Mike Hammer シリーズ / Mickey Spillane

I, the Jury
宮尾 賢:ノンフィクションを読むことが多い近年、私には贔屓にするシリーズ物のヒーローは残念ながら見当たらない。時計の針を半世紀戻してPBを読み始めた頃の私のヒーロー、Mike Hammerを語る所以である。

早川書房がハヤカワ・ミステリーと銘打って新しい米英のミステリーの翻訳出版を始めたのは1950年、私が高校2年の時。最初に出た数冊の中に、Mickey SpillaneのBig Kill(邦題:大いなる殺人)があった。一読夢中になって、その後新本、古本取り混ぜてPBで50年代のこのシリーズは全て(6作品)読んだ。

アメリカの全てに憧れていた高校生にとって、ポークパイハットとトレンチコートで身を固め、コルト45で悪を懲らす、このNYの私立探偵はまことに”格好良い”ヒーローだった。後年、アメリカ勤務となりNYへ出張の機会があったが、暇を見て五番街の帽子屋へ飛び込み似合いもしないのにポ−クパイハットを買い込んで、得意げに歩いたのは、Spillaneの悪影響だったに違いない。

I, the Jury
一旦筆を折って、60年代にSpillaneはMike Hammerものを再開したが、全く読む気が起こらなかったところを見ると、矢張り私のMike Hammerに対する思いは10代から20代はじめの熱病だったのであろう。


大いなる殺人
Roadrunner:スピレーンは「I, the Jury」だけ読んだことがあります。プロットとか何とか言うより、とにかくマイク・ハマーの絶対的な存在感に圧倒されました。
その表紙、いかにも50年代pulpって感じですね。でも左のカバー(私が読んだのはこの版です)もわりと好き。


楊童:残念なことに楊童にとってマイク・ハマーといえば、ハヤカワのポケミスなのです・・・。アメリカのミステリ大好き小僧がその後洋書を読むようになったのは30過ぎてからだもんで、でも、マイク・ハマーいいなあ・・・。じつはRoadrunnerさんがポストした本、楊童も持っています・・・。


2003年02月