閼伽出甕 特集:「旧石器発掘ねつ造」事件
政府及び関係省庁の反応と対応

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*1)宮下佳之「ネットワーク時代の知的所有権入門」(『iNTERNET magazine』No.20、インプレス、1996年9月1日発行、p289)


    政府及び関係省庁の反応と対応

  1. Mainichi INTERACTIVE 旧石器発掘ねつ造 『毎日新聞』[2000年11月6日]文化庁、事実関係調査へ 文相「他の遺跡も視野」(旧石器・考古学) [00-11-07]
  2. Mainichi INTERACTIVE 旧石器発掘ねつ造 『毎日新聞』[2000年11月6日]地方の教委関係分を調査 文化庁 (旧石器・考古学) [00-11-07]
  3. Mainichi INTERACTIVE 旧石器発掘ねつ造 『毎日新聞』[2000年11月6日]とんでもないこと」 福田官房長官(現代) [00-11-08]
  4. NIKKEI NET 『日本経済新聞』「特集:遺跡発掘でねつ造・調査団長、石器埋める」(2000/11/6)行政処分「難しい」・文化庁(現代) [00-11-08]
  5. Sankei-news 『産経新聞』2000.11.06■「別機関加え検証」石器発掘ねつ造 理事長謝罪 文化庁、県が調査へ:宮城県築館町の上高森遺跡で発掘調査団長をつとめた東北旧石器文化研究所元副理事長、藤村新一氏(五〇)=五日に除名処分=が、六十万年以上前(前期旧石器時代)の地層に自分で石器を埋めて発掘をねつ造していた問題で、同研究所の鎌田俊昭理事長は六日午前、築館町を訪れ、謝罪した。(旧石器・考古学・宮城県) [00-11-07]
  6. 9都道県での発掘を調査へ・遺跡発掘ねつ造問題 『埼玉新聞』(2000年11月6日 掲載)東北旧石器文化研究所の前副理事長が宮城県上高森遺跡などで発掘をねつ造していた問題で、文化庁は6日、同研究所がかかわった9都道県でのほかの発掘調査について、調査主体や期間、地元自治体からの資金援助の有無など基本的な事実確認を教育委員会を通じて行うことを決めた。(旧石器・考古学) [00-11-07]
  7. Yomiuri On-Line / ニュース特集 『読売新聞』旧石器発見ねつ造(2000年11月6日)遺跡ねつ造、広がるショック:約六十万年前の構築物跡などが今年十月に見つかったとされる宮城県築館町の上高森遺跡と、北海道新十津川町の総進不動坂遺跡の発掘調査で、調査にあたったNPO(非営利組織)「東北旧石器文化研究所」の藤村新一前副理事長(50)(五日付で除名)が、発掘の事実をねつ造していた問題で、文化庁は六日、事実関係の緊急調査に乗り出す方針を決めた。◆文化庁、藤村氏関与の全遺跡を調査へ◆理事長、おわび行脚◆「原人の町作り」弱った…地元◆藤村氏のフォーラム出席断る…自治体◆出土品のレプリカどうなる…展示物◆藤村氏の除名含め処分検討…学会◆(旧石器・考古学) [00-11-07]
  8. NIKKEI NET 『日本経済新聞』「特集:遺跡発掘でねつ造・調査団長、石器埋める」(2000/11/6)発掘ねつ造、調査指示へ・文相意向 研究所は地元に謝罪:宮城県築館町の上高森遺跡で、発掘調査団長を務めた元東北旧石器文化研究所副理事長、藤村新一氏(50)=5日付で除名処分=が自ら持ち込んだ旧石器を発掘現場に埋め、発見をねつ造していた問題で、大島理森文相は6日午前、文化庁にほかの遺跡を含めて事実関係を調査させる方針を示し、記述見直しの可能性もある教科書会社は、担当執筆者との連絡に追われ、同研究所の鎌田俊昭理事長は同日、築館町役場を訪れ、経過を説明、謝罪した。(旧石器・考古学) [00-11-08]
  9. 東京ニュース 『東京新聞』2000年11月6日(月)【夕総】遺跡ねつ造調査指示 文相、教科書の書き換えも示唆:東北旧石器文化研究所の藤村新一・前副理事長(50)が宮城県の上高森遺跡で旧石器を埋め発掘ねつ造していた問題で、大島理森文相は六日「文化庁としてかかわってきた部分で、なすべきことがあればやらないといけない」と述べ、埋蔵文化財を所管する文化庁に調査させる意向を示した。(考古学) [00-11-10]
  10. Mainichi INTERACTIVE 旧石器発掘ねつ造 『毎日新聞』[2000年11月7日]学会の学術的な検証作業が必要 大島文相:大島理森文相は7日の閣議後の会見で、東北旧石器文化研究所の藤村新一・前副理事長が旧石器の発掘をねつ造した問題について、疑問符がついた旧石器時代の遺跡について学会の学術的な検証作業が必要との考えを明らかにした。(旧石器・現代) [00-11-08]
  11. 河北新報ニュース 石器発掘ねつ造 文化庁、9都道県で調査 2000年11月07日火曜日:東北旧石器文化研究所の藤村新一・前副理事長(50)=5日付で除名=が宮城県築館町の上高森遺跡などで石器発掘の事実をねつ造していた問題で、文化庁は6日、同研究所がかかわった9都道県での遺跡発掘について教育委員会を通じて調査することを決めた。東京国立博物館が同遺跡の石器展示取りやめを決定、自治体でも関連イベントや展示見直しの動きが広がった。/◎教科書14種類に「上高森」の記述 高校の日本史(旧石器・考古学・歴史学) [00-11-08]
  12. Yomiuri On-Line / ニュース特集 『読売新聞』旧石器発見ねつ造(2000年11月7日)発掘ねつ造の藤村氏を文部省が聴取へ:宮城県築館町の上高森遺跡と北海道新十津川町の総進不動坂遺跡の調査で石器発掘がねつ造された問題で、文部省と文化庁は六日、東北旧石器文化研究所の藤村新一・前副理事長本人を含めた研究所関係者から直接事情を聞く方針を固めた。(旧石器・考古学) [00-11-08]
  13. Mainichi INTERACTIVE 旧石器発掘ねつ造 『毎日新聞』[2000年11月8日]文化庁が都道府県教委に調査依頼:藤村前副理事長の旧石器発掘ねつ造問題で、文化庁は7日、同研究会や藤村前副理事長が関係していた遺跡発掘調査があるかどうかを調べる依頼文書を、全国の都道府県教育委員会に送付した。9日までに回答を求めており、問題点が見つかった場合は、行政指導も含めて対応を検討する。(考古学) [00-11-09]
  14. 石器発掘ねつ造 『朝日新聞』石器発掘ねつ造<2000年11月9日付朝刊から>法律上は不問か 旧石器ねつ造:宮城県築館(つきだて)町の上高森(かみたかもり)遺跡などを舞台にした旧石器ねつ造事件。自分で埋めた石器を掘り出したことを認めた民間研究団体「東北旧石器文化研究所」の藤村新一・元副理事長(50)は、法律で罪に問うのは難しそうだ。遺跡を守るための文化財保護法は、そもそも「ねつ造」を想定していない上、被害者もいないからだ。(考古学・現代) [00-11-18]
  15. Mainichi INTERACTIVE 旧石器発掘ねつ造 『毎日新聞』[2000年11月10日]藤村氏関与は186遺跡 文化庁調査:旧石器発掘ねつ造問題で文化庁は10日、東北旧石器文化研究所と藤村新一前副理事長が調査に関与した遺跡は、全国で186カ所に上り、うち33カ所で実際に発掘をしていたことを明らかにした。【澤 圭一郎】(旧石器) [00-11-13]
  16. 関与は9都道県186遺跡 出土品ねつ造の藤村氏 『埼玉新聞』(2000年11月10日 掲載)宮城県の上高森遺跡などの出土品ねつ造問題で、東北旧石器文化研究所と藤村新一前副理事長(50)が調査にかかわった遺跡が9都道県186カ所に上ることが10日、都道府県教育委員会を通じて実施した文化庁の調査で分かった。このうち153カ所は、現地を歩きながら表面的な観察をして遺物の散布状況などを把握する「踏査」で、実際に藤村氏らが発掘行為を手掛けた「発掘調査」の関与遺跡は8都道県33カ所だった。(旧石器) [00-11-13]
  17. Yomiuri On-Line / ニュース特集 『読売新聞』旧石器発見ねつ造(2000年11月10日)ねつ造・藤村氏が関与は186遺跡…文化庁:東北旧石器文化研究所の藤村新一前副理事長による石器ねつ造問題で、文化庁は十日、藤村前副理事長がかかわった遺跡は北海道や宮城県など九都道県、百八十六遺跡にのぼると発表した。文化庁が都道府県教委に行った全国調査で明らかになった。百八十六か所のうち、藤村前副理事長が発掘調査に関係したのは八都道県、三十三遺跡、立ち入り調査だけのものは八道県、百五十三遺跡。(旧石器) [00-11-13]
  18. 石器発掘ねつ造 『朝日新聞』<2000年11月11日付朝刊から>藤村氏発掘関与は33カ所 文化庁が発表:旧石器の発掘ねつ造問題で文化庁は10日、東北旧石器文化研究所の藤村新一・元副理事長が調査にかかわった遺跡は9都道県の186カ所にのぼると発表した。全都道府県の教育委員会を通じて調べた。うち発掘に加わった遺跡は8都道県の33カ所、現地を表面から観察する「踏査」に加わった遺跡は8道県の153カ所としている。/◆上高森遺跡の石器、埋めたのは65点と訂正/◆多摩NT遺跡の検証チームを東京都が発足へ(旧石器) [00-11-20]
  19. 河北新報ニュース 「ねつ造」の藤村氏、33の遺跡を発掘 2000年11月11日土曜日:宮城県築館町の上高森遺跡などの出土品ねつ造問題で、東北旧石器文化研究所と藤村新一・前副理事長(50)が調査にかかわった遺跡が、9都道県186カ所に上ることが10日、全都道府県教育委員会を通じて実施した文化庁の調査で分かった。このうち、実際に藤村氏らが土地を掘った「発掘調査」の遺跡は8都道県33カ所。残り153カ所は、現地を歩きながら表面的な観察をし遺物の散布状況などを把握する「踏査」の形で関与していた。186カ所の内訳は、宮城の151カ所をトップに、山形の9カ所、埼玉7カ所、福島6カ所、群馬5カ所、北海道4カ所、岩手2カ所、栃木、東京各1カ所。(旧石器) [00-11-15]
  20. Mainichi INTERACTIVE 旧石器発掘ねつ造 『毎日新聞』[2000年11月14日]文化庁が再調査支援 補助金も検討:宮城県の上高森遺跡などで東北旧石器文化研究所の藤村新一・前副理事長(50)が自分で埋めた石器を発掘した「ねつ造」問題で、文化庁は14日、藤村氏が関与した遺跡の再検討を決めている日本考古学協会と連携するため、再調査などに際して支援する方針を固めた。(旧石器) [00-11-17]
  21. Yomiuri On-Line / ニュース特集 『読売新聞』(2000年11月14日)藤村氏関与の遺跡再調査費を補助:文化庁は十四日、宮城県の上高森遺跡などで石器発掘をねつ造した東北旧石器文化研究所の藤村新一前副理事長が直接発掘に関与した全国三十三遺跡について、所管する各都道県が出土品の真偽確認などのために行う再調査の費用を原則半額補助する方針を決めた。文化庁では「埋蔵文化財緊急調査費」から支出することにしており、総額五千万円前後にのぼると見ている。/◆再調査は難航も◆(考古学) [00-11-15]
  22. 石器発掘ねつ造 『朝日新聞』石器発掘ねつ造<2000年11月15日付朝刊から>文化庁が発掘計画の審査を強化 指針作りに着手(考古学) [00-11-18]
  23. Mainichi INTERACTIVE 旧石器発掘ねつ造 『毎日新聞』[2000年11月16日]6遺跡すべての報告書なし:東北旧石器文化研究所の藤村新一・前副理事長(50)による発掘ねつ造問題で、同研究所が主体となって発掘調査した6遺跡すべての報告書が出ていないことが15日分かった。遺跡の学術的な分析、検証には報告書が不可欠で、文化庁が都道府県を通じて公開するよう指導している。藤村氏の「新発見」が独り歩きし、ねつ造に対して学界のチェック機能が働かなかった一因として問題になりそうだ。 【旧石器遺跡取材班】(旧石器) [00-11-17]
  24. Mainichi INTERACTIVE 旧石器発掘ねつ造 『毎日新聞』[2000年11月16日]文部省の研究費返還問題が浮上:東北旧石器文化研究所の藤村新一・前副理事長(50)の発掘ねつ造をめぐって、文部省が提供する科学研究費の返還問題が浮上してきた。 【澤 圭一郎】(考古学) [00-11-17]
  25. Yomiuri On-Line / ニュース特集 『読売新聞』旧石器発見ねつ造(2000年11月18日)藤村氏発掘調査の9遺跡、報告書刊行メド立たず:東北旧石器文化研究所の藤村新一前副理事長による石器発掘のねつ造問題で、藤村氏が昨年度までに発掘調査した二十六遺跡のうち十遺跡で調査報告書が出されていないことが十七日、文化庁の調査で分かった。うち一遺跡は近く刊行予定だが、残りは刊行のめども立っていない。(旧石器) [00-11-18]
  26. 石器発掘ねつ造 『朝日新聞』<2000年11月18日付朝刊から>藤村氏発掘の遺跡 20カ所中、報告書なし9カ所:旧石器発掘のねつ造問題で、東北旧石器文化研究所の藤村新一元副理事長が発掘にかかわり、昨年までに調査を終えた遺跡20カ所のうち9カ所で速報にあたる概要報告書が作られていないことが17日、文化庁の調査でわかった。いずれも正規の調査報告書も刊行されていない。(旧石器) [00-11-20]
  27. http://www.hokkaido-np.co.jp/News/Stock/20001118/0022.200011180676.html 『北海道新聞』11月18日のニュース 藤村氏が発掘関与の18遺跡で報告書なし:旧石器遺跡の出土品ねつ造問題で、東北旧石器文化研究所と藤村新一・前副理事長(50)が発掘調査に関与した八都道県の三十三遺跡のうち、半数以上の十八遺跡で調査報告書が刊行されていないことが十七日、文化庁のまとめで分かった。(旧石器) [00-11-20]
  28. Mainichi INTERACTIVE 旧石器発掘ねつ造 『毎日新聞』[2000年11月20日]都道府県担当者に再発防止徹底通知 文化庁:東北旧石器文化研究所の藤村新一・前副理事長(50)による発掘ねつ造問題で文化庁は20日、東京都内に全都道府県の埋蔵文化財行政担当者を集め、再発防止に向けた行政手続きの改善を通知し、徹底を指示した。(考古学) [00-11-22]
  29. Yomiuri On-Line / ニュース特集 『読売新聞』旧石器発見ねつ造(2000年11月20日)文化庁、ねつ造チェック強化求める:東北旧石器文化研究所の藤村新一前副理事長による石器発掘ねつ造問題で、文化庁は20日、都道府県の埋蔵文化財保護行政の担当者会議を都内で開き、再発防止に向け、<1>調査担当者に適切な発掘調査報告書の作成経験がある人を選ぶ<2>重要遺跡では学識経験者らで作る第三者委員会を設けて出土品の評価について意見を聞く――など、チェック体制の強化を求めた。(考古学) [00-11-21]
  30. Mainichi INTERACTIVE 旧石器発掘ねつ造 『毎日新聞』[2000年12月26日]高校教科書、上高森「削除」決定:東北旧石器文化研究所の藤村新一・前副理事長(50)による旧石器発掘ねつ造問題で、宮城県上高森遺跡などの記述のある高校日本史教科書を発行している教科書会社5社が、文部省に記述削除などの訂正を申請していたのを受けて、文部省は26日、申請内容の承認を各社に通知した。 【澤 圭一郎】(歴史学・旧石器) [00-12-28]
  31. Yomiuri On-Line / ニュース特集 『読売新聞』旧石器発見ねつ造(2000年12月26日)石器ねつ造で、文部省が教科書訂正を承認:宮城県築館町の上高森遺跡で石器発掘のねつ造が発覚した問題で、文部省は二十六日、出版社五社から出されていた高校日本史教科書の記述に関する訂正を承認した。(歴史学・旧石器) [00-12-28]

[目次]