FOR・RUM(代吾録)/NEWing(東北はね)
とら【虎】トラ
2000/10/15
〔『とらづな』で命をとられる〕
「とらづな」は,立っている物を支える綱,とら綱=支線(ステー,ガイ),仮支線です。
とら綱を握っていたばかりに命を失った事件が発生しました。
とら綱をひき綱に使ったため,曳き手に,立っている関係物が凶器となって,ヒトに向かってきたと推測されるのです。
とら綱は,使いようでクスリにもガイにもなるようでステておけないのです。
ひき綱は,主力綱(フォースロープ)で,とら綱は,”ささえ【支え】(ステー)”, または,”かじとり【舵取り】(ステア)”というものとおもっています。
とら【虎】の尻尾の「とら」。「虎をつかむのは,頭から行くとかみつかれるから,虎は,尻尾から捕らえるのが良いのだ」,という虎口,木の末口?をおそれる必要か。
虎は,加藤清正の屏風絵ばかりで,ますます嘘っぽくおもえてしまいます。
いまなお明解な”とら”筋に出会えず,本当にChinaやkoreaにいたのかと疑いたくなるところです。
植木職人が『とらなわ』として,幹の支え,枝つりで使用し伝承。
『とらなわ』は,田藁(たわら→とぅら→とら)+縄(なわ)=田藁縄(とらなわ)。
『とらづな』の語史は,『とらなわ』。(縄は綱より古代物と仮定)
『とら』の件は,縄があざなうがごとし。かんしんぎもんたんきゅう。