栗胡 胡桃
あたしはクルミです。
あたしは小桃(桃太郎の娘)にミルクを与えたクルミです。
あたしは娘時代,ぬいぐるみの発売元でヒット製品を出していたプロフェッショナル のデザイナーでした。
後に,デザインしては縫って製品化と,一人で東京原宿の街頭でオリジナルぬいぐるみ売りをしていたヌイグルミ娘でした。
あたしは割に合わない動物のぬいぐるみや,人形作りをやめて,ふるさとに戻り, 花屋を開きました。
あたしはミルクパーラーも開いて,プロフェッショナルとしてコーヒーも点てました。
あたしは今,桃太郎の伴侶と小桃のM+OTHERです。
あたしの最近の特技は,ラーメンつくり(嫌でもあるが)です。
桃太郎の休日のラーメンの虎の巻(鳴門の渦巻き「の」がいっぱい)
「一つ,チャーシューをつくる(醤油,みりん等)。」
「二つ,チャーシューの煮汁をスープとして保存する。」
「三つ,鳥ガラと野菜をとろ火で煮てスープをつくる(骨の髄まで煮ない) 。」
「四つ,麺を選ぶ(某製麺所が最適)。」
「五つ,タマネギのみじん切り,カキソース(中華料理等に使うもの),ニンニクを 少々をどんぶりに入れておく。」
「六つ,チャーシューを煮汁のスープをどんぶりに注ぐ(量はどんぶりの大きさで 適宜) 。」
「七つ,鳥ガラ野菜スープをどんぶりに注ぎ,かるく攪拌する。」
「八つ,麺をゆでる鍋は大きめを使い,沸騰させておき,麺を折るように入れて, かためにゆであげる。」
「九つ,ゆであがった麺を,どんぶりに折るようにいれる。」
「十で,具として,ワカメ,支那チク,ホウレン草,ネギ,鳴門,チャーシューの 順序で麺の上に盛りつける。」
そして,肝心なのは,なんとしても,桃太郎にすばやく食べさせます。
桃太郎は「具を全部,麺の下にして,下の麺を上にしてからネギ,ワカメとともに
麺を食べ始め,ホウレン草,支那チク,鳴門の順で食べ,最後にチャーシューを食べ,
スープを八分目を飲んで仕上げる」とうんちく並べて食べるのですが,胡桃としては
なんのために盛りつけているのかを考えてほしいと常々感じています。