金成 通
(かなり とおる)
郷土の偉人
「いわき市南部の発展の基礎を築いた人」
かなりとおる【金成 通】錦町安良町生れ。実業家。政治家(貴族院議員
)。
植田水力電気株式会社の経営者。元富士電機社長、金成増彦の父。
植田水力電気株式会社の資本金百万円は、大正八年の石城郡の法人(商事会社)二十八社中、最も資本金が多く、第二位が、三十万円の平運送株式会社と小名浜商事株式会社、第四位が、二十五万円の第一商事、四倉電気株式会社が、五万円というから、植田水力電気株式会社の資本金が突出していたようだ。
四時川第一発電所は、大正十一年十一月、植田水力電気株式会社により、田人村大字南大平字辺栗に開発完成し、電気事業として、四時川第ニ発電所とともに、電力は、磐城電化、常磐炭田、日立電力へ供給、電燈は、勿来地区全域に供給していた。
昭和九年八月(1934)呉羽化学の前身、昭和人絹株式会社
錦工場を誘致した。
昭和十六年、植田町町長古川伝一と奔走し、鮫川橋をコンクリート橋にするために尽力した。
《鮫川橋のたもとに功労の碑がある。胸像もある。》
金成通氏は、元富士電機社長、金成増彦の父であり、金成通之氏の祖父になる。
いわき南部人で、星 一氏とともに傑出した人物である。
加筆修正2003.11.20
磐城の人
広辞苑に収載の人物
やつはしけんぎょう【八橋検校】近世筝曲の祖(1624〜1644)
ゆうてん【祐天】僧侶(1637〜1718)
あまだぐあん【天田愚庵】歌人(1854〜1904)
おおすがおつじ【大須賀乙字】俳人(1881〜1920)
くさのしんぺい【草野心平】詩人(1903〜1988)
2003年11月11日 記 桃太郎