番号 04K-001 送信日 04/11/01 差出人 林 正幸
件名 連絡に関する2題
こんにちは、林まさです。
現在私は、講座プランのひとつ「元素と原子の発見」の作成に力を入れています。これは高校生に、化学史を通して元素と原子がどのように発見されてきたか、哲学史を通してものの見方考え方がどのように発展してきたか(そして現代の課題も)を学習させようとするものです。化学史に関しては、来年のはじめに心づもりしている「原子はどのように結合するか」でも取り上げるつもりです。
さてしばらく前に、井階さんから愛知物理サークルの通信がメールで届きました。メールでも通信を発信する、そういう時代であると思います。私もメンバーに郵送する共に、通信をメールでも発信しているわけです(MOLの会と環境問題を勉強する会)。ただPDFファイルですと、私のようなダイアルアップ接続にとっては、いきなりですと時間がかかってその間に不安も伴います。現状ではできれば1日前あたりに、大きいファイルを送るよという連絡があると、心構えができます。
鈴木久さんから、合同県教研の日程を「事前に知っていたかった」という趣旨のメールがありました。私は実行委員会に係わっているから知ることができたのですが、確かに退職者や組合に入っていない人、小中学校などでは情報が得られません。便利なakknメーリングリストがあります。合同県教研に限らずサークルなどで中心になっている人が、少し手間ですが、行事や例会などの情報をメールでも提供するようにできるとよいと思います。ちなみに私はホームページの「掲示板」で、知ることができる範囲で(忘れていることもありますが)行事や例会の案内を掲載しています。
ではまた。
番号 04K-002 送信日 04/11/08 差出人 加藤 賢一
件名 比熱
きょう、花こう岩の比熱を測定しました。
水の比熱を1cal/g℃とすると、0.2cal/g・℃が理科年表の値。生徒の実験で、多くの生徒が0.8に近い値を得ることが出来ました。コインで比熱と全く同じ方法です。ただし、花崗岩はぴったり100gではないので、測定しなけばなりませんが。
日曜日に省燃費カーレースのお手伝いで、浜名湖に行きました。午後になると、湖からの風が大変に強くなりました。(海風)そのような話と、実験を結び付けました。気候は水と空気と岩石の物性値、とりわけ比熱は大事なのだと説明しました。ととえば、冬にシベリア気団が冷たい。砂漠では、一日の気温差が激しいなど、、、。多くの気象現象は、この比熱の値と熱力学第二法則で説明できるのでしょう。(赤道は熱く、極は冷たいので、暖流の流れは極へ、寒流は赤道を目指す。)これらのことは、当たり前のことですが、そういう説明をしっかりした本をあまり見たことがありませんし、高校時代にそのような話を聞いたことありません。日本ではイギリスと違い、地学という科目が独立にあることも、影響していると思います。
番号 04K-003 送信日 04/11/09 差出人 伊藤 政夫
件名 愛工大サイエンス大賞
転勤したので、他校の話になっているのが少々寂しいのですが、昨秋から**高校の理科部で生徒達と取り組み、物理サークル等で、報告していたジャバラホースの研究が、愛知工業大学のサイエンス大賞の最優秀賞に選ばれました。いろいろご助言をいただきまして、ありがとうございました。小さなコンデンサーマイクの事など、アドバイスをいただかなければとうていできなかったと思います。本当にありがとうございました。
ジャバラホースの中で音速が遅くなるという問題については、私個人としても、もっとアプローチしたいと思っています。
番号 04K-004 送信日 04/11/12 差出人 山田 芳孝
件名 受講生募集開始しました 先進科学塾
山田吉孝です。
みなさまの協力を得て名古屋市科学館で行ってきました先進科学塾の新しい講座を12月から開講します。
今回は、1回完結の講座を行います。
12月は林正幸さんの講師により
テーマ「蒸気圧がわかる実験1,2,3・・・」
1月は藤田順治さんの講師により
テーマ「携帯・テレビ・ラジオの主役は電波.その秘密に迫ろう!」
を行います。
高等学校へはチラシを本日送付致しましたが、チラシがご入用の方は山田までお知らせください。
すぐにお送りします。
番号 04K-005 送信日 04/11/15 差出人 林 正幸
件名 紫キャベツの色素の抽出
おはよう、林まさです。
加藤聡也さんからの質問ですが、メンバーの1人として「メモ」の該当部分を紹介しておきます。この企画ではできるだけ身近なものを使うようにしていますが、もちろん色素はエタノールでも抽出できます。また抽出に湯を使うのは時間の節約のためで、水からでもできます。
ではまた。
<引用>
[1]紫キャベツとタマネギの皮の煮出し
(1)100mlビーカーに熱湯80mlを注ぎ、刻んでおいた紫キャベツをひたひたまで入れて、7,8分加熱する。
備考:紫キャベツの見本
<中略>
[3]紫キャベツの色素(アントシアン)の変色
<事前準備>
試験管9本と試験管立て(中央に1本、これと離して両側に4本ずつ)
5mlピペット ×3
酸用、塩基用、キャベツ煮汁用
200mlビーカーと水道水
1mol/l塩酸、2mol/l水酸化ナトリウム
備考:塩基側では色素を加えてすぐの結果は2mol/lが、山吹色、緑黄色、緑色、青色ときれいである。しばらく観察する場合は時間と共に変化するので1mol/lがよい(またpHを教えたい場合はこちらで!)。
(1)左端の試験管に塩酸を2/3までを注ぐ。
ピペットで2mlを隣の試験管に移し、水を2/3まで加え、ピペットで混ぜる。 その2mlを隣の試験管に移し、以下くり返し
(2)右端の試験管に水酸化ナトリウム水溶液を2/3まで注ぎ、以下同様。
(3)中央の試験管に水道水を2/3までを注ぐ。
備考:酸と塩基の希釈は2人で手分けして時間を節約する。
(3)左端の試験管から順に、キャベツ煮汁4mlを勢いよく注入する。
(4)中央の試験管にも注ごく。
(5)右端の試験管から順に、ピペットでキャベツ煮出し汁4mlを勢いよく注入する。
備考:勢いよく注入するに留めると、グラデーションがきれいである。
とくに塩基側は色を予想させる。
<以上>
番号 04K-006 送信日 04/11/29 差出人 林 正幸
件名 圧力計の製作
こんばんは、林まさです。
前々から圧力計をつくりたいと思っていたのですが、蒸気圧の計測を目的にしてやっと完成しました。圧力センサーは松下電工のAD1132(−0.5〜0.5kgf/cm^2
つまり−0.5〜0.5atm)を使いました。何と10年前の製品で、私の思いが10年間眠っていたことを意味します。センサーはストレインゲージ(変形に応じて抵抗が変化する)が他の3つの抵抗とブリッジに組まれており、2つの中間点の電圧の差が圧力に比例するようになっています。したがって定石通り、オペアンプで減算回路と続く10倍増幅回路を組み、得られた電圧を可変抵抗を通しミリアンメーターに掛けます。ゼロ点は、ブリッジの一方の中間点がオープンになっているのでそこに可変抵抗を入れて調節します。
容器には炭酸飲料用の500mlペットボトルを使います。そのせんに穴を空け、内径3mmの耐寒透明チューブ(ホームセンターで入手)を通して木工用ボンドで接着します。せんの外側は圧力センサーにつなぎます。そして始めは調整のために内側は50mlディスポーザブル注射器につなぎます。ゼロ点を0mAにした後、45mlの空気を30mlに圧縮して、つまり1.5atmにしてそのときの電流が0.5mAになるようにします。次にゼロ点を0.5mAにずらしてもう一度1.5atmにすると、ちゃんと1mAを指します。そこで今度は注射器に空気を20ml入れ40mlに膨張させる、つまり0.5atmにすると、ちゃんと0mAを指します。調整は終わりです。
15cmに短く切った試験管にエーテル数mlを入れ、ティッシュで軽くふたをします。これをペットボトルに滑り込ませ、すぐに圧力センサーが付いたせんをしっかりと締めます。それからエーテルをボトル内に流し出し、手であたためて蒸発させます。そして室温になるまでしばらく放置して電流計から圧力を読み取ると0.42atmでした。室温は12℃です。この温度における文献値は0.437atmですから、かなりうまくいくのです。
以前に注射器とばねばかりを使う蒸気圧の計測法を紹介したことがありますが、今回は空気が入った状態での蒸気圧の計測です。ただしこれは厳密には室温に限定されます。あまり気にしないか、中の空気にシャルルの法則を適用すれば他の温度でも計測は可能です。蒸気圧が高くなるときは±1atmなどの別のセンサーが必要になります。
今回の圧力計は他にも使えそうです。今ジャムのびんにも同じようにチューブを接着しています。こちらでは減圧を伴う変化を扱おうというわけです。
番号 04K-007 送信日 04/11/30 差出人 岡田 晴彦
件名 恒例「冬の合宿討論会」のお知らせ
2005年 新春 第16回 理科教育論研究会のお知らせ
<第1部>
こんな授業をしてみたい
−理科教育の理想を語り合う−
<第2部>
私の思うこと、感じること、取り組んでいること
主催 科学教育研究協議会 愛知支部
また今年も冬の合宿討論会の季節がやってきました。今回のテーマは「こんな授業をしてみたい−理科教育の理想を語り合う−」です。私たちは教師を志した時や教師になった時にはだれでも「こんな先生になりたい」とか「こんな授業をしてみたい」という夢を持っていました。それが、学校現場での様々な現実によって、その夢を忘れかけている人も少なくないのではないでしょうか。さらに、最近の教員管理の強化や多忙化が拍車をかけていると思われます。そこで、今一度、初心を思い出してみるために、今回のテーマを設定しました。参加者にその思いをレポート・メモ・口頭報告などによって語ってもらい、皆で話し合うことにより、小学校から大学さらには生涯教育までの理科教育のあるべき姿を模索できればと考えております。また、恒例となりましたもうひとつのテーマとして、それぞれの人が「こだわっている事」も報告していただきます。
今回も会場はルブラ王山です。便利であるうえに、会場に入れば冬でも暖かくきれいですので、快適に過ごせます。多くの方に参加していただき、有意義な会にしたいと思いますので、レポート・報告の有無に関係なく是非ご参加ください。
記
期日 2005年1月8日(土)午後3時〜9日(日)午前11時30分
会場 ルブラ王山 (地下鉄東山線 池下駅下車 東へ徒歩3分)
(TEL 052-762-3151)
日程 1月8日(土) 14:30〜15:00 受付
15:00〜17:30 レポート発表@
18:00〜19:30 夕食交流会
20:00〜21:30 レポート発表A
22:00〜 ナイター
1月9日(日) 9:00〜11:30 レポート発表B
費用 全日程に参加 11,500円(利用券2,500円も使えます)
夕食まで参加
5,000円
参加のみ(参加費) 1,000円
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