKCC-327 仏ハルモニア・ムンディ 1995/11/22 \2,718 
(1)行列用賛歌「おお,栄光ある婦人よ」
(2)賛歌「十字架につけられ給いし優しき小羊」
(3)コンドゥクトゥス「めでたし,恵み深きマリアよ」
(4)同「おおマリアよ,海の星よ」
(5)セクエンツァ「聖母はキリストの十字架のそばに佇み」
(6)同「蜂蜜より素晴しきは」
(7)同「めでたし,比類なき処女」
(8)同「母よ,十字架の下に立って下さい」
(9)同「敬虔なる処女マリア」
(10)賛歌「汝に御子は宿り給えり」
(11)セクエンツァ「イエス・キリストの優しき御母」
(12)モテトゥス「来たれ,恵みの御母よ/止めて,ロビン」
(13)同「おお,死よ/おお,生よ/死」
(14)コンドゥクトゥス「めでたし,処女,神の館よ」
(15)同「苦しむ者を憐れみ給え」
(16)同「めでたし,マリア,人類の救いよ」
(17)同「汝の僕を記憶にとどめ給え」
(18)同「めでたし,天の女王」

ヒルデガルト・フォン・ビンゲン 11,000の処女殉教者(聖ウルス ラの祝日の聖歌)

KKCC-394 ハルモニア・ムンディ 1997/11/21 \2,718
11,000の処女殉教者(聖ウルスラの祝日の聖歌)


イングランドの聖母ミサ〜聖母マリアを讃える13,14世紀の単旋律 聖歌とポリフォニー音楽

KKCC-263 仏ハルモニア・ムンディ 1994/05/25 \2,718
(1)プローザ:喜べ,挨拶を受け給いし処女よ(聖歌)
(2)多声歌曲:天の女王,汝に祝福あれ
(3)入祭唱:めでたし,贖い主の御母/めでたし,弱き者の光/め でたし,棘のない薔薇/めでたし,聖なる聖母
(4)モテトゥス:輝ける黄金の光は/光と栄光
(5)キリエ:恵み深き女主人よ,憐れみ給え
(6)グロリア
(7)モテトゥス:聖霊と慈しみ深き保護者よ/喜べ,挨拶を受け給 いし処女よ
(8)歌曲:驚くべき降誕と共に
(9)昇階唱:汝は祝福され給いし,尊ぶ御方
(10)アレルヤ唱:いざ,喜びの心もて/敬虔なる心もて/アレルヤ,汝によりて
(11)続唱:天より遣わされ給いし
(12)プローザ:喜べ,恵み深き処女よ(聖歌)
(13)多声歌曲:めでたし,処女のなかの処女
(14)奉献唱:真に幸いなる御方(聖歌)
(15)サンクトゥスとベネディクトゥス
(16)続唱/歌曲:イエス・キリストの優しき御母
(17)アニュス・デイ:徳によりて
(18)聖体拝領唱:何と幸いな御胎(聖歌と歌曲)
(19)ロンデルス:高貴なる花
(20)イテ・ミサ・イスト
(21)賛歌:幸いあれ,海の星


愛の幻影〜モンペリエ写本(13世紀)の音楽

KKCC-289 仏ハルモニア・ムンディ 1994/11/23 \2,913
(1)私が服従する人は/木々と花々が/ある日私は
(2)美しい夫人が私を
(3)愛は私に/五月に
(4)何と言ったら
(5)もし私が歌うなら/恋人を愛さなければ
(6)どうしたらいいのだろう/私が望むのは愛
(7)神よ,私は高所から/ひどく打たれた者たちは
(8)誠実な心で/美しい海の星よ/私が信じる麗しい御方よ
(9)愛に不平を言う人は
(10)私を虜にする愛は/4月のある日/タッシンの調べ
(11)心の痛みが/愛を後悔したりは/愛の悲しみが私を
(12)森で花を見た時に
(13)緑が野山から去り/私にはわかりません
(14)何と楽しいことか/小さな花を見た時/私は若い娘
(15)愛は弱められる時/忠誠と節度は愛に
(16)喜びと思ったものは/良い生き方とは/楽しい仲間は
(17)私は十分に満足した/嫉みのために
(18)私を許して下さい
(19)長い間私は/歌うことしかできないとしたら
(20)百合の花のように/愛する恋人を想う時
(21)魅力的なブロンドの夫人よ/恋人よ/初めて恋人に会っ てから
(22)私が望む喜びは/私が愛し始める前に/亭主は欲しくない
(23)パリの陽気な仲間たち/差し控えようと思う/麗しいイサベルは
(24)もし誰かが/注意しなさい/さあ,我が子よ(25)冬が冷たい風を
(26)彼女は私を忘れたりしない
(27)純粋な愛は/我が夫人の美しさは
(28)愛する彼女以外の人は
(29)恋人が去った時



サンティアゴの奇蹟〜教皇カリストの写本,聖ヤコブの書による中世のチャントとポリフォニー

KKCC-353 仏ハルモニア・ムンディ 1996/08/21 \2,718
(1)来たれ,キリストを信じる者すべて
(2)めでたし,祝祭の日
(3)われらが声よ高まれ
(4)王中の王なる主を
(5)われら一同,喜び讃えん
(6)祝福されたるヤコブの御墓に
(7)いと高き王の宝なる
(8)希望にして癒し手なるヤコブ
(9)われら主を祝福せん
(10)きょうの日,喜びもて讃歌を捧げん
(11)全能の御父なる神よ
(12)天上の合唱は詩篇を歌い
(13)この上もなき喜びもて
(14)イエズスは山に登り給いつつ
(15)慈悲ぶかく優しき神の小羊
(16)われら喜ばしく祭日を祝わん
(17)聖ヤコブよ,ここに再び
(18)おお,とこしえの救い主よ
(19)最後の御審きの日に
(20)教会に集う者らすべてを挙げて
(21)御身がしもべらの嘆く声に


東方の星〜中世ハンガリーのクリスマス・キャロル

KKCC-360 仏ハルモニア・ムンディ 1996/10/23 \2,718
(1)幸いあれ,われらが希望(アンティフォナ)
(2)われらが父,父なる神よ(カントゥス)
(3)来たれ,主よ(アレルヤ)
(4)ああ,この世の女王よ(アンティフォナ)
(5)その処女は(アレルヤ)
(6)見よ,澄んだ声が響きわたり(イムヌス)
(7)この世のすべての民は一致して(サンクトゥス)
(8)すべてのものが静寂の中にあった時(イントロイトゥス)
(9)先にゼブルンの地,ナフタリの地は(レクツィオ)
(10)あなたは美しい(グラドゥアーレ)
(11)新なる業が始まる(カントゥス)
(12)天は歓喜の声をあげ(オッフェルトリウム)
(13)われらの愛する救い主が(レクツィオ)
(14)神は贖い主を(イムヌス)
(15)新しい年が近づく(カントゥス)
(16)歓喜の声をあげよ,シオンの娘よ(コンムニオ)
(17)イエス・キリストの系図(エヴァンゲリウム)
(18)歓喜し,喜べ,エルサレムよ(アンティフォナ)
(19)四重のはじまりが/神の御子よ/鳴り響きますように/言 葉は肉となった(モテトゥス)
(20)神よ,あなたをたたえる(テ・デウム)


降誕祭の夜に〜中世のクリスマス・キャロルとモテトゥス

KKCC-288 仏ハルモニア・ムンディ 1994/10/21 \2,718
(1)アンティフォナ「今日,キリストが生まれ給えり」
(2)モテトゥス「祝福され給いし降誕よ/神の驚くべき慈悲よ/ 処女の輝きよ/現われ給えり」
(3)アンティフォナ「光よりの光」
(4)キャロル「アレルヤ:新しい御業」
(5)賛歌「いと高きところよりの言葉」
(6)モテトゥス「バラムは託宣を延述べ伝えたり」
(7)キャロル「めでたし,マリア」
(8)歌曲「天の王からガブリエルが」
(9)キャロル「ルライ:甘美な美しい光景」
(10)モテトゥス「時は過ぎ行き/恵み深き御母」
(11)賛歌「見よ,明るき声が響き渡り」
(12)ロンデルス「天の王国より」
(13)アンティフォナ「シバより訪れし者はみな」
(14)モテトゥス「処女の胎は/いと清らかなる御母」
(15)キャロル「ルライ,ルライ:降誕祭の夜に」
(16)レスポンソリウム「3つの貴き贈り物」
(17)モテトゥス「輝く新しき太陽が/人類の源/エッサイの子孫よ」
(18)歌曲「処女は産み給えり」
(19)キャロル「見よ,自然はその法則を」
(20)賛歌「太陽が昇るところより」
(21)キャロル「このような美しい薔薇はない」
(22)アンティフォナ「三博士は星を」
(23)キャロル「ノエル:眠りから覚めなさい」



カワゾー

 本名 川崎邦治さん。 
 SUS4の事務所Office Sceneの人。なぜ,SUS4が「カワゾー」と読んでいるかは不明。
 目が優しく,柔らかな物腰にもかかわらず,実は通る大きな声の持ち主のようです。
 1998年7月のラスキンクラブにK's Friendsの一人として出演した時には,楽しませながら会場とライブを仕切っていいました。


目撃報告

 Mioさんを,渋谷駅で目撃したという報告が寄せられている。SUS4's Roomのprofileによると,Mioさんは代官山のアンジェルという店が良いと勧めていたり,Mihoさんは下北沢によく行くとのことから,どうも渋谷付近がSUS4の日常的なテリトリーらしい。

 そういえば,毎月LastのKin曜日に渋谷区南平台の某所(カトリック渋谷教会地下集会室)に現れるライブスポットということから名付けられたLaskin Club。これも渋谷ですね。さらに「Winter」のジャケットを良く読むとFranciscan Chapel Centerという文字を見つけることができるが,これは六本木にあるCatholicの教会で,外国人向けに多国語でミサが行われているところ。六本木へも中目黒から地下鉄ですぐです。


  というわけで、渋谷の人の中に、多分毎日SUS4はいるのではないでしょうか...

 


Blue Pacific

 品川駅前にあるホテル・パシフィック東京(Le Meridian Pacific Tokyo)にあるスカイラウンジ。SUS4がしばしばここで行われるStardust Showに出演します。

 ホテル・パシフィック東京は京急系のホテルで,お台場のLe Gran Pacific Meridian Tokyoとは姉妹関係になる,日本ホテル協会加盟のホテル。

 千代田区内某所のホテルのスカイラウンジのようにジャケットネクタイ着用でないと丁重にお断りされてしまうことはないと思いますし,それなりのカジュアルな服装でも大丈夫だと思います。それでも,さすがにTシャツ,Gパンはさけた方が良いと思います。

 Blue PacificでのShow Charge (Cover Charge)は日曜日は\1000,平日は\2000。飲み物は600円から1500円程度。料理は1500円から2500円くらいと思って下さい。ソフトドリンクももちろんあります。 礼儀正しい正統派ホテルらしく,メニューにないものでも頼めば聞き返えされることもなく,たいていのものは持ってきてくれます。(sherry = bristol cream とchilled coffeeを頼んだ経験あり。<迷惑な奴。)自分の予算に応じて自分の好みで飲み物などは頼めば良いので,どんなメニューかわからないという人も心配するにはおよばないと思います。

 週末の場合,20時から1時間毎に40分のステージが3回ありますが,徐々に混んできます。


ODIEX [The Theme of Teddy] and HODIE [An Gregorian Chant]


「踊る大捜査線 The Movie」で使用された 「ODIEX [The Theme of Teddy]」。 羊たちの沈黙のレクター博士を思わせる小泉今日子扮する日向真奈美のテーマとして,そして日向の殺人を特徴づけるテディーベアのテーマとして劇中で使用されました。映画を見た人の中で,ODIEXを歌っているのは外国人の少年だという噂が流れていましたが,もちろん歌っているのはSUS4です。

このODIEXですが,SUS4の主要レパートリーで,ライブを聴いたことのある人はご存じの「Hodie (Christus Natus Est)」 というグレゴリオ聖歌に基づくバリエーションです。サウンドトラックを聴くと,初めの出だしは,Hodie の第3節目から入ります。最後まで歌ったところで,リズムが変わりInsturmentalと共に,Hodie の初めから歌詞を歌いはじめます。後半部分の初めはやや聞き取りにくいのですが,Hodie Christus Natus Estの部分が聞き取れます。下に譜面を付けますので比較してみて下さい。

Hodie Christus Natus Estは「今日キリストは生まれた」という意味のラテン語でクリスマスの歌です。教会や修道院ではミサ(プロテスタントでは礼拝式に相当する)の他に,一日何回か定められた時間に聖務日課と呼ばれる祈りが捧げられてきました。この歌は日没前後に行われる晩課(Vesper)の一部としてクリスマスの当日(25日)に使われる歌です。1971年に聖務日課は「教会の祈り」(時課の典礼)と名前が変わり,唱えられる祈りの文も変わりました。Hodie Christus Natus Estに相当する部分は,少なくとも日本では歌われていないと思います。

この曲Odiexはグレゴリオ聖歌なのでしょうか?私にはそうは思えません。あくまでODIEXという新しい曲だと思います。サイモン&ガーファンクルのSilent Nightの様に,賛美歌(聖歌)を題材としたPOPsは英語などの場合に多いのですが,日本では今まであまりありませんでした(**)。このODIEXはHodieを素材の一部として使いながらも,全く新しい音楽を作り出しています。それに,Hodieにはcopyrightはありませんし,誰か個人の名前に帰される音楽ではありませんので,権利侵害でもなく,もちろん盗作ともいえません(***)。松本氏の公式サイトでは,ODIEを使ってremixしたからODIEXと命名したと説明がありましたが,私は,XはHODIEではない,新しいもの,そしてHODIEを通してその旋律の可能性を広げるものという意味にも見えてきます。今の音楽シーンの中でのグレゴリオ聖歌に新しい生命を与えたといっても良いのではないかと思います。

はっきりいって,とても新鮮です。今回の劇中音楽のなかでも評判がよいようです。

映画をみた直後は劇中での使われ方が,あまりに断片的だったので非常にNegativeな印象でしたが,
サントラで聴いて評価が変わりました。いい曲です。おすすめ(青字)に訂正します。


[歌詞] ODIEXとして歌われる順で

Hodie in terra canunt angeli laetantur archangeli;
hodie exsultant justi dicentes:
Gloria in excelsis deo. Alleluia

Hodie Christus natus est;
hodie salvator apparuit;
hodie in terra canunt angeli laetantur archangeli;
hodie exsultant justi dicentes:
Gloria in excelsis deo. Alleluia

今日,地では天使が歌い,大天使は喜ぶ。
今日,正しき人々は歓喜し口にする。
「天のいと高きところに栄光。アレルヤ」と

今日,キリストはうまれた。
今日,救い主は現れた。
今日,地では天使が歌い,大天使は喜ぶ。
今日,正しき人々は歓喜し口にする。
「天のいと高きところに栄光。アレルヤ」と

元のHodie Christus natus estの歌詞は,4行目から最後に相当する部分です。
(日本語訳は長瀬私訳)


グレゴリオ聖歌HODIEの譜面 (Liber Usualisから)

Hodie Christus natus est [score]


[5線譜ではなくローマ四角譜なので読みにくいのですが,譜面一行目左上に見えるCの中央がCに相当します。縦に並ぶ2つの四角の右が線でつながっていれば,下の音を先に歌います。]

(*)例えば現在使われているカトリックの典礼聖歌「復活の続唱」の旋律は,グレゴリオ聖歌に基づいています。またHodieという名前で呼ばれるグレゴリオ聖歌は,クリスマスに使われるもので少なくとも3曲あります。
(**)日本で学校教育のために初めて文部省により編纂された「小学唱歌集」に収載された「蛍(の光)」「見わたせば(むすんでひらいて)」「うつくしき(スコットランドの釣り鐘草)」「思ひ出れば」「隅田川」は,明治初期に日本で歌われた賛美歌の旋律を,明治初期に文部省に雇用されたアメリカ人音楽教師等が意図的に採用し,日本語の歌詞を別途付けたものとのことです。日本の歌は,初めから賛美歌と密接な関係で生まれてきたことになります。(安田寛「唱歌と十字架」音楽の友社刊参照)
(***)クラシックの世界では,アントニオ・ビバルディの旋律を基礎に,J.S.バッハが作曲したり,グレゴリオ聖歌のUbi Caritasを元にモーリス・デュルフレが作曲するなど,しばしばみられます。


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Last Updated on 27Nov. 1998.

Access: since Nov. 1 1998