番号 10E-001 送信日 10/05/08 差出人 田中 英二
件名 H8UMCSプログラム最新版と回路図修正版を送ります
H8UMCS回路図に一部誤りが見つかりましたので修正版を送ります。
2つめは、運動系(重力加速度計で計測できる、速度・加速度・周期)と早押しなどのストップウォッチなどのプログラムを整備しました。ドレミカードで使えます。試して下さい。(2010,0506スタンプのVer7.2プログラムです。)
3つめは、7月のプログラム学習ですが、引き続きタイマーの学習をしようと思います。今回はPWM(パルス幅と周期を変化させて方形波をつくる)を中心に学習します。その関連で、パルス幅を変えることに関連して、座学だけでは面白くないので簡易メルデの装置とLEDストロボをつくろうと考えています。(写真添付します。)これについてはご意見をください。メール待っています。
それでは送ります。
番号 10E-002 送信日 10/05/12 差出人 林 正幸
件名 環境問題通信案
こんにちは、林まさです。
5月9日に開いた環境問題を勉強する会のまとめである通信案ができました。間違い・追加などありましたら、連絡をお願いします。1週間ほどしてホームページに掲載していきたいと思います。
なお次回は次のようです。
8月22日(日) 13:30〜16:30 「林ラボ」
ではまた。
<通信案>
10.5
事務局 林 正幸
環境問題通信10−5号
今回は岩田、近藤、塚田、林まさの4名でした。塚田さんはこのサークルを呼びかける
きっかけになった人で、都合で今回が初参加になりました。かつては公害調査の会などで
共に勉強した仲間で、二酸化窒素のカプセル調査の改良をし、春日井市で「Let's t
ry 4R」を発行し、「かすがい環境まちづくりバートナーシップ会議」の中で「きれ
いな空気を吸いたいグループ」として大気調査や出前講座などに取り組むというように、
環境分野で活動を続けています。
松河戸の産廃焼却施設反対運動(塚田)
この問題については、05年1月のサークルで鈴木ひさしさんが報告しています(環境
問題通信05−1号を参照)。
01年7月に春日井広報で「産業廃棄物処理施設の設置許可申請書及び生活環境影響調
査書」の縦覧が知らされた。ことの重大性を察知したひとりの議員が呼びかけて、2回の
緊急学習会が開かれ、8月に産廃焼却施設(松河戸町)建設を阻止する会が結成された。
11月に開かれた設置者の名成産業(遊技場経営)も出席した事業説明会では、次のよ
うな問題点が明らかになった。
@自家製の遊技機材だけでなく、雑多な産業廃棄物をかき集めて、狭い敷地で焼却処理す
る。
A焼却炉が全国で2例しかないおわん型の回転床炉で、既に1例は失敗に終わっている。
さらに狭い敷地に破砕装置と油水分離装置も設置する。
B予定処理量からすると、運搬車両の駐車で大渋滞が予想される。
C春日井市の大気がさらに汚染される(松葉によるダイオキシン調査ではすでに環境基準
を超えている)。
D隣接する庄内川が汚染され、土壌汚染の恐れもある。
E技術的・経理的に能力があるか疑問である。
名古屋市守山区、北区にも「阻止する会」が結成され、署名運動やアピール活動が行わ
れたが、04年4月に県は建設許可を与えてしまった。そこで12月に「建設差し止め仮
処分」を申し立てるも、翌年には地裁、高裁とも却下した。そして06年6月には建設を
強行、すかさず監視小屋を設営した。
07年10月には試運転に入るが、消石灰飛散の事故が発生した。本裁判は操業差し止
めに切り換えて進めた。08年4月には試運転で鉄さび飛散の事故が再発した。にもかか
わらず09年10月に地裁は再び却下、やむなく高裁に控訴した。
そして粘り強い住民運動の成果として、10年2月に県が設置許可取り消しに踏み切っ
た。
資料は「Let's try 4R」の10年春号の記事です。ちなみに、残念なことに
これが最終号(20号)となりました。そして塚田さんはこれから「リユースショップ」
で頑張るそうです。なお阻止する会のホームページは次のようです。
http://homepage3.nifty.com/matukawado-sanpai/index.html
足かけ10年に渡って運動が継続し、このような勝利が得られたことは高い評価に値す
ると思います。一時は運動が分裂したこともありましたが、問題を解決するための腰を据
えた活動で乗り越えたそうです。春日井市が環境都市宣言をしていたことも、行政が協力
的で力になりました。そしてこの運動を支え続けているリーダーの存在を忘れることはで
きません。
いくつかのスクラップ(林まさ)
「”バイオの果実”綱引き」(4.5 中日)
10月に開かれる生物多様性条約のCOP10で、遺伝資源の取得と利益配分の国際的
枠組みに関する「名古屋議定書」が議論される。
途上国は、熱帯雨林に生息する生物の維持確保をまかせておいて、そこから得られる
「資源」だけを食い逃げしていると不信感が強い。先進国には、巨費を投じて研究開発し、
やっと得た利益をやみくもに求めていると映る。
この草案ができるまでに8年を要した。日本政府は「任意の契約に基づくべきで、法的
拘束力がある枠組みづくりは反対」である。米国は京都議定書同様に、生物多様性条約す
ら批准していない。こんな中で議長国日本はどうリーダーシップを発揮すべきか。
昨年12月の気候変動枠組み条約のCOP15と同じように、利害が絡み、事実を表に
出そうとしない中では議論が宙に浮いてしまいます。人類共通の課題としてお互いに自分
は何ができるかから話し合って行きたいものです。
「”休眠14年”不安消えず」(2.23 中日)
「原発依存 危険増す」(5.7 赤旗)
「『もんじゅ』警報6回」(5.8 赤旗)
1995年のナトリウム漏れ事故から14年にして、10年2月に国は高速増殖炉原型
炉もんじゅの運転再開を認めた。まず停止期間の長さに驚く。実はこの間に再開予定が4
度も延期されていたのである。はたして事故無く運転できるだろうか。もんじゅの設計思
想は昭和50年代のもの、巨費を投じても実用化にもつながらない。
燃料のプルトニウムは化学的毒性や放射能が強く、熱媒体のナトリウムは空気や水と激
しく反応し、建設・燃料・運転どれもコスト高で採算の取れる展望がない。加えてもんじ
ゅは活断層集中帯の真っただ中にある。
先に開発を始めた欧米は、すでに多くがそれを断念している。日本政府(現政府も)は、
消費した以上に燃料を産み出すとして「核燃料サイクル政策」の柱に位置づけている。当
初は2030年実用化としていたが、50年に変更するもその見通しは立っていない。こ
の間に日本は長崎型原発5000個以上のプルトニウムを蓄積することになった。
5月7日に運転を再開したが、燃料が破損したことを示す警報がすでに6回も出た。例
によって、誤動作として運転を継続し直ちには公表しなかった。検出装置は3台あり、順
番に検出するしくみになっている。Aから警報が出たが、B・Cからは出なかったので、
Aを無視することにした。
ところが11日の赤旗記事によると、Cも警報を出すようになったので、Bだけを頼り
に運転を継続しているそうです。本来3つで安全を確保するという設計思想であったはず
です。それを1つで運転を続けるとは、きちんとした説明が必要であると思われます。本
来なら、事実や課題をさらけ出し、高速増殖炉の必要性を熱く語る技術者が居てもよいは
ずではありませんか。
なお中日の別の記事によると、県知事としては北陸新幹線の福井延伸と引き替えに、も
んじゅ運転再開の受け入れをしていくようです。
<以上>
番号 10E-003 送信日 10/05/12 差出人 林 正幸
件名 シリカゲル中の塩化コバルトの色
こんにちは、林まさです。
このところ、6月の先進科学塾「溶解を調べる・溶液を調べる」の準備で忙しくしてます。導電率の計測はどうやら、自作の回路と交流電流計(デジタル・マルチメーターなどに含まれる)で実現できる見通しになりました。もうひとつ、人工的にゆっくり温度を下げて数時間でクリーンなミョウバン結晶ができないか挑戦しているのですが、予断を許しません。徐冷システムはマイコン(EHCのH8UMCS)を使って実現したのですが、それだけでは終わらないようです。
偶然ですが7月の科学の祭典におけるMOLの会の出展のひとつとして、塩化コバルト(U)の変色を取り上げます。これは授業でも使っていたものです。
<準備プリントの引用>
[c]アクアコバルトイオン(熱くすると青色、冷たくするとピンク色)
(1)ゴムせんをした試験管を熱湯に浸けさせると青色になり、氷水に浸けさせるとピン
ク色になる。
<準備>
・試験管にエタノール10mLと水1mLを入れ、塩化コバルト(U)6水和物小さじ1杯
を加え、振り混ぜて溶かす。これを別の試験管と似に2分し、しっかりゴムせんをする。
・湯沸かしポット、発泡スチロール箱など
[c]アクアコバルトイオン
塩化コバルト(U)6水和物は次のように2水和物と平衡になる。
[Co(H2O)6]Cl2 ←→ [CoCl2(H2O)2] + 4H2O
ピンク色 青色
左は6配位のヘキサアクアコバルト(U)イオンであり、右は4配位のジクロロジアクアコ
バルト(U)錯体である。そして平衡は温度が高くなったり水分が少なくなると、右に移動
する。
<以上>
ついでながら、8年ほど前に小学校の先生たちと「お天気ねこ」をつくったことがあります。これは塩化コバルト(U)の5〜10%エタノール溶液を白色のモール付き発泡スチロール球に塗って乾燥させたものです。天気がよく湿度が小さい日は青っぽい色になり、雨の日はピンクっぽい色になります。反応式は同じです。
ではまた。
番号 10E-004 送信日 10/05/16 差出人 岡田 晴彦
件名 理科実験広場のご案内
科教協東海ブロック主催 2010年5月16日
愛知科教協事務局
2010年 理科実験お楽しみ広場 のご案内
毎年恒例となりました実験交流会を今年も企画しました。この会は科教協愛知支部が岐阜・三重・静岡の各支部に呼びかけ、東海ブロック集会として実施しています。今回も多くの方にご参加いただき、成果をあげたいと考えています。
「実験紹介」では、最近工夫した実験やサークル等で紹介された実験やあまり知られていない昔からの実験などを持ち寄りましょう。
「実験レポート」では、実験・観察を軸にした研究発表をしていただきます。西郷先生には5年前と同様に興味深い生物の教材を数多く見せていただきます。伊藤先生には大学での自然科学入門として取り組んだ実践を発表していただきます。小柳先生は大学で17世紀のフランス文学を専攻されていました。活気あふれる「真空論序文」をきっかけにパスカルの物理論文を調べ始め、四半世紀かかって、これらは自然学を題材とした文学作品だという結論に到達されました。真空に関する「トリチェリの実験」で水銀が76cmの高さで宙づりになる現象は、ガラス管内の水銀の重さと管外の大気の重さの均衡によることを、視覚的・説得的に示したのが、パスカルたちの工夫した「真空中の真空実験」であり、小柳先生達は実験装置を復元されました。そして、2004年に復元実験を公開・録画されました。今回、復元実験についてDVDを使って解説していただきます。なお、理科教室(日本標準発行)2009年1月号に復元実験の様子や解説が掲載されています。多くの方のご参加をお待ちしております。
【日時】 6月26日(土)9時30分〜15時00分
【場所】 愛知淑徳高校(5階)
(地下鉄東山線「星が丘」駅下車、1番出口から東へ徒歩5分「サンウェーブ展示場」を左折)
参加される方は、学校の入口で研究会の参加者であることを伝えてください。実験道具の搬入など必要な場合を除き、自家用車の利用はひかえて下さい(自家用車利用の方は6月20日までに下記連絡先までご連絡下さい)。搬入時は事務所階(地階)奥、校舎正面玄関右のエレベーターが利用できます。
【日程】
9:30 受付開始 フリー交流
10:00 実験紹介@
11:15 実験レポート(1)(2)
12:00 フリー交流(昼食)
13:00 実験紹介A
14:00 実験レポート(3)
15:00 終了
【実験レポート】(敬称略)
(1)西郷 孝 (愛知県 高校) 「実物を見せる生物の授業」
(2)伊藤 昇 (愛知県 大学) 「参加型授業の試み − お土産実験と小レポート
−」
(3)小柳 公代(愛知県 大学) 「真空中の真空実験」
【会費】 無料
今年も昼食の準備はできませんので、各自でご用意ください。なお、地下鉄「星ヶ丘」駅付近にはコンビニなどがあります。
【お願い】
「実験紹介」は持ち寄った実験や教材をひとつひとつ順番に紹介しあうものです。受付の時間に発表数によって時間配分をしますので、発表者全員が時間内に交流(意見交換も含む)ができるようにご協力ください。また、発表される方はできましたらプリントなど(60部)をご用意ください。
番号 10E-005 送信日 10/05/** 差出人 ** **
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番号 10E-006 送信日 10/05/** 差出人 ** **
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番号 10E-009 送信日 10/05/** 差出人 ** **
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番号 10E-010 送信日 10/05/** 差出人 ** **
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番号 10E-011 送信日 10/05/** 差出人 ** **
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番号 10E-013 送信日 10/05/** 差出人 ** **
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