番号 02J-001 送信日 02/10/04 差出人 岡田 高明
件名 次回EHC(10/19)の連絡
EHC通信 2002.10.1
皆さんお元気ですか。
次回のEHCの企画は「燃料電池」(林正幸方式)です。
「燃料電池」はクリーンなエネルギーとして注目を浴びています。しかし市販されている理科器具屋の「燃料電池」は電圧が低くソーラーモーターは回りませんが、この林正幸方式「燃料電池」は市販のものより電圧が高く(約0.8V)ソーラーモーターが回ります。向かい合わせた2つの容器の間にパラジウムメッキを施したニッケル網と水酸化ナトリウム水溶液を浸したクッキングペーパーをはさみ、容器それぞれにに水素と酸素の気体を入れるだけで不思議や不思議!電池に変身するのです。
日時 2002年10月19日(土)10:00〜17:00
テーマ 燃料電池
講師 林 正幸
会場 **高校化学実験室(2F)
(いつもの物理実験室の真下)
準備 定規、サインペン、万能はさみ、
予算 8000円程度
(水素かん、酸素カンの値段を含みます)
番号 02J-002 送信日 02/10/12 差出人 臼井 泰洋
件名 バス旅行
番号 02J-003 送信日 02/10/13
差出人 岡田 晴彦
件名 Re:お願い
冬の討論合宿につきましては、以前お知らせした内容から、会場が決定したくらいで、その他はまだです。11月中旬に事務局会議の予定で、詳細(申し込みなど)は11月下旬にお知らせする予定です。なお、会場は、例年の金翠荘から、大府の勤労文化会館に変更になりました。
毎年恒例となりました 新春討論合宿 の柱が決まりましたのでお知らせします。二学期が始まっても、残暑というよりも猛暑の毎日から、来年の冬の話は全くピンとこないと思いますが、あわて者の実行委員会が講師の予約を取るために、もう決めてしまいました。
特別企画「新しい進化観について」
講師 岡山大学助教授 白井浩子さん
期日 2003年1月11日(土)〜12日(日)
会場 大府勤労文化会館
2日間、白井先生から「進化と遺伝の関係」の解説をしていただき、徹底的に学習する予定ですので、今から予定しておいてください。詳しくは、11月頃に実施要綱・参加申し込み方法をお知らせします。
番号 02J-004 送信日 02/10/14 差出人 岡田 晴彦
件名 Re:お願い
ご案内が遅れまして申し訳ありません。
2002年度県教研理科分科会は例年通り10:00から16:20まで1日通しで実施します。今年は「討論」はあえて設けず交流(実験・教材)とレポートに時間を保証したいと時間設定しました。実験、授業プリント、ビデオ、FDをどしどし持ち寄りましょう。高校、中学校、小学校の先生はもちろん、理科教育に関心のあるかたの参加を大歓迎です。
(1)日程 11/16(土)会場:名古屋市立山田高校
9:00〜 受付(各単組ごと)
9:30 午前の分科会担当者・実行委員集合
9:20〜 9:50開会行事
理科分科会
10:00〜11:40交流(1)
11:40〜12:40レポート(1)
12:40〜13:40休憩
13:10 分科会担当者・実行委員集合
13:40〜14:40レポート(2)
14:40〜16:20交流(2)
(2)レポート
レポーター テーマ
飯田 洋治(**高校) 「38年間の理科教育運動から学ぶもの」
澤田紳一郎(**高校) 「泡」について
窪田 宣和(**高校) 「大空を旅するアサギマダラ」
理科教科懇談会(私学) 「学校と行政が手を結ぶ理科教育」
※レポートの部数 今年は70部
(3)各教組担当者
(4)注意
基本的に実験道具、パソコン、プロジェクター等は持ち込みでお願いします。
番号 02J-005 送信日 02/10/14 差出人 朝日 秀仁
件名 企画のご案内
朝日です。自己紹介以降、ようやく2度目の投稿です。
以下のような企画がございますので、紹介させていただきます。
私も実行委員の末席に加えていただいており、申込みの受付、質問などは私宛でお願いします。詳細はWebページをご覧ください。
科学教育ボランティア研究大会
http://www2.hamajima.co.jp/~sevrc/
なお、たまたま私の勤務先のサーバーを借りておりますが、会社とのそれ以外の関連は一切ございません。
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科学教育ボランティア研究大会2002
科学教育ボランティア研究大会は、実験教室等の科学教育ボランティア活動について、その目的や方法、思いや期待、理想と実状、成功や失敗の経験を話し合い、今後の発展につなげていくと共に、参加者同志互いの親睦を深めようという集まりです。主催者のOnsen(オンライン自然科学教育ネットワーク)は、関西を中心に科学教育ボランティア活動を続けているグループです。
科学教育ボランティア研究大会は、昨年の12月15日(土)、16日(日)に京都で第1回の大会を行い、北海道から九州までの各地から100名を越える方々にお集まり頂き、大きな成果を上げることができました。今年は12月14日(土)、15日(日)に、同じ京都で第2回の大会を開催します。
昨年は、主にボランティアとして既に活動をされている方々にお集まりいただき、いろいろな経験や活動内容、さらに実際の演じ方の技術とノウハウなどをお話しいただきました。今年はこれらに加えて、イベントを企画される方々、集まりの世話をされる方々、資金面でのサポートをされる団体、自分たちも科学教育ボランティアに関わってみたいという方々にも幅広くお集まりいただき、互いのパートナーシップをよりいっそう確かなものにしてゆく機会にしたいと考えています。是非大会にご参加ください。お待ちしています。
なおプログラム内容、申し込み方法の詳細については、科ボ研webページ
http://www2.hamajima.co.jp/~sevrc/
をご覧ください。
<開催要領>
日程 2002年12月14日(土)、15日(日)
会場 国立京都国際会館 http://www.joho-kyoto.or.jp/KICH/
プログラム
12/14(土)
14:30 開会
14:40 - 17:00 シンポジウム
「子どもと科学を共につなごう
−より良いパートナーシップをめざして」
シンポジウムの時間を少々短縮して、ポスターセッションを行う場合も
あります。詳細は科ボ研webページをご覧ください。
懇親会
12/15(日)
分科会
分科会の発表者を募集します。応募方法は科ボ研webページをご覧ください。
9:30 - 11:30 分科会A
(1)「パートナーシップのあり方」分科会
(2)「ハウツー科学教育ボランティア活動」分科会
11:45-12:45 ランチタイム・パーティ
13:00 - 15:00 分科会B
(3)「実験・観察・工作」分科会
15:15 - 15:45 まとめと閉会
プログラムの詳細・変更等は、随時上記の科ボ研webページに掲載します。
参加費:無料(懇親会、ランチタイム・パーティーは有料です。)
参加申し込み締め切り:11月15日(金)
番号 02J-006 送信日 02/10/15 差出人 近藤 直門
件名 Re:メーリングリスト移行に関して
近藤です
akknの新メーリングリストからのメールは、Subjectが 「[akkn] メーリングリスト移行に関して」のように[akkn]
に通しナンバーがはいりません。通しナンバーつきのメールしかこない方はまだ、登録確認がすんでいません。
Yahooのegroupsよりakknへの参加確認メールが届いているはずですので、そのメールを「そのまま返信」していただければ登録完了します。私のほうでは仮登録をしただけですので、確認の意味でメールに返信されないと参加登録はされません。
番号 02J-007 送信日 02/10/20
差出人 林 正幸
件名 インテク研の変更確定について
こんばんは、林まさです。
昨日はEHCでの燃料電池製作、参加者全員が成功し、ソーラーモーターがよく回りました。ご苦労さまでした。そして会場校の岡田さん、お世話していただき、ありがとう。おかげで役目を果たすことができました。
そしてそのとき話題になった「酸素側の平箱は不要」ということで、今朝その改良型を試作してみました。2cm幅の枠は二重にし、テーブルを8個取り付けるしっかりしました。そして水酸化ナトリウム水溶液をクッキングペーパーに染みこませるときに下に落ちてもよいように22cm四角の塩ビ板を敷くことにしました。この板は保管時に酸素側のニッケル網を保護するのにも利用できます。合同県教研ではこの形で紹介したいと考えています。
さてインテク研ですが、他に都合の連絡が無いようですので、
11月24日(日)の13時から
にしてはどうですか。良さそうなら、伊藤広司さん、最終的に確定の連絡をお願いします。
ではまた。
番号 02J-008 送信日 02/10/21
差出人 林 正幸
件名 MOLの会の報告
こんばんは、林まさです。
9月28日のMOLの会の通信をメールにてお届けします。このところ忙しくてすこし遅くなりました。
ではまた。
02.9
事務局:林 正幸
MOLの会通信02−9号
今回は前の通信(02−6号)を郵送し忘れてしまい、参加できなかった方があるかもしれません。失礼しました。なおこれまでは3週間前でしたが、予定がふさがる前にということで、例会の1ヶ月前に郵送することにします。
今回は1週間後の「科学の祭典」の準備も兼ねて行いました。ちなみにMOLの会として2ブース、4テーマを出展します。ほかに岡田さんが部活動の一環として生徒たちと出展します。また下田さんが天文分野で活躍します。
今回の参加は、河合、鈴木とし、澤田、富田、林まさ、船橋の6名でした。
1.まわる浮沈子(岡田)
安房科学塾で仕入れ、読売新聞にも載っていたという、まわる浮沈子をみんなでつくってみました。材料は魚型の「たれびん」、内径5mmのナット、画びょう、500mlPETボトルは円筒形がよい。理屈は簡単、画びょうで偶力が生まれる位置に2つの穴を開けて、たれびんにはせんをする。圧力を解放するとき、穴を通して
水が出るためクルクルとまわる。穴は画びょうがちょうど良さそうである。
次にもうすこし大きい角形のたれびんでまわる浮沈子をつくり、おもりはヒートンにする。他方でガチャ玉をおもりにして、ちょうど沈んでしまう浮沈子をつくり、針金のフックを付ける。うまく調節すると魚釣りができる。このとき釣る方の浮沈子がまわることが重要で、それでヒートンをフックに掛けることができる。
物理の授業に取り入れてみたが、遊び心があって好評だった。そして私たちもおみやげができました。
2.アンモニアの性質(岡田)
アンモニアの噴水実験にこだわっている岡田さん、生徒は喜ぶが、なかなかその意味を理解してくれない。そこで単純にアンモニアを試験管に捕集してビーカーに入った水に倒立。これならアンモニアが水に溶けやすいことは一目瞭然、予めフェノールフタレインを加えておけば完璧。この実験と連結すると、噴水実験も生きてくる。
3.人工いくら(河合)
水100mlにアルギン酸ナトリウム3gを少しずつかき混ぜながら溶かす(時間がかかる)。これにコーラやりんごジュースで味付けする。そしてこれを3%塩化カルシウム水溶液に滴下する。口を大きくすれば、大きいいくらができる。できるカプセルが安定するのを待って、水洗い。試食してみるとそれぞれの味がする。
アルギン酸は海藻から得られる糖質高分子で、そのカルボキシル基がナトリウム塩を形成すると粘りが出る。海藻のヌルヌルはこれである。それがカルシウム塩になると不溶性になるので、表面に半透膜ができて「人工いくら」になるわけである。指示薬を加えた人工いくらは、酸や塩基で変色して楽しい。参考にしたのは宮田「作って楽しみ理科遊び」(裳華房)。
またサラダ油を加温し、「固めるテンプル」を加え、フィルムケースに流し込みひもを垂らして固まらせ、ろうそくを作った。油絵の具を加えると色々のきれいなろうそくができる。ただし楽しむためには、廃油は使わない方が良さそうである。
4.消えるコップのジュース(河合)
今年の科学の祭典の出し物のひとつ、清水さんが紹介していたものである。紙にオレンジジュースの入ったコップを描き、チャック付きポリ袋に入れ、その表面にコップのみを描く。そして水の入ったコップに入れるとジュースが消える!
これは風呂などで手が浅く見えるのに比べて、ジュースの絵からポリ袋中の空気に出た光が、水によって2回屈折するので目に入らなくなるためである。
透明なコップでは全反射によって横からジュースが見えてしまうので、少なくとも始めは紙コップを使おう。
なお各種チャック付きポリ袋は「佐藤イク商店(地下鉄浅間町2番出口100m)」で入手した。
5.冷たくなる手のひら(河合)
これも出し物のひとつ、「たのしい授業 No242」を参考にした。手のひらに重曹とクエン酸(いずれも薬局で入手できる)と砂糖を混ぜて、水を加えると泡が出て冷たくなる。うまくやると10℃以上温度が下がる。なお当日は水を魚型のたれびんで加えることにした。
そう言えば炭酸水素ナトリウムと希硫酸で二酸化炭素を発生させると吸熱になったはず、ということで確認してみるとそのとおり。ところが炭酸ナトリウムで発熱になる。前2つの反応は吸熱反応の教材としてもよい。
そして祭典ではある母親の意見で、重曹と砂糖を混ぜて市販のレモン果汁を加えるように変更しました。これで実験がもっと身近になりました。そしてなめてもおいしくて好評でした。
6.キッチン電池(澤田、鈴木とし)
これも出し物、野曽原さんの発案。電極はアルミ箔とステンレスたわし、セパレータには穴を空けたポリコップを利用します。電解質は水に食酢と食塩を溶かし、オキシドールを隠し味にします。
祭典ではソーラーモーターを回して電池ができたことを確認しましたが、キッチン電池は結構パワーがあります。電解質を回収しては何度でも実験ができます。ただし鉄(V)イオンが生成するためでしょう、次第に黄色が濃くなります。
最後のひとつは「バランス鳥」、くちばしで留まることができます。バランスがとれる厚さの画用紙を探すのがポイントです。これは弥次郎兵衛の変形バージョン。
1円玉のおもりが見えても子どもたちには不思議で興味がわくようでした。
7.燃料電池(林まさ)
前回の課題に挑戦して成功しました。目が細かい(200メッシュ)面積が大きい(20×20cm)ニッケル網に、塩化パラジウムでめっきをする。これを平箱(18×18×1cm、つばが2cm)に張る。クッキングペーパーを被せて水酸化ナトリウム水溶液(1mol/l)を染みこませると気体が閉じこめられる。これを2セット重ね合わせて、水素と酸素を吹き込むと、電圧が0.8V、ソーラーモーターをつなぐとクルクルと回り、そのときの電流が24mA。これで目標を達成です。
パラジウムめっきは無電解ではうまくいかなかったので、6Vの乾電池で電解めっきした。めっき液は1[l]の水に塩化パラジウム0.3gと濃塩酸0.6mlを加えてスタラーで溶解させる。陽極には黒鉛棒を使用する。
平箱はニクロム線で塩ビ板を直線加熱するとうまく折り曲げられることを教わり、比較的簡単できれいに作成できるようになった。
この燃料電池の製作講習をEHCで開くことになっているが、塩化パラジウムの急騰に悩まされている。
他に今年の科教協山口大会のレポート
化学の「授業プリント」の全体を作成して〜4章 物質の三態を中心に〜
授業プリントのうち
5章 気体の性質
10章 非金属元素の単体と化合物
11章 典型金属元素の単体と化合物
も届けました。
8.フラーレンモデル(富田)
大型のフラーレンモデル C60 の展開図を描き上げて、画用紙に印刷した。2種3枚で、のり付けて作成する。苦心の作をありがたく頂きました。なお時間不足になってしまいました。
9.「泡」について(澤田)
合同県教研でレポーターに指名された澤田さん、泡の研究を重ねています。
今回のひとつは「ゴキパオ」の引火性。これはアクリル樹脂をイソパラフィン(イソブタンか?)に溶解したもので、スプレーで噴射すると泡になって飛び出しゴキブリを包み込む。そして手を汚さずにそのままくずかごに捨てられるという商品。
ゴキパオを試験管に噴射してガラス管を付け、点火するとガスのように燃え続ける。これは火気がある台所で使用すると、危険を伴う。泡をつくる材料にも工夫が必要であるということです。
もうひとつは泡消化器。空にしたデンプンのりのチューブ型容器に硫酸アルミニウム水溶液(水和物10gを水40mlに)を詰め、炭酸水素ナトリウムと水の混合物(25gを水200mlに)を入れた500mlPETボトルに入れ込み、ビニールチューブ付きの栓をしっかりとする。これを逆さにして反応させ噴射させる。硫
酸アルミニウムの酸性が炭酸水素ナトリウムを分解して二酸化炭素を発生させる。のり容器の口にはひもが付いていて、その都度引っ張り出してくり返し使用する。なお硫酸アルミニウムは熱により泡をつくる性質があります。
「泡はどのように作られ、どんな性質があり、何に利用されるか。」 これが澤田さんの研究の柱のなっています。
10.ビー玉光学異性体(船橋)
色々のビー玉を正四面体の4つの頂点と中心に位置するように張り付けて、光学異性体モデルをつくる。接着剤はセメダインスーパー5が良さそうである。型決めには正三角形の枠を組んだが、ぴったりの枠を作るのに苦労した。
2種をたくさん準備して、生徒にその違いに気付かせるようにした。
11.CDスペースワーパー(船橋)
今や大量に廃棄されるCDディスクをこまに利用する。軸は何とビー玉で、CDの穴の部分を被せると、そのまま回して精密なこまになる。今回はスペースワーパーに応用、画像がゆがんで動く世界に入り込みました。この形のこまは簡単でいろいろ利用できそうですが、最近の船橋さんのアイデアの鍵はビー玉のようです。
他に試作品として、PETボトルを容器にしたブラウン運動モデルも紹介された。
500Vの簡易高圧電源で作動させるが、ちょっと力不足。その後改良バージョンができていますが、それは次回のお楽しみ。
またナトリウムの実験プリントもありました。
次回は
12月14日(土) 13〜17時