Vine 2.1ではあらかじめ、ペンギンの絵を表示するために必要な設定は済ませた状態でカーネルが構築されています。従って、カーネル再構築は不要です。
ペンギンの絵を表示させてやるには起動時の画面モードを変更します。まず、以下の行を/etc/lilo.confのグローバルオプション(カーネルオプションでも構いませんが)に加えてください。
vga=ask
/sbin/liloを実行し、変更を反映させたあと再起動します。これでVine起動時にVGAモードを尋ねるようになります。ここでVGAモードに"305"を指定します("0x"はつけないでください)。これで1024x768のモードでコンソールが起動し、画面上部にペンギンの絵が表示されるはずです。
首尾よくペンギンの絵が表示できたら、今度はこのモードで必ず起動するようにしましょう。先ほどの行を以下のように変更します。
vga=0x305
書き換えたlilo.confを有効にするため/sbin/liloを実行し、再起動します。これで完了です。
なお、1024x768のモードで立ち上げた場合、コンソールで漢字を表示させることはできません(konは使用不能)。間違って使ったとしても正しく表示が行われませんので注意してください。