
は、
へ移住いたします!
| 夢でした。北海道に住むことが。こんな素晴らしい土地で生活できたらどんなにいいことか。北海道を訪れるたびに思ったものです。だったら住めばいいじゃないか。やりたいことがあるのなら、今しかありません。涌井大輔、24歳。仕事も決まらぬまま北海道へ移住を決意いたしました。
絶対に北海道へ行くんだ!と、わめき続けて約2年。さまざまな紆余曲折をへて、言い続けてきた戯言がなんと現実のものとなってしまった。10月あたりからだろうか、愛宕中の職員室で「涌井先生本当に北海道に行っちゃうの?」と聞かれるたびに「行きます」と断固絶対任務遂行至上命令的に頑なに答え続けてきたのだが、ウソにならなくてよかった。今はホッと胸をなでおろしているところだ。 そうなのだ。この質問「なんで北海道なの?」の答えはこれから探すのである。なぜ北海道に行くのか。それは「何か」があるのではないかという期待感から生まれたものなのである。だから今はお答えできないが、そのうち生きているうちになんとなくわかるのではないかと考えている。なんとも無責任な話だ。でも、きっと答えは「人生」というものと強く結びついているのではないだろうか。一度きりの人生、そんな楽しみを持ちながら生きたっていいじゃないですか。「おいおい、オレの人生これからどうなっちゃうんだろ」涌井大輔の心の天使が叫んでいます。「知るかそんなもん。なんとかなるんだよ!」 愛宕中学校の送別会。お世話になった先生方にあいさつする場面があった。 4月6日は記念すべき日となった。名付けて「道民記念日」。龍ヶ崎市役所に赴き、龍ヶ崎市民から余市町民になるという書類上の手続きを済ませたのだった。なんだか手続きをおえた瞬間、別の人間に生まれ変わったような気がした。そして、さらにさらにもっとどでかいことをやらかした。それは転籍届。なんと本籍までも北海道にしてしまったのだ。「一度籍を離すと、もう二度と家族と一緒の籍に戻れなくなりますがよろしいですか?」市役所の職員に聞かれた。一瞬ためらったのち「はい、かまいません」別に家族と仲が悪いわけではないので断っておく。移住なのだから完全道民化しなくてはしっくりこない。ちょっとしたこだわりもあった。そうか、これで籍は一人になっちゃったけど、結婚すれば同じ戸籍に入るわけで家族ができるってことか。すなわち「入籍」。当たり前のことだが、初めて戸籍を実感したような気がした。4月6日は心が道民になったそんな一日だった。 人生にシナリオがあるとしたら、きっと北海道移住は第2部にあたるのではないだろうか。人間として生きるための力をつけてきた24年間。いろいろなことを経験し失敗し喜び泣き笑い生きてきた。しかし、このまま流されるままに生きていいのだろうか。今の自分は「生きている」であって「生きる」ではない。それは自分で「生きてやろう」と思っていないからである。 明日の朝、ぼくは苫小牧行きのフェリーで北海道へと旅立つ。
大空と大地の中で 松山千春 果てしない大空と 広い大地のそのなかでいつの日か幸せを 自分の腕でつかむよう 歩き出そう明日の日に 振り返るにはまだ若い 吹きすさぶ北風に 飛ばされぬよう飛ばぬよう 凍えた両手に息を吹きかけて 縛れた体をあたためて 生きることがつらいとか 苦しいだとか言う前に 野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ
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いろいろお世話になりました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。