χ2検定法の原理 k個の排反事象があるとき、検定仮説H0として、「それぞれの起こる確率は p1,p2,p3,.....,pkである。」 とおく。各piはすべて正とする。0が含まれてはならない。合計は当然1とする。 n回の試行の結果、各事象がそれぞれn1,n2,n3,...nk回起きたとし、 かつ、各niが大きいとき、 は自由度k-1のχ2分布に従う。 各niのうち、僅少(5以下など)なものがあるときは、事象を合併して大きくする。 その場合、自由度も下がる。 各排反事象は、区分に意味あるものとする。無意味な細分を行なわない。 各排反事象が度数分布の階級に相当するときは、意味に沿って階級を調整する。階 級は等幅でなくてもよい。 上式のχ2は検定仮説と標本の乖離を示す統計量であり、棄却域を片側右方にとって、 適当な有意水準のもとに、検定仮説の採否を判断する。 問題例1 問題例2 推測統計の基礎 (船津好明)