2 2.夏の川バス


今回、釣りしたエリア
 

 お盆休みで久しぶりに自由時間ができたので釣りに行くことにした。
 といっても、10時から18時までなので遠征は無理。
 なので、先日、仕事でヘリに乗ったとき信濃川で上から見てよさそうだったポイントでバスを釣ることにした。
 休みの日まで仕事場の生物調査をするなんてなんて真面目なんだろう!俺って。
 ・・・仕事中に釣り場の物色してることはこの際、棚に置く(笑)
 延長50kmちょいの信濃川下流域だが砂利穴や大通川など県内でも知られたバスポイントがそこそこある。
 とはいうものの、その他にもどっか無いだろうかと言う事で新規開拓が今回の目的だ。
 今は夏なので流れに住む川バスの方が活性が高いことも計算済みだ。
 
@小阿賀野川ワンド群
 信濃川の支川、上流には村松の野池群や能代川三日月湖などバスポイントがあるので当然生息してる。しかも河岸はアシやマコモ、ヤナギが密生、ワンドが点在している。
 だが、欠点は川まで結構遠い・・・風が吹いてたがアシのジャングルの中で風が届かずクソ暑い・・・。
 しかし、道は踏み分けられ結構人は入ってるな・・・と思ったら先行者1名
 離れてバズベイトでRun&Gunで攻める。が根掛りロスト。
 風が吹いてたので風の吹き寄せる側の足際をコンバットポッパーで釣ってたら20cmくらいのがバイトした。
 しかし、ばらし。最近フック砥いで無かったからなあ。
 このあと沈黙したので畑に捨てられたラインとルアーパッケージを拾ってここは終わり。
 
A五十嵐川合流点
 三条市を流れる支川。
 上流にはバスの居るリザーバー大谷ダムがある。
 俺はトラウトでも結構通ってる川だ。
 合流点付近はテトラが入ってたり、橋脚があったりよさそうだった。
 特にこの日期待してたのは生活排水の流れ込み。
 結構ベイトフィッシュが居るらしく、ゴイサギが居た。
 流れ込みにノリーズクリスタルSを通すと明らかに40オーバーに見えるバスが追って来た。
 フットボールみたいなやつ。
 そしてバイト、しかし、数回首を振られてばらし・・・
 げー、情けない!
 もう1回投げると再度バイト、しかし、またバラシ・・・
 三度目はグリフォンに結び換えてやったが・・・さすがに沈黙した。
 夏ばてで活性が落ちてバイトが浅かったのかなあ?
 二度目のキャストでトリプルフックのプラグに替えて投げてれば絶対獲れたはずなのが悔やまれる。(次はリベンジだ!)
 
B蒲原大堰上流三角池
 三条市内で昼飯を食べてここへ。
 久しぶりに「ラーメン潤」の長岡系背油ギトギト超太麺がうまかった・・・っていつの間に三条へ進出したの?(笑)
 さて三角池だけど水位低下とかろうじて残った水面は蓮に覆われて雷魚タックルでも厳しい状況になっていた。
 バスタックルじゃ狙えない。
 ということで次!次!
 
C刈谷田川中之島川サイホン
 刈谷田川と中之島川の立体交差地点、普段は刈谷田の下をコンクリートの管で通している個所。しかも激流が流れているはずなのだ。
 サイホンは河床が下がったので、ちょっとした堰堤のようになって川底から飛び出てるため、ここ数日の渇水で完全に水の上に出ていた。
 下流の洗堀されたところと、上流のサイホンで堰き止めたれたところはちょっとしたプールになっていたので其処を狙ってみる。
 下流からやってみるが反応無し。水が完全に死んでるようだ。
 次に上流。こちらは川岸に樹木が茂り、水の流れこそなくなってるものの日陰があるので少し有望かと感じていたのだ。
 で、樹木の下へV−FLATをキャストし下流から上流へ向かって扇状に探っていった。
 何投かした後、ひったくるようなバイトがあった。
 そのまま、フッキングすると上流に向かってぐんぐんラインを引きずり出していく。
 ロッドも結構良い感じで曲がってる。
 水中ではバスなら優に50オーバーに見える奴が白い腹を見せて暴れている。
 ラインが20lbだったので多少強引に引き寄せてみたが全長は70cmは有りそうなものの妙に細長い。
 ひょっとして幻のウケクチウグイをget?
 ・・・かと思ったが実は立派なカムルチーだった。

 寄せてからもヘッドシェイクを繰り返したおかげでV−FLATはアームは曲がり、フックは伸び、スカートはずたぼろに・・・うれしいけどね。
 なんか疲れて次の場所に移動。

D刈谷田川合流点
 先ほどのサイホン地点を下っていくと、刈谷田川と信濃川との合流部に出る。
 ここは現在直角に近い合流形状を滑らかにするため改良を行っている。
 すでに将来の合流形状に水路は掘削してあるが、まだ流れは切り替えてないので水が溜まって池になっている。
 ここもなかなかよさそうな場所だ。
 と思ったら、先行者が2名来ている。
 聞けばまだ初心者で先日ここでやっとバス釣ったばかりだという。
 よく見ると○州屋ブランドのタックルで釣っている。
 俺もこんな時期が有ったなあ。
 でも結局この池では反応無し。
 しかし、ハスが満開でマコモやヒメガマ、ヒシやフサモなど水生植物が豊富でなかなかいい雰囲気になっていた。
 
Eジャリ穴
 三条市内のラッシュを避けるために早めに釣りを切り上げたが、時間ギリギリまでは近場で釣ろうと砂利穴へ。
 このフィールドは仲間の点脳氏のホームなのでそちらに詳しく紹介さている。
 小場所なのでスピニングタックルに持ち替えてスローな釣りに変えたが、この日短時間で何箇所も回った疲労で集中力が低下して全然ダメだった。
 ここでも夏休みでビギナーがルアーパッケージなど散らかしてたのでごみ拾いだけして納竿とした。
 ということで、久しぶりにまる一日釣りしたのだが、やはり信濃川はバスの生息数が少ないという感想を持った。
(まあ、データがあるので分かっていたことだが・・・)
 川バスは居る場所には間違い無く居るけど、数は少ない。
 広く薄く生息しているってことでまるでアメリカのバスフィールドみたいだ。(行った事は無いが・・・)
 その分、ゲーム性はすごく高いと思う。
 たとえば、五十嵐合流点なんか排水の落ち込みにいるな、と思ったらそのとおりだったが、着いていた場所は落ち込みでも排水による水質の影響の無い上流側のピンポイントだけだった。
 落ち込みの泡の中や下流側は排水で水質が悪いからね。
 ワンドの中も風の吹き寄せる側しか反応が無かったし。
 刈谷田川はライギョだったけどやはり、河畔林の下からだけ出てきた。
 攻め方を間違えると魚の反応すら無かったはず。

 そんなこんなで、またひとつバス釣りの面白さを再確認した。
 夏の川バスはおもしろいなあ。
 オカッパリだとものすごく汗かくからビールが最高だし・・・
 でも、五十嵐川のあれは今でも悔やまれるよ。
 

●使用タックル
ロッド:Daiko BC-66M
リール:SHIMANO Scorpion 1500
ライン:SUNLINE  Machinegun Cast 20lb
ルアー:コンバットポッパー、CRISTAL-S、SR-Xグリフォン、V-FLAT 3/7oz、ボルケーノ3/8oz..

2002/08/11