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 ベトナム・ニュースは1997年1月15日に創刊され、お蔭様をもちまして今年で9年目に入りました。弊紙は、週3回(火曜、木曜、土曜日昼頃配信。但し月一度の休刊日を除きます。)の隔日発行です。ニュース容量は一回につき、A4サイズ5ページ弱(標準文字数)、1ヶ月分では約60ページになります。経済、投資、金融、法律等に関わるビジネス関連情報を始め、社会、文化等に至るまでベトナム最新情報を、"Thoi Bao Kinh Te Saigon(サイゴンエコノミックタイムス)"、"Dau Tu(投資新聞 )"、"Tuoi Tre(トゥオイ・チェー(若者)新聞)", "Thanh Nien(青年新聞)"," Nguoi Lao Dong(労働者新聞)","Sai Gon Giai Phong(サイゴン解放新聞)", "Sai Gon Tiep Thi(サイゴン・マーケティング新聞)"等々、全国的に知名度の高い現地新聞より抜粋して、日本語に翻訳し配信しております。この配信サービスは、日頃からご多忙を極める企業の方々や実業家の皆様方にとって、短時間で正確に、しかも現地発行の英字新聞だけでは網羅できないベトナム発の生きた情報の把握にお役立て頂ける、非常に価値の高いものとなり得るかと自負しております。

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見本(通常のニュースと増刊号
ベトナムニュース
2003年12月20日、984号

短信
◆ 来年、外国投資が急増?
 在ホーチミン市JETRO(事務所)市川氏によると、最近、ベトナムを訪れる日本企業の調査団が急増している。JETRO事務所では1週間に10数社の企業関係者が相談に来るという。日本企業だけでなく、韓国、シンガポール、米国などの企業の調査団も増加している。計画投資省によると、同省は多くの大規模(数億〜10億ドル)外国投資案件の事前実行可能性報告書を審査しているので、来年の外国投資額が急増すると見込んでいる。因みに同省によると、本年の外国投資額は27億ドルに達し、前年と比べ10%増加する見込み。また本年11ヶ月の既存案件の増資総額は8億ドルに達した(その内、日本と台湾の投資案件は増資総額の34%を占めた)。(Tuoi Tre紙2003年12月18日,11P)

◆ 来年1月1日から変動枠を設けた石油価格自由化
 来年1月1日から有効となる石油輸入業務規定(改正)によると、石油各社は政府が設けた変動枠内で小売価格を自由に設定できるようになる(ガソリンの変動枠は10%、重油は5%)。その代りに政府による石油会社の赤字補填を中止する。商務大臣によると、国際石油価格変動にも関わらず石油各社が政府に提出した計画通り石油を輸入・販売する義務を課すので、国内市場での価格変動が最小限に抑えられる。将来、状況に応じて石油価格の自由化度合いを更に高めるという。(Thanh Nien紙2003年12月18日,3P)

◆ 合弁形態で外国企業の通信分野進出が可能に
 現行法では、外国企業は事業提携契約(BCC)方式でしか通信分野に進出できないとされている。BCCであれば、外国企業は直接経営権を持てず資本と技術を提供するのみ(ベトナム側(国営企業)が直接経営する)。一定の期間を経て、外国企業は資本を回収し、適切な利益を得た後、BCC契約が終了する。郵電省の新決定によると、今後、外国企業が国内企業との合弁方式で直接経営できるようにするとし、通信分野開放スケジュールを発表した。それによると、付加価値サービスは今月、インターネットは来年12月、残りの通信サービスは2005年12月に開放されるという。(Saigon Giai Phong紙2003年12月18日,5P)

◆ ハノイ市内4区、バイク登録を永久中止
 17日、ハノイ市人民評議会の席上で、公安局長はハノイ市内4区のバイク登録を一時中止しているが、今後、永久に中止すると述べた。同局長によると、バイク制限策により本年初めから現在までの全市のバイク登録台数は73,958台で前年同期と比べ50.8%激減した。交通事故件数も1,272件で28%減少した。近い将来、他の省・都市のバイクがハノイ市に入ることを禁止するという。(Tuoi Tre紙2003年12月18日,2P)


◆ ベトナムWTO加盟における問題点
 ベトナム政府は2005年を目標にWTO加盟を積極的に準備している。今週、ジェネーブでベトナムWTO加盟の7回目交渉が終了したが、今回の交渉の問題点は以下である。農業について、ベトナムは当面、農産物価格補助制度を維持し、WTOの規定に従って段階的に補助を減らす。しかしWTO加盟後、すぐに補助制度を中止するよう数ヶ国が求めている。輸入品価格確定について、ベトナムはWTO加盟後、暫定期間を置いてWTOの輸入品価格協定を適用すると主張しているが、数ヶ国はベトナムが米越通商協定によって今年から米国商品に対し既に適用しているので、WTO加盟後、遅滞なく他国の商品にも適用するよう求めている。法律整備について、ベトナムの法律整備計画によると、幾つかの法律は2007年にならないと、国会が審議可決できない。「もし2005年にWTOに加盟すれば、WTOと矛盾した法律を即時に改正できるのか?」と数ヶ国が質したが、ベトナムは即時に改正できると約束した。外国投資について、ベトナムはWTO加盟後、即外国投資家の輸出義務要請を中止すると約束している。(TBKT Saigon誌2003年12月18日,13P)

◆ Phu My Hung社の納税義務紛争
 Phu My Hung社は1993年にCT&Dグループ(台湾)とホーチミン市政府の出資で設立された合弁会社で投資総額は2億4,200万ドル、その内、登録資本は6,000万ドルである。同社はベトナムで最も近代的な都市サイゴンサウスを開発している。現在、ホーチミン市税務局は同社の2000年から今年9月までの住宅団地開発事業における利益税を25%とし、4,570億ドン(約32億円)を納税するよう要求している。一方、Phu My Hung社は「1993年の投資ライセンスによると、同社の事業内容はグエンバンリン幹線道路建設と共に、道路沿い住宅団地(面積600ha)の開発事業も含まれるので、1993年の投資ライセンス通り企業利益税を10%にすべき」と主張している。しかし今年10月20日、計画投資省はPhu My Hung社の投資ライセンスを修正し、住宅団地開発事業において企業利益税を25%にした。Phu My Hung社はこの修正が「政策を変更しても外国投資家の利益を損なわない」というベトナム政府の約束に反していると指摘し、約束を遵守するよう要請している。この紛争の成り行きに世間は注目している。(Thanh Nien紙2003年12月18日,4P)

★ ベトナム初の合金メッキ鉄鋼工場に1億5,000万ドル投入: 17日、Phu My I工業団地(Baria-VungTau省)でBlueScope社(オーストラリア)は合金メッキ鉄鋼工場の起工式を行った。工場の投資総額は1億5,000万ドルで、230人を雇用する。年間生産能力は合金メッキ鉄鋼12万5,000トン、塗装鉄鋼5万トン。これはベトナム初の合金メッキ鉄鋼工場となる。(Tuoi Tre紙2003年12月18日,2P)
★ 12月の日本人観光客数20%増加: 旅行各社によると、今月の日本人観光客数は先月と比べ約20%増加する見込み。旅行会社別の今月の日本人客数はAPEC社5,000人強、Vietravel社1,500人強、SaigonTourist社1,500人弱など。入国ビザ免除により来年1月の日本人観光客数は急増するという。(Tuoi Tre紙2003年12月18日,11P)
★ IDD電話を通した外国インターネットアクセスを禁止: 郵電省はホーチミン市の人民委員会に、同市のインターネット規制案にIDD電話を通した外国インターネットプロバイダーへのアクセス禁止条項を追加するよう要請している。(訳者注:現在の高額なIDD電話料金で外国プロバイダーへアクセスする人はいないと思う)。(Tuoi Tre紙2003年12月18日,2P)
★ ホーチミン市、ベンツ社バス200台を購入: ホーチミン市の人民委員会はベンツ・ベトナム社からのバス200台購入を決定した。同市交通運輸副局長によると、同市が公共交通手段発展プロジェクトの下で交通運輸省傘下のTransico社にバス1,318台を注文したが、本年初めから現在までにTransicoは408台しか納車できなかった為、今回、ベンツ・ベトナム社からも購入するという。(Nguoi Lao Dong紙2003年12月18日,5P)
★ 北部山岳地帯、最低気温が3度に: 気象局によると、今後数日、ベトナム北部の気温は更に下がる(訳者注:ハノイの最近の最低気温は約10度前後)。特に山岳地帯の最低気温は3〜4度に下がる可能性があるという。ベトナム南部も昨年より涼しく、平均気温は20〜29度となっている。(Tuoi Tre紙2003年12月18日,1P)
★ 18日の証券取引: VN-Index: 170.36(+1.62)
表的な16社の株価表である(現在、上場会社総数は22ある)

社名

株価(ドン)

社名

株価(ドン)

AGF

29,200 (+000)

GMD

37,000 (+000)

BBC

11,000 (+000)

HAP

29,700 (+300)

BPC

16,000 (+000)

HAS

21,200 (+000)

BT6

18,900 (+000)

KHA

18,300 (+000)

BTC

16,500 (+000)

LAF

18,600 (-300)

CAN

14,100 (-200)

PMS

15,000 (+000)

DPC

10,500 (+200)

REE

15,600 (-300)

GIL

25,300 (+000)

SAM

22,000 (+300)


(Tuoi Tre紙2003年12月19日,11P)

記事

ブコアン副首相、訪米後のインタビュー

2日から12日までの日程でブコアン副首相は訪米した。帰国数日後、副首相が記者会見を開いた。

記者: 副首相は多くの米国政府高官と会談したが、今後の両国関係はどうなるか?

副首相: 私は、パウエル国務長官、ライス国家安全保障会議担当補佐官、Samuel Bodman商務次官、R.Zoellick通商問題担当代表、Veneman農業長官、N.Mineta運輸長官、またChuck Hagel上院議員を始めとする有力な上院議員3人と会談した。米国側はベトナムの経済高成長、東南アジア地域での地位向上を評価し、また最近、ベトナムの商務大臣、外務大臣、計画投資大臣、特に国防大臣が続々米国を訪問したことにより両国関係は一歩進んだと見た。長期的かつ安定的な両国関係枠を作るよう私の提案は米国関係者の多くが賛成している。

記者: 世間は副首相の訪米が投資促進の目的もあると見ているが、この点について何の成果を得たのか?

副首相: 米国政府高官以外に、モトローラ, インテル, ユノカル, ボーイング, ニューヨーク生命などの米国大企業数十社と会談した。またワシントン、シカゴ、ヒューストン, 加州・オレンジ・カウンティの4市で米越企業フォーラムが行われた(副首相と同行したベトナム企業代表35人が参加)。MDG社(ヒューストン)が規模8,000万ドルのベンチャー投資基金を設立し、Hoa Lacハイテク団地(ハノイ)のベンチャー企業に投資すると発表した。JCペニー社はThai Binh省で大規模縫製工場を設立すると述べた。その他、世界トップの石油会社、保健会社もベトナムへの投資意欲を表明した。農業の面について、両国は農業協力協定締結で一致した。米国側は綿栽培、カカオ栽培の案件も提案している。

記者: 今後、米政界へのロビー活動を進めるのか?

副首相: 米政界では、ロビー活動が重要と認識されているが、私見では、米越関係は歴史的な問題があるため、他国のやり方を真似ない方が良いと思う。我国の方針は観点が違う政治家を含む多くの米政治家と積極的に対話することである。
(Tuoi Tre紙2003年12月18日,3P)
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(無断転載禁止)
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ベトナムニュース
増刊187号 (2003年12月17日)


文化社会ニュース

◆日本人に対するベトナム入国ビザを免除

 ベトナム外務省の通告によると、2004年1月1日から15日間期限でベトナムに入国する日本人が入国ビザを免除される。それ以上滞在したい場合は、公安省の出入国手続き管理局と領事局(Consulator Department)又は儀礼局(Propocol Department)に申請しなければならない。(Thanh Nien紙2003年12月12日、P4)

◆沈没した軍艦から日本人遺骨16体発見
 7月、ビンディン省Hoai Nhon郡の沖でサルベージ会社が日本の沈没した軍艦を発見した。第2次世界大戦終期に連合軍の戦闘機の襲撃で撃沈された日本の軍艦だと推測されている。日本人遺骨16体やいくつかの匕首、バッジなどが引き揚げされた。ビンディン省政府は外務省の委譲を得て、在ベトナム日本大使館
の代表者に遺骨16体を引き渡した。(Thanh Nien紙2003年12月6日、P5)

◆海上で5日間漂流の漁師3人を救助
 12月10日、海軍旅団171号が海上で5日間漂流していた漁師3人を救助した。救助された漁師3人は漁船QN6326号の船員。11月29日、Colin島近辺の沖で捕獲中、淡水が無くなったため3人が小船に乗り、島保護部隊のキャンプに淡水を貰いに行ったが、途中強風に遭って、船に戻れなかったという。5日後、彼らはColin島から200カイリ離れたBa Ke島まで流された。軍艦に救助された時、漁師3人とも重態であった。海上を漂流した5日間、遭難した漁師達は自分の尿水と海草で生き延びたという。(Tuoi Tre紙2003年12月11日、P1)

◆携帯電話爆発が続発
 最近、ホーチミン市とダナン市で携帯電話爆発が続発し利用者を不安に陥れている。12月9日ホーチミン市で、3番目の携帯電話爆発が起きた(同じNokia機種)。その夜、Nguyen Van Quangさん(ホーチミン市ビンタイン区Thanh DaアパートブロックG、314号)が通話中に電話機が発熱・爆発したが、幸い怪我人はなかった。この携帯電話は2年前に買ったものだが、最近は違うメーカーのバッテリーに取り換えられたとQuangさんは語っている。関係当局は早めに爆発原因を調査すべきである。(Nguoi Lao Dong紙2003年12月11日、P14)

◆ハタイ省、伝統産業村を紹介
 Van Phuc村(絹織り)、Quat Dong村(刺繍)、Phu Vinh村(ラタン製品)、Chuyen My村(貝殻嵌め細工)などの伝統産業村が沢山あるところとしてハタイ省は全国に知られている。12月6日と7日の両日に同省の主催で伝統産業村紹介祭が行われ、省の50の伝統産業村や40社の旅行会社、ホテル、レストランが参加した。多くの観光業者の参加で、ハタイ省の伝統産業村を訪ねる外国人観光者が増加すると見込まれて見込まれている。(Nguoi Lao Dong紙2003年12月8日、P12)


◆今年、森林6,000fが破壊される
 森林保護局の統計によると、今年、ベトナムの森林面積が5,874f減少した。森林面積が減少した原因は山火事(4,045f)、焼畑作り(1,338f)、違法伐採(376f)である。森林面積が大幅に減少した省はホアビン省(715f)、キエンジャン省(506f)、コンツム省(476f)、ラムドン省(450f)、ダクラック省(383f)である。ハイズオン省では、害虫被害を受け森林面積が114f減少した。(Tuoi Tre紙2003年12月11日、P2)

◆WB賞を受賞したベトナム鷺保護計画
 鷺(サギ)保護計画は、ベトナムがキエンジャン省Ha Tien郡に棲息する鷺を保護し、地元民の草原保存による収入向上をはかる国際鷺(サギ)保護基金(ICF)によるものである。この計画は世界銀行(WB)の発展的独創力に対する2003年度賞を獲得した。世界各国の2,700案件が参加し、ICFの案件は受賞した47件の1件である。(Tuoi Tre紙2003年12月9日、P2)

◆アジア・太平洋情報工学コンテスト5賞を獲得
 アジア・太平洋情報工学コンテストが2001年から例年行われている。タイで行われた今年のコンテストでは、ベトナムは応募作品10の内5つが入選した(金メダル3個、銀メダル2個)。また、ベトナムが応募国14ヶ国の中の第1位となっている。特にホーチミン市ビンタイン区のNgo Tat To中学校1年生Nguyen Khanh Anh Hoang君が試験委員の前に英語で自分のソフトウエア「小学1年の算数を学ぶ」を流暢に説明できたので、金メダルを獲得した。(Nguoi Lao Dong紙2003年12月10日、P3)

◆ベトナム初の国際大学設立
 政府はホーチミン市国立大学に所属する国際大学を設立することにした。ベトナム人学生と外国人学生に英語といくつかの他言語による学部と大学院教育を行うベトナム初の国際水準教育による大学である。卒業証明書はホーチミン市国立大学と共同教育をする世界大学で発給される。2004年、同校が情報産業、生物工学、電気通信工学および法律学の学生を募集する予定。(Tuoi Tre紙2003年12月8日、P10)

◆学生が悩む高い書籍価格
 高過ぎる書籍価格は大学生の頭を痛める問題となっている。最も高いのは情報工学と漢学・チューノムに関する書籍である。同分野の情報がよく変化するため、常に新たな書籍を買わなければならなく、「Programing with C#」のような本は79,000ドンだが、毎年数十冊を買はなければならないとホーチミン市の情報工学専攻の学生は語っている。そのため、学生の殆んどは本を買わず、コピーで済ましている(買うよりもコピーの方が半分安いため)。いくつかの大学は自校で編集印刷し、学生に安く提供するよう努めているが、全学生の希望には応えられていないという。(Nguoi Lao Dong紙2003年12月10日、P11)

◆1つのWebsite SEA GAMES 22を停止
 12月8日、文化情報省がカンボジア王国に関する情報(面積、テレビ局の数など)を相違登載したため、カンボジア大使館から抗議を受けた会社「千周年のタインロン」(HNI)のWebsite http://www.seagames.netを停止するよう要求している。また、このWebsiteはSEAGAMES組織委員会のWebsiteだと読者を誤解させるテーマ、影像を使っていたと言う。文化情報省は同社を罰金3千万ドン(約230,769円)に処した。(Tuoi Tre紙2003年12月10日、P2)


◆日本式のベトナムフォー
 日本式のベトナムフォー(うどん)を賞味したい場合はどうぞTezuka Katsuyoshiさんのうどん屋Oso(ホーチミン市第1区ドンコイ通り37号)へお越し下さい。日本人店主が日本の調味料で作った日本の風味に富むうどんなので、ベトナム人と日本人客にの人気を集めている。また同店に来ると、店主自身が入れたお茶も楽しめる。(Cong An HCM紙2003年12月6日、P9)

◆馬肉うどん!
 フォー(うどん)はベトナムの名物料理で、ハノイが最も美味しいうどん屋のある町の1つだと思われている。しかし、ハノイ市民の多くは自分が毎日食べるうどんの肉は殆んどが馬肉だと気付いていない。店主の数人は馬肉の値段は牛肉の3分の1のみで、味も同様なので馬肉を牛肉に混ぜると語っている。馬肉の供給源は主にラオス国境と隣接するゲアン省キソン郡である。同省に多く居住する少数民族モン族が馬を大量に飼育している。また、大量の馬がラオスから同省に密輸され、その後ハノイに輸送される。心配なのは、密輸された馬なので、検疫は取り締まれないことである。(Tuoi Tre紙2003年12月10日、P7)

◆ホーチミン市内のラオスレストラン
 レストラン「Hain ahaun La'o xeip laui」(大変美味しいラオスレストランという意味)がラオス建国記念とSEA Games開幕に合わせてホーチミン市第1区Ham Nghi通り132号で開店している。ホーチミン市初のラオスレストランである。焼き鳥・おこわ、Lap、Cheo boong、Keng cay、Keng pa、O lam mooc paなどのラオス伝統料理を賞味しながら、ラオスの民謡を楽しめる。店主はベトナム人だが長い間ラオスで商売をしたThai Hienさん(30歳、女性)である。開店日は国内外の客で満席であった。在ホーチミン市のラオス総領事も来店し、店の料理は大変美味しいと賞賛した。総領事は、同店にタオダン公園で行われるアセアン諸国の飲食会に参加することを薦めている。(Nguoi Lao Dong紙2003年12月9日、P4)

★日本がベトナムに楽器を援助
 日本政府が無償援助としてベトナム交響楽団に4,720万円に相当するグランドピアノ、ハープおよび各種ドラムを含む楽器を贈与することにした。日本政府のベトナム文化援助は1983年から再開しており、今回は第22回目の援助である。(Thanh Nien紙2003年12月6日、P8)

★ホーチミン市、火災で民家14軒が損壊
 12月8日12時15分、ホーチミン市第5区Nguyen Trai通り129/121号で火災が発生し、火の勢いが早いため隣家に広かった。火災現場が狭い路地裏にあるので、消防署は消防士100人と消防車数十台を動員したが、鎮火に戸惑った。合計で民家14軒が火災にあい、その内の9軒が全焼した。幸い死者は出なかった。(Tuoi Tre紙2003年12月9日、P3)

★ハノイ、Chu Van An中学校で日本語教育
12月9日から、Chu Van An中学校(ハノイ)は2クラスの中学2年生に試験的に日本語を教えている。学生が毎週2回日本人教師の授業を受ける。来年の新学年(2004年9月から)、日本語教育プログラムが正式に展開される。(Thanh Nien紙2003年12月9日、P6)

★全国芸術写真展
 ベトナム写真家協会の主催で芸術写真展が12月9日ハノイ市Hang Bai通り29号の展示館で開幕した。2003年度全国芸術写真コンテストに参加した3,374点の中の181点が展示されている。写真家協会は同日に受賞した37点の作者に賞品を授与した。写真家Le Tung Khanhが大賞(賞品Nikonカメラ)を獲得した。(Tuoi Tre紙2003年12月10日、P12)

★ Thanh Nienの電子新聞が誕生
 12月11日、ベトナムの人気新聞「Thanh Nien」が正式に電子新聞のWebsite(http:// www.thanhnien.com.vn )を開設した。電子新聞の容量は18ページで、内容が非常に豊富である。専門に世界のWebsiteを評価する業者のAlexa.Com社によると、試験期間だけで、接続した読者数は世界中に30億あるWebsiteの第12981位とベトナム新聞Websiteの第2位となっている。(Thanh Nien紙2003年12月11日、P4)

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(無断転載禁止)
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