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●2003年9月16日(火)〜26日(金)
沖縄都市モノレール

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・2003年9月24日(水)

  1. 県庁前(2) 911[ゆいレール・那覇空港行]923(2)那覇空港
  2. 那覇空港(Spot27・RWY36)1035[JTA507便]11201125(RWY04・Spot3)宮古空港
  3. 平良港 17501808[宮古フェリー・フェリーゆうむつ]18151835 佐良浜港 {泊}
6:40頃目が覚める。昨晩泡盛飲み過ぎて、風呂にも入らず寝てしまった。急いでシャワー浴びで出発準備、それでも朝食は8時頃からと、予定よりも遅くなってしまう。
8:50過ぎチェックアウト、県庁前9:04発のゆいレールに乗れるか?と急ぐも、駅直下での信号待ちの間に列車到着、間に合わなかった。今日は毎度お世話になっているSさんがANA991便で那覇空港に着くから、搭乗待合室で待ち受けてやろうかと企んでいたのだが、寝坊が響いてそれは叶わず。後続のモノレールに乗ると、そのANA991便が着陸し、誘導路を走行しているのが車内から見えた。

チェックイン手続きをしてから到着ロビーでSさんと合流。自分は宮古まで先行し、Sさんはゆいレール往復後、12:00発のANK173便で追っかけてくる予定。一旦別れて搭乗待合室へ。
10:22搭乗開始。通路上部にモニターの付いた新塗装機、しかしモニターは使わず、緊急時用の案内は客室乗務員の実演。オーディオサービスは未搭載。10:35ドアクローズ、10:37プッシュバック、10:41TAXIING、36エンドの1つ手前のE7誘導路から滑走路進入、10:47ローリングテイクオフ。ナハノース2ディパーチュアで米軍嘉手納飛行場を右手に見る高度制限を経て、10:51左旋回、10:53慶良間諸島、10:54ベルトサインオフ。
11:00キャンディの機内サービス。11:03機長アナウンス、高度5,500m,速度800km/h。11:10ベルトサイン点灯、降下開始。宮古島上空に達すると、地面が台風被害で一面茶色いのに驚く。来間大橋の上で右旋回、11:21タッチダウン、11:25スポット停機、11:29降機。
那覇空港 座間味島 宮古島 宮古空港

荷物を受け取り、3Fの送迎デッキに行くと、台風の影響で閉鎖中のまま。ターミナルからの飛行機撮影ができず残念。時間があるので外から飛行機の撮影ができないかと、空港を出て04エンド側まで行こうとするが、暑くて途中で断念し、空港へ引き返す。と、車が通りかかり、でかい荷物背負って苦しそうに見えたのか、何と空港ターミナルまで送ってくれた。消防関係の方らしく、ご好意に感謝。
まだまだ台風14号の爪あとは残り、ターミナルの屋根の赤瓦は一部吹き飛んだまま、駐車場脇には壊れた電話ボックスが倒れている。土台が見当たらないので、何処かから飛んできたものらしい。管制塔の窓ガラス部分には、一部板がはめ込まれている。道路標識を根元から90度折り曲げてしまう風の威力にはただただ驚き。
宮古空港送迎デッキ入口 宮古空港前 宮古空港管制塔

Sさん到着、2度目の出迎え。レンタカーで来間(くりま)島・池間島・砂山ビーチを巡る。レンタカー会社「サーウェスト宮古島」の車は台風で5台のガラスが割れる被害を受けたそうな。来間大橋を渡り、来間島の展望台から対岸を見ると、白砂が自慢で東洋一の砂浜とも言われていた与那覇前浜ビーチは、全体が茶色っぽくなってしまっていた。その脇の宮古島東急リゾートは今月中の新規予約受付を中止している。
来間大橋

次に向かう西平安名崎は、倒壊した発電用風車が道を塞ぎ、その手前で通行止めになっていた。残った2基の風車も、プロペラや本体部の損壊で機能停止。
西平安名崎発電用風車 損壊した風車 損壊した風車

来間大橋もそうだが、この池間大橋の中央部も船を通す為にアーチを描き、海の青さがその造形美を際立たせている。車で走ると、空に向かって飛び立つかのような錯覚さえ味わえて面白い。
池間大橋 池間大橋

砂山ビーチは、手前の砂山越えが結構疲れるものの、岩のトンネルと砂浜と海との対比が絶妙な風景。過去にはサメの被害もあったからか、一応監視員が常駐していた。ちょいと遠くの雲行きが怪しい。
砂山ビーチ 砂山

平良港のフェリーのりばは旅客ターミナル(高速船のりば)の北側、小屋が無ければとてもそれとは思えないようなコンテナ置き場の奥にある。フェリー2社の内、はやて海運の「フェリーはやて」は、ドック入りの為に沖縄本島へ向かっていた途中、19日の台風15号による高波で機関室浸水・航行不能となり、乗員救出後に無人のまま行方不明となってしまって、残る宮古フェリーの「フェリーゆうむつ」1隻だけで、宮古〜伊良部間のフェリー業務をこなしている状態。16:50発予定の「フェリーはやて」に間に合うよう港へ着いたが、ここで1時間待たされる事に。(※その後、沈没したかと思われていた「フェリーはやて」は、10/3に石垣島の南約130km地点まで、約430kmもの距離を漂流しているのが発見された。10/27から運航再開。)
平良港ターミナル 平良港フェリーのりば フェリーゆうむつ

宮古フェリーは明日からダイヤ改正、最終便到着を前に、時刻表の書き直しが始められた。
フェリー到着。車の搭載は後ろ向き、しかも誘導に従って搭載を終えたらすぐさま車から降りないと、前後左右ギリギリに次々と車を積み込むので、車内に閉じ込められてしまう。殆どの人は車に乗ったままのようだが、このままでは景色が眺められないので、即降りる。貨物の積み下ろしに時間がかかり、20分近く遅れての出航。人手が足りないからと、Sさんが係留ロープを外す役目を託される。これって列車に例えると、客にドア閉めさせるようなものでは?
伊良部島が近付いてくると牧山展望台も確認できて、感動が増してくる。いよいよ佐良浜港、怪しい雲行きも手伝って、かなり薄暗くなってきた。
伊良部島 佐良浜港

宿は下地島空港施設(株)の住居を一部転用した「オーシャンハウスinさしば」(←リンク先は音楽が鳴るので注意)、ニ晩お世話になる。受付は19時までのところ、船の遅れで18:50着。1DKタイプ1泊素泊まり3,500円(税別)、洗濯機と冷蔵庫もある。
雨が降ってきて、夕食は受付の隣の「クラブハウス」で済ます。隣では宴会の真っ最中。食後は夜の下地島空港を1周、灯火は既に消えており、車のライトを消すと辺りは本当に真っ暗で怖ぁ〜。
看板が吹っ飛び、店内の情報端末も故障したままのコンビニ(ファミリーマート)で買い物をしてから、宿に戻る。

宿のTVはCATV受信可、備え付けの番組一覧には「キッズステーション」も載っているのに、何故か映らない。ならば映るようにしちゃいましょうと、チャンネル設定をいじる。一覧に無いチャンネルまで映るものは全てプリセット完了! 完璧だ。風呂の後に「キッズステーション」を見始めるが、こりゃ見始めたらキリがなく、しかし徹夜するわけにもいかんので、0時半頃就寝。

・2003年9月25日(木)

5:30起床、まだ夜が明けきっていない。シャワーを浴び、7:00からクラブハウスで朝食。
オーシャンハウスinさしば個室棟(C棟)

今日は1日中、下地島・伊良部島観光。早速下地島空港17エンドに直行する。日が当たってくると、赤い誘導灯が映えてとても綺麗。
17エンド 17エンド 17エンド 17エンド 17エンド 17エンド

訓練が始まる前に通り池へ行くことにする。その手前にレーダー施設があったので立ち寄った。西側の森の中へ通じる脇道は、台風による倒木などで通行不能状態。滑走路を見下ろせるような高さの丘は無さそう。
空港監視レーダー

そして通り池へ。
通り池 通り池 通り池

9時前に17エンドへ戻ろうとするが、駐車場にデジカメのケースを落として一旦戻るハメに。
訓練予定には入っていないはずのRACのDHC-8-103(JA8973)が飛んでいく。9:30になってJALのB767-200(JA8231)がTAXIING、いよいよ訓練開始。北東の風がやや強く、RWYは残念ながら35。海に伸びる赤い誘導灯の上を着陸してくる定番アングルでの写真撮影は叶わず、季節的にそれが難しいとは分かっていても、やはり残念。それでも初めてタッチアンドゴーを見ることができて満足感は充分。
JA8973 17エンド 17エンド JA8231 ILS 風向指示器

何度かの周回を見た後、滑走路反対側の35エンドに移動する。頭の上すぐ近くをジェット旅客機が通過していく迫力に圧倒されつつも感激。更に移動して35エンド横方向からの撮影。
JA8231 JA8231 JA8231 JA8231 JA8231

空港内、下地島空港施設(株)の建物の入口にあるJTA下地島営業所に立ち寄り、明日のJTA520便の航空券を購入。2ヶ月前の発売開始時に、わざわざ割引率の低い「e割」で予約しておいたのは、搭乗当日まで有効な予約手段を用い、この下地島営業所に来て購入することを決めていたから。
下地島空港施設 航空券

台風14号の被害を受けた管制塔は、天井裏からアスベストも見付かって、まだ復旧に至らず、通常の3機体制での訓練ができない状態(その後、10/17に復旧した)。管制塔隣、沖縄県下地島空港管理事務所の屋上から、空港内の見学が可能(※要許可)なのだが、入口の守衛さんが巡回中による不在で許可がもらえず、午前中の見学は諦めて島内観光に移行した。
 ※《追記》現在は警備強化で見学不可になった模様。
管制塔 空港管理事務所

渡口の浜を経て、牧山展望台へ。遠くからでは分からなかったが、近くで見ると、なんじゃこの目は〜!?
牧山展望台 牧山展望台 牧山展望台 牧山展望台 牧山展望台 牧山展望台

佐良浜港近くのスーパーで、うずまきパンを買う(100円)。昼食は、伊良部島の中程にある「なかやすみ食堂」にて。ボリュームたっぷりの定食が500円という安さで腹いっぱい。ゴーヤーは台風被害で全滅してしまったそうで、ゴーヤ定食は食べられなかった。
なかやすみ食堂 食堂メニュー

次はサバウツガー(サバ沖井戸)へ。井戸は急な階段を下りたところにあり、1966年まで使われていた。
サバ沖井戸 サバ沖井戸 サバウツガー案内板

続いてフナウサギバナタ。『船を見送る岬』というような意味らしい。10月に(伊良湖岬や佐多岬を経て)フィリピンへ向かう中継地として飛来する国際保護鳥「サシバ」を模した展望台がある。しかし先の台風14号の被害はここにも及び、両翼の根元部分の外装が砕け落ちて、内部の鉄骨が剥き出しになっていた。
フナウサギバナタ フナウサギバナタ フナウサギバナタ フナウサギバナタ フナウサギバナタ フナウサギバナタ フナウサギバナタ案内板 フナウサギバナタ

佐和田の浜は丁度干潮時で、ずっと遠くまで砂浜が広がっていた。滑走路沿いの道の脇にある魚垣(ながき)は、干潮時でないとその姿を見ることはできない。満潮時は全く様相が異なる景色になってしまう。
佐和田の浜 魚垣

14時に一旦宿へと戻り、35エンドの小さな浜まで海水浴に出発。透明な水がとても気持ち良く、足元では綺麗な魚が泳ぎ回っている。
しばらくすると、頭上をジェット機が通過。こちらも宿に戻って再度空港へと出向く。守衛さんに許可をもらい、名簿に記名してから屋上へ。しかし飛行機の姿が無い。仕方ないので滑走路の写真を撮るだけで退散し、17エンドに移動。そうしたら飛行機が帰ってきた。タイミング悪ぅ。
35エンド海岸 誘導灯 管制塔 エプロン 空港施設 JA8231到着 

買い物をし、夕暮れの空港を見てから宿に戻り、夕食は今日もクラブハウス。隣では今日も宴会。空の安全はこうして守られる……のか?
疲れているはずなのに、1時頃までずっとテレビを見ていた。キッズステーションは危険だ。深夜になって雨が降り出した模様。
下地島空港

・2003年9月26日(金)

  1. 佐良浜港 13301340[宮古フェリー・フェリーゆうむつ]13551405 平良港
  2. 宮古空港(GateA・Spot3・RWY04) 18451851[JTA520便]19301934(RWY36・Spot25)那覇空港
  3. 那覇空港(Spot2322・RWY36)19551957[JAL916便]22152234(RWY34R・Spot7)羽田空港
  4. 羽田空港 2255[東京モノレール・浜松町行]2317 浜松町
  5. 浜松町 23202321[2308G・山手線]23332338(2)上野
  6. 上野(8)2338[691M・宇都宮線・宇都宮行]025049(2)久喜 //
早朝4:50頃に北海道十勝沖でM8.0の地震があったというニュースが飛び込んできた。釧路空港の管制塔も天井が落ち、空港は閉鎖中だとか。7時を過ぎてクラブハウスで朝食を取りながら、テレビニュースに見入る。
クラブハウス

今朝もRACのDHC-8が訓練をしており、それを見越してチェックアウト後は17エンドへ直行(8:50)。JA8974はタッチアンドゴーを何度か繰り返して飛び去った。空港に移動し、県の管理事務所で許可をもらって、屋上で訓練の見学。10時に訓練開始、昨日と同じくRWYは35、JALのB767-200(JA8231)がタッチアンドゴーを繰り返す。11:30に午前の訓練が終わり、こちらも撤収。
JA8974 JA8231 JA8231 JA8231 JA8231 下地島空港管制塔

下地島に別れを告げ、なかやすみ食堂で昼食を取って、スーパーでうずまきパンを買い、佐良浜港へ。
とうとう伊良部島ともお別れ、次第に遠くなる佐良浜港に、再訪を誓う。
下地島内道路 フェリーゆうむつ フェリーゆうむつ 佐良浜港

宮古島に戻ると、まだ立ち寄っていない観光地、東平安名崎へ向かう。岬の風景が素晴らしい。ガイドブックにも載っている人力車のおじさんが客引きしていたが、かなりヒマそうだった。
東平安名崎 平安名埼灯台

平良市内のスーパーに行き、食品関連の土産を買ってから、宮古空港へ。チェックインを済ませ、夕食はすっかり好物になったゴーヤーチャンプルーの定食。搭乗待合室に入り、ANK178便&ANA992便で帰るSさんと別れて、18:30搭乗開始。よっぽど縁があるのか、機材は何と往路で使ったのと同じ、B737-400(JA8931)。ここ2ヶ月余りで3度目。
宮古空港搭乗口A

定刻の18:45に乗客待ちのアナウンス。18:49、整備士がコックピットに入る。何事?! 18:51ドアモード変更、すぐさまプッシュバック。18:55TAXIING。ANK178便はもうボーディングブリッジ切り離しているではないかー。18:56客室内消灯、18:57、04エンドでターン。18:58スタンディングテイクオフ。ルート上に雲の塊があり、右に避けつつ上昇。19:03ベルトサインオフ、室内灯も戻る。飛行距離が短く、19:16には降下開始、19:20ベルトサイン点灯、19:23客室内再び消灯、19:26ギアダウン、19:30タッチダウン。19:33スポット停機、19:34ドアオープン、19:36降機。
乗り継ぎのJAL916便はスポットが23から22に変更されており、既に搭乗開始となっていた。

一旦トイレに寄り、19:40搭乗。機材は世界に2機しか存在しない、しかももうすぐ退役予定というB747-100/SUD(JA8176)。19:55、搭乗完了したが出発準備中とのアナウンス。19:57ドアクローズ、19:59プッシュバック、22:04停機及び客室内減光、22:06TAXIING。22:14、36エンドからスタンディングテイクオフ。高度制限を抜けて上昇、20:24ベルトサインオフ、室内灯復活。
19時のNHKニュースの録画放映で、今朝の「平成15年十勝沖地震」の被害状況を見る。釧路空港はターミナルの天井も落ち、鉄道は8連の下り「まりも」の前から2両目後方台車が脱線した模様。20:48、機内サービスはコンソメスープをもらう。20:58、気流が悪いので高度を変えるとのアナウンス。21:39降下開始、22:06ベルトサイン点灯、22:09左旋回、22:12室内消灯、22:17木更津上空、22:18ギアダウン。22:21、RWY34Rにタッチダウン。誘導路C-8〜0〜E-4〜J-3〜W-3〜W-4を通り、Spot7に22:32停機。22:34ドアオープン、22:36降機。(19:58発22:35着が公式タイムだった。)荷物をピックアップしたらモノレール乗り場へ急ぐ。

飛行機が予定より20分も遅れ、帰りの電車に間に合うか否かという事態になってしまった。22:55発のモノレールには発車ベルが鳴り終わった所でギリギリ間に合う。携帯電話で乗換案内検索をすると、浜松町3分,上野5分の接続で終電に間に合うという答えが出た。もしこのモノレールに間に合わなかったら帰れなくなるところだったわけで。浜松町のJR→モノレール連絡通路が一方通行なのを恨めしく思いながら急いで乗り換え、山手線は混雑で3分遅延した為、上野でも息を切らせて乗り換える。
宇都宮線終電は身動きも取れない程の超満員、重い荷物を2つ手に持ったままの体勢がとても辛い。大宮に4分延着(0:08)、そうしたら高崎線終電の接続待ちをすると言い出し、ギュウギュウの車内で24分も待たされた。白岡でようやく座れたが、既にヘトヘト。久喜には24分延着。帰りの電車が全行程の中で一番疲れた。終電の15両化、もしくは本数増強を強く望むと同時に、人の多さにウンザリ。

《終わり》

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( by KASHIWA )