ジカ熱
(2016/11/22)
外務省の海外安全ホームページによると、WHOは「ジカウイルス流行地域における小頭症及び神経障害の集団発生について「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC,
Public Health Emergency of International Concern)」の終了を宣言しました。」
しかし緊急事態ではなくなったものの、ジカ熱が無くなったわけではなく、感染者は増えています。ホーチミン市では9人の妊婦がジカ熱に感染し、一人は無事に正常な状態で産まれ、一人は出産せず、残りは現在モニター中となっています。11月20日現在、確認されたジカ熱の感染例は62件、その内41件が女性です。ホーチミン市では18日から20日の間に新たに24人の感染を確認しています。Binh
Thanh区 が13人、2区が10人。市の健康部は6つの特別タスクフォースを組織し、新しい感染の発掘、殺虫剤の散布、家の周りに水を溜めないように注意を呼びかけています。
(2016/10/22)
Dak Lak省の23歳の女性から生まれた4ヶ月の赤ちゃんが小頭症の症状があり、現在日本の長崎大学からの小頭症診断の結果を待っているところです。母親は妊娠第2期と3期の間に発疹と高熱のジカ熱の症状がありましたが、診断は受けていませんでした。
ベトナムで5つの違う箇所で9人の患者が出たので既にepidemic状態であると、the General Department of Preventive
Medicine のヘッドは言っています。またベトナム滞在後のウイルス検査で陽性となった外国人もいます(オーストラリア人男性、韓国人女性、台湾人男性)。
(2016/4/05)
2016年4月5日朝にMinistry of Health がベトナムで最初となるジカ熱の感染例を発表しました。感染が確認された一人はニャチャンの64歳の女性、もう一人はサイゴンの33の女性です。3月終わりに病気に掛かりました。現在様態は安定しており、親戚、近所の人への感染はないようです。ベトナムを旅行したオーストラリア人がジカ熱に感染していることが判明した後、ベトナム当局は警戒レベルを上げていました。現在空港で旅行者の体温測定などを行っています。
■ AAG submarine cable fixed, Internet in Vietnam back to normal - Vietnamnet(2016/8/24 18:03)
(2016/8)
ベトナムのプロバイダーによるとインターネット海底ケーブルAsia America Gateway (AAG) が8月2日の午後5時に破損したそうです。台風Nidaの影響によるもので、悪天候のため修理作業も進んでいません。AAGは東南アジアとアメリカを結ぶ2万メートルの海底ケーブルで、2009年に運用を開始しましたが2014年に2回、2015年に3回切断事故を起こしています。
ホーチミン市の高架道路建設計画
(2016/6)
HCMC Infrastructure Investment Joint Stock Co (CII) はタンソンニャット空港とホーチミン市中心部を結ぶ高架道路を建設するために子会社
Elevated Road No.1 Investment Ltd Co. を設立しました。Elevated Road No.1 Investment
Ltd Co.は、このプロジェクトの実施と管理に責任を持ちます。第一号線は空港近くのLang Cha Ca Intersection から Tran
Quoc Hoan通り、Phan Thuc Duyen通り、 Hoang Van Thu通り、Phan Dang Luu通り、そしてPhan
Xich Long通りを通ります。その後2本に別れ、1本は Dien Bien Phu通りで終わり、もう1本は Ngo Tat To 通りから始まり
Phu An 橋で終わります。中心部を逸れているような気もしますが、全長9.5km、4車線。
ルートの上の名前の挙がっている通り、地名を地図上にプロットすると下記のようになります。Phan Xich Long通りからDien Bien
Phu通りやNgo Tat To 通りにどうやって抜けるのか不明です。立ち退きによる補償と整地にVND6 trillion (US$269 million)かかるとニュースにあるので、この辺りで難航するのでしょう。予定ではBOT(建設・運営・譲渡)方式で、2017年に着工、3年後に完成するそうです。
高架道路は全部で5本が計画されており、
第2は全長12km、ルートは、Intersections Lang Cha Ca - Bui Thi Xuan - Bridge No. 5
on the Nhieu Loc - Thi Nghe - Beihai - Thien Phuoc - Au - Dam Sen Park
- Bau Trau canal - Chien combs - 2 village road and ending at Highway 1
(City).
第3は全長8km、ルートはThanh Thai Street - Ly Thai - Nguyen Van Cu - Ong Lon canal
- Nguyen Van Linh.
第4は全長7.3km、ルートはHighway 1 (communication with overhead line 5) - Vuon Lai
- Vam Thuat river crossing and north-south rail - Phan Chu Trinh - My Phuoc
apartment - Dien Bien Phu, communicate with line 1.
第5は全長34 km、ルートはTract 2 (Highway 1) intersection からintersection Station
2 Lac. cafe.vn より
高島屋の営業時間は7h-22h。 http://www.takashimaya-vn.com/corporate/en/home
(2016/6)
SAIGON CENTRE PHASE2の建設が進んでいます。ついにTAKASHIMAYAの文字が見られるようになりました。完成は2016年下半期の様ですが、2016年半ばとのニュースも出ています(今現在2016年半ばですが)。高島屋はシンガポール(1993年)で成功しています。更に1994年に大葉高島屋(台北)、2012年に上海高島屋と進出しており、それに続くのがホーチミン市です。バンコクは2017年の予定ですので、バンコクより早い!
SAIGON CENTRE PHASE2は43階建て(2011年時点の計画と変わっています)、リテールとレストラン用に合計5万u(7フロアー)、オフィス用に4万u、サービスアパートが200ユニットとなります。デパート(高島屋のこと)の面積は15000u(地下2階〜地上3階の5フロア)。
(2011/10)
現在ホーチミン市Le Loi通りにある25階建てのSAIGON CENTER(1996年12月完成)は全体計画の内のフェーズ1です。その隣りにフェーズ2が計画されています。フェーズ2では、88階建てと66階建ての2棟が建設されます。88階建てのビルは高さ386mでホーチミンで一番高くなる予定で、オフィス、高級ショッピングセンター、5つ星ホテルが入ります。投資主体はシンガポールのKeppel
Landで、ベトナム側パートナーはSouthern Waterborne Transport Corporation (Sowatco) と
Real Estate Saigon Corporation (Resco) です。建設は始まってるようですが、完成予定などスケジュールは不明です。 Saigon Centre - The place to be | Vietnam Real Estate Report
保健省はURC Vietnam(フィリピン資本)社に対して、1月11日に製造されたC2 TraXanh(Green Tea)と1月14日製造のRong
Do をすべて回収するとこを指示しました。 これらの生産品は鉛の濃度が法律上の制限0.5ml/Lに対して0.21 〜 0.46mg/Lでした。Vietnam
Food Administration (VFA)は、今月はじめにその飲料水の低い品質についての噂に基づき2つのサンプルを集め、はじめは0.84mg/Lの鉛の濃度とレポートしました。しかし当局は基準値以内として容認しました。これらの対立する結果として、the
National Institute for Food Control (NIFC)がURCから賄賂を貰ったのではないかとの噂が飛び交い始め(NIFCはすぐに否定)ています。またニュースが広まるのを防ぐためにローカルメディアにもURCは賄賂を渡したとの噂も。
日本の水道水に対する鉛の水質基準は、「平成4年12月 省令69号で鉛の水質基準が0.1mg/L以下から0.05mg/L以下に改められました。」とのことです。まあ、とりあえずC2は飲まない方が良いでしょう。
ジカ熱
(2016/4/05)
2016年4月5日朝にMinistry of Health がベトナムで最初となるジカ熱の感染例を発表しました。感染が確認された一人はニャチャンの64歳の女性、もう一人はサイゴンの33の女性です。3月終わりに病気に掛かりました。現在様態は安定しており、親戚、近所の人への感染はないようです。ベトナムを旅行したオーストラリア人がジカ熱に感染していることが判明した後、ベトナム当局は警戒レベルを上げていました。現在空港で旅行者の体温測定などを行っています。
Vinhomes Ba Son
(2016/3)
サイゴン川沿い、Nguyen Huu Canh 通りとTon Duc Thang通りに囲まれたエリア(現Ba Son造船所)を、またVinグループが再開発するようです。英語の記事がほとんどなく、ベトナム語で紹介している記事にも着工時期、完成時期はどこにも見当たりません。いつものようにいつの間にか始まり、あっという間に完成してしまうのでしょう。想像図がここにあります。恐ろしい企業です。
Family Medical Practiceの緊急医療対応センターとカーメル病院
(2016/3)
Family Medical Practiceが運営するEmergency Medical Response Center(緊急医療対応センター)はホーチミン市初の国際標準の緊急医療対応センターとして2016年3月中に開始される予定です。最新のソフトウェア、よく訓練された緊急対応オペレーター、医師、看護師を各救急車に備えています。センターは24時間、無休で待機しており、ベトナム語と英語の両方でサービスを提供します。ダイアル*9999でアクセスできますが、当初は1区、2区と3区のみで開始し、その後他へ拡大するそうです。会員制で、小額の年会費が必要です。電話すると、緊急対応センターはProQA(世界中の緊急コールセンターで使われているプログラム。1500以上のアルゴリズムを持つ)を使って、電話してきた人に対する質問を電話オペレータに促したり、救急車を派遣するかしないかを決めたりします。そして緊急対応で派遣される人はInternational Academies of Emergency Dispatchによる6ヶ月のトレーニングを受けている人材です。緊急医療アシスタンスの提供を超えて、救急車は患者を望ましい病院に搬送しますが、必ずしもFamily
Medical Practiceで処置を受ける必要はありません。
以上が、Saigoneerに載っていた記事の内容の一部です。Family Medical PracticeのWEBサイトにはこのセンターについての詳細案内は未だ載っていません。よって料金などは不明です。
世界一高いテレビ塔
(2016/2)
VTV(テレビ会社)と、SCIC(the State Capital Investment Corporation 国営投資会社)、そしてBRG
Group(ゴルフリゾートや高級ホテルを運営)が、ハノイのBac Tu Liem区のthe Tay Ho Tay (West West Lake)
Urban Area (14.1 ヘクタール)に高さ636mの世界一高いテレビ塔を建設することになりました。契約サインセレモニーの席で、VTV
General Director Tran Binh Minh氏は、首相に塔の話をしたら「作るなら地域で一番高い塔でないとだめだ」と言われたので、「東南アジアで一番ですか、アジアで一番ですか」と聞いたら、「アジア一」とのことでしたので、世界一のTokyo
Skytree(634m)より高い世界一になりました、と話しました。Nikken Sekkeiがプリフィージビリティスタディを行い2案を作成、承認のために首相と関係省庁に提出す予定です。2021年に完成予定。テレビ塔だけでなく、アパート、オフィスの他、8,000-10,000席の劇場も作りたいそうです。
そんな高い(15億米ドル)ものは要らないだろうとの批判も出てます。
Thu Thiem's Planning Exhibition Center
(2016/1)
2015年末からホーチミン市2区のThu Thiem地区(Lot I-19 Central Square of the Thu Thiem
urban area - District 2)で、Thu Thiem's Planning Exhibition Centerの建設が始まっています。5階建て(地下一階を含む)、床面積18307.2
m2 で、なかなか印象的な建築です。完成後は都市計画プロジェクトを展示する公共スペースとなります。サイゴンとThu Thiemの歴史、文化、建築について学べるそうで、いわゆる箱物ですね。
■ Construction Starts on Thu Thiem's Fancy New Exhibition Center - Saigoneer(2016/12/07) 工事現場の写真− REIC
Nguyen Hue通り周辺通行止め
(2016/1)
今年のテトのフラワーストリートはNguyen Hue通りに戻ってきます。去年は工事の為、Ham Nghi通りでした。フラワーストリート開催と準備のため、2月5日の夜6時から2月12日の夜10時までNguyen
Hue通りと周辺の道が通れなくなります。Le Loi通りのPasteur通りとDong Khoi通りの間、更にNguyen Thiep通り、Ton
That Thiep通り、Huynh Thuc Khang通り、Mac Thi Buoi通り、Ngo Duc Ke通り、そしてHai Trieu通りの全て、または一部(図の赤線)も通行止めです。フラワーストリートは2月5日の夜7時から12日夜10時まで。テト元日は2月8日。
Tao Dan Park で行われるフラワーフェスティバルは2月3日より14日。
新しい外国為替政策?
(2016/1/04)
2016年1月4日のベトナムネット・ニュースに衝撃的なニュースが載っていました。ベトナム国立銀行( the State Bank of Vietnam
(SBV) 、ベトナムの中央銀行のこと)の総裁がトイチェ新聞とのインタビューで、現在当たらし外国為替政策を計画中で、それによると外国通貨を預金するときには料金が発生し、引き出すときには外国通貨ではなくベトナムドンで受け取ることになるそうです。
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投資ファンドのの代表は、「こうなると特に外国の投資家は、ドルのレートをベトナム国家銀行がいくらにするか予測できず、引き出すまでいくら持っているのか計算できないという恐れが発生します。外国直接投資家は自分の金について安心できず、ベトナムを離れるかもしれません。」と言っています。外国人だけでなく、ベトナム人も現金を引き出すでしょう。一方、銀行に預けると費用が掛かるのであれば、外国人直接投資家、個人投資家、外国投資ファンド、そして一般の人々、皆は外貨を銀行に預けなくなり、中央銀行は莫大な資金を経済発展に動員できなくなります。
総裁からの新外国為替政策についてのメッセージは市場で強い関心を引き起こしました。銀行家はその新政策は歓迎されないと考えています。
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そして記事の最後に興味深いことが書いてありました。
「ビッグな投資家は、ドルを外国銀行に預けて、そのドルを担保にベトナムドンを5%の利息で借りて、それをベトナムの銀行に6.5%で預ける。すると1.5%のマージンができる。」