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 「絶対少年」 函南町・丹那4 

現地在住の方が、『啼沢川上流の橋』の背景地を見付けたということで、
18きっぷのシーズンを待ち、私も見に行ってみました。(2005.12.16)
四度目の丹那訪問、今回はタクシーを使います。使わないとムリだ〜。


JR三島駅南口5番乗り場から、沼津登山東海バスの元箱根港行きに乗ります。約25分で大曲(おおまがり)バス停に到着、運賃は490円。

少し道を戻って、南東方向に伸びる道を突き当たりまで進んで右折し、100m程歩くと、左側に林道「庚申松城山線」の入口が現れます。
後は、この林道を進めば、函南町立木立(きだち)キャンプ場の前に出ます。バス停から徒歩30分強でした。
多少のアップダウンはあるものの、標高差が殆ど無いので、比較的楽に歩けるでしょう。
(※標高約350m。林道の後半は未舗装。)
   



【来光川支流の橋】 MAP:X

函南町立木立キャンプ場管理棟のすぐ近くにある、来光(らいこう)川の支流に架かる橋です。
薄暗い森の中に位置し、撮影は手ブレとの闘い(^_^;。
川の流れが劇中とは逆のようで、道路のカーブの内側は、下流側になります。
           

同じような構図で、橋の上流側の写真も撮ってみました。
    


ここから再び林道「箱根山線」を歩いて原生の森へ向かうわけですが、今度は標高差約230mを登らなければなりません。
森の中をずっと急な上り坂が続くので、気合を入れて歩きます。一応ここは全区間アスファルト舗装済です。
頑張って、40分予想のところを5分短縮、徒歩35分でした。


【原生の森公園】 MAP:Y

原生の森南側に整備された「原生の森公園」、その中の「紫雲の池」周辺が、劇中の『わきま』騒動場面の背景地のようです。
木々が冬の装いになっちゃってますが、森の中の水路の様子など、雰囲気が出ていますね。
道路を挟んで反対側の高台に展望台があり、駿河湾や富士山を望むことが出来ます。この辺りの標高は大体590mくらいでしょうか。
 
     


この後は丹那盆地へ行きたいので、タクシーを呼びます。原生の森公園駐車場の位置では携帯電話の電波が届かず、展望台の所で電話しました。
私が去るのと入れ替わりに、課外授業の小学生を乗せた大型バスが2台到着。さっきまで誰もいなかった公園が一気に賑やかになりそうです。

さて、タクシーに乗ったはいいが、どうも予想ルートを外れて走っている様子。まっすぐ田代・軽井沢地区を抜けて行くのかと思ったのに、何故か右手に月光天文台が見えてきて、遂には函南駅前を通過。おぃおぃ、えらい遠回りしてくれるなぁ〜(汗)。
結局、オラッチェまで所要24分、料金4,010円。完全に予算オーバーしちゃいました。最短ルートを通れない理由でもあったのか?
ちなみに、函南駅前通過時点の料金は2,170円でした。函南駅から原生の森公園までのタクシー料金の目安になるでしょう。



(※地図中、アルファベットの「O」は欠番。A〜Mは訪問1回目、N〜Sは2回目、T〜Uは3回目のページを参照。)


【農家の建物脇の道】 MAP:V

八嶋手神社よりやや北側。農家の建物の間にある、盆地の周回道路から内側へ入る道に目をやれば、そこは劇中で夕景として描かれていた背景地。


【丹那盆地遠景】 MAP:W

熱函道路の第二丹那橋から見た丹那盆地。
柿沢川の曲がり具合を考えれば、この辺りからの景色だというのは想像に難くないものの、車が高速で走り抜ける、歩道の無い道を歩かねばならず、これまで足が向かなかった場所です。今回、思い切って行ってみました。

長光寺の前から、北に向かう上り坂を進み、鷹ノ巣山トンネルの入口手前で熱函道路へ合流するハズが、熱函道路をくぐるだけの道だったので、道路脇の斜面をよじ登り、無理やり熱函道路に到着(苦笑)。
気になる、トンネル入口手前の左側の風景は、単なる資材置き場でした。その隣りから盆地を見ると、川口家の森がちょっと隠れてしまいます。
やはり第二丹那橋まで行かなきゃダメなようで。
  
  

ちなみに、盆地内からは山の中腹に見える赤い橋が、その第二丹那橋です。


以下は、写真の追加です。

【長光寺】 MAP:E
 撮り忘れていた構図の写真を、改めて撮影。
 

【道祖神付近】 MAP:J
 デジカメの買い替えで、田んぼの向こう側から撮った写真が、ようやく使い物になるレベルになりました。


※交通案内

 丹那盆地に寄らず、原生の森と木立キャンプ場へ行くだけなら、JR熱海駅から伊豆箱根バスの元箱根行きに乗り、函南原生林入口バス停で下車(所要約40分、運賃860円)、森の中の「学習の道」(遊歩道)を通って原生の森公園に抜け、林道を下って木立キャンプ場経由で大曲バス停まで行けば、沼津登山東海バス三島駅行きに乗る事が可能で、タクシーを使わずに済みます。
 函南原生林入口バス停が大体標高850m、紫雲の池までは約300mも下るので、原生の森の遊歩道通過に1時間位かかるようです。
木立キャンプ場までは合わせて500mも下ることになりますが、逆ルートで500m登るよりは体力的にマシでしょう。

 或いは、沼津登山東海バスの大曲バス停と山中バス停を利用し、林道をぐるりと回るコースなら、登り下りがあって多少距離は伸びるけど、遊歩道を通るよりも歩きやすいのではないかと思います。


【おまけ】

 帰りは、「酪農王国オラッチェ」からタクシーです。しかし函南駅ではなく、トンネル向こうの来宮(きのみや)駅まで利用しました。
「絶対少年」田菜編のラストは、熱函道路を鷹ノ巣山トンネルに入って行ったと思われる印象的なシーンで終わります。それを体感したかったので。
来宮駅までは所要15分、料金2,650円でした。

第二丹那橋を渡ってから鷹ノ巣山トンネルに入るまでを、デジカメで動画撮影してみたり。
 → last.avi (Motion JPEG,2.82MB,12sec.) ※QuickTime3.0以上で再生可


※参考
 ・「りゅうの犬小屋
 ・「JUNK KOLLEKTER」 (記事: http://blog.goo.ne.jp/circularmotion/d/20050918

※横浜編の背景地探訪
 ・「ペリーの幻惑パフォーマンス!」 (記事: http://perry.cocolog-nifty.com/ppp/2005/10/1_78c9.html
 ・「徒然なるままに、―(略)― 別館 聖地巡礼特集」 (記事: http://tianlang2.s206.xrea.com/zettai_yokohama.htm


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( by KASHIWA )