<古代メソポタミア>

古代メソポタミアは文明の宝庫と言われるが、酒に関してもまさにその通りで、ワインとビール、この二大醸造酒はシュメール人に育てられ、エジプトやシリアに伝わり、発展した。紀元前18世紀の有名な古バビロニアのハムラビ法典には、巫女が酒場を開いたり、酒場の女主人が酒の量目をごまかしたりしたら死刑、また酒癖の悪いものに酒を売ることを禁ずるなど、すでに酒を飲ませる場があり、現在に通ずる問題があったことが窺える。ちなみに、当時酒に関する仕事は女性の専業であった。

エジプトでは5000年ほど前からワイン造りがはじまっていたようで、次第に生産量も増し、神への捧げもの、王宮での飲み物が中心であったが、一般市民達にも広がっていった。ただし、これらの人々にとってはビールが主要な酒で、ワインは貴重な酒であり、階級により酒が分化する最初の好例といえよう。そこで質問、クレオパトラは何を飲んでいたか...言うまでもなくワインです。元に戻るビールの歴史に戻る