閼伽出甕 特集:「旧石器発掘ねつ造」事件 新聞各社の解説と論説 |
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*1)宮下佳之「ネットワーク時代の知的所有権入門」(『iNTERNET magazine』No.20、インプレス、1996年9月1日発行、p289)
- Mainichi INTERACTIVE 旧石器発掘ねつ造 『毎日新聞』[2000年11月5日]未成熟な「旧石器」研究 年代確定に困難さ:◆盲点◆地層が決め手◆疑問/上高森遺跡の発掘経過/▽旧石器時代(旧石器・考古学) [00-11-07]
- Mainichi INTERACTIVE 旧石器発掘ねつ造 『毎日新聞』[2000年11月5日]「神業」 180以上の遺跡手がけた藤村氏(旧石器・考古学) [00-11-07]
- Sankei-news 『産経新聞』2000.11.05■上高森遺跡(旧石器・宮城県) [00-11-07]
- 時事通信社 (11/5)上高森遺跡=旧石器ねつ造 (旧石器・宮城県) [01-01-24]
- 時事通信社 (11/5)人類祖先、恐竜などでもねつ造事件=旧石器ねつ造 (考古学) [01-01-24]
- Mainichi INTERACTIVE 旧石器発掘ねつ造 『毎日新聞』[2000年11月6日]背景に学界二分の大論争 「前期旧石器時代」めぐり(旧石器・考古学) [00-11-07]
- Mainichi INTERACTIVE 旧石器発掘ねつ造 『毎日新聞』[2000年11月6日]揺れる「新たな原人」像 欧米の定説と落差:宮城県築館町の上高森遺跡と北海道新十津川町の総進不動坂遺跡を舞台にした東北旧石器文化研究所の藤村新一・前副理事長(50)の旧石器ねつ造問題で、藤村前副理事長がこれまでに発見した前期旧石器時代の石器の数々は、世界の考古学の定説を覆す「新たな原人」像を作り上げるほどの意義を持っていた。原人は「死」という概念を理解せず、宗教などの精神的活動もあり得えないというのが欧米の専門家の間では常識だった。だが、藤村前副理事長は「原人の墓の可能性がある」土こう(大きな穴)を見つけるなど、人類の歴史全体の書き換えを迫るほどの発見を続けていた。 【旧石器遺跡取材班】(旧石器) [00-11-08]
- Mainichi INTERACTIVE 旧石器発掘ねつ造 『毎日新聞』[2000年11月6日]出土物年代測定 前〜中期旧石器時代は「エアポケット」 :東北旧石器文化研究所の藤村新一・前副理事長(50)が宮城県築館町の上高森遺跡などで行った旧石器発掘のねつ造が、なぜ見逃されたのか。背景を探ると、遺跡からの出土物の年代測定の難しさが浮かび上がる。特に日本の前期から中期の旧石器時代の出土物の年代決定は、地層の年代頼みで、ほかの科学的裏付けに乏しい「エアポケット」にあったというのだ。 【鴨志田公男、高野聡】(旧石器・考古学) [00-11-08]
- 河北新報ニュース 考古学への背信行為 調査団も監視役果たせず 2000年11月06日月曜日:【解説】旧石器文化の存在を示す日本最古の貴重な資料として、国内外の注目を集めてきた上高森遺跡(宮城県築館町)で、調査の指揮を執った東北旧石器文化研究所の藤村新一元副理事長(50)が石器発掘を自作自演していたことが5日、明らかになった。考古学にはファンの多くがロマンをかき立てられる。その信頼と期待を裏切った責任は重い。◎藤村氏を除籍/東北旧石器文化研究所(旧石器・考古学・宮城県) [00-11-07]
- NIKKEI NET 『日本経済新聞』「特集:遺跡発掘でねつ造・調査団長、石器埋める」(2000/11/6)問われているのは学術上の問題・文化庁記念物課(旧石器・考古学) [00-11-08]
- NIKKEI NET 『日本経済新聞』「特集:遺跡発掘でねつ造・調査団長、石器埋める」<藤村元副理事長がかかわった主な旧石器遺跡>(旧石器) [00-11-08]
- 時事通信社 (11/6)藤村新一氏が発掘にかかわった主な遺跡 (旧石器) [01-01-24]
- http://www.hokkaido-np.co.jp/News/Stock/20001107/0032.200011072752.html 『北海道新聞』2000年11月7日(火) 偽りの発掘*徹底的な洗い直し急務(11月7日)(旧石器・考古学) [00-11-08]
- http://www.hokkaido-np.co.jp/News/Stock/20001107/0033.200011072767.html 『北海道新聞』2000年11月7日(火) 旧石器ねつ造(11月7日)(旧石器・考古学・北海道) [00-11-08]
- 河北新報ニュース 石器発掘ねつ造 波紋広がる・宮城 2000年11月07日火曜日:「原人」の存在はどうなるのか−。東北旧石器文化研究所(多賀城市、鎌田俊昭理事長)の前副理事長藤村新一氏(50)による石器発掘ねつ造問題は、「現場」の上高森遺跡がある築館町だけでなく、県内のさまざまな分野に波紋を投げ掛けている。国体の開幕を告げる炬火(きょか)の採火地の見直しや、小中学校の社会科で使う副読本の内容の検討、さらにはイメージ低下を恐れる観光地…。余震はしばらくやみそうにない。(旧石器・宮城県) [00-11-08]
- 石器発掘ねつ造 『朝日新聞』石器発掘ねつ造<2000年11月7日付朝刊から>学界、信頼回復へ動く 個人プレーの「宝探し」反省:東北旧石器文化研究所の副理事長だった藤村新一氏によるねつ造問題では、背景に学界の閉鎖性や発掘手法の問題点を指摘する声があがっている。この批判に、考古学界も信頼回復へ向け、幅広い検証の仕組みをつくろうと動き始めた。/◆藤村新一元副理事長が発掘に携わった主な遺跡(旧石器・考古学) [00-11-18]
- 社説・南風録 『南日本新聞』2000年11月7日 朝刊社説【発掘ねつ造】旧石器研究の洗い直しが必要だ(旧石器) [00-11-18]
- Mainichi INTERACTIVE 旧石器発掘ねつ造 『毎日新聞』[2000年11月8日]4遺跡、藤村前副理事長が不参加日は成果なし:宮城県築館町の上高森遺跡と北海道新十津川町の総進不動坂遺跡を舞台にした東北旧石器文化研究所の藤村新一前副理事長(50)の旧石器発掘ねつ造問題で、藤村前副理事長が今年度、発掘にかかわった埼玉県秩父市の小鹿坂(おがさか)遺跡など4遺跡で、藤村前副理事長が発掘調査に参加していない時には石器がまったく見つかっていないことが7日、分かった。藤村前副理事長は4遺跡のうち、上高森、総進不動坂両遺跡についてねつ造を認めているが、ほか2遺跡に関しては否定している。 【旧石器遺跡取材班】/埼玉県秩父市・小鹿坂遺跡、北海道清水町・下美蔓西遺跡(旧石器) [00-11-09]
- Mainichi INTERACTIVE 旧石器発掘ねつ造 『毎日新聞』[2000年11月8日]動機に深まる疑問 「知的原人」は創作か:宮城県築館町の上高森遺跡と北海道新十津川町の総進不動坂遺跡を舞台とした旧石器発掘ねつ造問題で、東北旧石器文化研究所の藤村新一前副理事長(50)は「周囲に期待されるプレッシャー」を大きな動機として挙げた。しかし、両遺跡の発掘にかかわった関係者の話を総合すると、藤村氏がプレッシャーを感じるような状況は見当たらない。真の動機は何だったのか。同研究所の鎌田俊昭理事長ら周辺の人物さえも首をひねる。藤村氏の言動を検証すると、疑問は深まるばかりだ。 【旧石器遺跡取材班】(旧石器・考古学・現代) [00-11-09]
- 石器発掘ねつ造 『朝日新聞』石器発掘ねつ造<2000年11月9日付朝刊から>私の見方 マスコミにも責任 学芸部・宮代栄一(旧石器・考古学) [00-11-18]
- 石器発掘ねつ造 『朝日新聞』石器発掘ねつ造<2000年11月10日付朝刊から>新分野「焦り」見抜けず:考古学会を揺るがせ、自治体、教科書業界にも大きな影響を与えたねつ造は、どんな状況で起きたのか。(仙台支局・赤田康和、地域報道部)●土の色――「信頼」疑念かき消す●資金難――脚光浴びていないと●酸性土――地層年代、頼り/上高森遺跡第6次調査の旧石器発掘の経過(旧石器・考古学) [00-11-18]
- 河北新報ニュース 再検証の道険し 上高森遺跡ねつ造発覚2週間 2000年11月18日土曜日:東北旧石器文化研究所(多賀城市、鎌田俊昭理事長)の藤村新一・前副理事長(50)による石器発掘のねつ造は、ねつ造があった上高森遺跡(宮城県築館町)ばかりではなく、全国の「遺跡のあるまち」に、余震を与え続けている。「ほかにねつ造はないのか」。疑惑を晴らそうと、藤村氏が関与した遺跡全体の再検証を求める声が高まっているが、悪条件も重なり検証作業は難航が必至だ。上高森遺跡では、青いシートが雨ざらしのまま放置されている。/<どこが主体に><客観性に疑問><NPO資格は>(旧石器) [00-11-20]
- Mainichi INTERACTIVE 旧石器発掘ねつ造 『毎日新聞』[2000年12月5日]旧石器発掘ねつ造報道を評価 「隠し撮り」にも理解 [開かれた新聞]委員会から:◇さらに追及が必要−−元日弁連会長・中坊公平委員◇過去の報道、検証を−−上智大教授・田島泰彦委員◇読者と認識、共有を−−フリージャーナリスト・玉木明委員◇不可欠だった映像−−作家・柳田邦男委員◇取材方法にも興味−−テレビプロデューサー・吉永春子委◇全国の読者から、200件近い意見◆本社見解◇「プロセス」の事実、重要−−東京本社編集局次長・朝比奈豊 【「開かれた新聞」委員会事務局】(旧石器) [00-12-07]
- 石器発掘ねつ造 『朝日新聞』<2000年12月10日付朝刊から>深い傷跡 検証の動きに限界も:東北旧石器文化研究所の藤村新一・元副理事長による旧石器のねつ造が発覚して1カ月が過ぎた。藤村氏が発掘にかかわった遺跡の多くは、日本列島の旧石器時代の歴史を塗りかえてきたが、そのすべてに疑惑の目が向けられている。「藤村氏が関与した遺跡は、なかったものとするしかないのではないか」。考古学界にはこんな声もあるが、検証に向けた動きは鈍く、限界も指摘されている。(旧石器ねつ造問題取材班)/●再発掘にコストの壁●検証方法の提言も(旧石器) [00-12-13]
- Mainichi INTERACTIVE 旧石器発掘ねつ造 『毎日新聞』[2000年12月12日][メディア追跡]考古学報道を考える 複数学説の判断が課題:東北旧石器文化研究所の藤村新一・前副理事長の旧石器発掘ねつ造問題をめぐって、マスコミの報道にも責任の一端があるのではないかという指摘が出ている。【旧石器遺跡取材班】/(1)「調査者の発表をうのみにしている」/(2)「都合のいい意見しか取り上げない」/(3)「速報性を重視して正確性をおろそかにしている」/【仙台支局・内藤 陽】(旧石器・現代) [00-12-13]
[目次]