FOR・RUM(代吾録)/NEWing(東北はね)

NEWSing(東北新讃歌)

1997/07/28 12:56

 東北イコール民謡。

 東北新幹線に乗車して,白河を越えて,郡山駅に近づくと「会津磐梯山」,福島駅に近づくと「飯坂小唄」,仙台駅に近づいては「大漁節」の電子音メロディーが流れます。 

 新幹線開業で「白河以北ひとやま百文 」を1万円未満で通過できる時代,それでも,「なぜか」,東北イコール民謡です。

 一方,太平洋に沿って陸前浜街道(現在は国道6号に並進)に並行,交叉を繰返しながら北進する常磐線では「勿来の関の下のトンネルから,ひとつトンネルを越えるごとに1℃変化」します。

 1℃変化とは,温度差もありますが地形,地質,気候,風景,人情,文化,歴史,経緯は勿論,経度緯度等の変化のことや,視点(角度)の違いをいい,一般的には言われていません。

 「いわきの民謡を唄え」といわれ「いわきに民謡はないです」といいわけすると「常磐炭坑節があるではないか」のやりとり,入社時の先輩方との一昔前の出会いを思い出します。

常磐炭坑節は,関東茨城県の民謡です。(常磐=常陸国+磐城国) 現在では,いわきに関わりのあった方々の間で「みだれ髪」,「塩屋埼」をふるさとソングとして歌っています。(東京方面在住の方が多い) 

 最近,「常磐湯本温泉」を「いわき湯本温泉」という名称に変えることに決定したというローカルなNEWSがありました。

 常磐線「平駅」は,「いわき駅」に駅名が変えてしばらく経過しましたが地元でも知る人ぞ知るです。

 文字どうり,「たいら」の名は,「ぺしゃんこ」になりました。

 無頓着ではいられません。頓着している頓飛です。 

 


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