番号 01L-001  送信日 01/12/01  差出人 戸田 亜昭
件名 スターリングエンジン模型の再注文

 以前スターリングエンジンの模型を豊橋工業高校の石田正治先生に指導していただき作りました。そのとき参加できなくて材料だけ欲しいと言われた方がありましたが,そのときには余分がなかったため手に入れられませんでした。今回石田先生のご厚意で,材料の注文に応じていただけることになりました。再度注文を取り直します。先回注文した方ももう一度注文してください。いろいろなサークルでお会いできる方にはお渡しできると思いますが,手渡しできる方に限り受け付けます。。忙しい時期ではありますが,12月5日までに戸田に連絡してください。材料代は1000円をすこし越えます。くわしくは手渡しの時に連絡します。

番号 01L-002  送信日 01/12/02  差出人 飯田 洋治
件名 いきいき物理検討会の案内

『いきいき物理わくわく実験』検討会

日時・場所 '01.12月24日(土)10時 〜 4時30分
      名駅前愛知県中小企業センター 8階第一教室 TEL052-561-4121

名鉄、新名古屋駅前。豊田ビル、毎日ビルの東。名駅より徒歩5分
いつもの北社教センター(黒川)でないので注意!。
 済んでから一杯やりましょう。そのつもりを。    

(1) 去る11/3、佐藤さんと契約書を交わしました。
(2) 出版予定は来年3月下旬。
  『いきいき物理わくわく実験1<改訂版>』
  『いきいき物理わくわく実験2<改訂版>』
として出すことになりました。
(3) 改訂稿は '02.1月中に出版社まで届ける。
(4) 全体の検討事項 どうするかご意見を
  @エレクトロニクス関係の古くなった部分をどうするか。
  A綿菓子の缶…環境ホルモンの関係でどうするか
  B電気パン…電気分解が起きてよくないものがでていないかなど。
  C他にも問題があれば早めにお知らせを
(5) 執筆者全員の方にお願い
『いき1』と『いき2』の勤務先、住所、個々の改訂、訂正は12/14までに。fax 又はmailで、飯田まで。
12/24中に校正の完成予定です。

番号 01L-003  送信日 01/12/08  差出人 岡田晴彦
件名 理科教育論研究会のお知らせ
 

      第13回理科教育論研究会のお知らせ

 下記のように、恒例の理科教育論研究会を企画しました。是非ご参加ください。

 話題:「私は実験をこう位置づけている」
    :「私の思うこと、感じること、取り組んでいること」

 日時:2002年1月12日(土)午後3時〜13日(日)午前11時30分
 場所:料理旅館「金翠荘」
                  名古屋市千種区千種1-28-14
                  Tel:052-731-8156
 費用:全日程に参加    12,000円
    :夕食までの参加    6,000円
    :参加のみ        1,000円

 申込
      2001年12月30日(土)までに、下記までお申込ください。
     (できれば、ハガキ(手紙)かFAXかメールで)
      科教協愛知支部合宿係 岡田晴彦

番号 01L-004  送信日 01/12/14  差出人 臼井 泰洋
件名 洗濯機の修理


番号 01L-005  送信日 01/12/15  差出人 臼井 泰洋
件名 外壁塗装
 


番号 01L-006  送信日 01/12/17  差出人 林 正幸
件名 電気パンの安全性
 

 こんばんは、林まさです。
 飯田さんから、電気パンの安全性について検討してほしいという依頼がありました。高校の設備でできることは知れているので、「おそらくはっきりした結論は出ないよ」と念を押して引き受けました。
 そしてパンのキジを使わず、水溶液で電気分解してみることにしました。電気パンのつくり方はいくつかありますが、私は「より化学的に」とホットケーキの素は使わず、以下のように実験していました。
<私の実験プリントの引用>
(1)とうふパックに小麦粉120gを計る。コンパクト天びんは100gまでなので、一方のパックに100g、他方に20gを計って合わせる。
(2)これに薬包紙で炭酸水素ナトリウム2.4gと酒石酸2.2gと塩化ナトリウム 0.8gを計って加え、さらに空いたとうふパックを利用して砂糖30gを計って加える。
(3)パックを二重にして水を入れる前に割ばしでかき混ぜる。
(4)メスシリンダーで水110mlを加えてかき混ぜる(パックの角もかき混ぜる)。途中でマーガリンひとかけら(5g程度)を湯煎(ゆせん)したものを加える。
注意:かき混ぜすぎるとパンが膨らみにくくなる。大きいダマが無くなり小さいダマが残る程度に留める。
(5)両サイドにステンレス板をとうふパックの底まで差し込み、「100V電源」のクリップを接続し、プラグをコンセントに差し込む。
注意:この後プラグを抜くまで決して手を触れてはいけない。パンができてきても指1本触れない。
(6)10〜15分ほどして湯気が収まったら、プラグを抜き、アルミ箔の上に取り出して果物ナイフで4等分する。
(7)ステンレス板のさびが付いた部分を除いて試食してみよ。
(8)果物ナイフはすぐに水洗いし、ステンレス板は教卓のバット中の水に浸ける。
<以上>
 そこでこれをベースに次のように実験してみました。
 実験では水を110ml加えますが、全体の体積をそろえるために水400mlを使うことにしました。そして濃度が同じになるように、それぞれの薬品を次の量だけ溶かしました。
    炭酸水素ナトリウム  9g
    酒石酸        8.5g
    食塩         3g
もちろん二酸化炭素が発生して泡立ちます。それが静まったらとうふパックに移し、予め質量を計っておいたステンレス板をセットし、温度計を差し入れて100Vにつなぎます。
 すると水の電気分解で泡立ち、見る見る温度が上昇し、1分たらすで80℃を越え、反応が激しくなってあふれそうになり、あわててプラグを抜きました。
 みのむしクリップのプラスチックの袋が変形し、プラグもかなりの熱を持ちました。電気パンをつくるときには小麦粉などが邪魔になって1〜2Aの電流に留まるのですが、時間が長いので今回の結果と大きな違いはないと思われます。
 一番びっくりしたのは水溶液が緑黄色になったことです。そうなんだ、数Vでさえさまざまな電気分解が起こるわけだから、交流100Vだったら反応は過激になるに決まっている! そしてなんとステンレス板の質量が2枚で0.023gも減少していました。ステンレスの鉄とクロムが溶け出したわけで、その濃度は0.0137%、つまり137ppmになります。クロムがクロム(V)イオンになる酸化還元電位は鉄が鉄に(U)イオンになる電位より高く、クロムが溶け出さないはずはありません。ちなみにクロム(V)イオンは緑色そしてそれが酸化されたクロム酸イオンは黄色、二クロム酸イオンなら橙赤色、鉄(U)イオンはわずかに緑色そして鉄(U)イオンが酸化された鉄(V)イオンが黄褐色です。なおステンレスにクロムは12%以上含まれます。
 反応溶液の分析を試みましたが、予想通り困難でした。始めにアンモニア水を加えると、何故か無色になり、濁りや沈でんは生じませんでした。水酸化鉄(U)なら、緑白色、水酸化クロム(V)なら灰緑色、水酸化鉄(V)なら赤褐色の沈でんです。
 次に過酸化水素水を加えて鉄(U)イオンを酸化して鉄(V)イオンにすることを試みましたが、時間が経って緑黄色がすこし濃くなった程度でした。鉄(V)イオンはうすいときは黄褐色です。続いてヘキサシアノ鉄(U)カリウム水溶液を加えましたが、さらに色がすこし濃くなりましたが、鉄(V)イオンによる藍色の沈でんは確認できませんでした。またチオシアン酸カリウム水溶液も加えてみましたが、変化は確認できませんでした。濃度のこともあると思いますが、鉄(V)イオンによる血赤色は見られませんでした。
 クロムの毒性については、クロム酸イオンのような6価クロムは発がん性が指摘されていますが、3価クロムつまりクロム(V)イオンに関しては毒性が低く、微量は糖や脂質の代謝に必要な栄養素とされています。そしてパンキジの中でのイオンの泳動はかなりゆっくりしているはずです。しかし濃度がかなり高いと推定され、6価クロムが含まれる程度も分かりません。したがってステンレス板を使う電気パンの実験はとりあえず黄信号であると思いました。もちろんさらにきちんとした検討が望まれます。
 同じ条件で銅板で実験し、今度は水溶液が淡青色になりました。あきらかに銅イオンが生成しています。水溶液に浸かる面積がステンレス板と同じになるように銅板4枚を使いましたが、全体の質量減少は0.020gでした。銅イオンの濃度は50ppmです。1回の実験で単純に比較すると、銅の方がイオン化しにくいことになります。そして銅イオンの毒性は小さいようですので、銅板を使う電気パンの実験に対しては必ずしも否定的結論は下せないと思います。
 アルミ箔については実験はしていませんが、イオン化はかなり激しいと予想されま
す。皆さんのさらなる検討を期待します。
 ではまた。

番号 01L-007  送信日 01/12/27  差出人 鈴木 久
件名 Re:電気パンの安全性

 先日のいきいきの編集会議お疲れ様でした。
 鈴木 久です。
 今日、やっとマブチのモーターを買ってきて綿菓子器の追試してみました。まずは、指し串2本をグラグラ状態にしてつないで手元に茶漉しがなかったのでミカンをさしてやってみました。途中で 串の連結部で く の字になってとても安定した回転が得られました。ところが、茶漉しをつけてみるとそうはうまくいきません。
 そこで、林さんのかってやられた方法で3本の針金に固定してやってみました。なかなかうまくいきませんでしたが、針金をの部分を適当に曲げてやるときれいない安定状態がえられました。ただし、接続部分をケシゴムでつけ、そこへ針金3本をつけておこなったので途中で吹き飛ばされてしまいます。林さんの場合は、やはり接続部分を管を使われましたか?もう少し、再現性を確実にさせてから、砂糖を入れてチェックしたいと思います。
 早く、完成させて次の備長炭でパン焼きをしてみたいです。
 それでは。

番号 01L-008  送信日 01/12/28  差出人 鈴木 久
件名 綿菓子成功
 

 いきいきわくわくのみなさん、こんにちは 鈴木 久です。
 飯田さんと話をしていて、ジョイントをプーリーを使っている事を聞いてさっそく使ってみました。それと、100円ショップにはなかったスチール線の細いのをホームセンターで手に入れたところ簡単に安定した回転を得る事ができました。
 スチールの板は高いのと厚くて家では切れなそうっだのでアルミの板を買ってきました。底にしいて、解けてきた砂糖が下にすぐ落ちないようにしてみました。穴が多すぎるせいでしょうか?すごく細かい綿菓子ができました。クモの巣のような感じです。このあたりをどうするか挑戦してみます。