番号 01H-001  送信日 01/08/02  差出人 戸田 亜昭
件名 ホームページを始めました

 東海豪雨災害のときには物心両面に渡りご援助いただき感謝しております。現場では床の張り替え,電気配線のやり直しなど教室の復旧をしました。実験台,大型電源装置,暗幕と戸棚を入れてもらいました。化学実験室の床を木製にされるのは阻止しましたが,大型電源装置が縦割り行政のため,ダブって入ってしまいました。あと,理振で国庫補助のある備品の6割くらいは買ってもらいました。これも中京馬主協会からの寄付です。名古屋市の単独予算で買ったもらった備品はありません。でも鉄製スタンドなど少額備品についてはほとんど買ってもらえません。消耗品がほとんどなく困っています。中部新空港や万博につぎ込む金はあってももう水害対策は終わってしまったようです。他の学校と同じように,予算を切りつめ,10(15だったかな?)パーセント削減せよとの通知も受けました。今後もご支援いただければありがたいと思います。
東海豪雨災害のとき他にもたくさんの方の援助を受けながらお礼のことばが届いていないことも考えられます。先生方の近くにいる方には私たちのお礼の言葉をお伝えいただくとありがたいと思います。人間的な扱いを受けない現場では暖かい心に触れ勇気がわいてきました。今回科学研究協議会の京都大会では「東海豪雨災害現場よりの報告」を環境と教育の分科会にレオポートします。ナイターでも一部レポートします。お楽しみ広場にも少し持っていきます。顔を見たらぜひ声をかけてください。
東海豪雨災害で中断していたホームページ作りにも取り組み,やっとスタートすることが出来ました。文字ばかりのホームページで見にくいですが,ご覧になってぜひご意見をいただきたいと思います。ワープロの危険なところだと思いますが,他の人がはじめにいったことでも,自分の意見のように思ってしまいます。今後も気が付いたことからもっと参考文献に上げていかなければならないと思います。


番号 01H-002  送信日 01/08/03  差出人 船橋 隆久
件名 本の紹介

 船橋です。
 本屋さんでおもしろそうな本を見つけ、今読んでいます。「まえがき」にはこんなことが書いてあります。
 <まえがき>
 ビールのびんは重すぎる・・・・・、軽いペットボトルにできないんだろうか? ダシをとる昆布って、海の中に生えているときダシが溶けだしたりしないんだろうか?
 こんなふうに「いままで気にしていなかったけど、そう言われてみるとおかしいな・・・・・ いったいなぜなんだろう?」と思わず意表を突かれる疑問はいろいろあります。暮らしの中でであうそうした「なぜ?」のうち、もの=物質=にからむ疑問を集めて謎解きしてみました。「もの」とくれば化学に世界です。
(中略)
「化学ってこんなに生活と関係しているんだ。おもしろいなあ」とか、「ほかにこんな疑問もあるわ。大きくなったら挑戦したいな」とか思う子供たちが少しでもふえれば、これほどうれしいことはありません。
(後略)

 日本化学会が10年に1度、化学のおもしろさや、暮らしと化学の関わりを紹介する「化学展(夢・わくわく化学展2001)」と同時並列で「化学、意表を突かれる身近な疑問」という題名で、ブルーバックス(講談社)からこの7月に発売(800円)されたものです。ビールを飲みながらとか、布団の中で横になりながら読める手軽でおもしろい本です。寝苦しい蒸し暑い夜の睡眠導入になるかも・・・・。
 この本の中に紹介されている疑問のいくつかをあげておきます。
・海藻にはヒ素がたくさん入っているのに、なぜ食べて平気なの?
・瞬間接着剤は、どうしてチューブの中でくっついてしまわないの?
・芳香剤と一緒になった消臭剤は、なぜ芳香を消しちゃわないの?
・疲れるとからだに乳酸がたまるっていうけど、なぜ乳酸飲料はからだにいいの?
・梅干しはすっぱいのに、なぜアルカリ性食品なの?


番号 01H-003  送信日 01/08/04  差出人 奥村 弘二
件名 お初です(^o^)

 ども、奥村です。
 akknに登録したのが去年の12月。登録したアドレスのドメイン名と発信しているドメイン名が違っていたため、メールが受け付けてもらえず、ずっとROMしてました(あ、古い言葉使いか、ROM)解決しましたので、これからときどき発言させていただきます。よろしくお願いしますm(_._)m
 この2月に、モト一宮商業のアノ原弘良先生にお願いして、**高校での大講演会をしてもらいました。総合学習の研究を進めていたので、原さんがやっていた理科の自主研究授業が参考になるんじゃないかと思ったのです。ていうか、閉塞気味の名古屋市立高校に、ちょっと刺激剤を入れてみようかな、と悪戯心を起こしたのですが(^_^;)
 学校の総合教育研究チーム主催のイベントなので、当日は校長も教頭も出席して、原さんのいつものパフォーマンスたっぷりの教育論を拝聴しました。三十名以上の出席があったんじゃないかな。
 あいかわらずのエネルギーというか、パッションというか、圧倒されました。講演後、近くの店で原さんを囲んで食事会。若手がたくさんきて、元気を分けてもらっていました。特に若い女性教師のファンができたようです(^o^)
 では、また。


番号 01H-004  送信日 01/08/16  差出人 林 正幸
件名 エントロピーとエネルギー

 おはよう、林まさです。
 夏休みも3分の2が過ぎました。いかがお過ごしですか。忙しく飛び回っている人も多いでしょうね。私も8月2日までは補習、補充、部活に時間を取られ、3〜6日が科教協京都大会とアルケ合宿、9〜10日が分会旅行、11〜14日が新婚の長男夫婦の宿泊と、みるみる過ぎて行っています。これから夏休みの目標に取り組まなくてはと思っています。
 飯田さんがアルケ合宿に特別参加して「エントロピー」についての方向をしてくれましたが、これはアルケミストの会としてもテーマにしていて、いくつかの報告がありました。そして環境問題と絡んで、私も課題意識が高まり、アルケミスト「メーリングリスト」にもいくつか書き始めました。これは理科全体に係わることですので、議論になる部分は除いて、愛科協ネットにも報告していくことにしました。
<8月7日のメール>
 科教協大会、アルケ合宿は私の問題意識を高めてくれました。とりわけ「エントロピーの視点で地球のあるべき未来像を描く」課題が重要です。
 私のレポートに対する批判を受けて考えてみました。物質はすべて循環させれば、そのエントロピーは増大しません。物質循環は永続できる地球のためには欠かすことができないわけです。そしてエネルギー利用において、それに係わる装置や廃棄物などの物質を循環させるとします。すると太陽エネルギーのみが利用可能なエネルギーを取り出すことができます。他のエネルギーは、それに係わる物質を循環させると、却って余分なエネルギーが必要になります。これは熱力学の第1法則と第2法則ですね。可逆的過程においては、物質を元の状態に戻すことは取り出したエネルギーをすべて使えば可能です。しかし現実は不可逆過程ですから、より多くのエネルギーを使う必要があります。水素を燃焼させれば、1molあたり286kJのエネルギーが得られますが、1molの水を電気分解すると最低でも286kJのエネルギーが必要なわけです。
 こうして見ると、地球が45億年かけてつくり上げてきた物質・エネルギーの利用システムの見事さが確認できます。それでは私たち人間はどうすれば良いのでしょうか。  「植物の光合成を促進し、その産物のみを物質とエネルギーの資源にする!」
いやいや、気象現象に転換した水力エネルギーや風力エネルギーも利用できます。ただしその装置も太陽エネルギーで生産する必要があります。そして人工光合成システムを開発するべきです。エネルギーを取り出すためなら、太陽炉、太陽電池、光電池なども考えられる・・・。
 しかし他方で産業、生活、人口の制限は不可欠ですね・・・。皆さんは地球にどんな未来像を描きますか。またそれに至るプロセスをどのように考えますか。
<以上>
<8月11日のメール>
 山本さん、地表から失われる熱エネルギーのうち、73%が赤外線放射であるというデータ、ありがとう。自分でも調べてみる必要があるかと思っていました。さて逆に太陽から1年間に地球に与えられるエネルギーは
    太陽定数:約2cal/cm2/min
から次のように見積もれます。
  3.14×(6400×10^5)^2×2×4.2×60×24×365
    =1.08×10^19×60×24×365
    =5.7×10^24[J]
雲などによる宇宙への散乱(34%)を除くと、大気を含めて地球が受け取るのは3.7×10^24[J]になります。ただしこのうち多くはすぐに赤外線放射で失われるので、人類が利用できる最大値はこれより相当に小さいはずです。もっとも利用できているのは光合成でしょう。時間がないのでこれについては次回とします。
<以上>
 ではまた。


番号 01H-005  送信日 01/08/21  差出人 岡田 高明
件名 次回EHCの案内について

 EHCは次の企画に取り組みます。
 次回の企画は方解石の結晶模型です。仮説実験授業で活躍されている**商業の山田正男先生を講師に招き取り組みます。
・日時   10月14日(日)10:00〜17:00
・テーマ 方解石の結晶模型
・講師   山田正男
・会場   **高校物理室(3F)
・予算   未定

前回のEHCで次回の製作を確認した方は次の方です(敬称略)
林正幸、戸田亜昭、船橋隆久、田中英二、山本久守、鈴木久、伊藤昇、岡田高明、
松林隆幸、奥谷和彦、山田光雄、堀田実、河合良一以上13名

製作を希望される方は8月31日までに事務局まで電話またはメールをお願いします。