情報化配線の構築例



家の新築時に私が計画して構築した情報化配線の例を紹介します。

<これが、全体の配線イメージ図です。>

MM-House ※注1:CD管=
中にケーブルを通すための管で、洗濯機の排水ホースのようなもので自由に曲がるようになっている。 一般的に直径16mmのものと22mmのものが使われている。(16mmは、同軸なら1本,TEL/LANケーブルなら2本程度と考えておいた方がよい)
配管をしておくと、後でケーブルを引き直すことが出来て便利である。 通常、配管だけして後でケーブルを通す場合は、中に引き込み用の針金を通しておく。

※注2:情報分電盤=
AC電源用のブレーカ等を入れているBOXも分電盤と言うが、これはTV/TEL/LANなどのケーブルのつなぎ部や情報系の機器を入れておくBOXと考えればよい。 具体的には、外部からの引き込み線と各部屋へのケーブルの1端をこの1カ所に集めておくことにより、機器/配線の保守や変更に対応しやすくすることが目的である。
私は800mm×600mmの松下電工製のものを使ったが、これでもU/V/BSブースタ+分配機+DSU+ダイヤルアップルータ+HUBでほぼいっぱいで、これにCSまたはケーブルTVなどが入ってくるとかなり厳しい。


<情報化配線住宅マーク>

ALICE Mark
これは、住宅情報化推進協議会(ALICE FORUM)という所に申請し、条件を満たせば、個人に対しても発行してもらえる"情報化配線住宅マーク"というものです。
条件は、それほど厳しいものではありませんが、この"先行住宅情報化配線"という規格自体が古いものですので、送り配線(ツイストペア)の線材が0.65φでないとならないとか、LAN配線の規定が無いなど、幾つか現状に合っていない点もあります。
この情報化配線の基本的な規定は、以下のようなものです。
ここで、紹介しているマークは、新しくできたシルバーマークというもので、従来のゴールドマークより、適用範囲を広げているもののようです。
私の場合、ツイストペアケーブルを0.5φのCAT5を使用したので、このシルバーマークとなりました。(今後を考えると、ホームネットワークとして有望視されているIEEE1394は、EthernetのUTPケーブルを使う規格で実施される可能性が高いと思われるのでCAT5ケーブルの方が将来性があると、個人的には思うのですが・・・。)

住宅情報化推進協議会(ALICE FORUM)の連絡先は、以下の通りです。
TEL:03(3222)4351

連絡して、資料を請求すれば、情報化配線住宅に関する資料を色々送付してもらえます。
(ホームページの方は、まだトップページだけのようです。)

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11/06/1998 Copyright (C) TAKA

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