PC−98ジョイントボードの製作


 I/Oアドレスの違いから、インターフェイスボードをメーカーの違うパソコン間で共有することは一般的には不可能です。シャープのポケコン(PC−Gシリーズ)とNECのPC98で,ユーザーに開放されているアドレスは次の通りです。
                ユ−ザー開放アドレス
  PC−Gシリーズ    &H20−&H3F
  PC98シリーズ     &HD0−&HDE までの偶数番地

 そこで一宮EHCでは、PC98の拡張スロットに装着するアドレス変換ボード「PC−98ジョイントボード」を開発することによって、「PIF95]をPC98用のインターフェイスとしても使用可能にしました。 このボードの開発によって、
  1.プログラムの開発と計測装置のテストをPC98にて実施可能
  2.PC98を音声波形などのメモリ・オシロスコープとして使用可能
になりました。なお、PIF95のI/Oアドレスは、以下の表の通りです。


    I/Oアドレス 

 NEC PC98シリーズ         SHARP PC−Gシリーズ

   8255A       8253        8255A       8253    
 PA   &HD0  T0   &HD8  PA   &H20  T0   &H24
 PB   &HD2  T1   &HDA  PB   &H21  T1   &H25
 PC   &HD4  T2   &HDC  PC   &H22  T2   &H26
CR55  &HD6 CR53  &HDE CR55  &H23 CR53  &H27

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