番号 01B-001  送信日 01/02/04  差出人 林 正幸
件名 MOLの会を開きました

 
こんばんは、林まさです。
 1月27日にMOLの会を開きました。その通信ができましたので、メールでお届けします。
 ではまた。

                                  01.1
                              事務局:林 正幸
   

MOLの会通信01−1

 参加者は岡田、澤田、鈴木とし、富田、西尾、林まさ、水野の7名でした。今年の科教協京都大会の取り組みも話題にしました。

1.植物の種(岡田)
 船橋さんに続いて植物の種の面白さに取り付かれて、いろいろ飛行する種のモデルを作ってみた。そしてアルソミトラの本物を買い求める中で、モデルのルーツが分かった。それは国立科学博物館付属自然教育園が販売している「翼を持った種〜模型キット」(6種類入り)である。電話(03−3441−7176)をかけて送ってもらうと、ラワン、アオギリ、マツ、ニワウルシ、ロケットラワン、アルソミトラ・マクロカルバである。ラワン、マツ、ニワウルシは付せんを使って簡単に製作できる。授業では発泡スチロールの薄いシートを使ったアルソミトラの飛行競争もやった。
 もうひとつ、電子オルゴールを利用して導電テスターを製作してみた。プラスチックの箱に入れたら音が小さくなってしまったが、スピーカーの上に穴を開けその間に紙筒を入れたら、それが共鳴箱になって十分に大きい音になった。電池はボタン電池を単3(1.5V)に変えたが、ちょっと電圧が低くて溶液の電導性の検出で問題が残っている(これは風呂ブザーのようにトランジスターで増幅すれば解決できる)。以前はアメ横で購入できたが、電子オルゴールは今でもクリエートから入手できる。電子オルゴールは電圧テスターにも改造できる。

2.白金と王水(岡田)
 「白金が王水に溶けない!」 知人の訴えを聞いて試してみると、金は簡単に反応するのに、白金は変化しない。いろいろ調べる中で、ポットプレートにシャーレを置き、白金箔を入れて王水をかけて温度を上げていくと溶けることが分かった。ところが実際に試してみると全然変化しない。そしてそれまでうまくいかなかった方法の、試験管に王水を入れ白金箔を浸けて加熱すると、しばらくして知らぬ間に反応していた。一体どうなっているのだろう。
 王水は次の反応で塩化ニトロシルと塩素ができて金や白金を溶かす。
    HNO3 + 3HCl −→ Cl2 + NOCl + 2H2O
適温というものがあるのか? 次回までの課題となった。なお教科書会社にも問い合わせている。
 またポリエステルでうら打ちされた金属箔は
    カタニ産業  TEL076−263−6111
から取り寄せられる。ちなみに白金箔は10枚単位で4500円である。

3.銀のネームプレート(富田)
 まずエッジを落とした銅のプレートに油性ペンで氏名やイラストをかき、乾燥させてから大きいシャーレに入れた濃い塩化鉄(V)水溶液に20分ほど浸けておく。水溶液は湯せんで加温しておく。そしてプラスチック製ピンセット(はしでもよい)で取り出して水洗いし、アセトンをつけた脱脂綿でインクを拭き取る。
 次にプレートを塩酸で洗ってさび(主に酸化銅(T)で赤色)を落とし、水で洗ってから脱脂綿に炭酸水素ナトリウムを付けてプレートをきれいに磨く。すこし水を染ませるとよい。そして水洗いする。
 このプレートを希硫酸に浸けて洗い、水で洗い、銀めっき液に10秒ほど浸け、また炭の操作を3回くり返すときれいな銀めっきのプレートが完成する。実際にやってみると見事で、生徒が喜ぶわけが納得できた。
 めっき液は0.05mol/l硝酸銀水溶液80mlに結晶硫酸銅1gを溶かし、さらに3mol/l硫酸10mlを加える。

4.リモネンの水蒸気蒸留(澤田)
 安房科学塾で聞いた米山さんの追試をしてみた。空きかんのせいろ方式で水蒸気蒸留するのだが、上のかんはボトルタイプを使うと、口が小さく導管を付けるゴムせんが小さくて済む。留出液を集める試験管は氷水で冷却する。下のかんに水を入れ、上のかんにスウィーティ1個の皮(のみ)を刻んで入れ、加熱して水蒸気を通すと0.3gのリモネンが得られた。刻むときに液が染み出さないようによく切れる刃物を使う。ゴムのにおいが着かないようにゴム管は使わないようにする。2つのかんは水蒸気が漏れないようにしっかりビニールテープを巻いてつなぐ。
 サンプルのにおいは確かに柑橘系、もうすこしたくさん採れるようにして、発泡スチロールを溶かしてみたい。材料はレモンやグレープフルーツでもよい。このせいろ方式は他の天然物にも応用できそうである。

5.温度計の誤差(澤田)
 こだわりの澤田さん、温度計の計測誤差にチャレンジ。恒温層にアルコール温度計を(a)全部沈める
(b)半分沈める
(c)球部のみ沈める。
やってみると(a)はほぼ正しい温度を示したが、たとえば80℃では
  (b)77.0℃
  (c)73.1℃
と予想以上に大きなずれがある。もうすこしデータを取るそうですが、私たちも承知しておくべきことである。

6.銅イオンは安全!(鈴木とし)
 「大型給湯器の温度を高くして浴槽に入れると青みがかかることがある。健康に害はないか。」と同僚に尋ねられた。機会があって浄水場を見学したときに質問すると、銅イオンは最近の水質基準には含まれていないとのこと。ときにせっけんと反応して青い汚れが着くが
  2RCOONa + Cu2+ −→ (RCOO)2Cu + 2Na+
酢を布に付けてこすれば落ちる。
(RCOO)2Cu + 2CH3COOH −→ 2RCOOH + (CH3COO)2Cu確かに酢酸銅は水に溶けやすい。
 インターネットで検索したら次のホームページに解説があった。
    http://www.kajiwara.co.jp/tec/cupper.htm
銅の器が見直されている。国立衛生研究所によると緑青(塩基性炭酸銅)は無害である。銅は人体に不可欠な元素で、乳児の粉ミルクには意図的に添加している。銅の器の水は腐らない。またあん練りに銅の鍋を使うと、銅イオンが小豆のアントシアンと反応してみずみずしい赤紫色になる。
 これで硫酸銅が扱いやすくなる!
 次に鈴木としさんから2つの生徒質問が出されました。
(1)使い捨てかいろに食塩は何のために入れてあるか。
 鉄はそのイオン化傾向のわりにさびにくいことがある。これは表面に酸化鉄の皮膜が形成されるためと考えられる。ところが塩化物イオンが存在すると、鉄がクロロ錯イオンになって溶解し、皮膜の形成が妨げられる。このはたらきは食塩水の濃度が3%のときもっとも顕著となる。
(2)ボルタの電池でどうして亜鉛版が黒くなるのか。
 これはお互い機会があったら調べてみましょう。
 さらに授業でフラーレン模型を製作した報告もありました。

7.ナトリウムの金属光沢(林まさ)
 ナトリウムをカッターで切ると切り口に銀白色の金属光沢が観察できると言うが、実際にはいまいちである。以前に生徒に、試験管にナトリウムのブロックを入れて窒素ガスを満たし、ガラス管付きゴムせんをして半密閉にして加熱させる実験をしたことがあるが、これも表面の不純物(てんぷらのころも)が丸かってうまくない。そこで思いついてのが今回の方法である。
 試験管に灯油を数cm入れ、5〜7mm角ほどのナトリウムを沈めて加熱して灯油が十分に沸とうするようにする。ただし還流を、持っている指が熱くならない程度にとどめる。するとナトリウムは融解して玉になり、不純物と分離する。これを室温まで冷やしたらシャーレに空ける。そしてピンセットでナトリウムの玉をつまみ、新しい灯油が入った試験管に移す。これをもう一度沸とうさせると水銀のようなナトリウムを観察できる。もちろんナトリウムは融解していることも分かり、低融点(98℃)であることも確認できる。
 1日置くと表面が肌色に変わるが、また加熱すれば復活する。ポイントは怖がらずに十分に沸とうさせることである。
 次いで上の実験も組み込んだ授業プリント「典型金属元素の単体と化合物」を紹介した。
1.典型金属元素  周期表、「電子得失表」などの復習
実験 軽金属元素の性質
2.1族元素    「もんじゅ」事故、炎色反応、イオン化傾向と反応性
          リチウムイオン電池、塩化ナトリウム、水酸化ナトリウム
          アンモニアソーダ法(歴史的に)
3.2族元素    マグネシウムと水蒸気の反応、外殻や骨格(カルシウム)
          乾燥剤や凍結防止剤や石こう(カルシウム)、クロロフィル
          バリウムミルク
4.12〜14族  アルカリ電池(アルミニウム)、ヒドロキソ錯イオン(両性)
          軽金属と合金、湿蝕と亜鉛、アマルガム、水俣病、はんだ

 さらに酢酸エチルのけん化を、素朴に反応速度を実感する教材として取り上げてみた。つまり試験管に入れて水酸化ナトリウム水溶液と酢酸エチルを振り続けると、上層の酢酸エチルの高さが減少して行くのを観察できる。ただし始め水が酢酸エチルにある程度溶けて量が増えるので、そこからスタートする。
 実際に試してみる中で、数10℃の湯浴に浸けては振らないと、常温では反応がなかなか進行しないことがあると分かった。

8.化学グランプリ(水野)
 日本化学会主催の化学グランプリ、東海支部は最後まで躊躇していたが、今年度から参加することになった。5問を150分で解答するが、なかなかよい問題であると思う。これに合格すると、実験を中心にした二次選抜がある。
 現在国際的には化学オリンピックという競技が行われているが、2005年から日本も「選手」を派遣する計画である。

9.高校化学教育セミナー(水野)
 講演は泉さん(現在椙山女学園大)で、「新しい化学プロセスを創り出した触媒:ヘテロポリ酸」という表題である。ヘテロポリ酸とは2種のオキソ酸のコンプレックスで、代表的なタングストリン酸は H3PW12O40 という化学式である。ヘテロポリ酸は水和反応に高い触媒活性を示し、プロピレンから2−プロパノールを得る新合成プロセスなどが工業化できた。一連の研究の出発点は失敗や異常な現象に興味と関心を持ったことである、という体験に基づく話は面白かった。
 実験実習は妻木さん(筑波大付属高)で、忙しい中で生徒実験をたくさんやる工夫が紹介された。そして
・硫化銅の化学式の決定
・三方コックと注射器を使う気体の分子量の測定
・発泡スチロール容器による硝酸アンモニウムの水への溶解熱
・酢酸エチルの合成
・ベンゼンのニトロ化
などを体験して、おおいに参考になった。

        次回は
    5月12日(土) 13〜17時



番号 01B-002  送信日 01/02/07  差出人 臼井 泰洋
件名 ユーザ車検に挑戦します

こんばんは、臼井です。
わが愛車のラルゴ(平成2年式の1BOXカーです)の車検の時期が近づいてきました。昨年11月にタイミングベルトを交換しました。自分でやったので部品2万ですみました。ベルト自体は5000円ですが、その他プーリー、クーラーのベルトオルタネータのベルトなどなどで2万でした。
 このときは苦労しました。運転席をはずしラジエター、ファンなどをはずして2日かかりました。(夜もやったのです)クランクシャフトのボルトがはずれずあきらめようと思ったが、ここであきらめては何のためにやったのか、自問し前に進みました。そんな苦労がみのりなんとか交換できました。
 そんな話を職場でしていたら、それができれば車検なんてなんでもないと教えられその気なりました。教えてくれたひとは2回の経験者。この前の日曜日にクラッチとブレーキフルードを交換し9日からの3連休はその他の点検整備をする予定です。しかし新しいことをするのは、ほんとうにいきいきわくわくです。
 ラジェットレンチもこのときいいのを買いました。工具はいいのを買いましょう。工具の安物はほんとうに駄目です。
 今日車検場に予約もいれました。
ちょっと教員を忘れていた臼井でした。
ではまた−−−−−−−



番号 01B-003  送信日 01/02/07  差出人 鈴木 久
件名 科学館ファーラムと橦木講話

AKKNのみなさん こんにちは、鈴木 久です。
日本科学者会議愛知支部からの連絡の転送です。後者は、冬の合宿でお知らせしたものです。

第11回橦木講話開催、および科学館フォーラムの催しについて
ご案内致します。

1.第11回橦木講話のご案内
 日時: 2001年 2目 24日(土) 14:00〜17:00
 会場: 橦木館・奥座敷
 講師: 戸田山 みどり 氏 (名古屋市立大学ほかで非常勤講師)
 演題: 絵本「ちびくろサンボ」のおはなし−101年の歴史を振り返る

 むかし読んだ赤い表紙の絵本「ちびくろ・さんぼ」は店頭から姿を消して10年以上たちますが、原書が英国で出版されてから100年後にあたる一昨年には黄色い表紙の小型の絵本がお目見えして、書店の一角に積まれています。
 原作者の挿し絵のついた翻訳が日本で初めて出版されたことで、論争の焦点のひとつであった他の画家による挿し絵の差別性の問題は解決されたように言われていますが、本当にそうなのでしょうか。日本やアメリカ合衆国などで出版されていた様々な画家による挿し絵について、何が問題とされたのか。原作者の絵に問題はないのか。そもそも、これはどのようなお話だったのか、あらためておさらいをしてみようと思います。
 詳細は、愛知支部ホームページの下記ページをご参照下さい。
 http://www.h3.dion.ne.jp/~jsa-ai/syumoku/01-02/announce.htm

2.科学館フォーラムの催し
 今回、下記の催しを支援することに致しました。関心のある方にご参加下さるよう呼びかけます。また、お知り合いや学生さんにもお誘いいただければ幸いです。
 科学館フォーラム「暮らしの中に科学を」
 [日時] 3月10日(土)午後2時〜4時30分(開場:1時30分)
 [会場] 科学館サイエンスホール
 [講師]および[内容]
  2:00-2:05 館長あいさつ
  2:00-3:20 香川大学 教育学部 教授 川勝博さん
           「もののけ姫とは何か 〜科学技術の功罪と21世紀の市民の役割」
  3:20-3:45 ”楽しい科学の窓”世話人 山田芳子さん
            「キッチンから科学を楽しむ」
  3:45-4:30 二人のトークと会場との意見交換
 ※コーディネーター・進行 広木詔三 名古屋大学大学院人間情報学研究科教授
 参加費は無料で定員は340名
 [申し込み方法] 往復ハガキに次の項目を書いてお送り下さい。
  催し名と、〒住所・氏名・電話番号を記入して、下記の「暮らしの中に科学を」係りまで。
 締め切り: 2月24日(土)必着 応募者多数の場合は抽選です。
 [宛先]460-0008 名古屋市中区栄2-17-1
   名古屋市科学館「暮らしの中に科学を」係
  【名古屋市科学館 学芸課 学芸第2係 電話052-201-4486】
 詳細は、愛知支部ホームページの下記ページをご参照下さい。
 http://www.h3.dion.ne.jp/~jsa-ai/35-ki/kagakukan/announce.htm



番号 01B-004  送信日 01/02/19  差出人 戸田 亜昭
件名 東海豪雨のその後 1

 皆さんはお元気ですか。若宮商業高校を始め野並地区が水没しダメージを受けて早くも5ヶ月以上たちました。中小企業がたいへん多いと聞きますが、この地域では廃業になった企業は一つもないとのことを聞きました。地域の人たちも歯を食いしばってがんばっています。名古屋市のミスで水害の被害にあったのだと訴訟の準備もされているようです。
 その後本校では中京馬主協会からの寄付の申し出がありホッとしているところです。暗幕と戸棚を入れれば終わりになりそうです。でもその許可は下りていません。でもその寄付の出所を発表するな。工費が来たような扱いにしろとのことです。さらに金額についても他校に漏らすなとのことです。
 でも第一期工事の検査も終わり慣れ親しんだ視聴覚教室から何もないがらんとした理科室に引っ越ししましたがあまりにも荷物がないために落ち着きません。日の当たらない気化熱を奪う湿ったコンクリートで出来た理科室に戻るのは気が重いです。
 中でもお役所仕事の典型的なミスで困っています。今回の工事で工事のからくりが分かりましたが、実験机にも備品と工事費で備え付けることがあります。備え付けの電源装置は工事を行う工事担当と備品を担当する学事科と綿密な情報の受け渡しをやっていれば起こらないようなことが起こりました。備え付けの電源装置は化学用と物理用が必要です。1代でも100万円程度もする高価な製品がダブって3台も入ってきました。1台はいろいろな教材の物置にしかなりません。大変もったいないことです。これだけのお金があればどれだけ潤うことになるか、想像が出来ることでしょう。役所の面目のためそのままおいておくことになりそうです。科学文部省?の検査のあるときには不要な2台とも接続されているのかもしれません。
 床をはつることなどしてくれなくても現場の小さな意見を聞いて便利にして欲しかったが、原状回復しかやらないといって要求は断られてしまいます。しかしこの東海大地震の心配になるとき、薬品庫は設計ミスで、扉がありません。転倒防止用のバーもありません。これで地震対策が出来るというのでしょうか。
 家庭科では洗濯機用に水道はきているが排水パイプがないのです。まさに原子力発電がトイレなきマンションと言われているそのままの状態が本校の教室にもあるのは驚きです。工事の検査に現場の人間を立ち会わせない。契約の図面もほとんど見せてもらっていない。こんなに現場無視でミスだらけの教室を作ってそれでいいのでしょうか。出来る前の設計図面を現場の人間にチェックさせればこんな事はすべて解決するのですが、下の人間から意見を言われて修正をしていくなどと言うことは許せないのでしょう。役所の人間の一番嫌いなところでしょう。
 危険物と可燃物が同居していることや、また何年後には再び水没することは分かり切っています。その対策は微々たる工夫しかしていません。本来都市計画の見直しをし、本校には暴雨ように遊水池を地下に作ることです。通常は下水処理場にすると地の利を得て有効に使えるのではないでしょうか。
 何はともあれ現場を無視して進める教育委員会のレベルで現状復旧を行うのみでは水害は何度も繰り返すことになることでしょう。明治時代以降の野並地域の歴史を見ても明らかです。市長選も近いがこんなことを都市計画で考えていくように出来ないものでしょうか。



番号 01B-005  送信日 01/02/19  差出人 臼井 泰洋
件名 続 ラルゴのユーザ車検

 こんばんは
 今日の午後西三河の車検場へ行っていきました。昨日と一昨日で最終点検と整備を済ませました。特にオイルの付着はブレーキクリーナーがおすすめです。あっという間に消えてなくなります。
 まず、昼から出て豊田の西三河車検場に向かいました。途中再度後悔しないよう適当な駐車場に車を止め再度下に潜り確認しました。そしたら昨日オイルフィルタを交換したところのオイルがまだ残っており、得意のブレーキクリーナーで落としました。よかったです。(ちゃんと工具と着替えはもっているのです)
 そして車検場に入る前に予備検査屋(4400円)で光軸調整とブレーキ確認、スピードメーターの誤差の確認をしてもらいました。そして車検場に入り諸々の書類を書き、いざテスターの列に加わりました。(その前に初めてなのでテスターでの流れを見ておきました)
 エンジンルーム OK、各種ランプ OK、車体番号 OK、光軸 OK 
 ここでブレーキ ダメ
しかし 「再度ふんで下さい」の指示で”OK” に成りました。ふみかたで左右のバランスがうまく保たれるのです。これは予備検査の人から会得しました。
 そして最終検査の下から目視とハンマーによる検査です。ダストブーツやぶれ、マフラーの破れもないので自信はありましたが何せ11年目の車、ハンマーでたたかれたら、ちょっと心配でした。 しかし OK−−
日産サン 有り難うあんたの車は丈夫だ。そして総合判定に確認印を押してもらい有り難く事務所へもって行き車検証とステッカーをもらいました。ちょうど3時半でした。緊張の2時間でした
−−−−−−−−
 ここで お礼
 東郷高校の伊藤先生(国語)には最初から最後までいろいろ教えて頂きそれが今回のパスにつながったと思います。それとテスターの前に並んでいた自動車屋のおじさんいろいろ教えてくれて助かりました。それと予備検査屋のおじさん、しつこく聞いてもいやな顔をせず受け答え有り難うございました。そんなみなさんにより今回の車検パスが出来たと思います。
−−−−−−−−−−
新しいことをやるのは、刺激的でなにより「おもしろい」
では−−−−−−−



番号 01B-006  送信日 01/02/20  差出人 林 正幸
件名 化学で色をどう教えるか

 こんばんは、林まさです。
 いま第15章「芳香族化合物」の授業プリントを作成していますが、染料を扱う中でやはり「色とは何か」を教えたいと思いました。色に関係することは第2章「化学結合と物質」でも触れています。そして同じ15章の終節「スペクトル分析」で赤外吸収スペクトルに発展させようと考えています。最後の部分はまだできていませんが、一体こんな教材を皆さんがどのように思うのか、感想や意見が聞ければと思い、以下に引用してみます。なお第11章「典型金属元素の単体と化合物」で、原子スペクトルに関連づけて炎色反応を取り上げています。
 ではまた。

<第2章の「2.原子の構造と電子配置」の引用>
[c]電子配置
[1]化学にとっては原子核のまわりをいくつかの電子がどのように運動しているかがもっとも重要である。1913年に(ボーア)は水素についての(原子スペクトル)の研究から、原子核のまわりを運動する電子の軌道は(とびとび)であることを解明した。それは内側から(K殻)、(L殻)、(M殻)、N殻・・・と呼ばれ、その中間の軌道は(存在しない)。その軌道はとりあえず円で表されるが、本当は球面になっていると考えられ、それは何重もの玉子の殻のようであり、(電子殻)と呼ばれる。そしてそれぞれの電気殻には電子の(定員)があり、K殻は(2)個まで、L殻は(8)個まで、M殻は(18)個まで、N殻は32個まで・・・となっている。
[2]そして18番までは原子番号が増えるにつれて(内側)の電子殻から電子が入っていく。このようにいくつかの電子がどの電子殻(軌道)にいくつ入って運動しているかは(電子配置)と呼ばれる。この電子配置こそは、原子の結合を考えるカギになる。
問2 次のプリントに1から20番までの原子の電気配置の表を完成せよ。

参考:原子番号を知ったら、電子配置が描けるようにする。

[d]原子スペクトル
[1](手づくり分光器)で水素放電管の原子スペクトルを調べると
    赤色、青緑色、藍色、紫色
という(特定の)色の光のみが、そして水銀では
    黄色、黄緑色、藍色、紫色
という特定の色の光のみが観察された。これは太陽が虹の7色すべての光を含んでいるのと対照的である。
参考:蛍光灯のスペクトルでは水銀の原子スペクトルとして観察された色が強い(明るい)。これは蛍光灯に(水銀)が含まれていることを示している。



番号 01B-007  送信日 01/02/25  差出人 山岡 世司郎
件名 物理サークルホームページ更新しました

 山岡です
物理サークルの皆さんへ。
昨日はご苦労様でした。
ホームページに記録を上げました。

http://www2.hamajima.co.jp/ikiikiwakuwaku/

自分の発表の不出来で心が動揺して(土曜だから?)記録に不備があるかもしれません。チェックをお願いします。


 長春の韓先生から9月の会議のメールがきていました。
以下添付文です。

Information about "The Symposium on 2001
Sino-Japanese Friendship Science&Technology Education "

Respected Sir :

For developing the friendly exchange of Chinese-Japanese Youngster's
Science&Technology Creation Education, It comes to an agreement that China
and Japan two sides unite to hold " The Symposium on 2001 Sino-Japanese
Friendship Science&Technology Education " The arrangement is as follows:

T)meeting content

1.invited well-known scholars'lectures of Science&Technology Creation
  Education .
2.exchanging the research results of Science&Technology Creation Education
  in China and Japan. (publishing papersset)
3.exhibiting the lastest works of Science&Technology Education in China
  and Japan .
4.on-the-spot making typical works with new ideas of Science&Technology
  Education directed by the experts of Chinese and Japanese.
5.visiting the locations and schools of Science&Technology Education in
  Changchun .
   
U)meeting schedule
 Sep. 7th(Fri)−−Sep. 10th(Mon) ,2001 (4 days)

V)meeting address
Department of Physics Northeast Normal University
138 Renmin Street,Changchun ,China

W)meeting scale(about 50 members)
Chinese members ----- 30
Japanese members ----- 20

X)meeting cost
1.register fee is $120 (welcome other members of your family ,their
  register fee is free)
2.accommodation fee is $30 per day per person.($30/day)

Y)contact
China:

Professor Han Changming
Department of Physics Northeast Normal University
138 Renmin Street ,Changchun ,China
Fax: +86-431-5684009
E_mail:hanchangming@163.net

Japan:

Professor Hajime Nagahama
Faculty of Regional Development Studies Toyo University
1-1-1 Izumino,Itakura-machi,Ohra-gun,Gunma-ken,Japan 374-0193
Tel: +81-276-82-9014
Fax: +81-276-82-9801
E_mail: nagahama@itakura.toyo.ac.jp

Expect you attend the meeting whole heartedly.
Please contact with the liaison officer to tell whether you attend the
  meeting before Feb. 28th.
With best regards.

preparatory committee of"The Symposium on 2001 Sino-Japanese Friendly
Science&Technology Education "

Feb. 24th ,2001



番号 01B-008  送信日 01/02/27  差出人 戸田 亜昭
件名 東海豪雨その後 2

 屋内配線に使う銅線は要りませんか。電気工事の人たちと仲良しになり、切れ端の屋内配線をもらいました。切れ端と言っても数メートルはあると思います。直径2oのビニール被覆の単線です。欲しい方はどれだけ欲しいのか連絡をしてください。大電流を流すのに使えます。またバイルシュタインテストと言って銅の炎色反応を利用してプラスチックに含まれる塩素の検出に使えます。
 この頃少し元気を取り戻し、教材を作ろうという意欲も出てきました。前から一度作ろうと思っていたもので、エイムズの部屋という教材があります。みすず書房で出している「インテリジェント アイ」に載っています。これはファラデ−が始めたクリスマス講演の流れを継いでいるBBC放送の番組の記録です。先日NHKの「何でも実験」でこれを取り上げてやっていました。ファックスでそのデータを取ることが出来たので作ってみました。遠近法について考える教材です。試作段階ですがまずまずの出来です。分かっていても覗いてみたとき驚きます。ワンボードCCDカメラで覗くようにすれば授業でも使えると思います。また中にエイムズの椅子を中に入れてみようと思っています。ある一点から覗くと椅子に見えるが他の点から見るとバラバラの棒が何本かあるだけというものです。言葉だけでは伝わらないかな?何とか完成させてみていただきたいと思います。人の入れるようなものを作れば、文化祭で取り上げることも出来ます。



番号 01B-009  送信日 01/02/28  差出人 山岡 世司郎
件名 龍神その後


 山岡です。
物理サークルの皆さんへ
龍神(水を張った容器にろうそくを立て、上からコップをかぶせると、水がコップの内部に入る現象)の起こる原因が問題になっていましたが、今日、採点のあいまに、次のような実験をしてみました。

 容器に水を深く入れ、ろうそくをなるべく高くして燃やし、
大きな容器(1リットルビーカー)をかぶせたらどうなるか、
というものです。
  --------------------   
     |             |容器
     |             |
     |             |
     |     |ろ|     |
     |     |う|      |
 |   |     |そ|     |   |
 | ---|     |く|     | --- |
 |    |     | |     | 水|
  ------------------------------

 ア 小さな容器と同じく、水が1/5程度上昇する
 イ 水は上昇しない 
 ウ その他

 ろうそくはちいさなものです。おおきなビーカーをすばやくかぶせたところ、ろうそくはややしばらく燃え続けていました。(ビーカーの炎の上のほうはかなり熱くなります)このときできる二酸化炭素や水が、下の水に溶け込むと徐々に水面は上がっていくはずです。
 ところが、燃えている間、ビーカー内の水面はむしろ下がります、さらに、ろうそくが消えた後も、水面の移動はわずかです。
(水酸化ナトリウム溶液を水に入れ、ふってやってもほとんど水面は変化しません)

 結果として、ビーカー内の水面は、外側の水面より下になっていました。
 (10分ほど待ちましたがほとんど変化せず)
     --------------------   
     |             |容器
     |             |
     |             |
     |     |ろ|     |
     |     |う|     |
 |    |    |そ|     |   |
 | ---| 内側 |く| の水面|--- |
 |    |-----| | ------| 水|
  ------------------------------

 この結果は、中の気体が水に溶け込むと考えるより、小さな容器における気体の温度変化が、龍神の原因であると考えられるようにおもわれますが、皆さんどう思いますか。