8255A入出力装置の製作

 8255Aヘッダー(30ピン)からPA,PB,PCの各ポートへの配線を取り出し、入力ボード又は出力ボードを それぞれ10ピンヘッダーに接続します。左の画像はPAに入力ボードを、PBに出力ボードを接続したものです。

  8255A回路図(7KB)へ


 8255Aの使い方

 8255AのようなプログラマブルなPPIは、一番最初にポートをどう使うのかという制御語(コントロール・ワード)をデータ・バスから送る必要があります。コントロル・ワードは&H80から&H9Bまでの16種類があり、それぞれのポートをIN又はOUTとしてできます。たとえばコントロール・ワード&H80をポート・アドレス&H23に送る(OUT &H23,&H80)と、PIF95の74LS138のY0から”L”信号が出力され、8255Aとのコミュニケーションが可能になり、PA,PB,PCともOUTに設定されます。8255Aは最初のモード設定を別のモード設定の命令が入るまで記憶する機能を備えているため、8255Aを使う最初に1回だけ行えばよいことになります。コントロール・ワードの詳細は8255Aの解説書(たとえば「パソコンによる物理計測」 平田邦男 著  共立出版)を参考にしてください。


(実験1) 8255Aの各ポートを出力に設定し、PAから&HFF,PBから&HAA,PCから&H55を出力するプログラム。 

10 OUT &H23,&H80  ’PA,PB,PC をOUTに設定
20 OUT &H20,&HFF  ’PA から &HFF を出力
30 OUT &H21,&HAA  ’PB から &HAA を出力
40 OUT &H22,&H55  ’PC から &H55 を出力


(実験2) 8255AのPAを入力,PBを出力に設定し、PAから入力したデータをPBに接続した出力ボードのLEDで出力を確認し、ポケコンの液晶画面に表示するプログラム。

10 OUT &H23,&H90  ’PA をIN,PB,PC をOUTに設定
20 A=INP(&H20)     ’PA からのデータの読み込み
30 OUT=&H21,A    ’PB からデータを出力
40 PRINT A        ’データの表示


EHC事務局のページ