番号 99B-001  送信日 99/04/01  差出人 戸田 亜昭
件名 シャンドルさんからE-メール

皆さんも新年度の仕事が動き出しているようですね。私も今年は時間割係の仕事を始めました。大仕事を終え,ほっとしているところです。
 ハンガリーのシャンドルさんから次のようなe−mailが届きました。私は残念ながら彼の呼びかけに答えてハンガリーに行くことはできません。誰か,ハンガリーのブダペストに実験道具を持っていこうという方は,至急シャンドルさんのところへ連絡を取ってみてください。
彼は中国の桂林で行われる会議にも参加するそうです。夏休みに桂林での会議に参加したい人は至急飯田洋治さんまで連絡をしてください。



番号 99B-002  送信日 99/04/02  差出人 林 正幸
件名 私の授業開き

私の「授業開き」について書いてみます。基本方針は「できるだけ早く実際の授業に入り、1年間で味を出す」ですが、それでも次のことはやります。
 まず、いきなり机をまわって氏名の読み方を確認します。その上で自己紹介。名前と、居場所が職員室でなく化学準備室で、用があるならこちらへ来ること、そしてあいさつ代わりの「実験」。昨年は「私は100Vに触れる」でしたが、これは電解質のところで使うことにしたので今年は「不思議な三角形」を予定しています。その秘密はその場では証しません。(以後、時間が許すときに面白い物品や実験を投げ込みます。)
 次に数枚のプリントを配布します。その1枚は表紙にする上質紙で印刷したプリントで、半分に折って使いますがその右側には以下の内容が書いてあります。
<コピー>
 プリントについて
(1)「授業プリント」は学習の基礎になる「ノート」である。
    (問題練習などには別のノートを準備すると良い)
(2)ファイルまたは「止め具」を準備して、すべて番号順にとじる。
(3)「プリント点検」のときは、この表紙とプリントの指定部分をとじて提出する。
    (同時に実験レポートや宿題を提出する場合は外して別にする)
  参考:提出物は「期限内提出」「期限遅れ提出」「未提出」を区別して
     評価する(最終期限は各定期試験が始まる前日である)。
 学習の3つのレベル
レベル1
  「授業プリント」を復習して理解する。
レベル2
  教科書(踏み込めなかった部分)や問題集(指定した範囲)を学習する。
レベル3
  進路に合わせて参考書などを計画的に自習したり、
  積極的に疑問を見つけて先生に質問したりする。
 実験室での注意
(1)器具を破損した場合は、先生に届け出た上で、
   ガラス破片は所定の容器に廃棄する。
(2)マッチの燃えがらはあきかんに入れる。
(3)ガラス器具などはブラシなどで水洗いする。
   必要なときは洗剤を使用する。
(4)紙類や固形物は流しには捨てず、可燃物または不燃物の容器に廃棄する。
(5)薬品の処理については先生の指示に従う。
(6)机上はぬらした雑巾で拭き、雑巾はすすいだ上で南側に干しておく。
<以上>
この「プリントについて」の部分を確認します。プリントは授業展開の道具になっています。昨年まではかなり生徒に書き取らせていましたが、メールで書いて来たように新年度は穴埋め式です。「先生が話をしているうちに、自分で言葉を入れていきなさい。」と呼びかけます。このプリントも「思考を促す」ためにこそ活かしたいわけです。(もちろん、区切りごとに生徒に答えさせ、黒板に書いて確認していきます。)
 次に「授業ノート」についてです。これは半切りのプリントで、
・内容
・納得したことor疑問に思うこと
・感想or知りたいこと
の3つの項目を記入できるものです。毎時間順番にひとりの生徒に書いてもらいます。「一方通行にしたくない。生徒の声を聞いて、授業をつくっていきたいのです。」と訴えます。(これで毎時間最低ひとりの生徒の声を聞くことができます。)
 以上、氏名確認・自己紹介・授業プリント・授業ノートの4点を25分以内に済ませて、後半は実際の授業に入ります。
 今年度は2時間目が実験ですので、実験室で座席とグループの指定をして、上の「実験室での注意」を確認します。そして終わりに、レポートの提出期限は翌日の昼であることを連絡します。これは生徒が描いた実験イラストの内から2つを選んで印刷し、できれば次の時間に配布したいからです。(それに生徒の感想や考察を読んでおきたいのです。)
 3時間目に上の「勉強のレベル」の話をします。「最低でもレベル1は実行しなさい。高校生になったら勉強は自分でやるのが本来である。勉強になっているかどうかは、疑問が見つかるかどうかで判定できる。」
 そして最初に宿題を出すときに、平常点は提出・点検を厳格に記録してそれを中心に評価することを具体的に説明します。

 皆さんはいかがですか。ではまた。



番号 99B-003  送信日 99/04/05  差出人 田中 英二
件名 EHC事務局会議ご苦労様でした

こんばんわ!田中です。
このネットにEHC事務局会議の連絡を入れて変かなとも思いましたが、思い直して・・・
 次次回の7月からの3〜4回シリーズ「アナログマルチメーター」についてのEHC事務局会議を船橋宅で行いました。
1.行ったことは、このメーターでできることを実験しながら確認したこと。
<アナログマルチメーターでできること>
 1.高感度電圧計として・・・1巻きコイルに小型フェライト磁石を近づけて、電磁誘導を確認
 2.高感度電流計として・・・静電誘導の電流を表示
             問題点1・・・電流計の時だけシャーシアースをやめる。
                     ロータリースイッチでできるようにしました。(ok)
             問題点2・・・(−)端子側からの電流が小さい。
                     季節によって違うかもしれませんが
                     金属板の下に敷く発泡スチロールをとったら、
                     流れがよくなりました。
                     発泡スチロールの帯電が問題の一つのようです。
             問題点3・・・電流計も対数増幅できないか。
                     ロータリースイッチでできるようにしました。(ok)
 3.対数増幅器として・・・周期の長い電気共振(LC共振)の表示
                2台あれば電流と電圧の位相90°のずれも表示できる。
 4.静電気メーターのアナログ表示・・・これが初めの目的でしたが、どんどん発展しました。
                        大変安定したこと、感度を替えることができること。
 5.平行平板コンデンサーの極板間の距離を大きくすると電圧が上昇する。

 事務局会議ででた貴重な意見に対する手直しがだいたい完了したので報告させていただきます。そろそろ、授業、担任の準備をしなくてはなりません。
それでは今夜はこの辺で



番号 99B-004  送信日 99/04/06  差出人 臼井 泰洋
件名 天然元素は92種類?

こん**は
久しぶりに化学をやります。以前理科1でやったぐらいです。
そこで元素の種類は天然は1番の水素から92番のウランまででたしか43番のテクネチウムは人工のはずと思いこんで91種類と思っていたのですが。
チャ−トをみると92種類になっていますがどちらただしのでしょうか?
う−ん、困った。教えて下さい。



番号 99B-005  送信日 99/04/06  差出人 林 正幸
件名 テクネチウムは人工元素

 こんばんは、林です。
 今年度は前にも書いたように、私は1年の4単位化学TBを4クラスのみと準備がしやすくなっています。それに授業プリントも3月にかなり作りましたので、もう中間試験までの大半のプリントが準備できてしまいました。プリントそのものは新規のものなので、「早く授業がやりたい」気持ちです。
 臼井さん、43番の元素テクネチウムは人工的に合成された元素です。地球上では天然には発見されていません。ただし新しくできつつある星のスペクトルからはその存在が確認できるそうです。超ウラン元素もそのような条件では存在するわけですから、地球上で天然に存在しない以上は人工元素と言うべきです。
 ちなみに私が高校のときには92番までが天然元素、それ以上が人工元素と教えられましたので、「チャート」はそれを引きずっている可能性があります。
 アメリカで大流行し、日本にも上陸した「メリッサ」とかいう電子メール上で暴れるウイルスは、「ワード」と「アウトルック」があると、かってに機密文書をあちこちに発信するそうです(一昨日のNHKニュースより)。くわしいことは分りませんが、メールを開封したり、同封のファイルを開くとそこに組み込まれたウイルスソフトが動き出すそうで、テキストファイルのはずだから安全という考えは成り立たないようです。私は、見知らぬ差出人の、内容が不明確なメールはそのまま削除するようにしています。最近では「good things」、「Uri−Kai」などがありました。そう言えばメリッサも「importannt things」という件名です。
 そうそう、船橋さんのホームページに新しく加わった「結晶・分子モデル」はかなりなものになりそうですね。
 ではまた。



番号 99B-006  送信日 99/04/07  差出人 船橋 隆久
件名 水谷さんからのメールとペルチェ素子(その後)

To:船橋先生へ
 メールありがとうございました。これから、メールチェックが楽しみです!。できるだけ私も、メールしたいと思います。
 現在、メインのシステムが、バラバラの状態です。いたずらをして、マシンをアップグレードしたはずが、とんでもなく手こずっています。安く速いマシンを作ろうと思って、Celeron300Aを使って、FSB:100MHzに挑戦中です。動けば、450MHzで動作することになります。でも今は・・・(DX4・100MHzのPS/V)
 またメールします。
from 熊(水谷)より
kuma-san@tcp-ip.or.jp
-------------------------------------------------------

アドレス帳への登録お願いします。

【EHC事務局のみなさんへ】
事務局会議の最後に話題になった「ペルチェ素子による温度差発電セット」は、全
ての部品をそろえて3500円程度になります。部品は次の通りです。
    部品        個数
  ペルチェ素子       1
  CPUテープ        2
  電池用銅板        2
  ソーラモーター      1
  プロペラ          1
  フィルムケース      1
  みのむしクリップ   赤黒各1
  リード線        赤黒各1
  木片            1
  カップラーメン容器    2

また、2枚のペルチェ素子をサンドイッチ状に重ねてアルミニウム片(5×5×5p,東急ハンズで750円)上に置き、単1乾電池4本(6v)と接続すると、水滴が1分程で氷になりました。
ではまた。



番号 99B-007  送信日 99/04/07  差出人 林 正幸
件名 「メーリングリスト」について

こんばんは、林です。
 「愛知科学教育ネット」の事務局の仕事をありがとうございます。関連して1、2つお願いしてよいでしょうか。
(1)新しいメンバーが増えたときに、そのつど全員のアドレスを添付してもらえるとよいと思います。
(2)船橋さんのホームページに「愛知科学教育ネット」を紹介する、たとえば趣旨や現況とか、メンバーのアドレスや自己紹介など・・・、ことはどうでしょうか。
 ではまた。



番号 99B-008  送信日 99/04/10  差出人 船橋 隆久
件名 授業が始まりました

船橋です。
昨日から授業が始まりました。なかなか授業に集中できない生徒を前に、「何かおもしろいことはないか」と、こんな超能力(?)を紹介しました。そして結果は大うけでした。
・超能力シリーズ1
5円玉には直径3mm程の穴があいていますが、この穴に直径15mm程の鉄球を通して見せます。
【手順】
1.空のワインボトル,5円玉,直径15mm程度の鉄球,新聞の広告を用意します.
2.ワインボトルの口に5円玉を置き、鉄球はその穴を通らないことを見せます.
3.そして次のように話しかけます.
「今からこの鉄球をこのワインの瓶の中に入れてみせます.もちろん5円玉を手で動かすようなことはしません.よーく見ていてくださいよ.いいですか・・・・」
4.新聞の広告をまるめて筒にしたもので瓶の口をおおい、見えないようにします.
5.そして鉄球を広告の上の口から落とすと見事瓶の底でカチャーン!
6.広告をとっても瓶の口には5円玉がもとのまましっかりくっついて残っています.
7.15mmの鉄球が5円玉の3mmの穴を通過して、瓶の底に落ちました.

このマジックは1円玉とビー玉でもうまくいきます。しかし、5円玉とビー玉ではうまくいかないのです。アッ!答えを言っちゃた!



番号 99B-009  送信日 99/04/10  差出人 戸田 亜昭
件名 かみつきへびについて

私は**商業高校の戸田亞昭です。林正幸さんからあなたのおたずねのかみつきへびの問い合わせがあったとの連絡を受けました。
わたしが摩擦の授業に使っている教材を紹介したいと思います。私はまだスキャナーで画像を取り込み添付ファイルで送ることができませんので,まずは元になった文献の紹介をします。
楽しい授業 1994年4月臨時増刊号 No140 
ものづくりハンドブック 3 仮説社(E-mail:PXF06577@nifty.ne.jp)
32ページ 紙ひもでつくるへび 小林光子
もし必要ならば,コピーと私の教材を送ってもいいので,連絡してください。授業で使うように見るだけで作れるように少しだけ工夫もしました。



番号 99B-010  送信日 99/04/12  差出人 林 正幸
件名 やっと授業が始まった

 こんばんは、林です。
 私は今日やっと今年度の授業が始まりました。でも3時間のうち1クラスは心電図でほとんどできませんでした。
水谷さん、飯田さん、「愛科教ネット」への参加を歓迎します。
戸田さん、「かみつきへび」の早速の対応、ありがとう。
船橋さん、授業開きに工夫がありますね。ふたのコインをひっくり返してビンの口 に落ちていける重量が必要ということでしょうか。私も授業のネタに加えたいと思い ます。
 愛知科学教育ネットをホームページに紹介して参加を呼びかけることに対して、船橋さんからメールの公開も含めて提案がありました。私はアルケミスト「メーリングリスト」でそれを行っているのですが、メールをよく読めて勉強になる反面、かなりの作業量になります。私としてはそれを引き受けてもらえるのは歓迎ですが、3つの注意点があると思います。
 ひとつは個人や学校の具体的情報が漏れないようにします。「**高校に転勤しました」「うちの入学生徒の評定平均は*以下です」・・・・・。掲載するときは伏字にしたり、部分カットしたりします。発信者が予めコメントを付けるとよいのですが、編集者が注意していて本人の了解を得て行うこともあります。
 ふたつは、著作権の侵害にならないようにします。「だれかビデオをコピーして分けてください」とか、出版物の引用がメインのメールが該当します。私は仲間内では自由にやればよいと思います(もちろん、このような表現はカットです)。
 みっつは、掲載されない自由です。「私のメールは掲載はしないでください」「この部分はオフレコでお願いします」・・・・・。「愛科教ネット」の第1の目的は理科教師の交流であって、それが妨げられてはまずいのです。
 皆さんも意見を出してください。ではまた。



番号 99B-011  送信日 99/04/14  差出人 船橋 隆久
件名 結晶格子を8倍楽しむ
 

船橋です。
5月8日のEHC例会「展開型結晶格子の製作」まで3週間あまり。今まで理科助手の大藪さんの職人芸的手腕に頼りすぎてきたため、原稿にしようとするとなかなかうまく表現できないことに気づきました。そんなわけで、大藪さんのアドバイスを受けながら再度試作に挑戦しています。
「体心立方格子」や「面心立方格子」は125個を集めた「イメージアップモデル」が完成していますが、「ダイヤモンド」や「ZnS」はまだ3個ほど作っただけで、量産化によるイメージアップはかなり先になりそうです。いわんやイメージアップモデルを生徒の実験グループ数だけ用意するのは不可能な話です。しかし、どうしてもやってみたいイメージアップですが、そこで思いついたのが「鏡の反射を利用したイメージアップ」です。
鏡は「立体万華鏡」や「ひずみ絵」でも使用した「プラスチック製の鏡」を使用します。30cm角で1枚1300円のものをアクリルカッターで4等分(切断しないで折り曲げる状態にする)します。そのうちの1/4を切り取り、鏡面が内側になるように残った3/4を垂直に折り曲げ、切断部をビニールテープでつなぎます。これでxy面,xz面,yz面の3面鏡ができました。
この3面鏡の交点部に一つの単位結晶格子を置くと、鏡の反射で8個の結晶格子を積み重ねたイメージアップ作品の完成です。これならグループ数の単位結晶格子と3面鏡を用意するだけで、各グループで結晶格子のイメージアップを楽しむことができます。

林先生からのメールで指摘された点を十分に注意しながら、「愛知科学教育ネット」のホームページでの紹介とメール公開を今月中にも開始したいと思っています。その場合、先生方の名前とメールアドレスの2点をホームページに書き込むことになりますが、ご了解いただけますか。都合の悪い方は遠慮なくお知らせください。
また、メール公開の都合の悪い方もお知らせいただきたいと思っています。「アルケミストの会」のようにはいかないかもしれませんが、頑張ってみたいと思っています。



番号 99B-012  送信日 99/04/17  差出人 船橋 隆久
件名 ペルチェ素子温度差発電

船橋です。
ペルチェ素子温度差発電についてはすでにお知らせしましたが、それを「キット」で販売することにしました。部品名と値段は次の通りです。

 部品名                値段(円)
ペルチェ素子(MO40)         1500
電池用銅板(45×150mm) 2枚   360
CPUテープ(40×40mm)  2枚   200
ソーラモーター(ヤガミH-151)     650
ソーラモーター用プロペラ        150
みのむしクリップ(赤,黒)         60
リード線(8cm)(赤,黒)         10
フィルムケース                0
かき氷容器(発泡スチロール製)2個  16
木片                     50

合計 2996円  消費税5%含 3145円

予定より300円程高くなり、3000円を超えることになりました。「これは絶対売れる!」ということで50セットを予定しましたが、3000円を越えることになったので、各種サークルで紹介し、注文を取ることにしてはどうでしょうか。とりあえず、淑徳高校での「インテク研」(4月24日(土)午後1時,理科準備室)で紹介し、注文を取りたいと思っています。
ペルチェ素子のもう一つの利用として「乾電池と接続してペルチェ素子の上の水を凍らせる」実験は、6vから12vに電圧を上げて実験しました。12vにすると凍るまでの時間はほぼ1/2に短縮し、約30秒でした。またペルチェ素子に流れる電流は1.4A程度と随分大きいことも分かりました。これだけ流れると、乾電池の電圧もどんどん下がり続けますよね。
ペルチェ素子のしくみや利用方法について、何か情報がありましたらお知らせください。
ではまた。



番号 99B-013  送信日 99/04/22  差出人 林 正幸
件名 愛知科教協事務局のお知らせ

 こんばんは、林です。
 新学期も3週間、そろそろ疲れも溜ってきますね。ゴールデンウイークまであと一息、頑張りましょう。
 船橋さん、相変わらず快調ですね。体力の差かなあ。「ペルチェ素子」楽しみにしています。そして「愛知科学教育ネット」のホームページ、5月8日の「結晶・分子モデル」製作・・・・・。
 林(ひろ)さんからの連絡で、4月30日(金)に「愛知科教協事務局」を開きたいということです。今回は例年淑徳で開催している「実験広場」の企画です。時間と場所は次のようです。
    19時  喫茶店「大銀杏」
 「大銀杏」は東別院の交差点の北東側で、地下鉄を上がってすぐ、女性会館に向かって歩き、例の「OAシステムプラザ]の手前、トンカツ屋の二階です。
 いま愛知の理科教育運動では、世代引き継ぎが重要課題です。事務局は自主参加で、集まったメンバーで決めて動きます。この際、できるだけ多くの皆さんの参加を呼びかけます。

 今年度も「授業ノート」で生徒からメッセージが届いています。始めは「元素・原子」を歴史的に展開しています。
「昔の人が、まちがいを恐がらなかったから今の化学があると思った。元素と単体の区別が少し分かりにくかった。他のテーマについても昔の人の考え方を知りたい。答を知っている私が思いつかない考え方をしているのでおもしろい。」
「アリストテレスはすごい考え方をしたんだなあと思いました。私はアリストテレスとちがい、ただ「知っている」だけなので、「知る」だけにならないようにしたいと思います。」
「授業で先生が「アリストテレスはいまから2500年前の人だ」と言ったのを聞いたので、すごい驚きました。だって、そんな昔の人は、何の技術もないのに、いろいろなことを考え出したりして、すごいなあと思いました。それに今日の授業は、ふしぎに思ったり、すこしおどろいたりして、おもしろかったです。」
「メンデレーエフという人は、原子を軽い順にならべ、それで表をつくりすごいと思う。しかも、昔はだれも知らなかったので感動する。化学が進歩している中、こういった”もと”がないと化学は進歩していかないのですごいと思う。」
「今私たちはラボアジェが発見した、物質が突然誕生したり消滅したりすることがないということを、あたりまえのように知っているけど、質量保存の法則など学ばなければ気づきもしないことを、ラボアジェは自ら発見したなんてすばらしいと思った。」
「メンデレーエフさんはすごいと思った。なんかマジックって言ったら大げさだけど、1時間”ホー”っと納得する授業だった。元素を覚えるのは苦手だったけど少し興味をもった。」
「ドルトンはよくすべての物質は原子と呼ぶ小さい粒からできているということが分ったなあと思った。化学の進歩はすごいなあと思った。最初、走査型トンネル顕微鏡ってなんだよそれと思っていたけど、すごいものということが分った。」
 ではまた。



番号 99B-014  送信日 99/04/23  差出人 近藤 直門
件名 RE:愛科教ネットからのお知らせ

近藤です
ccやbccは,同じメールをたくさんお人に送るとき使います。ccはカーボンコピーの意味です。ccでは送った人全員にだれに送ったかがわかります。bccはそれがわからないという区別があります。
でもいちいちアドレスを書くのはたいへんなので全員のアドレスをニックネームにひとまとめにして登録しておいて送ることにします。
ただ、この方法だと愛科教ネットのメールか他の個人メールかの区別がつかないので、タイトルに「愛科教」とでもつけるかしておいたほうがよいと思います。
自前のメールサーバーが運用できるようになったら、サーバーにメーリングリストを立ち上げてもいいです。この場合はそのアドレスにメールを出せば全員に配信され、タイトルに連番をつけたりの管理が自動的にできます。



番号 99B-015  送信日 99/04/24  差出人 臼井 泰洋
件名 個人の塾 Vs 企業型塾

こん**は
私は中学生の時、塾に通っていました。塾と言っても30年も前ですので、いまの学習塾の学習1本のモーレツという感じはなくそこそこでありました。しかし厳しい面もあり、だらだらはしていなかったです。
講師はそこの塾生の卒業生がやっていました。私も浪人のときは講師をやっていました。塾の創始者は、明和高校出身で大学へは進学しなかった方で、会社勤めで帰ってくると先生をやっていました。教え方は独特で抜群によく分かり、学校の先生の100倍よく分かった。(中学の1年次の英語の先生はひどく、もしその塾に通っていなかったらと、考えると今の自分はないと断言できる。)
夏には海の家(知多の山海)があり、合宿があったり面白かった。そして木造で畳の作りなのに1カ月に1回くらい机(座卓)をかたづけてそこでプロレスごっこをなどをするのです。そしてその先生も一緒にやるのです。今から思うと、よく家が壊れなかったかと思う。そんな今の時代では、できないような経験の塾なので心に強く思い出として残っていた。勿論、私が感じていることはみんな感じており先輩後輩同輩の結びつきも強かった。特にプロレスで。もちろんその塾は個人の塾なのでもう20年以上も前になくなりました。私の子供もこのような環境の塾に入れたかったです。
そして今年の2月に先輩から手紙があり先生がガンでもう長くないとの書面であった。詳しくは電話してくれとのことであったので、先輩の所へ電話した。電話では、先生はもう薬も手術も受けないことにしているのでもしその気があるのなら自宅へ行って下さい。それが先生にたいして一番のくすりですよ、とのことでした。
私は死んでから合っても意味がないと思い、2月14日が推薦入試の日でしたので、午後から出かけました。自宅の回りはまだ30年前の面影があり、ドアホーンを押すと驚いたことにパジャマ姿の先生がでられました。そして「臼井君ですか、立派になったね」と言ってくれました。私はよれろれの格好をしていたのですが。先輩の話では起きていれば良いくらいの状態と聞いていたので、ほんとうにびっくりしました。そしていろいろ30分くらい話をしました。私の眼をじっと見、低俗な番組を子供にみせるな。正しい教えを教えよ。などなどでした。昔とちっとも変わりません。
そして4月に同輩から職場に電話があり、昨日先生が亡くなられたとのことでした。明日が通夜とのことでしたので私は出席することにしました。(私はしがらみの関係での葬式は好きではなく、自分が真に最後の別れを告げたいと思う葬式しか出ません。ちょっと偉そうですが!)読経が終わりほとんどの人が帰られた後まで残り、棺桶の中の先生の顔を見ました。2カ月前とは違い、やはり亡くなったんだな、という実感がありました。そして心の中でさよならを言い別れを告げました。「私もまた今度生まれて来たらやっぱり先生の塾に入りたいものですと。」
それから色々思うと何がこの塾にはあったのかと考えました。そして一つの答えが出ました。それは個人の塾だから出来たのです。サナルやメイリンでは1億年経ってもできません。にわとりにタカのように大空を舞えというようなものです。個人には心意気がある。それがおもしろい。私は最近ようやくそんなことが分かってきました。しかし学校の先生は企業に比べるとまだまだ羽ばたける余裕があると思います。貴重な人生大事にしましょう。
今日は自分の子供に顕微鏡(リサイクルで1500円で買った)で微生物を見せるつもり。
最後に科学はほんとにほんとうにおもしろい。
では−−−



番号 99B-016  送信日 99/04/24  差出人 鈴木 久
件名 「愛科教ネット」はじめまして

臼井さん 他愛科教ネットのみなさん こんちにちは
鈴木 久@理科の会です。 1999.4.24
突然、臼井さんからメールをいただき、愛科教ネットだとしばらくして気付きました。
「個人の塾 Vs 企業型塾」いいですね。ぼくもそんな塾をやってみたい気持ちが片隅にあります。

最近、立て続けにお亡くなりになる方がいます。アルケミストの会という林 正幸さんも入っている会の1年間の世話人のようなことをしていますが、そこでは鳥取益之先生がなくなりました。追悼文集を先日やっと完成させて送付したところです。
地元では、元名城大学教授の化学の 戸苅 進先生が。愛知科教協の創設の頃のお1人で、以前板倉さんの授業書を作る時に意見を求められたものですといってガリ版刷りの印刷物をいただいたことがあります。(何が言いたいかというと、戸苅さんは全国的にも初期の頃大切な役目を果たされていたということです。)私の、拙い実践にも絶えず励ましの言葉をかけてくださりいろいろアドバスをくださりました。私達は、身近な大先輩から精神や作り上げてきたものや課題をしっかりと受け継ぎ、自分がらの実績も作り上げながらそろそろ次世代に受け渡していく仕事にも力を入れはじめなければと思います。愛知では、物理サークルが比較的そうした面でうまく行っていると思いますが、それ以外ではまだまだだと思っています。

理科の会もそろそろ再開しようと先日名市大の有賀研究室をたずねてきました。新しい自分の実践を持って参加したいと思っています。みなさんよろしくお願いします。



番号 99B-017  送信日 99/04/25  差出人 戸田 亜昭
件名 物理サークル案内と加速時系における浮力.その2

加速度系における浮力の問題その2
水を入れたペットボトルの中に浮きを浮かばせます.その時そのボトル自体をバネでつるして上下に振動をさせてやったときに、ボトルの中の浮きは水面に対してどのような運動をするのでしょうか。
 予想
ア 浮きは水面に対してボトルの運動と同じ位相で,上下する。
イ ボトルの表面に対しては静止している。
ウ ボトルが上がってくるときには浮きは水面に対して下がるなど,水面と逆位相で振動する。
エ その他の運動をする。
理由

 さらに、振動しているペットボトルを手で急に止めたとき,浮きは水面に対してどのような動きをするでしょうか.

予想
ア 止めた瞬間浮きは水面に対して沈みこみ,その後振動をする
イ 止めた瞬間浮きは水面に対して浮き上がりその後振動する
ウ 手で止めても浮きは水面に対して運動せずに静止したままである.
エ その他の運動をする
理由

実験結果

物理サークルの日程
期日 : 5月9日(日)午後1時〜
場所 : 名古屋市立若宮商業高校 物理実験室
期日が変更になっているのでご注意下さい。
場所がわからない人にはfaxで地図を送りますのでメールを下さい。
なお,早めに来て加速度系における浮力の問題(2題)の実験器具を作りたい人は連絡してください。先着5名に限り、ペットボトルなどお金のかからない材料は用意しておきます。実験器具製作は12時半より始めます.
自分で用意するもの:1.5kgの重りを吊り下げられるバネ,ピンポン球,柔らかいバネ(30gで5cmぐらいは伸びるもの)



番号 99B-018  送信日 99/04/**  差出人 ** **
件名 ****************



番号 99B-019  送信日 99/04/**  差出人 ** **
件名 ****************



番号 99B-020  送信日 99/04/31  差出人 ** **
件名 ****************



番号 99B-021  送信日 99/04/**  差出人 ** **
件名 ****************



番号 99B-022  送信日 99/04/**  差出人 ** **
件名 ****************



番号 99B-023  送信日 99/04/**  差出人 ** **
件名 ****************



番号 99B-024  送信日 99/04/**  差出人 ** **
件名 ****************



番号 99B-025  送信日 99/04/**  差出人 ** **
件名 ****************



番号 99B-026  送信日 99/04/**  差出人 ** **
件名 ****************



番号 99B-027  送信日 99/04/**  差出人 ** **
件名 ****************



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