番号 03K-001  送信日 03/11/02  差出人 加藤 賢一
件名 熱の問題

 清水の加藤です。
 イギリスの教科書をもとに、試験問題を作りました。熱に関してイギリスでは「対流と熱放射」を日本より丁寧にやっている。また、熱伝導は、たとえば「トナカイの毛」「その毛と毛の間の空気」が熱伝導がわるいため、凍え死なない。など、具体的に扱っている。金属が熱伝導が良いのは、自由電子によります。つまり、金属でないもの=毛は熱伝導が悪いのです。
 以下に試験問題を書きます。

平成15年度 2学期中間試験 「物理TA」 2年生

 下の問に答えよ。
1  赤ちゃんが寒くないように電気で暖める機械をなんというか。
2  1に関して電気によって生じた熱を普通何と言うか。
3  2の原理で使われる電化製品で@以外のものを挙げよ。
4  たとえばテレビもパソコンも、熱を帯びる。これは避けられないことだろうか。
   YesかNoで答えよ。
5  赤ちゃんのもつ熱が外に逃げにくくする工夫はどのようなものがあったか。
6  5は材質上、どのような特徴をもったものが適しているか。
7  赤ちゃんの体からは常に熱が放出されているから、それを内部から補給してあげなければならない。どのようにしているか。
8  一日の銅像の温度変化として正しいものを下のアイウから選べ。
9  太陽からの熱が銅像に届くとき、この熱の移動を普通何と言うか。
10  温室効果ガスを一つ挙げよ。
11  10の温室効果ガスはどこから出たものか。 主たる原因を一つ挙げよ。
12  地球の熱はどこから得ているか。
13  地球の熱はどこに放出しているか。
14 地球の温度が一定しているとき、熱の出し入れのバランスはどうなっているか。
15  地球の温度が上昇しているとき、熱の出し入れのバランスはどうなっているか。
16  バターが固体から液体、液体から気体に変化していくとき、一定の熱で暖めた場合、時間と温度の変化のグラフを書け。
17  物質が液体から気体になったり、固体から液体になったり、見た目上大きく、その形態が変化することを一般的に何と言うか。
18  液体から気体になるとき、普通、熱を周囲から奪うか。それとも周囲に熱を放出するか。どちらか。(奪うか放出する)かのどちらかの単語を書け。
19 注射を打つとき、アルコール消毒するが、そのときにスーとして冷たく感じるのはなぜか。
20 夏の暑い日、玄関などに水をまくと涼しくなるのはどうしてか。
21 0℃より温度が低い氷は存在するか。しないか。
22 人間の体が、運動すると汗をかくのはどうしてか。
23 オートバイのエンジンのフィンの部分は何が目的か。
24 金属が熱や電流をほかの物質より伝えやすいのは、ある粒子が存在しているからである。それは何か。漢字4文字で答えよ。
25 オートバイのエンジンではガソリンを燃焼させることで、回転のエネルギーを得ている。このとき、ガソリンの燃焼によるエネルギーは回転のエネルギーにすべて変換されるか。 Yes か No で答えよ。
26 建物の断熱材として金属はふさわしいか。YesかNoで答えよ。
27 トナカイがブリザードのなか、凍えないのには2つの物質が関係している。熱伝導の低い、この2つの物質とはなにか。
28 削り節を熱湯のなかにいれて、だしをとる時のことを考えよう。削り節は中央の一番低いところから、上昇し、横にそれて下降する。これは、削り節よりも水温   のちがいによる、水そのものの移動が原因である。この温度が高い液体や気体が上昇することによって、熱の移動がおこるとき、これを一般的に何と言うか。
29 フライパンに火をかければ、上の面もあつくなる。つまり、物質を通して熱移動した事になる。このような熱の移動を何と言うか。
30 電磁波による熱の移動を何と言うか。
31 表面が銀色でできた水筒は、内部の液体の温度が変化しないように工夫されている。たとえば、お茶が冷めないように。または冷たいジュースが温まらない ようにするためである。工夫は3つある。それを回答せよ。また、回答した工夫に関係する熱の移動の仕方を28、29、の中から選び番号で答えよ。
32  同じ体積の石と木材を水槽の中央まで手で持っていって、支えた。周囲の水がその石と木材に与える、浮力は同じである。この文があっているならyes、間違っ   ているのならNoと記入せよ。
33  600gの水をビニール袋にいれて、はかりで測ったら600g重であった。さてこれを、同じ水の水槽に徐々に入れていった。はかりは何g重を指すか。
34  人間の体は水中からは浮力を受けるが、空気では浮力を受けない。 この文が正しければyes 、間違っているのならNoと記せ。
35  熱気球が上昇するとき、バルーン内部の空気の密度は、燃焼してないときに比べて、大きいか、それとも小さいか。
36  液体や気体の浮力に関する法則は「   」の法則という。「  」に適する人 名を書け。
37  以前冷蔵庫に使用されていたガスの名前をかけ。
38  37のガスは大気圏のある層を破壊するため使用が禁止された。この層を何というか。
39  冷蔵庫は電気のエネルギーを使って、この気体を液体にしたり、気体にする事によって、熱を外部に(放出している。取り入れている。) (  )の正しい方を回答せよ。
40  クーラーによって、部屋の内部は涼しくなる。電気のエネルギーによって、温度を下げることができたと簡単に喜ぶことができるだろうか。
41 『石油のもつ化学エネルギー』と、『熱のエネルギー』という言葉をつかって、環境問題について論ぜよ。50字以上書くようにすること。



番号 03K-002  送信日 03/11/07  差出人 林 正幸
件名 田中式H8マイコンマルチ測定器

 こんばんは、林まさです。
 11月1日の一宮EHCを受けて、ここ3日ほどH8マイコンに係わりました。まず残っていた工作を完了し、あとは点検のみになりました。その上で本と田中さんの解説プリントを読んで、そのアーキテクチャーを考えてみました。そして改めて田中さんが時間をかけて暖めてきた構想に感動しました。と同時にこれはEHCの積み上げの賜物であるとも思いました。
 その中で2点ほど考えたことがあります。ひとつは、カードに来ているRES(H8のリセット)はどういう利用法があるのだろうか、ということです。
 ふたつは、音速カードに係わってですが、距離の入力は1桁目(上位の桁)には15まで入力できるので、150cmまで拡げられるな、ということです。プログラムの方は対応するのでしょうか。
 あとは私の勝手な思い付きですが、やはり音速について、成功データをたとえばSW(外部スイッチ)を押して記憶できるようにしてはどうか、ということです。それをパソコンに取り込んで平均値を求めたり、グラフを描いたりできます。
 近いうちに10万円以下の持ち運び用のパソコンを購入することです。壊れてもデータの喪失を心配しなくて良いためです。またマシン語も時間を見つけて勉強するつもりです。
 明日(8日)は先進科学塾で核融合研究所に出かけます。時間があれば気軽に参加してください。時間は山岡さんのメールにあるように、多治見駅で13時5分のシャトルバスに乗る予定です。
 ではまた。



番号 03K-003  送信日 03/11/10  差出人 田中 英二
件名 林正幸先生のH8の疑問にお答えして

 こんばんは
林さんのH8測定器についての2つに疑問にお答えします。
1.カードに来ているRES(リセット)端子について
  これは、たとえば、コンデンサーの充放電のような実験をして、これをH8AD変換をつかって測定し、そのデータをパソコンに送って、グラフを書かせるようなとき、コンデンサーの充放電装置を34ピンのコネクターで接続することを考えています。そのばあい、充放電装置の方で、リセットをかけることができた方がよいのではないか。そのためには、RES端子が、34ピンコネクターにあった方がいいと考えます。

2.音速カードの距離入力について
  ご指摘のとおり、159cmまで、可能ですね。アセンブラーの計算の方も調べてみましたが、大丈夫なようです。
 
 ご指摘ありがとうございました。この装置いろいろ苦労しましたが、この装置の特色の一つは、USBで簡単にプログラムが書き込めるところではないでしょうか。この部分は、苦労しました。そのことは、山田光男先生がよく知っています。



番号 03K-004  送信日 03/11/11  差出人 林 正幸
件名 一宮市の環境基本計画シンポジウム

 こんにちは、林まさです。
 田中さん、返事をありがとう。こだわるようですが、コンデンサーの充放電の場合は、コンデンサーをマルチ測定器の4つの入力端子のいずれかにつないで実験することになりませんか。
 昨日(11/10)一宮市の環境基本計画のシンポジウムが開かれ、様子を見てきました。一宮市は23名の市民委員で1年あまりをかけて基本計画の素案がまとまったところです。その4つの柱は次のようです。
・安全で安心できる住みよいまちそだて
・自然とふれあい、緑あふれる潤いのあるまちづくり
・環境負荷の少ない循環を貴重としたまちづくり
・一人ひとりが積極的に参加する自立と協働のまちづくり
10あまりの具体的施策も紹介されていましたが、さらに意見を募集して策定します。そして市民会議は引き続きその実現に取り組むようです。
 一宮市にはエコハウスもあり、こちらも覗いてみたいと思います。
 環境問題を勉強する会の初回は今月22日(土)の1時30分からです。関心の向きは是非「林ラボ」まで来てください。
 ではまた。



番号 03K-005  送信日 03/11/11  差出人 田中 英二
件名 再度H8林先生の疑問にお答えして

 こんばんは、田中です。
1.コンデンサーの放電ですが、外部端子につないでできます。がしかし、放電開始のスタートをかけるとき、P4ポートの1ビットをつかったり、AD変換にP7ポートの第0ビットを使ったりという場合には、アダプターカードと放電の方とを両方作るより、34ピンに直接つないだ方がいいようにいまは思います。その場合、7セグメントの表示は必要ないので、その装置を7セグメントのアクリル板の上にのせて測定すれば、場所もとらないしいいのではないかと考えています。この辺のことは、EHCでももっと議論して、いいものにしてゆきたいと思います。少し、議論が足りないように思います。
2.そういう意味でも、今年この冬に、事務局会議を開いてもう少し、方針をきちんとしたいと思います。



番号 03K-006  送信日 03/11/17  差出人 伊藤 政夫
件名 市立高校生物サークルの講演会

 **高校の伊藤政夫です。
 講演会を企画しました。朝日新聞の書評欄でも取り上げられ、今、話題の全地球凍結に関するものです。生物サークルの方でなくても、どしどし御参加下さい。メールまたは電話で事前にお知らせいただけると幸いです。
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 市立高校生物サークル 第10回記念講演会 のお知らせ
 
「全地球凍結 〜生命と地球の歴史〜」
          岐阜大学助教授 川上紳一先生 

期日:12月23日(火)1:30〜4:30
場所:菊里高校 物理講義室にて 

 地球は、7億年前に赤道まで氷に被われていたという説が、地球科学の分野で注目を集めています。今回の生物サークルでは、9月に集英社新書の「全地球凍結」を出された岐阜大学の川上紳一先生をお招きして、お話を伺いたいと思います。
 近年の地球科学の進歩は、プル−ムテクトニクス説や、中生代末のK/T層の研究をはじめとして、全地球的規模のダイナミックな変化と40億年にわたる生物の進化史が、深い関係をもつことを明らかにしつつあります。そうした観点から、地球科学の最新の成果を御紹介していただく予定です。

 以下は、「全地球凍結」表紙より

 地球は46億年前に誕生した。だが、最初の40億年はまだ闇に包まれている。近年、約7億年前の氷河堆積物にまつわる多くの謎が浮き彫りされてきた。その謎解きから急浮上したのが、「当時、赤道付近まで雪と氷に覆われる大寒冷期が地球を襲った」という仮説だった。そしてその極寒期の後には、多細胞生物の爆発的繁栄期が訪れる−。
 本書は、地球科学の最前線に立ち自らも地球史の痕跡を求めて世界各地を調査する著者が「全球凍結仮説を」リポートするものである。この仮説の提示する地球観は、気候システムの研究を活性化させ、さらには生物と地球の離れがたい関係に及んでいく。 

 講師紹介
 地層の縞から過去の環境変動を読み取り、地球の歴史を解明するという研究活動のかたわら、高校教科書の執筆や小中学生にむけた天体観測イベントの講師をつとめるなどの活動にも取組んでいる。主な著書に「生命と地球の共進化」(NHKブックス)、「縞々学 リズムから地球史に迫る」(東京大学出版会)などがある。

 理科総合Bを担当していらっしゃる方は、以下のサイトを参考にして下
さいとのことでした。

http://chigaku.ed.gifu-u.ac.jp/chigakuhp/html/top1.htm
http://chigaku.ed.gifu-u.ac.jp/chigakuhp/rika-b



番号 03K-007  送信日 03/11/17  差出人 林 正幸
件名 巨大シャボン玉のレシピ

 こんばんは、林まさです。
 先日林ひろさんとの間でも話題になり、一度確認したいと思い、検索してみました。基本的レシピは次のようです。
  高濃度台所用合成洗剤  1
  合成せんたくのり    5
  水          10
高濃度とは30%以上であったと思いますが、薄ければその分余計に加えればよいのではないでしょうか。せんたくのりは割合が2くらいの処方もあります(水も7くらいに減らす)。グリセリンでもよいと思いますが、濃度が高いので加える量を加減すべきでしょう。砂糖を追加するレシピもあります。いずれにしても共通点は多価アルコールですね。
 なおこれは林ひろさんが言っていた組成でした。そのときは洗剤が少ないように感じたのですが、それは多分グリセリンを使ったレシピが私の頭の隅に残っていたためでしょう。
 ではまた。



番号 03K-008  送信日 03/11/23  差出人 岡田 晴彦
件名 理科教育論研究会のお知らせ

2004年 新春  第15回 理科教育論研究会のお知らせ
   <第1部>
          地球環境を改めて考える
          −教育で何ができるのか−
   <第2部>
          私の思うこと、感じること、取り組んでいること 
                    主催 科学教育研究協議会 愛知支部
 また今年も冬の合宿討論会の季節がやってきました。今年のテーマは地球環境問題です。地球の温暖化・オゾン層の破壊・ダイオキシンなどの環境ホルモンによる汚染等々、地球環境は確実に悪化しています。今、改めて、環境の現実を認識し、環境の悪化を少しでも食い止める手立てはないものか、教育という現場で何ができるのかを考えたいと思い、下記のような会を企画しました。
 また、恒例となりましたもうひとつのテーマとして、それぞれの人がこだわっている事を報告していただきます。
 今回は会場がルブラ王山になりました。便利であるうえに、会場に入れば冬でも暖かく、きれいですので、快適に過ごせます。是非、多くの方に参加していただき、有意義な会にしたいと思いますので、レポートの有無に関係なくご参加ください。

                   記
期日  2004年1月10日(土)午後3時〜11日(日)午前11時30分
  会場  ルブラ王山 (地下鉄東山線 池下駅下車 東へ徒歩3分)
            (TEL 052-762-3151) 
  日程  1月10日(土) 14:30〜15:00 受付
              15:00〜17:30 レポート発表@
              18:00〜19:30 夕食交流会 
              20:00〜21:30 レポート発表A
              22:00〜      ナイター
      1月11日(日)  9:00〜11:30 レポート発表B

  費用  全日程に参加    11,500円(利用券2,500円も使えます)
        夕食まで参加     5,000円
       参加のみ(参加費)   1,000円 

  申込  2003年12月30日(火)までに下記へ申し込んでください
      (電子メールかFAXで) 岡田晴彦
      電子メール taioka@tcp-ip.or.jp



番号 03K-009  送信日 03/11/29  差出人 加藤 賢一
件名 清水の加藤です

 進路の決まったあとの3年の授業は大変です。というより、物理TAのネタがなくなってしまって、きょう二度目の「火おこし」をやったのですが、生徒には人気がありますね。あと3時間は持ちますね。ひごろ勉強が大嫌いな生徒も夢中になって火を起こしているところを見ると教材に力があるのですね。きょうは1グループ、火をおこすことができました。火を起こせたら褒美に、なにか、その火で簡単に料理して食べるのも良いかもしれません。
 ところで、わざわざメールしたのは、安い「火おこし」の道具を発見しました。理科の教材屋は一般に高く1万円ぐらいする。そんな高価なものも、生徒は力任せに扱うので、あっという間に壊すのです。美術の教材のカタログに安いものがあったんです。そのほか、きょう、美術のそのカタログで安いものをたくさん注文したのでおぼえている限りで書きます。
 理科教材と少し違うのは、理科の原理を教えるのではないため完成したときに、それなりに、美しさがある商品が並べてあるように私は思いました。

1)火起こし:2500円ぐらい→クラスでやるとき大量購入可
2)ブラックライト:1500円ぐらい。
3)蛍光塗料:1000円ぐらい
4)蛍光スプレー:1000円ぐらい
5)万華鏡:アルミ缶装飾用とペットボトル装飾用。
6)紙飛行機
7)特殊な鏡の教材

 あともう少し何か買いましたが忘れてしまいました。銅版画や、写真の現像液などもあり、化学の先生は薬品の説明をして、作品作りに移行できると思います。染色なども、理科の教材と多少、趣が違うように感じました。



番号 03K-010  送信日 03/11/**  差出人 ** **
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番号 03K-011  送信日 03/11/**  差出人 ** **
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