Keisuke Nagase
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RAG (Remote Air Ground)


 飛行場付近(管制圏,進入管制区など)を飛行する航空機の管制は、飛行場からVHF(あるいはUHF)の無線電話を使用して行います。VHF(UHF)の電波は直進性が強く、見通し範囲の減衰は少ない性質を持っていますが、山や地平線そして距離の影響で、離れた場所の航空機と地上の無線局の通信が困難になることがあります。
 また,ある飛行場が複数の周辺の飛行場の管制を行うことがあります。このように,航空路ではなく飛行場での管制を行う際にも,遠隔地と安定した通信を確保するため、遠隔地の山上などに中継局をおくことがあり、これを遠隔対空通信サイト(RAG)と呼びます。

 施設としては,RCAG(Remote Control Air Ground)と同様ですので大子RCAGの項を見て下さい。
茨城県内ですと,友部航空通信所内に東京国際空港(羽田)のRAG(Tokyo APP)が設置されています。

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