VinePlusのcm_setup内にvje-delta-2.5-4.nosrc.rpmがあります。これを使ってVJEをRPMパッケージにします。パッケージ内のvje-delta.specに詳しい作成方法が載っています。
できあがったパッケージvje-delta-2.5-4.i386.rpmをインストールしてください。/etc/servicesにすでにVJEのエントリがある云々の警告が出ますがとりあえず無視して構わないようです。
rpmパッケージをインストールしただけでは残念ながら完璧ではありません。このままではXEmacsなどでAlt-漢字キーでVJEをONにできません。これはX11の設定でAltキーがMetaキーにされていて、VJEがAltキーを認識できないことが原因のようです。そこで、XF86Configのキーボードセクションを修正します。
さて、VJE自身のインストールはできましたが、このままではグラフィカルログインのダイアログでVJEを選択できません。以下のファイルを修正することによりVJEを漢字入力のリストに追加します。
以上でwdmのダイアログでVJE-Deltaを選択できるようになります。
2001.05.17補足
現時点ではupdatesにvutilsのアップデートパッケージがリリースされています。この中で、setime, imelib, vinelibが、上記パッチを取り込んだものに更新されています。従って、vutilsをアップデートしている場合はwdmReconfigとVjeのみ修正してください。また、最近リリースされたVine Linux 2.1.5も、未確認ではありますがおそらく同様だと思います。