話
ゆーーーきや こんこん
あられや こんこん
・・・
いーーーぬは よろこび にわかけまわり
ねーーーこは こたつで まるくなるうーーー
名古屋にも雪が降りました
大雪です 名古屋にしては・・・
ぼくが朝 目が覚めると
そこら中真っ白でした
初めて見る雪でした
ぼくはなんだか分かんないから
ずーーっと 縁の下に入ったままでした
そしたら 朝早くからパパが庭にでてきて
僕を呼ぶんです
「まっくーーー まっくうーーー うんころむしーー」って
でもぼくが出て行かなかったら こんどは
「ごはんだよーーー」って 言うんです
ぼく この言葉にはすごーーく弱いんです・・・
だから 雪の上に生まれて初めて出ちゃったんです
雪は冷たいし
なんのにおいもしないし
食べてもお口の中で消えちゃうし
気味が悪い ものです・・・・
だからまた直ぐ 縁の下に入りました・・・
どうも僕は 三毛猫なのです！
また降りました 雪
懲りないやつらです・・・
今度は最悪でパパが休みの日に降るんです
だから 覚悟しました
案の定 パパは僕をお庭で呼びます
そこで出ていかなかったので
今度は無理矢理 縁の下から引き出されました
そして リードをつけられて
裏の空き地に・・・・
一面真っ白
積雪１０ｃｍ
歩くとブスブス足が埋まるんです
最初はこわごわでしたが
そのうち穴掘り開始
おもしろいので そこら中ホリホリ！
結局真っ白だった 裏の空き地は
泥まみれの雪に変わりました
これで僕が 猫でないことが証明されました
裏の空き地から帰ると
お庭に 雪の玉が２つ積んでありました
くんとねえねがぼくがいないうちに作った 雪だるまです
そばに行ってくんくんすると
なんの臭いもありません
だから 思い知らせるために
ちっちをかけてあげました
そしたら
雪だるまのおなかに
きれいな模様がつきました
でもそいつは 次の日には
もう崩れて ただの雪の固まりになっていました
弱いやつ！
かあかはウッドデッキに積もった雪を
掃除しようとしました
最初はほうきで試しましたが どうもうまくいきません
そこでスコップで やることにしました
最初は調子よくやっていたのですが
ある時 雪が白くないことに気が付いたんです かあかは・・・
デッキの塗料の色かなと思っていましたが
そのうち 固まりが出てきました
がいいーーーーん！！！！！
マックのうんころ！
雪は全てを隠すって本当ですね・・・・・
これで 僕の生産品の種類が増えました
１ なまうんころ
２ 乾燥うんころ
そして新製品
３ 冷凍うんころ！
僕ができる芸は
１ お手
２ おかわり
３ 待て
４ お座り
だけです それも目の前に食べるものがあるときだけ・・・
食べ物がなければ ぼくはただの凶暴な置物です
でも 待てだけは完璧です
ご飯を食べていても「待て！」って言われると
ちゃんと ご飯食べるの止めるんです
だからパパは面白がって 必ずやるんです
ぼくがご飯を食べ始めると 直ぐに「待って！」って・・・
ぼくかわいそうだと思いません？
安心してご飯ぐらいゆっくり食べたいのに・・・
何故か かもねぎ家では玄関にエアコンつけました
去年の夏に・・・・
４８回払いの月賦で
その目的は
玄関に置いてある パパの道楽の金魚鉢を冷やすためです
理由はどうであれ
問題は室外機の場所です
室外機は僕の大好きな場所の横に設置されたのです
だからエアコン回すと
寝ている僕に排気がかかるんです
だから 夏の間は
ただでさえ暑がりの僕に熱風がかかるんで
かあかの指示で作動禁止
設置したときの作動試験以来一度も動かしませんでした
でも 今は冬
パパは冷風が僕に当たるのは問題ないだろうと考えて
エアコンでの暖房に挑戦しました
かあかがいないときに・・・
そしたら僕の大好きな場所の横で
「ブーーーン」って音がするんです
冷風は問題ないんですが
音が問題です
ぼくは気味が悪いんで
その音に対して戦闘体型で「バウバウ」吠えました
それもずーーっと
かあかが帰ってきて
「何で マックが吠えてるの？」と・・・
結局 約１５分後 「ブーーン」は止まりました
僕の勝利です
それ以来 エアコン君は止まりっぱなし
２度と電源が入ることはなくなりました
パパ大損害！
お庭には、かあかが大事にしていた薔薇がありました
春から夏にかけて きれいなお花がたくさん咲きました
秋まではほかにもたくさんの植物があって
ぼくが懲らしめる相手はたくさんありましたが
冬になってみると
お庭で 緑のものは
椿とバラぐらいです
その上椿は 僕の届く範囲の枝と葉っぱはすでに
ぼくが食べちゃったので
残るは、棘のあるバラだけでした
しょうがないから 棘に挑戦
意外に バラ君弱いんです
棘もあんまり痛くないし
枝も柔らかいし・・・
気が付くと もう地面から １０ｃｍぐらい残して
なくなっちゃいました・・・
春になってかあかに見つかったらどうしよう・・・