番号 04A-001  送信日 04/01/03  差出人 岡田 晴彦
件名 理科教育論研究会の確認

 皆さん、あけましておめでとうございます
 理科教育論研究会まで1週間となりました。参加を予定されている方、お忘れなく。
 今のところ、夕食までの参加予定者は27名、宿泊予定者は15名、レポート発表予定者は8名(冨田さん、清水さん、林正さん、福島さん、杉本さんは1月10日に発表していただく予定。澤田さん、戸嶋さん、岡田晴は1月11日に発表していただく予定)です。
 まだ、連絡いただいていない方で発表を予定されている方は、できましたら岡田までご連絡ください。
 また、発表予定の方にお願いします。1月10日に発表の予定の方、また、まだご連絡いただいていない方は資料を35部、1月11日に発表予定の方は20部ご準備ください。また、時間の調整をしますので、1月10日2時50分までにお越しください。
 それでは、1月10日(土)3時から始めますので、ルブラ王山にお越しください。



番号 04A-002  送信日 04/01/06  差出人 林 正幸
件名 討論合宿を楽しみにしています

 こんにちは、林まさです。
 新しい年が始まり、皆さんの胸の中には新しい思いが膨らんでいることでしょう。その思いを聞けるのが理科教育討論合宿であると思います。
 私は「退職して何がしたいか」をテーマにしました。退職するとはどういうことか。なぜすっぱりと仕事を辞めたのか。どんな可能性が拡がるのか。そして心配もすこし。
 私がしたいことは主に次の2つです。
「高校生向けの化学講座プランをつくりたい。」
「環境問題の勉強をしたい。」
 話す中で共感が生まれればうれしいですね。こうして、討論合宿を楽しみにしています。
 ではまた。



番号 04A-003  送信日 04/01/11  差出人 岡田 高明
件名 EHCリニアモーターカー補習のお知らせ

 新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 前回の名古屋EHC「リニアモーターカーの製作」はコイル巻きに手間取り、進捗状況が遅れているので補習をおこなうことになりました。できるだけ各自でコイルをまいて参加されるのが望ましいと思います。 
日時   2004年1月25日(日)10:00〜17:00
テーマ  リニアモーターカーの製作(補習)
講師   藤田順治先生(名大名誉教授)
会場   ****高校物理実験室(3F)
予算   2000円程度
※前回1万円徴収では赤字になってしまいました。
         追加徴収します。
準備   電気工作セット、ハンドドリル
※ハンドドリルはコイルを巻くときに使用します。
         ただ素手で巻いても可能です。

今後の名古屋EHCの予定
  2月22日(日)リニアモーターカーの製作(3回目)
    5月15日or16日 照度計、強力電磁石
    9月26日(日)    マルデブルグの半球で
  11月or12月      調整中



番号 04A-004  送信日 04/01/20  差出人 加藤 賢一
件名 地学の授業の総括

 静岡の加藤です。なにかアドバイスください。
地学TAの実践 〜工業高校5年間のまとめ〜      
2004/1/19 **工業高校 カトウケンイチ

A:エネルギー問題 
1 浜岡原発の労働者の被爆の問題 〜岩波ブックレット〜
2 JCO原発事故の問題〜新聞記事、テレビの録画映像〜
3 「もんじゅ」ナトリウム漏れの事故〜新聞記事およびナトリウム漏れを起こした部分のテレビ映像の録画〜
4 チェルノブイリ原発事故のビデオ映像
5 ドイツの風力発電の映像

B:地震
1 日本の地震の記録映像〜3年前の夏休みに地震センターにいって所蔵の映像のほとんどすべてを録画。〜
2 走時曲線〜実際のデータを大日本図書の地学教材辞典よりコピー〜
3 シャドーゾーンの一般論から地球の内部構造へ
4 神戸地震の教訓より家具の固定を訴える。

補足)思ったより授業がしにくい単元であった。

C:火山
1:道路地図のコピーを張り合わせ、富士山の様子を観察する。
@ 寄生火山に印をつける A米軍基地に印をつける B別荘地に印をつける。
C 等高線を200m間隔でなぞる。→コニーデ地形の確認 (イロハ坂)
D 富士水系の確認→柿田川 富士五湖(名前が書けない生徒多し。地域学習の必要性有り)
E 剣が峰、大沢崩れ(侵食地形)の確認 F宝永山の確認
  →色塗りを中心とした作業のため取り組みが大変によい。
  →箱根も検討中
2:ビートたけしの番組み「火山」にてさまざま火山を紹介。
3:プレートとの関係を説明。

補足)
・ 科教協の雲仙普賢岳ツアーに参加し、知識の補給を試みるもなかなか面白くならない自分を発見。
・ 柿田川も自ら見学にいく。

D:星
1 星座:
星座の本を買ってきて、トレッシングペーパーで星座の絵を写し取らせる。その後ストーリーをまとめさせる。→2単位の授業で12時間使うとこれだけでテストになってしまう。私は面白かったし、授業は大変楽だった。しかし、他教員からそんなのは授業ではないと批判される。生徒のなかにも一部、ストリーの暗記が試験になるので批判的なものがいた。星座の話の付けたし的に星の話もはいっていたのだが、、、星座は私が知りたかったから始めた。
2 目に見える冬の星座
・ ほとんどオリオン座しか知らなかった私は焼津のディスカバリーパークという天文台
  に5・6回通い星の見つけ方などを学ぶ。スバルやおうし座、ふたご座なども覚えていった。そして、目に見える星はほとんどが我々の銀河であることを知り納得した。
(おおむね700年光年ぐらいだったろうか。)
・ 星の色のいみ ・太陽はブラックホールになれない。(生徒はブラックホールに興味深々)あと50億年で太陽が膨張し地球の死があること。恒星の進化には生徒はかなり興味をもつ。
・ 惑星 質量などの基礎データを学ぶが今一パッとしない。
・ 銀河についてはやりたいのだが、勉強不足のため、授業が出来ない状態である。(後述)
・ ケプラーの楕円軌道発見の様子をデータを下に作図。数件出版の教科書の探求を利用。
コンパスと分度器を使う。発想の素晴らしさに感動。試験においても、作図を出題。

E インターネットを使った授業

1. 検索は生徒の感性に任せる。
検索word 
@ オーロラ A 雲 B 恐竜 Cすばる望遠鏡→銀河、惑星状星雲などの素晴らしいデータが得られ、授業に十分耐えうる映像が多い。D 地形図
2 図書館で調べ学習も併用したが、自主的に学習することを教える大切な学習形態であると考える。地学の苦手な生徒には、恐竜の絵などをスケッチさせる。

F 生物の進化

1 NHKのビデオ 「地球46億年の歴史」を使う。
 →アノマリカリスの顔のところでビデオを止めて生徒にスケッチさせる。
  生徒はお互いの絵を評価して結構楽しそう。


G (反省)
<短所>
@ 天気や気象・河川・海洋・大気についての学習がなされていない
A 地球というものが何かという観点では授業がなされていない。
B 岩石などの実物教材や、実物の実験が欠落している。

<長所>
@ 地域学習を大切にした点
A 作図や作業を出来るだけ取り入れ、生徒が授業を受ける雰囲気を作った点。
B できるだけ、なまの教材をさがし、事実を伝えたこと。cf、浜岡原発
C インターネット学習の利点を発見できた点。



番号 04A-005  送信日 04/01/24  差出人 岡田 晴彦
件名 理科教育論研究会の報告

 厳しい寒さが続きますが、いかがおすごしですか。
 **高校の岡田です。
 今年も新年早々に、理科教育論研究会を開きました。今年のテーマは「地球環境問題」でした。11本もレポートを出していただき、どれも時間不足で消化不良気味ではありましたが、充実した内容だったと思います。今後の実践や研究に役立つことと思います。
 **高校(夜定)の鈴木利往先生が記録をとってくださったので、お知らせします。

 1月10〜11にかけて、ルブラ王山にて、第15回理科教育研究会(愛知科教協)が開かれました。参加者は、約30名。レポートは合計11本に上りました。その内容を簡単に報告します。

1月10日(土)
レポート発表@15:00〜17:00
1.「電磁波 何が問題か −21世紀の環境公害問題−」
                       退職教員・富田孝正先生
 近年、さまざまな電気製品、送電線、携帯電話などから発せられる電磁波が人間の健康に影響を与えているとの調査報告が相次ぎ、生体への影響が問題となっている。その調査報告の論文を紹介し、電磁波測定器を自費で購入。携帯電話など身近な電気製品から発せられている電磁波の強さを測定し、参加者から驚嘆の声が揚がった衝撃のレポート。

2.「環境教育の教材として利用できるゲームの紹介 〜『オークライフ』『カモ池ビオトープ』」
                       **高校・福島正子先生
 マスコミに環境に関する特集が組まれており、その中に紹介されていた、楽しみながら自然界における環境と生物と関わりを学ぶゲームを、授業実践の報告。参加者も実際にゲームをして楽しんだ。

3.「岐阜大学キャンパス自然環境再生と環境教育」
                       **大学・清水祐樹先生
 岐阜大学柳戸キャンパス内にける自然環境の再生の取り組み実践例(井戸水の放流、木炭水質浄化、花いかだによる水質浄化、ホタル放流と観察会、環境再生医(中級)総合教育啓発部門取得など)の紹介。

レポート発表A20:00〜21:00
4.「退職して何がしたいか」
                       退職教員・林正幸先生
 退職して、自由な時間が持てる元教師が、理科教育にかける想いの数々を報告。「高校生向けの化学講座プラン(『』先進化学塾の取り組み』、『HP開設による高校生の質問とその返事による勉強』)をつくりたい、環境問題の勉強をしたい」ことなどを紹介。林先生の学習意欲の旺盛さに感動。

5.「これでいいのか『原子分野』」 
                       **高校・杉本憲広先生
 新教育課程の問題点の深さを、改めて指摘。その一つとして、原子分野の新旧過程での違いを対比させ、このままでは、原子分野は壊滅状態となるとの警告を発したレポート。

6.「企業の側から見た環境ホルモン問題」
                       退職教員・飯田洋治先生
 西川洋三著「環境ホルモン」(技術評論社)に書かれている、企業の側は、「環境ホルモンなどによる物質汚染は、'60〜'70年をピークとしてどんどん減ってきている」と言っている。この問題にどう答えるかを問題提起したレポート。

1月11日(日)
レポート発表B9:00〜11:30

7.「2003study tour報告」
                      **高校(昼間定時制)・戸嶋啓夫先生
 2003年8月16〜24、ベトナムカンゾー地区で取り組んだ、「日越青少年交流の森」3haに、マングローブを植樹し、枯れ葉剤で破壊されたマングローブ林再生の取り組みを紹介し、国際的視野に立った、環境教育・国際理解教育の実践を報告。

8.「廃棄物に関する教材について」
                      **高校(夜間定時制)・澤田紳一郎先生
 理科総合Aの化学分野における、廃棄物の教材プリントを紹介。教材の内容には、10年研として、二日間の現地体験研修実地研修である、下水処理場で得た体験・研修が成果として盛り込まれたもの。名古屋市近郊の家庭排水による環境破壊も話題になった内容のレポート。

9.「環境に優しい化学実験は可能か −無公害な化学実験をめざして−」
                      **高校・岡田晴彦先生
 化学実験は必要だが、化学実験後の薬品・廃液処理をどうするかという問題提起。名古屋市立高校では、理科実験で使用した薬品を業者に委託するシステムはできていない。薬品処理を委託する場合も、莫大な費用がかかる。他の現場では薬品処理にどのように対応しているか問題提起・情報交換のレポート。薬品処理は企業秘密となっており、本当に業者が薬品処理をしているのかも問題となった。なるべく少ない量で、化学実験を行うことを推奨、提起。

10.「環境問題を考えるために」 
                      中学校教師(愛知理科の会)・鈴木久先生
 環境問題を考えるために、中西準子さんのHP内、「雑感」に、環境に関する問題点を指摘した内容があることを紹介。もし、総合的学習の時間に、環境問題を取り上げるとすると学習内容のプログラムが必要。さらには、エネルギーについての議論が必要との問題提起。

11.「名古屋大学での物理実験、名古屋市科学館・先進科学塾の取り組みの紹介」
                      **高校・林煕崇先生
 2003年夏休みに開いた、高校生を対象とした「先進科学塾」の取り組みと、同年12月、名古屋大学で開いた物理実験「音」についての報告。科学的思考ができる生徒が一人でも多く育つようにと、教育現場での授業実践以外に取り組んだ、校外での取り組みを紹介。

 今回は、環境問題が中心で、11本のレポートいずれも内容が充実しており、時間の制約のため、充分な議論の時間が取れませんでした。しかし、密度の濃い二日間でした。
 最後に、一人2〜3分で感想を述べ、来年の開催を約束し閉会しました



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