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MUSICA MUNDANA NO.92
30 September, 2008
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◆ 目次 ◆
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◎ 音楽史
◆イタリアのフランス人ワロン人音楽家◆
◎ 数学史
◆ラビ、ベン・エズラ◆
◎ Homepage Updated (24 September, 2008)
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◎ 随想
◎ あとがき
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━━[音楽史] ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆イタリアのフランス人ワロン人音楽家◆
これまで、ヨーロッパのポリフォニーは、イギリス人がそうであったよ
うに、ほとんどもっぱらフランス語を話す音楽家たちと近く絶えず接触の
あった音楽家たちの手で発展してきました。私たちがちょうど見てきたよ
うに、トレチェント(14世紀)のイタリアの一時の個人的な音楽でさえ、
次第にフランスの影響によって変容させられてきました。しかし、パドヴ
ァにチコニアが現れたり教皇庁礼拝堂に彼の同国人たちが職を得たりした
ことは、新たな展開、外国人によるイタリアの音楽家の地位の占有をもた
らしました。
これは、特に、ローマ教会の分裂の終わりに著しくなります。コンスタン
ツ公会議(The Council of Constance)そのものが、様々な国の音楽家たち
を集めました。皇帝ジギスムント(The Emperor Sigismund)は、オズワル
ド・フォン・ヴォルケンシュタイン(Oswald von Wolkenstein)を伴い、イ
ギリスの派遣団が伴った歌い手たちは、コンスタンツだけでなく旅の途中
のケルンでも特別に称賛されました。
1417年に、やっとマルティヌス5世が選出されると、彼は亀のようなゆ
っくりした旅に出かけ、行く先々で礼拝堂聖歌隊を補充しています。1419
年に、マントヴァで補充されたレグラン(Legrant)による、一つのグロリ
ア、二つのクレド、三つのフランス語のヴィルレ(virelais)、ほとんどが
一音対一音の様式で大胆な半音階主義の曲ですが、私たちは持っています。
もう一人の優れた作曲家 - シャンソンだけですが - ピエール・フォンテ
ーヌ(Pierre Fontaine)(泉のペトルス(Petr. de fonte))は、イェーハ
ン・ドーレ(Jehan Dore)と同じ時、1420年3月にフィレンツェで補充され
ています。
ニコラウス・グレノン(Nicolaus Grenon)は、1385年の早きにブルグンド
の宮廷にいて、それから、パリ、ラオン(Laon)、カンブレ(Cambrai)、ベ
リー公爵(The Duke of Berry)の礼拝堂にポストを得、その後再びブルグ
ンド(ブルゴーニュ)の宮廷とカンブレに戻っています。1425年6月に、
彼は少年たちのグループを引き連れてローマに現れます。彼が、1427年に
北に帰ると、彼の親しい友人であったカンブレ出身のワロン人、その世紀
で最も偉大な作曲家になるギヨーム・ド・デュファイ(Guillaume de
Dufay)が後を継ぎます。
デュファイは、リミニ(Rimini)とペサロ(Pesaro)のマラテスタ家(The
alatestas)の礼拝堂で、1420-6年の間、すでにイタリアにいました。
1433年、彼もまた放浪の旅へと去っていく前に、彼は、新しい教皇、エウ
ゲニウス4世(Eugenius IV)を彼の最もすばらしいモテトゥス「Ecclesiae
militantis」で褒め讃え、その礼拝堂の三人の新入聖歌員を歓迎していま
す。
デュファイは、1434年、サヴォイのルイ(Louis of Savoy)とイェルサレム
とキプロスの最後のルジニャン王(the last Lusignan King)の娘との結婚
のためにトリノ(Turin)へ赴き、混乱によって彼がローマから追い立てら
れると、教皇に従ってフィレンツェとボローニャへ行きますが、1437年に
は永久に教皇の礼拝堂を離れ 1444年頃までトリノにいます。そして、生
涯の最後の30年間を - 彼は 1474年に没した - ブルグンド(ブルゴー
ニュ)公の庇護のもと、カンブレとモンス(Mons)で過ごします。
━━[数学史] ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ラビ、ベン・エズラ◆
この時期の第二の偉大なヘブライの学者は、アブラハム・ベン・エズラ
(Abraham ben Ezra)でした。彼は、数の理論、暦学、魔方陣、天文学、そ
してアストロラーベについて著述しました。カバラに非常に関心があって、
当時の最も学識のあるユダヤ人として正当に評価されています。彼は広く
旅し、少なくとも東はエジプトまで、北はロンドンまで(1158年)行って
います。天文学、暦学とその近隣のテーマに関する貢献に加えて、彼は数
について3,4の著作を書いています。
(1) セフェル・ハ・エチャド(Sefer ha-Echad);(2) セフェル・ハ・ミ
スパル(Sefer ha-Mispar)、主に算術について;(3) Liber augmenti et
diminutionis vocatus numeratio divinationis, これはラテン語の翻訳
だけで知られており、恐らく彼によるものではないだろう。(4) タ・フブ
ラ(Ta 'hbula)、ヨセフス問題(Josephus Problem)を含んでいて、分冊の
可能性があり、恐らく彼によるものだろう。
これらの中で、セフェル・ハ・ミスパル(Sefer ha-Mispar)だけが、唯一
重要です。それは、ヒンドゥーの算術に基づいているのですが、数詞とし
てヘブライ文字を用いており、計算法の中で0を使っています。
ユダヤ人によっても、キリスト教徒によっても、同様に高く評価されて
いましたが、彼の運命は全くの幸せであったとは言えませんでした。彼は
逆境との戦いの中で、次のような言葉で嘆きを漏らしています。
Were candles my trade it would always be noon;
Were I dealing in shrouds Death would leave us alone.
私が蝋燭を商っているのなら、常に正午であるだろう
遺体を包む布を商っているのなら、死に神は私たちを独りにしてお
くだろう
━━[随想]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆遺伝子組み換え食品に関する20の質問◆
Q2. なぜ遺伝子組み換え食品が作られるのか?
遺伝子組み換え食品とは、これらの食品の生産者あるいは消費者いずれ
かに何らかの利点が認められるから開発された - 市販されている。これ
は、価格の安さや優れたメリット(持続性や栄養の価値で)あるいは双方
を兼ね備えた生産物と言い換えることができるという意味である。当初、
遺伝子組み換え食品の種の開発者たちは、自分たちの産物を生産者たちに
受け入れられることを望んでいた。それで、農民たち(またより一般的に
は食品産業)が評価するような革新を行うことに集中した。
遺伝子組み換えによって植物を作り出す初期の目的は、作物の保護を改
善することであった。現在市場に出回っている遺伝子組み換え作物は、主
として、昆虫やウィルスによって引き起こされる植物の病気に抵抗力を持
たせたりあるいは除草剤への耐性を強めたりすることで、作物保護のレベ
ルを高めるのが目的であった。
虫害抵抗性は、バクテリア、バチルス・チューリンゲンシス(BT)の毒素
産生遺伝子を食品植物に組み込むことで達成される。この毒素は、現在農
業で標準的な殺虫剤として使われており、人間の消費にとっては安全であ
る。この毒素を永続的に生成する遺伝子組み換え作物は、特別な状況、例
えば、防除圧が高いところ(虫害を受けやすいところ)では、殺虫剤の量
が少なくてすむことが示された。
ウィルス抵抗性は、植物で病気を起こすあるウィルスの遺伝子を組み込
むことで達成される。ウィルス抵抗性は、植物をそうしたウィルスによる
病気に感染しにくくし、結果として、作物の生産を高める。
除草剤耐性は、幾つかの除草剤に抵抗性を示すバクテリアの遺伝子を組
み込むことで達成される。雑草圧力の高い状況では、そうした作物を使用
することで、結果として、使用する除草剤の量を少なくすることができる。
━━[催し物情報]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●日仏交流150周年記念事業のご案内
フランスからノルマンディ・メーヌ狩猟ホルン演奏団が文化の森へやっ
てきます!!徳島日仏協会・アリアンスフランセーズ徳島の協力により、
知られざるフランス文化・狩猟ホルンの魅力を紹介します。(いずれも入
場無料・申込不要)
◎フランソワ・パイヤン・ド・ラ・ギャランドリー氏講演会
「知られざる楽器 狩猟ホルン」
日時:10月5日(日)11時30分〜
場所:21世紀館 ミニシアター
◎ノルマンディ・メーヌ狩猟ホルン演奏団公演
日時:10月5日(日)14時〜
場所:野外劇場
◎狩猟ホルン製作実演
日時:10月5日(日)10時〜演奏会終了まで
場所:21世紀館前 シンボル広場
問い合わせ先:21世紀館 088−668−1111
徳島県立博物館の催し物情報は、以下のサイトをご覧ください。
http://www.museum.comet.go.jp/
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「知」とIT/ビジネスへのTIPS
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━━[Homepage Updated]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ホームページ update情報
落書き帖第208号
Plato "The Republic" を読もう
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各国語で聖書を読む
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ロシア語初級コースのテキストを読む
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[MUSICA MUNDANA]Doblog版
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重くて仕方のない方は、[SIMPLE版]をご覧ください。
━━[あとがき]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日は、久々に雨。寒冷前線通過ということで、一気に肌寒い気候にな
りました。皆さん、いかがお過ごしですか。
前回から、食の安全に関することになるのでしょうか、遺伝子組み換え
食品について書いて(訳して)いますが、このところ世間を騒がせている
中国の乳製品へのメラミン混入事件には、本当に驚いてしまいます。よく
似た事件として、かつて、日本でも、●●ヒ素ミルク中毒事件などがあり
ましたが、広がりとその影響の大きさはその比ではありませんね。
さらに、日本では事故米偽装転売問題なども起こっています。世の中ど
うなっちゃったんだろうと思う今日この頃です。
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■発行人:文責:TeleScope(相原寛彰) ■発行:MySouda
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