いわきの人物(探求)                                                                                                           トップページへ戻る  

大須賀乙字
(おおすが おつじ)

郷土の偉人 

 

「山雲を谿に呼ぶなり閑古鳥」

おおすがおつじ【大須賀乙字】俳人。名は績。福島県生れ。東大卒。雑誌「アカネ」(のち「人生と表現」を創刊。著「乙字俳論集」「俳句の研究」「乙字句集」など。(1881〜1920) 《広辞苑より》
 
 
大須賀乙字の父は、平長橋町と内郷小島町の境界に、徳姫がかけたという,尼子橋≠詩にした人、大須賀

 
大須賀
は、磐城平城主安藤氏の儒者、神林復所の子だが、わけあって、大須賀家の養子になる。
                            《福島県石城郡誌 大正十一年十二月五日発行を参照》

福島県相馬中村出身、宮城県仙台生まれ等の説明をみるが、いわきに所縁があることは違いない。
 仙台第二高等学校から東京大学の国文科、卒業。
 大正五年東京音楽学校(現:東京芸術大学)の教授に就任。

「季語」という言葉を最初に用いた人。(明治四十一年十二月、俳誌「アカネ」の句評欄で)
  
「木の股に木の葉と堪えふ秋の水」

「ひらめなる石に蜻蛉の日影かな」
「千足袋の日南に氷る寒さかな」
(辞世)

 

磐城の人  広辞苑に収載の人物
         やつはしけんぎょう【八橋検校】近世筝曲の祖(1624〜1644)
         ゆうてん【祐天】僧侶(1637〜1718)
         あまだぐあん【天田愚庵】歌人(1854〜1904)
         おおすがおつじ【大須賀乙字】俳人(1881〜1920)
         くさのしんぺい【草野心平】詩人(1903〜1988)

  2003年11月11日    記      桃太郎

 

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