グルコサミン:Glucosamine
グルコサミンはカニ、エビなどの甲殻類の外皮を形成するキチン質に含まれ、人間では糖蛋白質の成分として軟骨、爪、靭帯(じんたい)、心臓弁などに存在しています。
グルコサミンはコンドロイチンと並んで関節軟骨を形成する基礎成分のひとつです。
関節軟骨は関節の骨と骨の間にあり、クッションの役目をして関節への負担を軽減する大切な役割をもっていますが、加齢や肥満、さらには使いすぎにより年々擦り減っていきます。
すると関節に過度の負担がかかり、腰、ひざ、肩の痛みや炎症が起こります。
ひざ痛などの変形性関節炎の治療にグルコサミンとコンドロイチンが有用であることが医学的にも確認されています。
関節軟骨の擦り減りを最小限に抑えるために「グルコサミン」と「コンドロイチン」が不可欠であり、これらの1日あたりの摂取量は、体重55kg以下の人でグルコサミン1,000mg、コンドロイチン800mg(1:0.8)を目安とするのがよいと言われています。
コンドロイチン:Chondroitin
私たちの体はスポンジ状の結合組織(コラーゲン+プロテオグリカン)に支えられており、この結合組織プロテオグリカンがスポンジ中の水分を保持して各組織に柔軟性を与えています。
若者の平均的体内水分量は男性60%、女性50%、それが老齢になると50%、45%に減少します。
コンドロイチンはこのプロテオグリカンに水分を引き寄せる働きをし、さらには軟骨を分解する酵素の活動を妨げ、軟骨が崩れるのを防ぎ、新しい軟骨の材料となるプロテオグリカンやコラーゲンの生成を促進する働きがあります。
キャッツクロー:Cat's Claw
キャッツクローは、南米アマゾンに生息する植物で学名をウンカリア・トメントサといい葉の付け根のところにあるトゲがネコの爪に似ていることから「キャッツクロー」と呼ばれています。
イソテロポデインを6種類のアルカロイドが相乗的に作用して、筋肉内の血流を促し、弾力や柔軟性を回復させるとともに、リュウマチ、関節痛など、慢性の痛みや体の一部に起こった炎症、うっ血、腫れ、発熱、痛み等を解消します。
さらに、健康維持にとって大切な免疫機能を調節し、病気への抵抗力を強化し自然治癒力を高めます。
資料提供 マルピー薬品 |