番号 06K-001  送信日 06/11/01  差出人 船橋 隆久
件名 akknホームページのメールアドレス掲載について

こんばんは、船橋です。
akknでは「愛知科学教育ネットのページ」の中で、交流されたメールを公開し「質問や意見を受けていく」という趣旨でメンバーのメールアドレスを公開してきました。しかし、最近はこの趣旨とは裏腹に「1日百通近い迷惑メールの情報源」になっているのではと思われるほどひどい状況になってきました。
そこで事務局からの提案ですが、メールアドレスの掲載を希望されない方は、「愛知科学教育ネットのページ」の中で紹介しているメールアドレスを削除したいと思います。掲載を希望されない方は、船橋までまたはakkn経由でその旨をご連絡ください。昨年も数名の方のアドレスを削除しましたが、その後の迷惑メール数に変化があったか教えていただければ幸いです。
ではまた。



番号 06K-002  送信日 06/11/02  差出人 近藤 直門
件名 Re:
akknホームページのメールアドレス掲載について

近藤です
迷惑メールにはほんとにこまっています。私も本来のアドレスである@tcp-ip.or.jpのほうは完全に占領されてしまいました。
メーリングリストのメンバーは、Yahooグループのakkn
http://groups.yahoo.co.jp/group/akkn/
にアクセスすれば過去のメールもすべて読めます。
また、メンバーのアドレスは以前は全部でていたのですが、現在は管理者以外(近藤・船橋)は、一部しか見られないようになっています。ただしメンバー同士個人メールで連絡したいときは、グループメンバーのアドレスをクリックすればアドレスは一部しか表示されませんが、メールを出すことはできます。ただしこのとき相手には自分のメールアドレスはついて送付されます。でもこれはメンバー内なので問題ないでしょう。akknはメンバー外には閲覧も書き込みもできないように設定してありますので、HPに転載されたもの意外は外部の人からは読めません。
私の関係している他のメーリングリストで、関係ない人がメーリングリストに登録されてしまったトラブルがありました。多分管理者のところで、メンバー加入希望を十分なチェックなしに承認してしまったからではないかと思います。
結論としては、HPでのメールアドレスはHP管理者の船橋さん以外は必要ないと思います。メンバーについては、氏名ではなく例えば高校教員##名 中学教員##名 のように構成くらいを書いておいてはいかがでしょうか。
HPに転載したメール中の氏名部分を削除するというのは難しいでしょうし、話の筋もわかりにくくなってしまうので、メールアドレスがあればその部分だけ消去あるいは部分記載のみにするというのでどうでしょう。
Yahooグループを閲覧するにはYahooへの登録は必要だったかもしれません(登録しても、案内メールの配信を希望しなければ、とくにメールが増えるなどの問題は一応ないはずです)



番号 06K-003  送信日 06/11/05  差出人 飯田 洋治
件名 メールアドレス削除の件

飯田です。
「愛知科学教育ネットのページ」に,会員のメールアドレスが公開されていることを知りました(船橋さんのHPからは入りました)が,やはりこれはまずいですね。また,希望した人のみ削除するというのも変です。アドレス名簿そのものの公開をやめるべきではないでしょうか。会員のアドレスは「一般公開」という方法ではなく,もっと別な方法(非公開で会員に知らせる)が考えられてもいいと思います。
みなさん,迷惑メールにお困りのようですが,私は1年前から迷惑メールに学習機能のある「サンダーバード」(無料)を使っていいます。結構,助かっています。この機会にぜひどうぞ!ただし操作法(ほとんどアウトルックエクスプレスと同じです)は,素人の私にはパッと返事ができませんので,操作マニュアルを購入して学んで下さい。

昨年1月19日と,11月3日にakknに投稿したメールを転載します。

以下転載

05.10.19  akknに投稿 「迷惑メール対策」

「迷惑メール対策」に朗報を一つ。
 私はアウトルックエクスプレスを使っていますが,このところ,迷惑メールの多さに手を焼いていました。一つ一つの迷惑メールに「メッセージ」の「送信者を禁止する」という項目を設定すると,かなり防いでくれますが,結構面倒でした。
 最近,「Thunderbird」(無料)に「迷惑メールに対する学習機能がある」ということを聞き,さっそく試し始めました。2週間ほど立ちましたが,相当効果が出ています。興味のある方は一度試されてはどうかと思い,お知らせします。
 http://www.mozilla-japan.org/
 http://www.mozilla-japan.org/products/thunderbird/
から,無料でダウンロードできます。
 ちなみに,参考本は次のものを使っています。
 参考本「Firefox+Thunderbird 乗り換え&活用最強ガイド」技術評論社\1980

05.11.3 akknに投稿 「Re: [akkn] 迷惑メールの件」

 これでぼくの場合,サンダーバードは約1月になりますが,学習機能の効果はてきめんです。不要なものはほとんどが迷惑メールに送り込んでくれます。今のところアウトルックエクスプレスと平行して利用していますがこれなど問題外で,サンダーバードは使えば使うほど効果が出てくるようです。
 ついでに,インターネットエクスプローラのかわりに「firefox」も使っています。これもいいですね。解説本によれば,「firefox」+「thunderbird」はネットスケープのオープンソース化をはかったもので,信頼性の高いもののようです。
 現在は,1MのUSBフラッシュメモリーに「firefox」と「thunderbird」読み込んで,持ち歩いています。こうすると,パソコンなしで,出先でパソコンを利用できる環境があればどこでも自分のメールができますし,「firefox」を使ったインターネットも,出先で利用したパソコンに履歴を残さず利用できるからいいといいます。ただ,USBフラッシュメモリーに「firefox」をインストールするには「携帯FOX」が必要とな
ります。これらはすべて無料です。

「firefox」の入手先 
http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/

「携帯FOX」の入手先
http://dbp.cool.ne.jp/software/keitaifox.htm



番号 06K-004  送信日 06/11/05  差出人 近藤 直門
件名 Re:
メールアドレス削除の件

近藤です
飯田さんの意見にもあるようにメールアドレスを公開する必要はないと思います。
前にも書いたように、akknのメーリングリストの機能のなかで、グループメンバーに対してはメールアドレスを「半ば公開」しています。「半ば公開」というのは、Yahooグループのakknのページでは、管理者以外メールアドレスを完全にはよみとれないということです。でも、途中で切れていてもグループのメンバーリスト中のメールアドレスをクリックすれば、その人宛のメールは出すことはできます。ただ、グループ内で氏名を公表されてない人が多いので、どのメールアドレスが誰かを推定するのがむつかしいということはあります。この点は管理者であっても同じです。ただこれも時々会員一覧をメーリングリストに流せばすむことです。
メーリングリストの交流内容は会員外は読めませんので、絶対安全ということはありえませんが、外に漏れる危険は少ないはずです。
HPへの会員外からの反応については、船橋さん経由で、akknのほうに返してもらうのがよいと思います。



番号 06K-005  送信日 06/11/07  差出人 加藤 賢一
件名 銅メッキの実験

今日 銅メッキの実験を行った。
100mlのビーカに硫酸銅水溶液をいれ、シャープペン二本を電極にする。
そして、手回し発電機で、電流を流す。
−極に銅が析出し、+極には気泡が発生する。

1 定時制の生徒には、茶色の層が銅であることが分からない生徒が少しいる。
2 さらに、溶けていた銅が、析出するということがどういうことか分からない生徒が多い。

2に関しては、結局、析出するという現象が、散らばっていて、距離が大きかった、粒子同士が、一カ所に集中する現象なのだということに、私が 改めて気がつきました。
化学の場合、この辺の理解が、溶解度曲線を利用した砂糖の析出や、水蒸気の露結などの現象と同じ概念形成になっていることに気がついた。



番号 06K-006  送信日 06/11/08  差出人 加藤 一玄
件名 Re:銅メッキの実験

Cu-platingへのコメントです。
メッキと名をつけるならば
1)硫酸銅めっき浴
  CuSO4・H2O 250g/L
  H2SO4 g/L
をお使いください。温度は30−40度くらいです

2)電極について
やはり、anodeには溶性陽極:Cu-plate
cathode(めっき物)は真鍮(研磨したもの)を御利用ください。

これによってCu電析の状況が変わってきます。
なお、これ以外にCuを錯化したピロリン酸銅めっき浴もあります。以前は青化浴(Cu(CN)2....)もありましたが、今は排水処理の関係であまりないと思いますが。
以上ご参考になれば



番号 06K-007  送信日 06/11/08  差出人 林 正幸
件名 銅メッキに関して

 こんにちは、林まさです。
 8月からつくってきた講座プラン「酸と塩基」が完成し、ホームページにも掲載しましたので、時間があればのぞいてみてください。この一部は12月の先進科学塾(ASW)で利用する予定ですが、そのテキスト「酸・塩基とは、そしてpHとは何か」も一応完成しています。
 さて加藤 賢一さんが銅メッキについて書き、加藤 一玄さんが実験に関して返信しています。私は「銅の析出」のことが気になりました。揚げ足を取るつもりはありませんが、析出は溶液から分離して出てくることです。「析」は「わける」とは「わかれる」という意味です。そして散らばっていた銅が一カ所に集中するのではなく、銅イオンが電極で電子を得て銅になって析出するわけで、溶液の再結晶と結びつけるのはまずい面があります。ちなみに電気分解では、気体が「発生」するという記述もします。
 析出した金属が金属らしくないとき、私はガラス棒でろ紙にこすりつけて金属光沢を見るようにします。銀についてはうまくいきます。銅は経験がありませんが、試してみてください。
 ではまた。



番号 06K-008  送信日 06/11/09  差出人 加藤 賢一
件名 Re:銅メッキに関して

加藤です。
酸塩基のところも 興味があるので、また そのうち のぞきます。
さて、返信いただき ありがとう御座います。
下に、銅イオンが電子を得て、銅になって析出するわけで 再結晶と結びつけるのはまずい面があると  なっていますが、私は そうは思わないのです。
定時制は2単位で、生徒はよく休むので、あまり連続性を意識しないで、その時間ごと完結したテーマを選ぶ。
今回は、銅が溶けた状態から、目に見える金属の状態が電流を流すことで得られる。
と言うことで、電子については、一切触れない。というか、そこを 理解できないで定時制に来ている。または、中学校に行ってない生徒が来ている。
そういう生徒を相手にして行く中で、今回の実験で痛感したのは、「科学」が目に見えないものを対象にしているということです。そこで、目に見えていない銅イオンの状態と銅原子の状態では、電気的の状態をのぞけば、粒子間距離が圧倒的に重要なわけで、そこを踏み台に頭のなかの認識を構成するのも一つの方法かと思いついたんです。
だから、細かいことをいうと、溶けていた砂糖が出てくる現象や、水蒸気が結露する現象は、違うカテゴリーなのでしょうが、「あえて物理的な見方をすれば」 意外と「散らばっている」と「集まっている」の違いで理解がしやすいのではないかと思ったんです。



番号 06K-009  送信日 06/11/09  差出人 田中 英二
件名 メーリングリストについて

 こんにちは、田中です。
今、愛科教ネットでのメールアドレス記載が迷惑メールとの関連で、問題になっていますので、これに対する私の意見を述べたいと思います。
(1)2,3ヶ月メールアドレスを削除して、迷惑メールの様子を見る。
(2)減少すれば、効果ありですよね。どうなっているのかわからないので、実験してみる。
(3)しかし、根本の問題はたぶん無料のメーリングリストを使っているところにあるように思いますので、この解決のためには、
 (あ)有料のメーリングリストにはいるか。
 (い)LINUXなどを使って、サーバーを立ち上げて、そこにメーリングリスト
    を作るようにするか。この場合は、料金がどうなるのかわかりません 
    が。我々独自のメーリングリストサーバーを会員のだれかが作るか。
こんなところではないでしょうか。
以上です。



番号 06K-010  送信日 06/11/09  差出人 船橋 隆久
件名 akknメールアドレス表示ページに関して

こんばんは、船橋です。
ここ数日皆さんから件名の内容に関する多くの意見をいただきました。ありがとうございます。
akknホームページ管理者としては、1999年3月のakknスタートの趣旨「交流されたメールを公開し質問や意見を受けていく」ことにこだわってきました。しかし6年半という年月の流れは、当初は「迷惑メール」という想像もしなかった事態に私たちを悩ますことになってきました。
そこで私から次の3点を皆さんに提案したいと思います。
1.akknHP掲載のメールアドレスを10日前後をめどに閉鎖する.
2.この間に皆さんのご意見をお知らせください.
3.数ヶ月後に再度迷惑メールの状況等を確認し、今後の運営方法を考える.

田中先生からは「LINUXなどを使って、サーバーを立ち上げて、そこにメーリングリストを作るようにする」
飯田先生からは「一度みなさんにどちらがいいか投票というか,アンケートというかとってもらってはどうでしょうか」
近藤先生からは「HPへの会員外からの反応については、船橋さん経由で、akknのほうに返してもらうのがよいと思います」

等、具体的な意見もいただいております。
私自身メーリングトの管理者という不慣れさもあって、みなさんにいろいろご心配をおかけしております。今後ともakknをより充実させられますようアドバイスの程よろしくお願いいたします。
ではまた。



番号 06K-011  送信日 06/11/09  差出人 林 正幸
件名 再び銅メッキに関して

 こんばんは、林です。
 加藤さん、もうすこし意見交換をしましょう。析出よりは電気分解が問題のようですね。勉強が苦手な生徒たちが相手と言うことも踏まえましょう。
 「散らばっている」「集まっている」という概念を基本にできるのは、気体と液体の状態変化や溶解と再結晶では私も納得が行きます。(もちろんこれに熱エネルギーや、温度と圧力や、分子間力などを加えることもできます。)しかし電気分解のような化学反応まで、その概念を基本にできるのでしょうか。やはりこちらの基本概念は質的変化、つまり物質が変化する、違う物質ができるということであると思います。(これに付け加えるなら、元素不滅の法則です。)これはそんなに難しいことではありません。水に溶かす前の硫酸銅と、析出した銅を比べればよいのです。それを散らばったものが集まったんだとひとつの概念で塗りつぶしていくと、たとえば反対の電極(陽極)で発生する酸素はどうなるのでしょう。「散らばったものが散らばったままである。」 「発生」というのはそういうものだと教えるのでしょうか。いくら初歩的であるとしても、これが自然に対する概念形成になるのでしょうか。
 ではまた。



番号 06K-012  送信日 06/11/09  差出人 飯田 洋治
件名 Re:
akknメールアドレス表示ページに関して

飯田です。
船橋さん,対応ありがとうございます。
1.に関しては大賛成です。
 それまでの間私の公開メールアドレスの削除もお願いします。
3.に関しては,一度公開されたものは閉鎖したからといって迷惑メールが減ることはあり得ない話ですから,閉鎖によって減少することを期待しない方がいいと思います。それにakknのメンバーだけに迷惑メールが集中しているとは考えられないことです。
2.に関して。「愛知科学教育ネット」のHPにメンバーのメールアドレスが公開されていますが,これは必要ないというのが私の意見です。不特定多数の人に私たちのメールアドレスを知らせる必要は全くないと思います。
お互いどうしは,確かに知っていた方がいい場合があります。そういう場合は何も公開しなくても近藤さんが言っているように時々akknメールで知らせてくれれば事足りることではないでしょうか。過去にはすべてのメールの内容が公開されているときもありましたが,今は船橋さんが適当に取捨選択してHPにアップしていてくれるはずです。

以上,これはあくまで私個人の意見です(削除希望が10名を超えているので少数意見とは思えませんが)。中にはメーリングリストを公開せよという人もいるかも知れませんし,現状のまま「申し込みのあった人を削除ればいい」という意見もあるでしょう。でもこれも,私個人の意見同様,個人的意見に過ぎないともいえます。そこで船橋さんには個人的にはアンケート等を提案しましたが,今回の船橋さんの提案に可能な限り多くのみなさんのご意見を集約することにしてはどうでしょう。



番号 06K-013  送信日 06/11/09  差出人 加藤 賢一
件名 Re:再び銅メッキに関して

加藤です
職場では理科は一人なので、意見交換につきあっていただき大変うれしく思います。
きょう、林先生のメールを読む前に、帰路のオートバイに乗りながらふと、銅の原子ってなんなのか考えていました。
銅の金属の状態は自由電子を放出して、イオンの状態になっている。そして 自由電子が糊の役目をして銅イオンをくっつけている。これを金属結合という。多分、この場合の「銅イオン」銅イオンとは化学では言わないのでしょうか?
硫酸銅の場合は、銅イオンの周りに、自由電子がない。そして、その銅イオンの粒子間距離は結構離れている。
 このように、両者とも、イオンで存在するが周りに自由電子があるかないかが重要な違いということになりますか。???
では



番号 06K-014  送信日 06/11/10  差出人 近藤 直門
件名 サークル通信集続続報

私も過去の資料、かなり膨大な量デジタル化してあります。
理科ノート2,3,5,7,8,9,10や県教研、インテク研などなど「理科教室」は、DVD版が出版されたのでやめました。
少ないうちは、検索機能を利用すればどこに入っていても簡単に見つかると思っていましたが、書籍から会議のメモまでファイルは6000を越したので、やはり保管法、バックアップ法(壊れたときが怖い)、整理法など工夫が必要になってきました。
入力はA3版のドキュメントスキャナーでやっています。調子よければ100枚くらいの資料でも、10数分で読み込み、文字認識をしてファイル化できます。ただ古い資料は、印刷が不鮮明だったり、紙が劣化していたりで何十倍もかかることがしばしばです。冊子になっているものは背を裁断して作業しています。裁断できない資料の場合は、コピー機でコピーをとるときと同じでかなり時間がかかります。



番号 06K-015  送信日 06/11/10  差出人 杉本 憲広
件名 科学イベント

杉本です。
昨年、同じ学校の先生に頼まれて小学校で科学イベントを行いました。それは好評に終わってよかったのですが、近所の小学校から同じようなイベントを頼まれました。日時は12月9日(土)午前中(翌日は物理サークル)、体育館が会場です。PTA主催でだいたい100人くらいの少年少女が集まる予定だそうです。この前は、デモを見せて、ブーメランを作って、最後に水ロケットを打ち上げました。同じような形で行おうかと思うのですが、得意なデモを見せれていただければ結構なのですが、手伝っていただける方はみえませんでしょうか?杉本までご連絡ください



番号 06K-016  送信日 06/11/10  差出人 林 正幸
件名 化学反応とは

 こんにちは、林まさです。
 金属が陽イオンと自由電子で構成されるというのは、教科書にも書かれています(自由電子とは何かという議論が必要ですが、今回は省略します)。もちろん陽イオンだけが集合することは無理なので、自由電子と一緒で銅という金属は存在できます。そして銅の性質が産み出されます。水溶液中の銅イオンも、相手の硫酸イオンがあってこそ安定に存在できます。ちなみに銅イオンは裸ではなく4つの水分子が配位したテトラアクア銅イオン [Cu(H2O)4]2+ という錯イオンになっています。
 どちらも銅イオンがあることには違いはない! そのような視点もあります。たとえば水中で銅がイオン化するのは、電子にくるまれていた銅イオンが、水の服があるので着替えをして水に溶けた。ただしこの背景には、たとえば硝酸銀水溶液中の銅片の場合は、代わりに銀イオンが金属銅の中に余った電子にくるまれて銀になるという過程が伴ってこそ起こることです。つまり電気的中性の原理という概念とセットになってうまく使えるのです。これはより高度な思考です。
 化学反応をこのように捉えることは大切ですが、一部の概念のみを一人歩きさせるわけには行きません。前のメールにも書いたように、やはり化学反応の概念形成は、まず質的変化、そしてその中で不変の元素不滅の法則へとつないで行くのが常道かと思います。
 ついでながら、すべてを説明しなくてもよいのではないでしょうか。私はかつて教師は説明過剰病であると書いたことがあります。頼みもしないのにていねいに説明しようとする。生徒が事実を楽しみ、ゆっくり自分で考えるゆとりを与えない。加藤さんの銅メッキの実験は生徒たちに十分に面白いと思います。「析出」の説明は、生徒から疑問が出てきてからでよいのではないでしょうか。
 ではまた。



番号 06K-017  送信日 06/11/10  差出人 中村 光廣
件名 QuarknetWorkshop などのお知らせ

 中村です。
 アメリカで高校の先生・生徒相手の科学教育実践プロジェクトQuarknetを主催しているMarge Bardeenさん(米国フェルミ加速器研究所)が来名し、彼らがやっているQuarknetの紹介と、彼らの実験装置を用いた実習を日本の中学・高校の先生を対象にやりたいとの連絡を受けました。
 林煕崇先生他と相談したところ、それだけでは面白くないので、この機会を利用して、彼らに対して東海地区で行われているさまざまな科学教育の宣伝も行い、アメリカでも話題にしてもらおう・・・という話になり、次の様な集まりを企画しました。ご興味をお持ちの方はお集まりください。

東海地区での科学教育実践報告 + アメリカでの実践:QuarknetWorkshop
日時 11月25日(土曜日)午前9時30分〜午後6時
場所 名古屋大学 理学部C館4階 物理会議室
参加費 無料

プログラム(予定)
 午前  東海地区の実践レポート(9:30〜12:00)
    ・サイエンスワールド  小里さん    
    ・名古屋市科学館    山田さん   
    ・先進科学塾      林煕崇先生   
    ・スーパーサイエンスハイスクールなど
      (レポーター依頼中、一宮(川口先生)、岡崎、名大付属など)
    意見交換

 午後  Quarknet Workshop (13:00〜18:00)
      Marge Bardeen, Thomas Jordan (米語ですが、要所は通訳します)
     (米国フェルミ加速器研究所 QuarkNet/Education Office)

 クォークネットというのは、米国の素粒子研究におけるメッカの一つフェルミ加速器研究所が中心になって行なっている高校の先生・生徒を対象にした教育プロジェクトです。素粒子研究の最前線で開発された素粒子測定装置を自分達で組み立て、宇宙線を測定し、素粒子の寿命を測ってみたり、気圧との関係を見てみたりと、現役の高校の先生方や生徒さんたちがいろんな自由研究をしています。
 今回来名のMargeBardeenさんはその主催者です。Quarknetの紹介と、実際の測定装置の組み立てなどを、彼らの指導のもとに実習する予定で、米国の代表的な先進科学教育とされるQuarknetを体感出来る場にしたいとMargeさんは言っています。
*実習は適正人数がありますので、参加される方は早めに連絡ください。
*参加を希望される方、午前の部で報告したい内容をお持ちの方は私か林 煕崇先生までご連絡ください。報告は、英語でを希望していますが、基本的に日本語でもかまいません。発表用の資料類をなるべく英語で書いていただくことで対応をお願いするつもりです。報告された内容は、pdfファイルなどで配布する予定です(目的はMargeにアメリカで報告させるためです。)
*土曜日補習などの関係で手続きが必要な方には、名大から出張依頼を出しますのでお知らせください。
よろしく



番号 06K-018  送信日 06/11/11  差出人 林 正幸
件名 メーリングリストについて

 こんにちは、林まさです。
 私も現状ではメールアドレスの表示停止に賛成です。そして田中さんが「根本の問題はたぶん無料のメーリングリストを使っているところにあるように思います」と書いていますが、私もそのことが気がかりです。
 そこでひとつ提案です。次のようにして Yahoo から撤収するのです。これは船橋さんにも話しました。akkn世話役の船橋さんから、メンバー全員に対して定期的に「akkn返信用メール11.11」といったメールを送信してもらいます。後の数字は区別のための月日です。内容は「この文を消して、愛知科学教育ネット(akkn)の送信に使ってください。」くらいでよいでしょう。メンバーはこのメールを保管しておいて、必要になったらこのメールを返信するのです。そしてそのとき送信者だけでなく「全員」に返信するように指定します。そしてメールを書いて送信するのです。件名は「RE:akkn返信用メール11.11」になりますが、「返信用メール11.11」の部分を自分の件名に変えます。そして文頭で必ず「こんにちは、林まさです」などと名のるのです。ちなみにこの操作はひとつのメールでくり返しできます。
 船橋さんには月に2回くらい「返信用メール」を送ってもらいます。メンバーの追加やアドレス変更があった場合は必ず送ってもらいます。事務局の手間はこれまでに比べて変わらないと思います。そしてメンバーのメールアドレスも適宜知らせてもらいます。
 いかがでしょうか。ご意見を聞かせてください。
 ではまた。



番号 06K-019  送信日 06/11/12  差出人 近藤 直門
件名 Re:メーリングリストについて

近藤です
先のメールで文章がぬけているところがありました。
>・公開されているメーリングリスト(この場合はまずメーリングリスト宛で迷惑メールが流される。akknはこれ)
akknはこれ)の部分は書き足そうとしていてそのまま送ってしまったようです。
ここに書こうとしたことは
akknはメーリングリストの存在は公開されていますし、目的も公開されています。しかし、投稿や閲覧はメンバーに限られているので、メンバー以外の人がakkn@yahoogroups.jp宛にメールを出してもメンバーには配信されません。メンバーでも、登録された以外のアドレスから投稿すると受け付けてくれません。したがって、Yahooのセキュリティーを破って進入しない限り、メーリングリストそのものからアドレスが外に漏れることはありません。
ただし迷惑メールの送信者がメンバーの中にもぐりこんでしまうと、メーリングリストあてに出せることになります。登録には管理者の承認が必要ですが、登録した覚えのないアドレスがまぎれてないか時々チェックが必要かもしれません。



番号 06K-020  送信日 06/11/14  差出人 加藤 賢一
件名 硫酸銅

カトウです。 静岡
今日の授業では、硫酸銅の結晶を見せて、この結晶が、十円玉になる。
このように 見た目や性質の大きくことなる、変化を化学変化という。と授業に入った。
そのあと、紙が燃えるなどの例をあげ、次に、物理変化を説明した。
結晶を見せると、イメージがわくし、化学変化のイメージがわくので、林さんのアドバイスは私の理解の+にもなったし、生徒にも還元できた。
しかしながら、定時制では、物理変化と、化学変化の違いを説明するのは、難しいなと直感的に感じた。詰まるところ、化学変化に本質的に関わってくるのが、電子とするなら、これをイメージするのはさらに難しい。現象の構造が複雑になればなるほど彼らには手に負えなくなってしまう。
定時制にかぎらず、化学が分からない生徒は、電子や電気現象がわからないのかもしれない。最低、陰極線などで、電子のイメージを膨らませないと、e−と言う記号は、実体を表しているということなど分からずに、記号として、しかも訳のわからぬ、嫌いな記号が黒板に存在しているということになるのだと思う。さしあたっては、銅イオンと硫酸イオンの結合が銅イオンの結合にかわった。赤丸とか青丸などなにかやはり記号のようなものをつかって表すしかないだろうと思う。
これが、小学中学でおこなっている説明でしょうか。 どちらにしても硫酸イオンもSO4 2−(記号の上付き下付の正確さは教科書参照)とは書けないですね。
ま、ある夫婦が離婚して 夫はホモになった。とでも言えば よいのだろうか。
では。



番号 06K-021  送信日 06/11/16  差出人 林 正幸
件名 再び質的変化について

 こんにちは、林まさです。
 質的変化を伴う化学変化と、物理変化を区別するのが難しいかどうかですが、体験や実験に基づいて考えるのであれば難しくないと思います。問題集のように「次の変化はどちらか」として、生徒の知らない現象を羅列したら、それは難しいでしょう。
 もともと質的変化という概念は、現象論的で初歩的なものです。砂糖を水に溶かすと、見た目は水と変わらなくなるが、なめると甘みは保たれている。また水を蒸発させると再び砂糖が得られる。これに対して水素と酸素の混合気体に電気火花を飛ばすと水が生成する。水は液体で、水素の性質も酸素の性質も失われている。この2種の変化は本質的に違いがある、という認識をすることです。
 そしてもうひとつ大切な基本概念は、前のメールでも書いたように、質的変化をしても元素まで変化しているわけではない。水を電気分解すれば、もとの水素と酸素が得られる。つまり元素不滅の法則です。変わるものとその中で変わらないものの両方を見ることは、科学的認識の基本ですよね。
 化学では、この上に立って、化学変化(反応)では何が起きているか、目に見えない原子の結合の概念に踏み込んで行きます。その主役は確かに電子ですが、いきなり電子が見えてくるわけではありません。それは歴史的にも原子価の概念から始まります。それをいきなり現代の概念で語りかけられても、生徒は納得しにくいです。それを試験などのためにひたすら暗記するか、拒否するかになるでしょう。
 私が加藤さんの最初のメールを読んだとき、結露や再結晶と共に、電気分解まで粒子の離合集散で片づけるように思えたので、それは違うと返事を書き始めた次第です。
 さて現実には、概念形成を拒否する生徒がたくさんいます。言い換えると思考拒否です。このような生徒をどう教えるのか。私自身が理科の教師として悩んで来ました。彼らは重病です。いきなりご馳走は食べられません。面白いことや生活の知恵のようなこと、あるいはクイズなどを与えます。私はそれで終わってもやむ得ないと思います。そして回復の兆しが見えたら、ときどき少しずつ思考を促します。慌ててはいけません。そしてその奥に人間回復の課題があります。私は現役のとき、人間の信頼感を損なうようなことは絶対にしないというのが最後の砦でした。
 以上は私の実感ですが、元気な反論があれば、それこそは優れた教育実践と言えるでしょう。
 ではまた。



番号 06K-022  送信日 06/11/16  差出人 加藤 賢一
件名 Re:再び質的変化について

加藤です。
きょう 3年生で物理変化と化学変化の違いの話をしました。
1・2・3・4年と4回 この銅のメッキの授業をやります。林さんのメールを参考にしながらやっているので、だんだんうまくなっていく気がします。はじめの授業ではとにかく、重い腰をあげて、実験から入り、硫酸銅から銅に変化することの説明に入りました。1年3年は説明してから、実験をする予定です。1年では化学変化から物理変化を説明しました。今日の3年では物理変化から、化学変化にいきました。きょうは、イギリスの小学生の教科書の絵を使いました。大変優れている。

1)チョコレートが溶けている写真がのっている。物理変化としては最もわかりやすく身 近である。しかも、写真が載っているので、口で説明するより食いつきがよい。
2)つぎに 砂糖が溶ける、など説明すると、生徒の方から、氷が溶けるなど出てくる。
3)化学変化:イギリスのその教科書では、まず、生卵と目玉焼き、スクランブルエッグ の写真が載っている。それを見せたあと、わたしは、お米を炊いてご飯になると元に戻らない。紙が燃える反応。などを列挙する。化学変化は不可逆だけではないが、こ  こでは、不可逆変化ということばも、教える。またガソリンの燃焼などもとりあげる。 生徒から偶然、セメントは?という反応があった。これは、そのイギリスの教科書に、大工がセメントを練っている写真がのっている。それからロウソクの写真、花火の写真など載っている。非常に身近である。そこで、この前書いたように、硫酸銅の結晶と、10円玉をみせ、この化学変化の実験を行う旨を伝える。
4)ついでにゼネコンをつかい、モータが発電器になることを実験でしめし、次の授業 につなげる。。

なかなか、電子の出番はない。

物理が専門の私は、前々任校で化学をさんざんやった。しかし、底辺校だったので、電気分解まで行かなかった。はじめの、イオンを覚えさせたり、結合や酸塩基 コロイドあたりで終わっていた。だから、今回、良い機会だった。現実的にはそのころ4単位の化学TBを教えるのは容易ならぬことだった。とにかく、時間をうめることを考えていた。
きょうは ここまで。



番号 06K-023  送信日 06/11/17  差出人 林 正幸
件名 加藤さん、頑張れ!

 こんにちは、林まさです。
 昨日のメールを読みました。すばらしい実践ではないですか!
 「なかなか、電子の出番はない。」 そうです、電子は真打ちなのです。電子で分かるようになったら、化学の勉強も佳境に入ったと言えるでしょう。化学教育では、まずは「原子より元素を」という考えがあります(もちろん異なる意見もあります)。私が所属しているアルケミストの会の合い言葉のひとつは「分からないときは、ものに訊け」です。いきなり原子や電子で説明しまくるのではなく、たくさんの化学現象に触れ、質的変化とか元素不滅の法則とか、あるいはイオン化傾向とか、素朴な概念を育み、その上に化学理論を展開して行こうという考え方です。
 もちろん他方で相手にする生徒の実態も係わり、道筋やスピードはさまざまあってよいと思います(固定的な、いわゆる「系統性」の押しつけには反対です)。ときどき最先端をのぞかせることも必要です。私はどのように電子を登場させるか、あるいはどのように電子を活躍させたいかについては、ホームページに掲載している講座プラン「原子はどのように結合するか」「電子やり取り反応の世界」を、関心があれば参考にしてください。ただしこのプランは化学に興味のある生徒を対象にして構成しています。
 ではまた。



番号 06K-024  送信日 06/11/21  差出人 中村 光廣
件名 この土曜日開催の QuarknetWorkshop の準備状況について

 中村です。
 今週の土曜日に予定している「東海地区での科学教育実践報告+QuarknetWorkshop」の準備状況他です。(内容については
http://flab.phys.nagoya-u.ac.jp/workshop/quarknet2006.html
をご覧ください。)

1.M.Bardeen氏到着
 昨日米国からMargeBardeen氏が到着し、打ち合わせをしました。いろいろ彼女の履歴を聞きましたが、もともとは数学が専門で、学校でも教えた経歴を持っています。現職はフェルミ米国立加速器研究所の教育広報部門の長で、部下が約20名います。
今回のワークショップをやってくれるのTom Jordan氏, Ken Cecire氏で二人とも元は高校の先生です。いまは大学の教育関係のポジションにいるようです。Kenは少しですが日本語がわかるようで、ローマ字のメイルを送ってきました。日本の高校の先生と意見交換することを非常に楽しみにしています。

2.会場の変更
 理学部の建物の工事で、当初予定していた物理会議室が騒音で使えない可能性が出てきましたので、理学部の理学館 5階 506、515の部屋に会場を変更しました。理学館は野依記念館に隣接するまだ新しい建物です(が野依記念館からは行けません。)地図:下の地図中の28番の建物で、入り口は西側にあります。
http://www.nagoya-u.ac.jp/camp/map_higashiyama/

3.報告してくださる方への確認
 一報告20分以内を目安に準備ください。報告は、先にもお知らせしましたように米語がベターですが、日本語でもOKです。 実演歓迎です。発表のトラペンはなるべく米語で書いてくださるようお願いします。OHP及びVideoプロジェクターを用意します。また発表用のPCについても用意します。(午後のWorkshopの実習は、自分のPC (無線LAN付)でもやれるようですので、お持ちの方はお持ちいただいたほうが良いかもしれません。詳しくはKen、Tomともう少し打ち合わせしてからお知らせします。)

かたくるしい雰囲気ではなくわいわいがやがやとやりたいと思っています。よろしくお願いします。
中村



番号 06K-025  送信日 06/11/22  差出人 長瀬 好文
件名 Re:理科の会日程について

長瀬です。
有り難い提案です。
私は11月9日(土)は,中部大科学探偵団のことで午前中は出られません。
できれば,10日(日)がいいです。

校内で行う科学お楽しみ広場は,次のような出し物を準備中です。
1 すっ飛びロケット 2 ひっくり返しても水がこぼれない
3 電気パン     3 電球に人が乗れる?
4 電流って磁石から力を受けるの?(バイブラーランプ)
5 傘入れ袋を使った回転ポリロケット
6 ソーラーバルーン
7 紙で作る竹とんぼ(紙トンボ)
8 ほどほどコップ(教訓コップ)
9 3Dボックス(高層ビル)
10 カラオケマイク
11 泳げ金魚のしょう油さし(浮沈子)
12 ホログラムを使った万華鏡
13 うすい空気と濃い空気(真空って何?)

まだ,いろいろありますが,少し準備を始めたものです。
スタッフが足りないのが悩みです。



番号 06K-026  送信日 06/11/24  差出人 中村 光廣
件名 明日のWorkshopに関して

 中村です
 明日のQuarknet Workshopに関しての続報です。
 米人3名そろいました。日本語は1名を除いて全く通じません。トラペンにはくれぐれも米語での記入(日本語との併記でかまいません)をよろしくお願いします。彼らには米語は決して我々の言葉ではない旨、きっちりと確認してありますので、日本語で発表される方は遠慮なくやってください。
 午後のWorkshopへ参加される方で、無線LAN付のノートPCをお持ちの方は持参くださいとのことです。Quarknetのサイトに入ってデータを触ったり出来るようです。
その他
(1)大学への車での入構に関して
 実験器具を持ち込まれたりする関係で車で入構される方は、東山キャンパス入り口の守衛室(豊田講堂のある側)で「理学部中村光廣の開いている研究会へ参加する」旨を伝えて下さい。(書類記入の上、入構駐車料100円取られますが車で入構できます。)駐車場は、理学部の建物の東側、北側が便利かと思います。
(2)理学館への入館
 通常の土曜日は理学館はカードコントロールでロックされていますが、理学部管理掛の了解の下に、一番下の階の西側の入り口を、「物理的に開いた状態」にしておきますので、そこからお入りいただき、エレベーターで5階へおあがりください。
よろしくお願いします。



番号 06K-027  送信日 06/11/25  差出人 岡田 晴彦
件名 第18回理科教育論研究会に関して

2007年 新春  第18回 理科教育論研究会のお知らせ

   <第1部>

         私の思うこと、感じること、取り組んでいること

   <第2部>

         杉原和男先生の講演会

         「照明から考える科学の歴史と社会変革」 


                    主催 科学教育研究協議会 愛知支部


 また、冬の理科教育論研究会(合宿討論会)の季節がやってきました。
 今回は、第1部「私の思うこと、感じること、取り組んでいること」として、何人かの方にレポートをお願いします。次に、第2部として、京都市青少年教育センターの杉原和男先生から、「照明から考える科学の歴史と社会変革」という講演をしていただきます。杉原先生は、理科教室の2006年8月号に「電池の発明と灯りの変遷から考える教材」というレポートを発表されました。今回の講演は、このレポートに沿った内容で興味深い教材や実験を見せていただきながらお話していただくことになっています。是非ご参加ください。また、杉原先生は、ホームページに「杉原先生の理科室」として公開されていますが、教材の宝庫のような内容ですので、こちらも是非ご覧ください。
 そして、翌日の7日(日)には、科教協の全国研修会が同じ会場(ルブラ王山)で開催されます。テーマは「原子・分子」です。できましたらこちらにもご参加ください。
 来年の8月には愛知県で科教協の全国大会が開催されます。一人でも多くの方に参加していただくことをお願いします。また、できれば、実行委員として、レポーターとしてご協力ください。

期日  2007年1月6日(土) 午前10時〜午後9時00分

  会場  ルブラ王山 (地下鉄東山線 池下駅下車 2番出口から東へ徒歩3分)
            (TEL 052-762-3151) 

  日程  1月6日(土)   9:30〜10:00 受付
                 10:00〜12:00 レポート発表@
                 13:00〜14:00 レポート発表A
                 14:00〜16:00 杉原和男氏講演会
                 16:00〜17:00 レポート発表B
                 18:00〜20:00 夕食交流会
                 20:00〜21:00 レポート発表C
                 21:30〜      ナイター 

  費用  宿泊まで参加    12,000円(利用券2,500円も使えます)
       夕食まで参加     6,000円
      参加のみ(参加費)   1,000円 

  申込  2006年12月30日(土)までに下記へ申し込んでください
      (電子メールかFAXで)****高校 岡田晴彦
       電子メール ********@tcp-ip.or.jp  FAX ***-***-*****


            2007年 科教協全国研修会 

  日時 2006年1月7日(日)午前9時30分〜午後4時30分

  会場 ルブラ王山   

  議題 『教育目標としての「原子・分子」

        −故きを温めて新しきを知る、以って師と為るべし− 』

  報告 辻 浩二氏(**市立**中学校)
      山崎敏昭氏(**・***高等学校)



番号 06K-028  送信日 06/11/28  差出人 中村 光廣
件名 第5回坂田・早川記念レクチャー

中村です。催し物の宣伝ばかりで申し訳ありません。

名大理学研究科と名古屋市科学館の共催で毎年開催している
坂田・早川 記念レクチャーのご案内です。

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第5回 坂田・早川記念レクチャー

タイトル: 「ミクロの世界の不思議な法則 −素粒子とは−」
講師: 西島和彦氏 (東京大学・京都大学名誉教授)
日時: 平成18年12月16日(土)14:00−16:30
会場: 名古屋市科学館サイエンスホール
対象: 高校生・大学生および大人
定員: 300名(申込制、締め切り12月2日、多数の場合は抽選)

申込み方法等、詳しくは講演会のホームページ
http://www.eken.phys.nagoya-u.ac.jp/SakataHayakawa/
をご覧ください。

西島和彦先生は素粒子の分類に関して有名な西島・ゲルマン則
を発見され、ストレンジネスという素粒子の自由度を導入されました。
これはその後の坂田模型を経てクォーク模型にいたる素粒子物理学
の革命の最初のステップとなり、さらに今日の素粒子のフレーバー
の自由度という素粒子物理学の中心概念を構成しています。
今回のお話では、先生の開拓されてきた素粒子物理学の歴史を
振り返りつつ素粒子物理学の魅力を現代的視点で分かりやすく
語っていただく予定です。奮ってご参加下さい。
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