コンバットフライトシミュレーター2(以下CFS2)ではフォースフィードバックを有効にすると、操舵面への圧力、機銃発射時の反動、接地時の車輪へのショックなどがスティックに伝えられます。しかし、操舵面への圧力以外ははっきり言って邪魔です。特に滑走時などスティックが暴れまくってしまっています(スティックを抑えると台座が暴れるのだからどうしようもない)。
ところが、CFS1ではフィードバックの種類毎に有効無効を選択できるダイアログがあったのですが、CFS2ではそれがなく、すべて有効かすべて無効のどちらかしか選べません。これは大問題です。いや、マジで。
幸い、コンフィギュレーションファイルの記述は前作を継承しており、直接CFS2.CFGファイルを編集することで操舵面への圧力以外をすべて無効にすることができました。
[CONTROLS] force_master_gain=10000 force_stick_force_enabled=1 force_stick_shaker_enabled=0 force_gear_bump_enabled=0 force_crash_enabled=0 force_ground_bumps_enabled=0 force_machinegun_enabled=0 force_bulletdamage_enabled=1 force_rocket_enabled=0 force_bomb_enabled=0 force_flak_enabled=1 force_master_enabled=1 PAN_RATE=400
CFS2.CFG内には上記のセクションがあります。これらの"1"を"0"に変えれば、その種類のフィードバックが無効になります。
ミッションビルダーのイベント設定において「サウンドの再生」などのアクションを指定することができます。ここで指定できる音声ファイルはSOUND\actionに入っていますが、ファイル名はjtr001.wavなどのようになっているので、内容を推測することができません。しかも、日本軍はともかく、アメリカ軍は当然英語なので聞いてもわかりません。(--;
しかし、これらのWAVEファイルには実は日本軍、アメリカ軍ともに音声の内容が日本語の文章で入っています。エクスプローラでファイルのプロパティを見てみてください。
これでアメリカ軍の音声ファイルもバンバン使うことができますね。
※(2001.4.7加筆)なお、この日本語の文章はゲーム中に音声が流れると同時に画面に表示されるあの文章です。従って、自作の音声ファイルを作るときも、このアイテムをファイル中に埋め込んでおけば画面に表示されるはずです。
さて、これで内容の確認はできるようになりましたが、やっぱり数が多いのでどの音声がどのファイル名だったかいちいち探して回るのは大変です。そこで、各音声ファイルからこの日本語の文章を抜き出し、CSV形式のテキストファイルにしました。これを使えば見通しがよく、目的の音声ファイルのファイル名もすぐに探し出せます。どうぞ活用してください。
ミッションビルダーを使ってミッションを作成する際、戦艦や空母などはあらかじめ各型が名前として登録されており、不自由はしないのですが、すべての船の名前が入っているはずもなく、駆逐艦などはDD-29などのような識別コードでしか選択できません。その他の船も同様だと思います。
そこで、例えば駆逐艦にYUKIKAZEとかFUBUKIとか名前をつけたいと思った場合にどうすればいいかというと、実は、misファイルを直接編集しちゃえばいいのです。misファイルの一番最後のところには各オブジェクトの識別名が書かれています。この名前を書き換えます。
"name_string.32"=DD-24 "name_string.33"=DD-23 "name_string.34"=DD-22 "name_string.35"=DD-21
このDD-24とかDD-23とかを好きな名前に書き換えればいいのです。日本語版であれば漢字を使うことも出来ます。こうして書き換えた名前はミッションビルダーで普通に取り扱うことが出来ます。航空機も同様に識別名を書き換えることが出来ます。自分の名前がなくて悲しい思いをしている人もこれで大丈夫です。なお、航空機についてはFUJISAWA-1, FUJISAWA-2など、編隊僚機についても別々の名前を与えることが出来ますが、ミッションビルダーで読み込んで保存しなおした際には強制的に“隊長機名-数字”の組み合わせに書き換えられてしまいますので、注意してください。やるならミッションが完成した一番最後ということです。