データ



1.人口動態
(2019/1)
 2018年時点でのベトナムの人口は、94,580,000人です(IMFによる2018年10月時点の推計)。毎年100万人以上増えてますので、直に1億人に達します。


世界経済のネタ帳より

国連の人口統計(2010年版)では、年少人口(0-14歳)、生産年齢人口(15-34歳、35-54歳、55-64歳)と高齢人口(65歳以上)に分けて人口が記載されています。

 これを見ると、従属人口比率=(年少人口+高齢人口)/生産年齢人口×100は、既に2014年に最小値 40.6%をつけ、その後は上昇しています。2019年は41.6%です。

 次に生産年齢人口の実数は2033年に最大となり、生産年齢人口 (15‐64)71,049,000人です。しかし、ベトナム人が64歳まで働くとは思えないので、35-54歳の人口を見ると、2031年に最大値32,128,000人となります。つまり生産年齢人口は2031年から2033年の間にピークに達すると思われます。

 生産年齢人口の増大が経済成長に直結するとの最近の見解からすると、ベトナムの高度経済成長は今から10数年は続くと思われます。その後は、少子高齢化でどうなるか不明です。

■ 第13章の目次 ベトナムの労働市場と社会保障制度 - 東京大学社会科学 ...
https://web.iss.u-tokyo.ac.jp/gov/research/asia_ch13_vietnam.pdf

2017年は、ベトナム100年に1回のターニングポイントか?〜生産年齢比率でみる日本とベトナムの時差40年がチャンスを生む〜 | アプリ開発ラボマガジン

ベトナムを襲う急速高齢化の危機 - NEWSWEEK 2017年11月8日

国連データ
https://population.un.org/wpp/Download/Standard/Population/


国際労働財団
https://www.jilaf.or.jp/country/asia_information/AsiaInfos/view/28
4.人口動態
 国連人口基金の予測によると、ベトナムの人口は2017年には9500万人強だが、2040年には1億400万人に増加する見通し。2017年の年齢構成は15歳未満が23.6%、15歳以上65歳未満が70.3%、65歳以上が6.1%と若く、しばらくは「人口ボーナス」(人口に占める労働力の割合が増加する)が続くと考えられている。
一方、政府は人口抑制と貧困解消のためゆるやかな出生抑制政策をとっており、また合計特殊出生率も2008年の2.1から2013年には1.7に減少している。今後、ピラミッド型の人口構造は崩れ、若年者の割合が低下し、高齢化が進むと見込まれている。
今後は人口に占める65歳以上の割合は、2020年には8.2%、2040年には17.1%を超え、高齢化が進行すると推計されている。