1日目   1995年3月10日

大宮の新居を5時30分に出発。浜松町で西村と待ち合わせて、羽田空港へ。
羽田8時45分発、ANA81便。ラッキーなことにマリンジャンボに乗れる。
機内では沖縄の予習とスチュワーデスの観察。

那覇国際空港11時30分到着。風が生暖かい。「めんそーれ。」とは誰も言って くれない。
バスで那覇市内へ。見知らぬ街に放り出されて、ふらふらしていたら、流しの タクシーに声をかけられる。間に合っています、と断る。どうやら、ぼくたちは 観光客に見えるらしい。
まずはJTBを探しだし、今日泊まるホテルを予約。ホテルに泊まらないで、 野宿しても良かったが、後で考えてみるとその作戦は危険だった。那覇市は大都 市なのだ。
ロッカーに荷物を押し込み、バスで首里へ。

15時、守礼ノ門。ぼくは沖縄のシンボルだと思って見ていたが、隣の西村がぽつり。「これは 、ひどい」。 人によってものの見方は違うものだ。多くの城壁、門を見て、首里城へ。

←首里城の写真。ぼく(左)

沖縄の天気には、赤い色が良く似合う。首里城の中では、昔の人の生活の様子 が展示されていた。
首里城周辺を散策し、バスで那覇市街へ戻る。

市のメインストリート国際通りへ。マチグワー(市場)では、豚の頭などが売られている。
米軍放出のアーミーグッズを売る店が、数多くある。飲食店も多く、活気があ る国際通り。
那覇市はごみごみしていなくて、気持ちの良い都市だ。

予約したホテルタイラへ。予想以上の良い部屋にはしゃぐぼく。当然のような 顔をしている西村。
夜、国際通りに飯を食べに行く。
ルートビアという飲み物を飲んでみた。メンソレータムのにおいがするくせの ある飲み物。西村におごってやったら一口だけ飲んで、あとは全部残していた。 残りは全部ぼくが飲んだ。
ぼくらのホテルの周りにはボディコンの姉ちゃんがたむろしている。後で人に 聞いたら、沖縄一の繁華街のど真ん中だったそうだ。JTBも良いところを紹介 してくれる。




2日目   3月11日

とてもおいしい朝食で朝からごきげん。
日産レンタカーでスカイラインGTRを借りる。半日の使用料17,000円。ゴージャスだ。
西村も「加速度が違う。」と大満足。彼はこのときの経験が忘れられず、今で はスカイラインを購入して、乗り回している。

沖縄南部へ向かう。
南部戦跡へ。平和記念公園、ひめゆりの塔。しっかり見ておこうと思う。
戦争の悲惨さを実際には知ることのできない自分。

玉泉ハブ公園。沖縄名物ソーキそばを食べる。クニクニしている。
コブラvsマングース。マングースの一方的な勝ちで、コブラがかわいそう。残 酷なショーだ。
玉泉洞。アジア最大の洞窟らしい。気分がのってこない。
ココナツジュースとサトウキビを食べる。雰囲気がおいしい。

今日は、あとから沖縄に来る都丸を迎えに行く日だ。彼はぼくたちと同じ学校に通いながら、今年医大を受け直 して受かってしまった。入学手続きで沖縄に来るのが遅くなったのだ。那覇空港 で、都丸を迎える。着いたばかりなのにいきなり運転させられる都丸君。
レンタカーを返却。車が高すぎて、ぼくと西村反省。
焼き肉とオリオンビールで都丸の合格祝い。

20時30分〜23時00分、国映館で映画「フォレスト・ガンプ」を観る。
この日封切りとあって、映画館は超満員で「フォレスト・パンク」だった。映 画はとても面白く、また、旅先での夜の超満員の映画館という雰囲気がとても良 かった。




3日目   3月12日

今日もおいしい朝食。沖縄特産、紅イモ、黒糖。

昨日の反省を生かし、今日の車は1,300ccのパルサー。
国道58号を北上し、アジア最大の米空軍基地である嘉手納基地へ。
道には、Yナンバーの車が多く、たまに軍用車も走っている。

沖縄市で、うろうろ走っていたら、信号機が横から縦に変わり、道も異様に広 くなる。周りを見ても外国人ばかりだ。米軍のベースに迷い込んでしまったのだ。そういえば、入り口のようなところで、ライフル を肩から下げた米軍人がいたが、運転席のぼくを見て、通してくれた。都丸と西 村は、「おまえが軍服をきてるからだ。」と言っている。入り口から逃げ出す。 米軍人が見ている。ライフルが怖い。冷や汗ものだった。

浦和レッズがウズベキスタンと試合をやるという情報をキャッチし、沖縄市に やってきた。会場であるはずの市営運動公園に行ってみるが、試合の気配が感じ られない。仕方なく諦めるが、実は県営の運動公園の方でやっていたそうだ。く やしー。

沖縄東部の与勝半島に行くことにする。海を両脇に眺めながら進む海中道路。 天気が曇っているので、海の色も暗い。
細い道を慎重に走り、伊計島へ。夏にはリゾート客で賑わうが、今のシーズンは人気がない。
←写真。岩の海岸が良い。

帰り道、ぼくの運転が怖いと大騒ぎする二人。左に寄りすぎているらしい。
スリルあるドライブを楽しむ。(ぼくだけ)

すっかり気にいった国際通りで夕食。
今まで相部屋だったけど、やっとシングルルームへ移れる。

東京ではずっと花粉症だったが、沖縄に来て花粉症が治る。沖縄には素晴らし いことに杉の木がないのだ。身をもってこういうことを体験すると、結構うれし いものだ。




4日目   3月13日

今日もくもり。この時期沖縄が曇っているのは、季節の変わり目であると同時 に、中国からの黄砂の影響もあるそうだ。
朝、スキューバダイビングのショップに電話して、ライセンス取得コースを申 し込む。
時間があるので、ボーリングをする。沖縄に来て何やってるんだろうと、少し 自己嫌悪。

13時、車の迎えで、ダイバーズショップ オクトパスへ。ライセンス取得コー ス、60,000 円。
インストラクターは那覇生まれ那覇育ちの下地さん。海の男という風貌だ。ア シスタントはみきお君。今日から5日かけて、学科と実習を行い、ライセンスを 取得する。
今日は学科第1、第2課程。器材の扱い方、スノーケリング、水中サインについて。

ホテルに戻るが、部屋のキャンセルがないので、違うホテルを探さなきゃなら ない。しかし、下地さんが新たなホテルを紹介してくれる。しかも割引付きで、 元の所から歩いて5分。フロントの人にシングルルームと言われたのに部屋には ベットが3つある。

都丸が、入学手続きの関係で明日、島根に飛ぶと言い出す。面白いやつだ。




5日目   3月14日

トヨタカローラを借りる。燃費の良さが素晴らしい。ぼくはこのときの経験が 忘れられず、カローラを購入して、乗り回し、、、。

帰る都丸を送る。彼はいったい沖縄に何をしに来たのだろう。
西海岸へ向かう。沖縄にはファミレスがない。
ムーンビーチ。白浜がきれい。天気が少し晴れてきて、やっと沖縄という感じ。
珊瑚のかけらがたくさんある。↓ムーンビーチにて。


沖縄有数の景勝地万座毛へ。断崖。はしゃいで逆立ちをする西村。温かく見守ってやるぼく。
海岸線を眺めながらのドライブで、気持ちよい。
帰りは高速沖縄自動車道。豪快に走りたいところだが、周りの車の豪快さに圧 倒される。
浦添泊、ここは港でブロックにユニークな落書きがされていた。

18時、ダイバーズショップ オクトパスへ。学科第3課程。減圧症、危険な生物について。明日はいよいよ潜れる。

下地さんに紹介されたステーキ店に行く。米兵のためにステーキ文化が普及し ている沖縄。とてもおいしかった。
我がホテルに戻り、自分で洗濯。フロントからドライヤーを借りてきて、洗濯 物を強制乾燥させる。




     
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