ターファイトクラブ 勝負服プレシャスストーン レースレポート


 デビュー前

こちらは関東在住の私にはちょっとつらい関西入厩予定の馬。それでもデビュー戦を始め、他の愛馬とレースが重ならない限り観戦にはいく予定です。出来ることなら関東にも遠征してきて欲しいです。何よりまだ3歳。これから馴致を経て、育成場でじっくり乗って競馬場で逢いたいですね。



 デビュー戦(99年3月28日)

3歳時に産地馬名登録をした後に、調教中に鞍上(本田優騎手)を振り落とすというアクシデントがあって、いつの間にかここまでデビューが延びてしまったプレシャスでしたが、桜のつぼみも開き始めるこの時期、長かったデビューまでの日々も終わりを告げ、いよいよデビューの日が来ました。3月28日の阪神2Rダート1400m戦です。
レースの週の調教で、内をまわったとは言え、なかなかの調教時計を記録したこともあり、
専門紙を含めても少しは印がついている状態。とは言っても、関東では馬三郎しかないんですけど・・・

条件

日付

馬名

コース

調教時計

4歳未出走

3/24

プレシャスストーン 栗E重 84.6-66.7-51.0-37.5-12.4 (5) 一杯
とりあえずデビュー戦、そして約1年ぶりの阪神競馬場ということもあり、ギリギリで行くよりは早めに競馬場に入って、のんびりとするのも良いかと思い、前日の夜にJRの高速バスで出掛けることに・・・ 通常新幹線でいくよりは、当然のこと時間はかかるけれども、夜に出発するのでうまく寝られれば普段の生活と何も変わらないわけで、それに何より料金的にも結構安いし、遠征の多くなるこれからの私にとっては非常に重要な交通手段になるのかも。

今回のデビュー戦を迎えるにあたって、同じプレシャスを持っている関西在住のうめさんをはじめとして、関西エリアのクラブの友人とも会うことが出来ましたし、たまには関西遠征もいいものですね。

これまでのプレシャスについては、すべてクラブから送られてくる写真と会報のみで、それらからしか得る情報はなかったのが実状で、今回が初めての御対面ということになります。ただ、阪神競馬場というのは、どうにも「馬と人との距離が大きい場所」という印象があって、パドックなんかでも、どうしても距離を感じざるを得ません。このあたりは悲しいところ。

で、いよいよパドックにプレシャスが登場です。馬体重は446キロ、飼葉の食いが心配されたりもしていたので、まずは一安心。結構暴れん坊の印象を受けていたのですが、白地に赤縁のメンコのおかげか、パドックにあらわれてから周回を重ねていっても、取りたてて暴れてしまうようなところはありませんでした。他の馬も入るにはいたのですが、やはり親馬鹿というものか、全く他の馬が目に入らないのは・・・・ 取り敢えず目に付いたのはヤマニンエリプス、ゴールデンジョイの2頭でした。まぁ、競馬新聞を眺めていて上位人気はこの2頭というのが頭に入っていたのも事実なんですが。

関東ではあまり知名度がない鞍上の日吉正和騎手ですが、プレシャスに騎乗後も、どうやら随分とオッズが気になる様子。一方のプレシャスは、鞍上が騎乗後も取りたてて気合いが乗るという様子もなく順調に周回を重ねていきました。

続いて本馬場入場。まだ、プレシャス自身、どういう環境におかれているかがが良く分かっていないようで、やたらと物見をしていたような感じでした。それでも写真に撮った画像では同道としているようにも見えるのですが・・・

各馬がゲートインして、いよいよレースがスタート。まずは大きな出遅れもなく、無事にスタートを切ることが出来ました。道中は終始5,6番手を進んでいたのですが、何せ先頭とは随分と離されていたので、この時点で、見ている側も「目指せ入着」モードに変わってしまいました。直線は内からジリジリとゴールに向かってはいるのですが、外から来たラフダイヤモンドの脚色が良く、結局はこの馬に交わされて1馬身の差をつけられたところがゴール。それでも最後に詰め寄ってきたナリタスーパアゲンには余裕で3馬身の差をつけての堂々の5着。デビュー前にはいろいろと気性難を言われてきたプレシャスでしたが、まずは馬込みも気にしないようでしたし、ある程度スピードはありそうで、デビュー戦としては上々の内容だったと思います。

 プレシャスへ  2戦目はレースに集中して頑張るんだよ

プレシャスストーン デビュー戦の模様(クリックすると大きな画像が表示されます。)

 初対面のプレシャスの横顔
 うーん、りりしい流星を隠してしまうメンコが
 取れるのはいつの日か・・・

 阪神競馬場のパドックでは、ジョッキーが
 オッズを確認しようとすると、大体こんな感じになります

 一方のプレシャスは、我関せずって感じで、
 黙々と周回を重ねてました

 初めての馬場に戸惑い気味なのか
 頭を上げてあちこち物見をするプレシャス

 残り100m 懸命に粘り込みを計るプレシャス
 画像のほうは撮った写真をトリミングしたんですが
 ちょっとピントが大甘でした (T_T)

 2戦目(99年4月17日)

デビュー戦のダート1400mのレースから、中3週をあけて、今回は牡馬に混じってのレース。デビュー戦で一緒に走り、そして2秒も先着されてしまったゴールデンジョイが、今回もまた同じレースに出走してきていました。そしてそのゴールデンジョイが単勝1.4倍の圧倒的な1番人気。一方のプレシャスは、単勝29.9倍の5番人気。結構前評判的には、前走あれだけのレースが出来たのだからという、うれしい話もあったのですが、何せ今回は牡馬に混じってのレース。あまり楽観はしていませんでした。それでも掲示板、最悪でも入着だけは・・・ という思いでいざ阪神競馬場へ出向いた訳ですが・・・

前走は、某HPで掲載されている栗東の調教時計の中でも上位ベストテンに入るほどの時計を記録していたプレシャス。今回は前回ほどの時計を記録した訳ではないのですが、まずは順調な調教時計。

条件

日付

馬名

コース

調教時計

4歳未出走

4/14

プレシャスストーン 栗B良 82.3-65.8-51.8-39.1-12.6 (9) 一杯

デビュー戦での馬体は結構仕上がっていたように見えたので、恐らくは440キロ台の馬体重がベストなんだろうと思っていたのですが、今回は前走比−8キロの馬体重での登場。レース後のに一旦飼葉の食いが落ちたという話もあり、何より馬体重が減ってしまっていたのは今後を考える意味でも大きく気が揉まれるところです。それでもパドックに登場したプレシャスは、デビュー戦の時と同じメンコをつけおとなしく周回を重ねていました。前回も多少気になっていた入れ込みに関しては、今回も特に気になるようなところもなく、まずは一安心。どうやらパドックではおとなしいようです。前回のパドックと異なった点といえば、時折見せる厩務員さんに甘える仕種というところでしょうか?

前走は、本馬場に入場した後もあちこち物見をしていたのですが、今回は特に物見をする様子もなく、スムーズにキャンターに移行して、待避所へ。後は無事に出遅れずにゲートを出てくれるかどうかを祈るだけでした。

それでレースですが、これまたスタートがすごかった(*_*) 何せ出走11頭の内、まともにゲートを出たのがプレシャスを含め4頭しかいなかったこと。取り敢えずは逃げるゴールデンジョイも見ながらの2番手という絶好のレース展開。道中もずっとゴールデンジョイの後をついていくレースが続いたのですが、3コーナーあたりから徐々に手応えが怪しくなって、直線を向いた時はすでに一杯の状態。それでも何とか入着だけは・・・ と願うばかりの展開となってしまいました。確かにそこそこハイペースだったのは確かなんですが、逃げていたゴールデンジョイが2着に粘っているのですから、もう少しは頑張れても良かったのでは、とも思えたのですが・・・

レース後に引き上げてくる姿を見て、いつものことながら、「無事に帰ってきて良かった」 まずはこの一言に尽きます。これまで幾度となくレース中に怪我をする馬や、レース後に故障を発生して馬運車に乗せられていく馬達を見てきているだけに。カメラ屋に無理を言って用意したテレコンを使って戻ってくるところを撮ってみたのですが、何より無事に戻ってきて、元気そうな姿を確認できてまずは一安心。

レース後の土門先生から出てきたコメントは、「スタミナがないし・・・」というお言葉。確かに言えているのかもしれない。結構3コーナーあたりまでは良い感じでついていけたし・・・ 後はスタミナの問題なのかもしれないですね。何より飼葉をばりばり食べて少しは太いくらいに成長して欲しいところです。加えてブックに載っていた、鞍上日吉正和騎手のコメントには、「スッと前に行けるし、スピードはいいものがあるから・・・」と、何ともうれしいお言葉が。飼葉食いの悪いことや、スタミナの件は調教師の先生と同じことが書いてありましたが・・・

まずはデビューから2戦目を終えて、スピードのセンスに関してはなかなかのものを見せてくれたプレシャス。レース後にクラブから出てきたコメントには「様子を見ながらレースを決めていきますが、阪神よりは京都、ダートよりは芝の方が良さそうな感じです」という内容。ということは、次はもしかして芝のレースに使ってくれるのかも?

 プレシャスへ  飼葉をばりばり食べて、スタミナをつけるんだぞ

プレシャスストーン 2戦目の模様(クリックすると大きな画像が表示されます。)

 前走同様プレシャスの前では連写モードに入る
 私に気付いてか、ちょうどこちらを向いて
 ポーズを決めるプレシャス

 うーん、かなり親馬鹿入ってます

 デビュー戦の前走はそれほど見せていなかった
 厩務員さんに甘える仕種
 大体こんな感じですね

 入着をかけて、懸命にゴールを目指すプレシャス
 鞍上の日吉正和騎手も懸命に追っている姿が
 手に取るようで・・・

 こちらはレースを終えて戻ってきたところ
 まずは無事が何よりです

 こちらの画像はテレコンを使って撮影したのですが
 この画像を見る限りでは、レースもテレコンを使って
 撮ったほうが良かったかな?



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