やさしくない英語205
さて前回の問題を訳しておきましょう。
「MRS.GRUNDY(口うるさい人、著しく堅苦しい人)
「グランディ夫人は何て言うだろうか?」というのが、好みや行為が議
論されると、しばしばなされる問いである。この謎めいたグランディ夫人
とは誰なのか、社会的専制や因襲の化身であるのか? 実際、彼女は、彼
女の名前が出てくる劇の中でさえ一度も登場しない。1798年、トーマス・
モートンは、喜劇「Speed the plough」を書き、その中で、ある婦人アッ
シュフィールドは、常に、架空の隣人グランディ夫人が何て言うかを気に
している。「万が一、かわいそうなその子が不名誉なことをするようなこ
とがあれば、私は、グランディ夫人が何て言うだろうかと言う。」
さて、今回はこれです。
「QUIXOTIC
If we refer to a person as quixotic, we are politely dismissing
him as an unrealistic visionary, one whose heart is bigger than
his head. We get the word from Cervantes' great satire on a once-
flowering knighthood that was going to seed. Don Quixote de la
Mancha, the eponymous hero, was a would-be knight whose excited
imagination turned lonely inns into castles and windmills into
fearsome giants.」
漢文入門 51
さて、続きをいきましょう。
「今霍氏秉権、天下之人、疾害之者多矣、夫天下害之、而又以逆道行之、
不亡何待、乃上書言、霍氏奢靡、陛下即愛之、宜以時抑制、無使至於亡、
書三上、輒報聞、其後霍氏果滅、薫忠等以其功封」
読み下しておきますか。
「いま霍氏(カクシ)権(ケン)を秉(ト)り、天下の人、これを疾害
(シツガイ)する者多し。夫れ天下これを害とし、而(シカ)もまた逆道
を以てこれを行ふ、亡びずして何をか待たん」と。乃ち上書して言ふ、
「霍氏奢靡(シャヒ)なり、陛下即(タト)ひこれを愛するも、宜(ヨロ)
しく時を以て抑制し、亡に至らしむること無かるべし」と。書三たび上
(タテマツ)る。輒(スナワチ)ち聞(ブン)を報ず。そののち霍氏果し
て滅べり。薫忠(トウチュウ)等その功を以て封ぜらる。」
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初等数学史190
カリフの都で、数学に真に貢献した最後の人たちの中に、アル・カルヒ
(al-Karkhi)がいました。彼は、1029年頃に没しています。彼の最初の著
作は、算術(Kafi fil Hisab)、恐らく、1010年頃と1016年との間に書かれ
たもので、もっぱらというわけではないにしても、ヒンドゥーの資料から
広く取られています。それには、当時の多くの著述家によって提示された
算術の要素を含んでいるだけでなく、1/4二乗の規則(the rules of
quarter square)も含んでいます。
( a+b /2 )^2 - ( a-b /2)^2 = ab
恐らく、ヒンドゥーに起源のある公式でしょう。
彼は、また、平面図形の計算、特に無理数を扱うようなものについて考
えており、ヘロンの公式√s(s-a)(s-b)(s-c)を含んでいます。 その著作
は、最後に代数を扱い、二次方程式と第2巻で議論されたアル・ジャブル
(al-jabr)とアル・ムカバラ(al-muqubala)という一般的なアラビア語の説
明を含んでいます。
しかし、アル・カルヒは、彼の代数「ファフリ(Fakhri)」で最もよく知
られています。それは、代数的量、(平方)根、一次と二次の方程式、不
定解析(indeterminate analysis)や問題の解法の一般的な操作を含んでい
ます。二次方程式の解法の公式は、初期のアラビアの著作においてのよう
に、幾何学的に説明されていて、彼によって与えられた様々な問題は、明
らかにアル・フワーリズミーやディオファントゥスによって示唆されてい
るものです。その著作は、アラビア人の最も学問的な代数として位置づけ
られています。
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