2007年のドン
2007年のドン (2007/12/25) 2006年12月25日(1USD=16060ドン)と2007年12月25日(16030ドン)のレートを比べてみると、なんと2007年の方がベトナムドンが高くなっています。また、今年の特徴は、早くも10月からドン高が始まっていることです。
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中央銀行が取引幅を0.75%に拡大 2007年12月24日よりベトナム銀行(中央銀行)は、インターバンク市場での取引幅を公定レートの±0.75%に変更しました(従来は±0.5%)。現在ベトナムドンは年末の企業需要とベトコンバンクのIPO(株を取得するにはベトナムドンが必要)で需要が高まっていますが、この変更によりディーラーは、ベトナムドンを取得しやすくなると見られています。 12月24日の公定レートは2006年末より0.06%低い16,113 で、24日朝の取引は16,038〜16,048で行われています。 2007年1月にWTOに加盟したベトナム経済は、8.5%の成長と去年より69%多い203億ドルの海外からの直接投資、そして海外投資家による証券投資により、ドルの流入が急増しています。中央銀行がドルを買い取ろうとしたため、通貨供給が増え、10%を越えるインフレの原因の一つとなってしまいました。 10月以降、政府はドンの安定の為、中央銀行に為替市場への干渉を続けるよう要請しています。ベトナムは、輸出振興のためドルに対する緩やかなドン安の政策を維持しています。 Reuters |