番号 08K-001  送信日 08/11/04  差出人 近藤 直門
件名 木曽三川の川砂採集できる場所?

近藤です。
6月の実験広場のとき砂のことを紹介しましたが、木曾三川の砂を採集しようと、出かけてみたところ、どの川もしっかり護岸工事されてコンクリートばかり、いきなり水で、砂の出てるようなところはまったくありませんでした。かろうじて、木曽川の祖父江の河畔砂丘(ウィンドサーフィンなどを楽しむ人たちでにぎわってました)だけが砂が川岸にも顔を出していたのみ。しかも「砂もちだし禁止」の看板がたっていました。
木曽川については祖父江から海津の木曾三川公園まで走ってみたのですが、他には採集できるところはありませんでした。木曾三川の川砂が採集できそうな場所の情報があればお教えください。砂のサンプルなんてすぐ手に入ると思っていたのに、ちょっとびっくりでした。
桑名でレミコン会社をやっている同級生がいるので、彼には問い合わせてみたいと思ってます。



番号 08K-002  送信日 08/11/07  差出人 原 弘良
件名 生徒発信の理科授業−その57:生徒が自信を実感するとき

原です。  
 生徒が、毎時の授業で自信を実感する快感を重ねる過程を経て、原の授業では、本時の
      予習をして授業に臨む「自律的授業態度」の生徒が、「あたりまえのクラス習慣」に定着しました。
      いまどきの生徒だって、「学問知の魅力」によって、予習をあたりまえに習慣化する例です。
 そのキーポイント。
     1、学ぶに価値ある学問知を、原の手づくり教材プリントにして、生徒の予習資料に事前配布した。
      1)学問知の系統性をふまえた教材であること。
      2)学びの主体者である「目の前の生徒」が、自力で「未知の扉を拓く、学問知獲得の喜び」を実感
       できる「基礎・基本の学問知教材プリント」を、生徒自身が日常的に活用する授業チャンスを仕掛ける。
      *例えば、最近話題のカップめんに混入の物質「パラ・ジ・クロロ・ベンゼン」も、授業や家族団らん時の
       話題にしたでしょう。このプリントを参考にして、その構造式を楽しく説明できる学力を獲得していたから。
      *化学分野の「化学反応式自由自在・第1段階:正しい化学式と名称の学力獲得」におけるプリント
       教材内容を、B5プリントにして配布し生徒自身が厚紙で裏打ちして、「自力で未知の扉を拓く道具」
       として、生徒たちは、いつでも取り出し「学びのコミュニケーション」にも活用していました。
      *そのプリント内容は、以下です。 生徒は、これを活用して、自力で「未知の物質」に挑戦したのです。
       ・自分で書き込み式の、「短周期表」と常用「5個の官能基表」
       ・有機化合物理解に有効:ベンゼン環と置換位置(o,m,p)、数:1モノ〜6ヘキサ、
              飽和炭化水素名称(C数1〜6)と、2重結合・3重結合炭化水素名称
              有機化合物「常用官能基表」
     2、本時の予習内容を、「グループ内反芻学習(これ、友だち・命のコミュニケーション学習)」で互いに確認
       し合って、互いに個々の学び行動を、日常的に受容しあい称え合う「授業習慣」を仕掛けました。
     3、毎時、「グループ内反芻学習」を3〜5分間した後、原の授業に入る。

       これは、「認識の定着、正の学習意欲」に重要です。即ち、個人的予習が、グループ内で他者との
       コミュニケーション学習で「自己の反芻学習」となるからであり、学習効果の定着・強化に効果的です。
       ある意味、「認識の昇り降り」の累積効果として、「今から、自分が学ぼうとする概要の理解」準備OK。
     4、「自分が獲得した学力の実証体験」は、飛躍的学習意欲の向上をもたらしますから、「実証体験授業」
       を組み込んだ授業プランを創り実施しました。 これも、「認識の昇り降り」の授業です。
       例えば、 「化学反応式・モル計算自由自在プログラム」において、第1〜第3段階を終えた生徒たちは、
      中学校理科で「化学いやー!」と一斉に叫んだのが嘘のように、化学反応式を自由に使う学力を、下記、
      第4段階「発生する水素量を、実験誤差5%以下で、君も化学者じゃあ!」で、歓声を上げる。


     中学校の先生へのお願い:生徒たちの化学嫌いを、化学好き!にできる「周期表の活用・授業実践」を、
     それぞれの先生のやり方に期待しています。これも、教科書活用の方法ですよね。

「なあーんだ、こんなに易しかったのだ、この勉強の仕方を、中学の弟・妹に教えてやろう!」と、生徒が言った。

「化学反応式・モル計算自由自在: 火薬少年プログラム」
(概要)
   
  ・到達目標:化学反応式・モル計算自由自在の学力獲得
 ・授業展開は、「友だち・命」の人格コミュニケーションによる学び合う授業で、一人ひとりの生徒が互いに
   「自己実現を毎授業実感する時空体験」(拍手を受ける体験など)を大切にするよう、教師が仕掛ける。

 第1段階「正しい化学式と名称」の学力獲得・自由自在編(その54)
 第2段階「正しい化学反応式づくり」の学力獲得・自由自在編(その55)
 第3段階「モル概念の等価関係図の活用」:物質量の学力獲得・自由自在編(その56)

            以下は、ボチボチと次回からに。
 第4段階「発生する水素量を、実験誤差5%以下で、君も化学者じゃあ!」
  以上の 「化学反応式・モル計算自由自在」学力の実場面での活用と、研究における「レポート作成」
 の重要性・楽しさ体験学習として、この後「化学実験シリーズ」に入りました。



番号 08K-003  送信日 08/11/21  差出人 原 弘良
件名 生徒発信の理科授業−その58:生徒が自信を実感するとき・2

原です。 今朝・21日朝刊トップニュースは、「小中高暴力最多」(朝日新聞)でしたね。
     以前にこのメールで触れた親友が、最近の電話で、「先生、今年は異常ですよ。今、私が預かっている
    子どもは、過去最高の5人ですよ!これまで0〜1人だった他の保護司も、今年になってからは、2〜3人
    担当しています。以前に話した「お好み焼き屋の女の子」は、所在不明になってます。学校は嫌いだ!って、
    子どもたちは言います。」  彼は、社長と保護司を、社会の一員として気張ってるなあと、思う。

     私は、一人ひとりの子どもたちの心の居場所を準備していない「大人の責任」を、思わずには居られません。
   本来の子どもの本性は、「好奇心と元気で、はち切れる心の持ち主」であることを、私自身が身をもって、
   生きてきたからこそ、今の子どもたちに対する「私自身の大人の責任」を痛感します。「自由は、子どもの宝」です。
    その「大人の責任行動のとり方」が、教員現職時代には、目の前の生徒一人ひとりが、私の理科授業を
   媒介にして、「生きる希望や夢」に出合うを願った授業づくり・学級づくりでした。幸い、36年間・7千人余の
   高校生を、ただひとりの「落ちこぼし」も出さずに,出会いと別れを果たせたのが、安堵です。そして、今は、
   目の前の近所の小学生(町内の半数!)相手に、「子ども心の居場所づくり」として、私の手の届く「科学あそび」
   を、地域の人たちと一緒になって楽しんでいます。微々たる事であろうとも、少しでも「子どもの本性の発掘」に、
   私が役立てばいいなあ、との思いから続けて8年間・70回になります。やれることしか、できませんからねえ。
 
          
         
   「なあーんだ、こんなに易しかったのだ、この勉強の仕方を、中学の弟・妹に教えてやろう!」と、生徒が言った。

「化学反応式・モル計算自由自在: 火薬少年・原のプログラム」 (概要)

  第1段階「正しい化学式と名称」の学力獲得・自由自在編(その54)
 第2段階「正しい化学反応式づくり」の学力獲得・自由自在編(その55)
 第3段階「モル概念の等価関係図の活用」:物質量の学力獲得・自由自在編(その56)

    第1〜第3段階の学力獲得を終えた生徒たちは、
   生徒自身が獲得した「基礎・基本の知識」を実証する「実験授業」によって、「自分の学力」に自信を持ち、
      「学問知のすごい!」を再認識します。「生徒自身が学びの主体者」を実感する授業です。
        
 第4段階「発生する水素量を、実験誤差5%以下で、君も化学者じゃあ!」の実験授業へ進む。
 ・ 授業テーマ:「約20mmのマグネシウムリボンが、2モル/?塩酸と化学反応して発生する水素の体積を求めよう。」
      1、理論値  2、実験値  3、誤差%=((理論値−実験値)/理論値)×100 
    *前面の黒板・1〜3の一覧表に、各グループ代表が、実験終了次第記入する

   *授業プリント予習による「自学自習の自律的学習習慣の心地よさ」を、「学び合いコミュニケーション効果」により
     生徒同士で育てあう「グループ協議時間」を10分間とる。その後に、実験操作を始めさせる。
   *授業プリントの要点
    1、予め、原が秤量したマグネシウムリボン1000mmの質量データをもとにして、各班のマグネシウム質量を算出。
    2、各班全員が、リボンの長さを1/10mmまで目分量で測定し記録保存し、再点検する。(「記録は研究の命」)
    3、各班一人ひとりが、自分の予習済みプリントにより「グループ協議学習(10分間)」に臨む。
    4、実験レポートは、一人ひとりが独自に作成し、次時に提出する。
  ・この授業の圧巻は、逐次、各班の代表が、前面の黒板・1〜3の一覧表に記入するたびにあがる「どよめき」です。
   誤差の小さいグループには、拍手があがります。生徒たちが、各段階の学力獲得の末に到達した学習の喜びを、
   クラスのみんなで共有・共感しているのが伝わってくる授業であり、私の楽しみでもありました。
 ・このプログラムでは、生徒全員が、第1段階から第3段階までの学力獲得が「100点満点」であってこそ、第4段階の
  クラス全体の喜びが実現します。
   ある時あるクラスで、第2段階学習中に挙手をして私を招く生徒がいました。第1段階学習時に、病欠の生徒で、
  「周期表とお手手ピッタシ図」が未修得でした。「みんな、プリントを独習しててな」と他の生徒たちに指示して、その
  生徒の横にいすを運び、第1段階習得まで約20分間応対しました。その間、他の生徒は、それこそ黙々と
  自学自習を進めていたことに、あとで気付き「なかなかやるねえ」と、私は感心しました。  その翌日、ビックリ・うれしく
  なりました。「授業記録」に、「感激しました。ひとりの生徒に、最後まで、教えてくださる先生に感激しました。だから、
  原先生の授業は、生徒みんな真剣なのです。」     本当にうれしかった、わかりあえている実感のひとときでした。 

  以上の 「化学反応式・モル計算自由自在」学力の実場面での活用と、研究における「レポート作成」
 の重要性・楽しさ体験学習として、この後「化学実験シリーズ」に入りました。



番号 08K-004  送信日 08/11/26  差出人 岡田 晴彦
件名 理科教育論研究会のお知らせ

2009年 新春 

  第20回 理科教育論研究会 のお知らせ 

 私の思うこと、感じること、取り組んでいること

        主催 科学研究協議会 愛知支部

また冬の理科教育論研究会の季節がやってきました。

今回は「私の思うこと、感じること、取り組んでいること」をじっくりと話し合うことができればと企画しました。
レポーターとしては、佐野哲也さん(愛知物理サークル)はじめ3名が決まっています。そして、数人の方にも依頼中です。例年のように、さらに数名のレポーターまたは話題提供者を募集しております。是非ご協力ください。
佐野さんには、今年秋の県教育研究会で「科学する仕掛けづくり」というレポートをしていただきました。教育論の本質的で内容豊富なレポートでしたが、短時間の発表でしたので、十分に討議することが出来ず、残念な思いでした。そこで、佐野さんにもう一度お願いしました。じっくりと発表していただき、しっかり話し合うことが出来ればと考えています。
その他、林正幸さんが「環境問題」のレポートを、岡田晴彦が「旧暦と不定時法」というレポートを準備しております。
前回から、日程が宿泊型ではなく、1日の全日の会となりました。参加しやすく、準備の負担も軽くなるようなりました。そして会場も今回は名古屋市教育館に変わりました。交通の便としては、最高の会場です。是非ご参加ください。

 会場 名古屋市教育館 (地下鉄「栄町」下車 )

日程 1月11日(日) 

 受付       9:00〜 9:30

 レポート発表@  9:30〜12:00  

 昼食休憩    12:00〜13:00 

 レポート発表A 13:00〜16:30  

参加費 無料

レポータまたは話題提供者 当日、レポーターあるいは話題を提供していただける方は、下記までご連絡ください。(このメールに返信をしないように)

参加申込 当日のレポートの部数をレポーターにお願いしますので、参加を希望される方は、下記までメールでご連絡ください(1月4日(日)までに)。



番号 08K-005  送信日 08/11/**  差出人 ** **
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番号 08K-006  送信日 08/11/**  差出人 ** **
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番号 08K-007  送信日 08/11/**  差出人 ** **
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番号 08K-008  送信日 08/11/**  差出人 ** **
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番号 08K-009  送信日 08/11/**  差出人 ** **
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番号 08K-010  送信日 08/11/**  差出人 ** **
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番号 08K-011  送信日 08/11/**  差出人 ** **
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番号 08K-012  送信日 08/11/**  差出人 ** **
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番号 08K-013  送信日 08/11/**  差出人 ** **
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