それは1本の電話からはじまりました。
「もう家をでちゃいました?」
ありゃ・・・・やっぱり船はだせないのか?
「やっぱり今日は無理ですか?」
「乗合はでるみたいですけど、プレジャーボートはだめみたいです。」
「しかたないですね。またお願いします。」
28日土曜日、Tarokenさんのクルーザーに乗せてもらって、優雅に真鯛を狙うつもりでしたが、前回に続き、今回も悪天候のために中止です。
「帰りますか?明日またでなおしですね。」助手席のシマシマさんに声をかけました。ところが
「ちょっと、マルイカ聞いてみようか?」 シマシマさんは日曜日が仕事らしくどうしてもこの日でたいらしい。
「待っててくれるって」
ぎょえ〜 急遽、間口の乗り合いでマルイカ狙いです。しかもシマシマさんは、急に決めた話だからと私は気持ち程度の料金で良いと太っ腹のお言葉。ありがたいですね〜
「渡りに船」とは、きっとこういう事をさしているに違いない。
あわてて準備をして、乗り込んだマルイカ乗合ですが、船が湾をでるといきなりの荒波!!!
え”〜、こんな状態ででられるの?船はおおきく上下にゆれ、タックルボックスや、海水のはいったバケツが動いてしまうほどです。しかも、波をきると海水がしぶきになって、頭から降ってくる。全身頭から海水シャワーをあびているような感じです。
ポイントにつくと投入を合図されますが、うねりはときおり3M近くにもなり、あたりがわからない。しかも群れはすぐにいなくなるようで、1投しただけですぐにポイント移動で、またびしょぬれ・・・・(T_T)
風がつよくひとつしかなかったしかけを絡ませてしまい、ほどくのに貴重な投入タイミングを数回のがしたのもありますが、しかけを投入してる時間より移動時間のほうがながく、結局悪天候で11時30分の早あがりまでの間に、釣れたマルイカは2杯・・・涙。シマシマさん4杯。それでもかしらは19杯釣れていたようです。
もどってから聞いたのですが、マルイカはばれやすいので、この日のように荒れた日は重みを感じたらあわせないで、そのままそっと巻き上げるほうがよかったらしいです。それでもあれだけうねりがあると、普通にまきあげるだけで相当ばれるそうです。
私は・・・・・道糸にナイロン5号をつかっていたのもありますが、あたりわかったのは1回だけ。あたりすらわかりませんでした・・・
フラストレーションがたまってしまったままなので、悶々としてしまい、疲れもとれないまま、午前2時50分におきて、今度はざりがにさんと真鯛狙いで伊東に行ってしまいました。
朝一、無風べた凪で、おおきな鯛がつれそうな予感です。ポイントはボート屋さんに教えてもらった正面沖、水深39M。竿まきこぼし釣りで真鯛を狙います。
ところがすぐに風が4〜5Mでて波がたちはじめます。教えてもらtったポイント付近に他に2艇いましたが、どちらも岸よりにもどっていきます。
私達は教えてもらったポイントで、しばらく粘ってみましたが、風が気になり、結局もう少し岸よりの水深33M付近に戻ってしまいました。伊東は風がふきはじめると、急に強風になりあっというまに海があれはじめ、もどってこれなくなることがあるので、安全を重視しました。
アンカーをおろしたポイントでは、じっくりこませがきくまで粘ったつもりでしたが、おおまかに3箇所のポイントでしかけをおろしました。
これがよくなかったらしく、ボート屋さんの話では、39Mラインの1箇所でねばったボートの人が真鯛を数匹あげたらしいです。
ほとんどの時間、私達が一番おきにいたはずですが、そういえば33M付近にいた時、風が弱くなってふたたび沖にでたボートが1艇いました。早上がりされるときに声をかけたら、「1匹おおきいのをばらした」といわれてましたが、その人が真鯛がつれた方だったみたいです。やわらかめの竿でビシしかけでられていました。
あの状況ではなかなか再び沖に行きづらかったのですが、その判断の違いが釣果をわけてしまいました。
昼近くから風だけでなく、潮も結構早くなり、まきこぼしで、だした、つけ餌が水深どのあたりにあるのかわからない。どれくらいラインをおくりだしらよいのか、結局わからないまま、午後1時すぎ、ラインがからんだのをきっかけに気持ちが折れてしまい、ふたりともボ・・のまま早上がりしてしまいました。
ボ・・の原因を考えてみました。竿まきこぼし釣りのセット棚とそこからのつけ餌のおくりだしの長さが結局判断できないままだった。潮の速さでのラインのだしかたが難しいです。また水深33Mラインに岸に平行に定置網がいれてありましたので、それより浅い側は魚が入りにくくなっていかもしれません。定置網より沖側を狙うべきでした。ポイントの移動は風のための安全を考えてでしたのが、これはしかたなしです。
2日連続のボ・・・ 痛い連休のはじまりになってしまいました。
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